2018年04月17日

マツダを追い越していくライバルメーカー達

自動車はこれから面白くなる

  突然ですが『いいクルマを作ろうとしている総合メーカー』の最新ランキング。なおCARDRIVEGOGOの独断と偏見に基づくものです。あしからず。2002年以前のカーライフが幸せでしかなかった時代に戻ることはないだろう・・・そう諦めている日本市場のクルマ好きが希望を託す12メーカーです。なんとかしてくれそうな微かな予感は見えてる。マツダ単独でできることは限られているけど、自動車先進国メーカーが団結して、新しいクルマ文化を作ってくれるのでは!? 頑張っているメーカーを全力で応援することが将来のカーライフの充実につながる!?

1位 メルセデス
2位 三菱
3位 ボルボ/Geely
4位 アルファロメオ
5位 ジャガー/ランドローバー
6位 マツダ

7位 ホンダ
8位 スズキ
9位 トヨタ/レクサス
10位 ルノー/日産
11位 ポルシェ
12位 PSA

欲しいクルマを作っている12メーカー

  SPCCIとか超絶デザインコンセプトカーなど話題を振りまいているマツダですが、なんとかトップ6にギリギリ残るくらいですかね。まだまだ世界には独創的なアイディアで理想を追求するメーカーがたくさんある。7〜12位のセカンドグループも次世代製品開発には非常に積極的で、まあ順当にシェアを伸ばしそうな新型モデルが次々と出てきます。


なんだかんだ言ってもメルセデス

  1位のメルセデスは、製品化のサイクルが他社よりもワンテンポ早い、マツダも直6とマイルドハイブリッドへ突き進むようですが、メルセデスはもうすでに直6復活とマイルドハイブリッド(電動ターボ)搭載モデルを発売しました。ちょっと前に元日産の水野さんがBMWの直6ターボを散々に批判してましたけども、そこで指摘されていた、エンジンが物理的に長くなって排気を使うターボチャージャーでは6つのシリンダーに適度なタイミングで過給するのが難しいといった構造的な欠陥は、電動ターボを使えば解決する案件だと思うので、メルセデスの新型エンジンは現状ではBMWとは雲泥の差があると言えます。もちろんマツダもメルセデス路線をたどるようです。

カーメディアは邪魔をするな

  相変わらずアホ過ぎるカーメディアの手にかかれば、メルセデスはBMWのモジュラー方式を真似した・・・という身も蓋もない説明で片付けられてしまうし、マツダがメルセデスと同じようにマイルドハイブリッドを使うのは、ストロングハイブリッドよりも新興国向けに転用しやすいからとか書かれてましたっけ。マツダはインド市場など一定価格を満たさない3K市場には参入していないのですけどね。インドに工場作る余裕もないし。マツダは新興国では商売は難しいビジネスモデルだってことが全くわかっていないオッサンライターもいる!?・・・だから自動車ライターは国家資格にした方がいい。

三菱は270万円のフェラーリを発売した

  2位の三菱は、フェラーリが488GTBの目玉として採用した「Eデフ」機構を200万円台のSUVに仕込んできました。これもマツダからしたら「目の上のたんこぶ」ですねー。日本で一番西に本社を構えるマツダに対して、丸の内御三家筆頭格の三菱はある意味で企業体として真逆の存在。マツダが栃木にあるサプライヤーと組んで完成させて「Gベクタリングコントロール」は、レース用の機械式デフと同じ仕組みで、わずかなトルクスプリットをセンサー反応で行う機能ですが、三菱はラリーに使う技術に近い大き目のトルクスプリットによって、重量のある車両でも旋回性能を上げてしまう電動ディファレンシャル機能です。実用性を考えたらマツダのシステムでも十分なのかもしれないですが、悪路走破性やオンロードの旋回性能など、スポーツメーカーとしてのマツダの面目は丸つぶれかも・・・。

Geelyの日本上陸は歓迎

  3位のボルボ/Geelyは、スカイアクティブになる前のマツダが、かなりこだわっていたサスペンション形式による高性能化を、コストをかけて行ってきたようです。ボルボと中国ブランドGeelyがプラットフォームを共通化させ、中大型車のラインナップを増やす計画が実現し、今や数少なくなった横置きFFベースでフロントにダブルウィッシュボーンを仕込むモデルが大々的に復活しました。日本市場では他にプジョー508GTが残るのみでしたが、すでに次世代モデルがジュネーブモーターショーで発表され、フロントのダブルウィッシュボーンが守られるのか不透明な状況です。ホンダのプレリュード、アコード、シビックに習ってマツダが2002年に復活を賭けて初代アテンザに投入した技術なので、本来ならマツダが守り抜くべきだったと思うのですが・・・。

アルファロメオの隠れた実力
  
  4位アルファロメオは、イケイケのマルキオンネが指揮をとり、盛大に復活しつつあります。主力はジュリア&ステルヴィオによるFRシャシーですが、ひと昔前に登場したジュリエッタが使う横置きFFシャシーも、FCAの中で広く使い回されていて、クライスラー200やジープチェロキーが作られています。ちなみにジープチェロキーは國政久郎さんという足回りの専門家が書いた本の中で、非常によく躾けられたお手本のような1台と評価されていました。ちなみにその人の愛車はNBロードスターで、初代CX5、トヨタ・プロボックス、フォード・フォーカス、シボレー・ソニックなどが高い評価を受けていました。フィアットシャシーを流用するミトは廃止になるようですが、他にもEセグセダンや、専用設計のスポーツカーが出てくるなど、採算が心配になるほどの積極的投資が行われているようです。マツダがやりたいこと(FRセダン、スポーツカー)を後先考えずにやっているイタリアブランドが眩しい。

ジャガーは最高にクール

  5位のジャガー/ランドローバーは、エンジンにこだわる姿勢がいいですね。元々の親分格だったフォードのエコブースト理念をボルボと並んでしっかり受け継いでいて、2Lで300ps級の高性能ターボや、スーパーチャージャーユニットなど、エンジンのフィールを妥協しない姿勢も、今のマツダと比較しちゃうと素晴らしいこだわりを感じます。ドイツ車が見失いつつある古典的な高性能車のあるべき姿を守ろうとしている。カーメディアには3シリーズのコピーと揶揄されるXEですけど、寸法が同じなだけでパクリはひどい。設計思想は真逆と言ってもいいくらい。沢村慎太朗さんも「バトルオブブリテン」というレビューで、XEに与えられたオリジナリティあふれる設計を賞賛してましたよ。タイトルも秀逸です。

マツダの思想

  1〜5位は・・・マツダにぜひ取り入れてほしい技術革新を推し進めているメーカーです。これまでのマツダが取り組んできたスポーティなクルマの開発は、これら優秀なメーカーのアイディアを堂々横断できるだけのスケールがあったと思います。マツダは正しい。7~12位はマツダとはあまり親和性なさそうだけど、それぞれに質の高いクルマ作りを志向していて、マツダにも色々と刺激を与えてくれそうなメーカーです。残念ながらランクインを逃したVW/アウディ、BMW、スバルは・・・業界に負の空気を撒き散らしちゃってます。それぞれに頑張ってほしいとは思いますが、なんだろうな・・・厳しいことを言わせてもらうと、売れて利益になればなんでもいいと思っている節がある。設計に合理的な点が希薄。何も変わっていないままのフルモデルチェンジをして値上げをすれば売れなくなるのは当たり前だが・・・。







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ラベル:SPCCI マツダCX5
posted by cardrivegogo at 02:28| Comment(0) | マツダの戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月13日

なぜドイツ人はマツダ車を買うのか!?




日本車の栄光は過去のもの

  某有名英国カーメディアがとても印象的なスナップを掲げていた。スポーティな3台、マスタング、Fタイプ、720S、おそらく英語圏の国で設計された3台を選んだと思うが、明らかにドイツ車、イタリア車への宣戦布告を意図していると思われる。日本車は?ちょっとくらいは視界の端っこには入っているだろうけども、35GT-Rのインパクトはとっくに薄れ、NSXの売る気の無さに呆れ果て、新鋭のスイフトスポーツはエンスーのど真ん中とは言い難い、ロードスターに熱狂するのは「フランス人!!」というブラックジョーク(確かにMAZDA FRANCEのツイッターはRFばっかりだ・・・)。シビックtypeR以外は「2軍」扱い。


もっと「アート」であるべき

  欧州市場へライバルを求めて旅だったフォード・マスタング。経営不振でアメリカでは株主から訴訟を起こされる窮状のフォードにとっては、今となってはちょっと恨めしい企画の産物かもしれませんが、マツダの社長も勤めたマーク=フィールズ元CEOの元で発売された、極めて「リー=アイアコッカ的」なクルマだと思います。アイアコッカは自動車業界のスティーブ・ジョブスみたいな人。常に製品には「アート」を求めたっぽいことが自伝に書いてある。そして現行のマスタングは間違いなくここ10年でフォードが出したクルマの中で最もアートな存在ではないかと・・・。


リバイバルに頼っていてはダメだ・・・

  「過去の名車をリバイバルさせる」という企画が上手くいく国とそうじゃない国がある。MINI、ザ・ビートル、500などを復興したイギリス、ドイツ、イタリア的手法が、アメリカではどうやら以外と通用しない。もしそれで儲かるならパッカードとかスチュードベーカーとかとっくに復活しているはず。日本市場も同じようなもので、スズキがいくらオマージュを頑張っても市場からのリアクションはほぼ無い。受け取って解釈する側のカーメディアは無能だし、クルマ好きの大多数が「漫画しか読まない」知性のないオッサンという悲しい現実。


NAロードスターは「神」ではない・・・

  マツダがいくらNAは名車だ!!と叫び、現代に復活させようと奮闘しても、やはり市場のリアクションはさっぱり・・・。実際のところNAロードスターと同じものを当時のスペックで再現し、リトラを復活させて約200万円くらいで売ったとしてもそれほど売れないと思う。RX7が復活すれば大人気になりそうだけど、200万円代で粘ったRX8は売れてなかった。コスモスポーツだろうがユーノスコスモだろうがAE86だろうが初代NSXだろうがシルビアだろうがダメなものはダメ・・・現行の86より売れることはないと思う。


  

世界のトップ3市場は新しいものを求めている

   アメリカも日本も、あまり過去にとらわれない基本的に前向きな市場なんだと思う。中には欧州的な価値観にどっぷり浸かっている人もいて「〇〇を復活させろ!!」みたいな声も多いけど、過去に存在したどんなクルマも復活させてもいい結果は出ない。・・・で話が元に戻って、英国雑誌がドイツ車とイタリア車に宣戦布告したけど、日本車はあまり相手にされていないから、そろそろ本気を出さなければ。少なくともバブル期の日本連合はすごかった。3代目ソアラはアストンマーティンのモチーフに、三菱ディアマンテとホンダレジェンドはE39系以降のBMW5シリーズの基本デザインになった。そしてRX7FD3SはコルベットC5型に・・・。


欧州メーカーに再び真似されるような日本車になるべきだ

  今の日本車に性能もデザインも絶賛されるようなクルマがあるか!?シビックtypeRにフォロワーが生まれるとは思えない。もっと強いインパクトを生み出す新しいトレンドが発信できないようでは、もはや自動車先進国としての面目は保てないのではと思う。アメリカにも中国にもドイツにも「日本で作っているクルマが欲しい」という人々がいる。日本で3%シェアしかないマツダですが、ドイツでは2017年の販売で2%のシェアを保持しました。府中、宇品、防府で作っているマツダ車が欲しいという人がドイツにも日本と同じくらいの割合でいる。


ドイツ人はマツダが好きなんだな・・・

  なんでわざわざ日本からマツダを運んでまで買うのか!?2017年にドイツ市場で売れたマツダ車は、日本市場で売れたBMWとほぼ同じ台数(マツダの方が多い!!)。VWの方が安いですけどね。ドイツ市場での日本メーカーはトヨタが2.4%、マツダが2%、日産2%。日本車のシェアは10%を超えています。日本市場は輸入車シェア全体で10%程度。トヨタや日産は欧州で作ってますけど、マツダは日本から全量輸出ですからね・・・。


フェラーリにインスパイアされたマツダをドイツ人はどう見るか?

  マツダがあれほど気合の入ったコンセプトカーを作ったのが、まだまだ欧州で勝負します!!という意思表明ならば、直6エンジン、FR化、そして冒頭の英国雑誌に出てくるような「ファーストクラス」のスペシャルティカーを作っていく予定なんだと思います。マツダから「マスタング」「Fタイプ」「720S」「ポルトフィーノ」「GTC4ルッソ」みたいなラグジュアリー❌スポーティなモデルが続々出て来るようになるような予感がするんですよね・・・。マスタングっていかにもマツダって感じのデザインだし、GJアテンザとWCOTYデザイン賞を争ったFタイプもなんかマツダっぽい。720Sはマツダ車とはかけ離れていますが、ポルトフィーノやGTC4ルッソもなんともマツダらしい。魁コンセプトなんてGTC4ルッソにどことなく似てる。




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2018年04月12日

マツダのデミオ愛

マツダで最もエンスーに見えるモデル

  何気なくカーセンサーを見ていたら目に飛び込んできた。まぎれもないマツダ顔、漆黒のブラックジェットマイカに身を包んだ「2014年製デミオ13S・1.6万キロ走行・108万円」。角度が良かったのかやたらカッコいい。発売当初に点検の待ち時間で興味本位で乗りましたけど、その時の試乗車はトヨタかダイハツを連想させるピンクでした。サイトで見てみるとピンクはすでに廃止されているんですねー。確かに軽自動車みたいな色なので、「安っぽく見られたくない」デミオの方針には合わない。それにしてもブラックジェットマイカのデミオはかっこいい。


デミオについて考えたことある!?

  いよいよ現行デミオも3年落ちのワンオーナー中古車が続々と出てきました。「塗装」のマツダで最多の10色(他に特別仕様車用のセラミックメタリックもある)を誇るデミオですが、実際に街で見かけるは、ソウルレッド、ダイナミックブルー、マシーングレーの3色が圧倒的に多い気がします。マツダが他社との差別化を図ったであろうディープクリスタルブルーやディープクリムゾンは、マツダを選ぶちょっと奇抜なセンスの持ち主に合ってそうですけど滅多に見かけないです。どちらも光岡HIMIKO(ロードスターの改造車)なんかに合いそうな渋い色だ・・・。


マツダのデミオ推しには訳がある

  マツダの公式HPを見てもデミオにはかなり力が入っていて、デミオの良さがよく伝わってきます。まるでヴィヴィアンウエストウッドやキャサリンハムネットなど奇抜さを売りにしたアパレルブランドのコレクションページのような独特なテイスト。服のように身にまとう感覚に一番近いのはデミオですね。黒地に白抜き文字のサイトはタブーとされているらしいですが、マツダのHP全体がデミオの世界観のためににアジャストされた感じになっています。黒地だとボデーがこぢんまり見えるので、フラッグシップのアテンザ、CX8の魅力は少々伝わりづらい気もします。藤原常務も先代デミオのダンピング戦略を相当に後悔していたようですが、デミオのイメージ改善にやや強迫観念があるようです。


世界チャンピオンだー

  日本メーカーであることを「強調」するマツダとしては、Bセグは大事なジャンル。Bセグ(を含む小型車)においては世界のメーカーは、日本車のスペース設計をそのまま失敬してクルマを作っています。トヨタ、ダイハツ、スズキ、日産、ホンダ、三菱、マツダが長くしのぎを削った結果、Bセグにおいて日本車は世界のお手本になった。ゆえにマツダは原点回帰の意味を込めて、日本車代表のデミオとして「特別」なクルマに仕立てることを狙ってる。なんといってもマツダ初のWCOTY受賞は先代デミオ。カーメディアがどんな失礼なジャッジをしようとも、デミオは世界チャンピオン格であり、フィット、MINI、ポロ、スイフトの挑戦を受け止める立場です。世界王者にふさわしい現行デミオであることを宿命づけられた存在。


ポロ派?デミオ派?あなたはどっちだ!?

  2014年の発売時には、いくら「積んだ」のかわかりませんが、あのカリスマライター・福野礼一郎氏に「ポロは軽く超えてる、新型MINIにも勝ってる」とまで書かせることに成功します。そしてあくまで提灯記事に見えないように、13Sはパワーが無さすぎる!!箱根の試乗会の意味がわからん!!との苦言も付け加えてうまく帳尻合わせをしています。カーメディアにはBセグ王者はポロだと言い張る大多数のボンクラ(沢村慎太朗を含む)と、デミオが上だと語るのは一匹狼の福野さんのみ。個人的な感想では、DJデミオのシャシーは、先代ポロには余裕で勝っていると思う。ゴルフと勝負してもいいくらい(ゴルフ買うくらいならデミオでいい)。


新連載漫画で盛り上がるDJデミオ

  さらに話題沸騰の新しい自動車漫画「首都高SPL」では、主役格のクルマとして、964、34R、35Rとデミオ15MBの4台が登場します。ジューク1.6T、ノートNISMO・S、マーチNISMO・Sを押しのけて主人公の愛車に選ばれるなんて、マツダは一体どんな方法を使ったんだろうか!? ちょっと信じられないかもしれないですが、15MBが964と首都高でバトルする設定なんです。そして対戦相手に「バカっ早いデミオ!!」と言わせる。せめてそこはロードスターじゃないか?という気がしますが、確かにデミオ15MBの抜擢はインパクトがある。ついついなんらかの忖度があったのでは!?と勘ぐってしまいますが。


デミオ高性能化の道筋は!?

  デミオによるBセグ制覇・・・と言っても国内販売台数で上回るのではなく、ライトウエイトを愛する人々から「走り」に関してはBセグの頂点だと評価されることです。2018年はちょっと気になるモデルが日本にやってくるらしく、マツダとデミオにとって状況は刻々と変化しつつあります。とりあえずカーメディアは昨年後半にブラッシュアップされたルーテシアRSが高評価を得ています。200psの1.6ターボなのでデミオとはちょっと世界観が違う!? さらにスイスポも各方面から大絶賛。2018年にはさらにポロGTI、ヴィッツGRMNが登場。2.0ターボや1.8スーパーチャージャーを搭載するモデルが出てきてBセグの格が上がるし、軽自動車との差別化もはっきりしていいことだと思いますが、ここまでハイチューンだと、Bセグじゃなくてエクストリーム系の乗り物じゃ・・・。


DJデミオの衝突安全はBセグ最強レベル

  いよいよ日本でも販売が始まったVWポロ。2017年のユーロNCAPでは、アクセラ並みの『96%』というスコアを出していて、先代とは比べものにならないくらいに安全志向が高まっていることをアピール。もし自身があるならJNCAPを受けてみてほしいです。先代ポロのスコアは軽自動車にすら負ける水準だったですけど、カーメディアは繰り返しVWは「安全性が違う」と意味不明なゴリ押しを展開してました。新型ポロはシャシーがMQBに変わって大きな進化を遂げたのは確かでしょうけども、実際にユーロNCAPでは『96%』を叩き出している現行ゴルフのJNCAPスコアは176.7点程度。デミオ13Sは185.7点(Bセグの頂点)なので、とりあえず新型ポロに遅れをとることはなさそう。


デミオに新しいエンジンを!!

  エンジンのバリエーションが、デミオの悩みどころですねー。他の有力ライバルのMINIにはBMWのお下がりになる1.5L直3ターボ、2.0L直4ターボが用意されています。マツダもデミオベースで作られているCX3に2.0L級のユニットを搭載しているので、技術的には可能でしょうし、すでにマツダ内部で企画が立ち上がっているかもしれません。スカイアクティブG2.0は、来年にもスカイアクティブXが上位互換として登場する予定らしいので、特にターボ化してVWとトヨタGRがせめぎ合う『レッドオーシャン』に乗り出していく必要はないのかなー。スポーツカーメーカーの意地を見せてもらいたい気もするけど・・・。


↓DJデミオがポロ、MINIを超えたと仰ってます・・・

↓デミオ15MBが主人公のマシンになってる!!バトルしてる!!
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posted by cardrivegogo at 01:34| Comment(1) | デミオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月11日

マツダがやや迫力不足に感じる理由

マツダの情報媒体

 マツダファンブックのvol.6が発売になりましたー。3ヶ月に1度発行のいわゆる季刊が待ち遠しいくらいに、マツダ開発者へのインタビューと、ティーポみたいなエンスー向け情報が充実していて楽しい雑誌です。日本メーカーだと同じ季刊の「HONDA STYLE」と隔月刊の「スバル・マガジン」があってどちらもそこそこ続いています。輸入ブランドだと、隔月の「オンリーメルセデス」と季刊の「BMWER」「MINIマガジン」の3つが有名で、あとはポルシェ系の雑誌がいくつかあるようだ。昨年にルボランを発行する学研の「BMW COMPLETE」が休刊になるなど、メーカー単体だけで読者を集めるのは難しいようですが、「マツダファンブック」は是非是非長く続いて欲しいものです。


ホンダとスバル

  ホンダやスバルと比べてマツダもそれほどネタには困らなそうですが、2年くらい前の社長交代から「攻め」に転じたHONDAと、昨年の社長交代で新しい局面を迎えそうなスバルの2つの「マニアック・メーカー」に、MAZDAはマニアックさで肩を並べることができるのか!? ホンダは総合カーメディア(特にカーグラフィック、ベストかー、ニューモデルマガジンXのクソ過ぎる3誌)ではしばしば「大丈夫!?」「ホンダは復活できるのか?」とか嫌がらせのような記事を書かれることが多いですけども、どれだけクルマのことわかっていないアホが書いているんだろう?って不思議に思います。


なぜカーメディアは本当のことを書かないのか?

  リーマンショックでも赤字にならないホンダの経営体力の強靭さの裏には、ホンダがトヨタや日産以上に海外市場から高く評価されているからに他ならないです。確かにVWやルノーのようにM&Aを駆使して短期的な急成長こそ遂げていないですけども、1970年代に普通車を作り始めたあ最後発メーカーが、単体で堂々世界のトップ10グループに入っていることが素晴らしい。ルノーやVWが単体ならホンダに負けている。ブランド単体でホンダに勝てるのはトヨタとフォードだけ。そしてホンダには圧倒的なパフォーマンスに優れた素晴らしいラインナップがあります。目下のところ日本市場にドンピシャで圧倒的な流通量を誇る「N-BOX」が有名ですが、その前は「フィット」で一時代を築くなと、マーケットを冷静に分析する目は確か。


ホンダのラインナップは・・・

  オッサン達は「ホンダはつまらなくなったー」とか言ってますけども、フェアに見て「レジェンド」「シビックtypeR」「S660」などはそれぞれのジャンルで文句なしに世界最高と言っていい性能を誇ります。「トヨタは良くなった」と言われるのに、「ホンダは最強だ!!」とは書かれないのはなぜ!? カーグラフィック誌に「レジェンドは速すぎるから反則負け!!」とジャッジさせてしまうほど(カーグラがバカすぎるだけなんだが・・・)、ホンダの実力の前では日本、ドイツの他のメーカーが対抗できない。700万円のレジェンドに対抗できる加速性能(0-100kmで4秒程度)を得るためにBMW・M5とアルピナB5はAWD&600ps化に踏切りましたが、価格も1800万円以上に・・・。何よりホンダが強いのは「安全性能」なんですけども、カーメディアがメチャクチャな情報を流すおかげで日本では多くの人が認識していない(バーカ)。アメリカでは誰もが知っていることだけど。総合カーメディアに「冷や飯」を食わされているホンダのようなメーカーにとって、メーカー専門誌は意義があると思います。


スバルのコア・コンピタンス

  スバルの魅力ってなんだろう? やっぱり「WRX」「BRZ」「レヴォーグ」といった基幹3モデルを徹底してエンスー方向に設計するスタンスを崩さないところですかね。やたらスポーティな基幹3モデルに、上級&ラージサイズでレガシィB4とアウトバックがあり、入門モデルとしてインプレッサとXVがあって、全てのモデルがラインナップの中で主役・・・ちょっと存在感が薄いフォレスターってのもあったっけ。今年はそのフォレスターもフルモデルチェンジで生まれ変わるようですが、噂によるとターボモデルが廃止されオンデマンドのAWDに変わるそうなので、これはまあ現行モデルと同じでそれほど売れないでしょうね・・・。やはり整然と配置されたラインナップの中で完全に浮いてしまった1台なのかも。


ブレないスバル

  上級車種のレガシィB4とアウトバックは、300万円台でパワーシート&前後シートヒーターが標準。レザーパッケージやその他の高級モデル用のオプションを入れても400万円を超えない程度に抑えてあります。また入門モデルのインプレッサ&XVはJNCAPで歴代最高得点を記録。上も下もかなりお買い得なんですけども、なんだかんだ言っても注目を浴びるのはミドルサイズの基幹3モデルの「WRX」「BRZ」「レヴォーグ」。やはりスバルをわざわざ選ぶ人が、このメーカーに求められるものは、世界の他のブランドに全く引けを取らないファンダメンタルな運動性能なわけです。よりラグジュアリーな質感を求めるならトヨタや日産選ぶだろうし、より安全性の高い設計を求めるならホンダやマツダにするわけで・・・。


マツダの評価は・・・

  ホンダのようにNSXを含めあらゆる価格帯で世界トップレベルのエンスーを追求するスタイルか、スバルのようにブランドの求心力になるような300〜400万円台に特化してエンスーモデルを重点配備するか。やはり今のマツダが少々物足りないと感じるのは、「何が何でも所有したい!!」と思わせるだけの、込み入った設計上のアドバンテージがほぼ見当たらないこと。ディーゼルの経済的な利便性や、そつのないデザイン&塗装というメリットだけでは、あまりローンは組みたくないです。もっと人生を豊かにしてくれることがありそうだ。とりあえず、その与信枠を使って郊外に隠れ家でも買ってみたくなる。


世界基準

  そもそもHONDAやスバルが獲得している『世界基準の性能』ってのは一体どんなもんなのか!? 書類審査的なスペック評価において、Cセグ、Dセグで300ps程度。ライトウエイトスポーツで200ps以上。GTスポーツで400psくらい!?それより上級のスーパースポーツだと500ps以上というエクストリームな世界もありますが、50ps以上のモデルを1000万円以下で売るのは現実的ではない(アルファロメオは頑張っているけど)。


Cセグのグローバルパフォーマンス

  代表的なモデルは、Cセグ・・・シビックtypeR、WRX、メガーヌRS、ゴルフR、M2、A45AMGなど。とにかく『トップギアジャパン』の特集誌面にしょっちゅう出てくる連中です。それぞれにターボながら6000rpmくらいにピークを持ってくるハイチューンな直4ユニットで武装されたマシンは、峠で軽く流すだけでも、ノーマルモデルとのフィールの違いはかなり決定的。これならちょっと多めにお金払ってもいいかも。キャラの立ったクルマは気が引けるかもしれないという人には、少々デチューンされたメガーヌGT(205ps/6000rpm)やV40T5(245ps/5500rpm)なんかもいいかも。それにしても輸入車勢に混じってさらりとトップレベルのユニットを搭載したモデルを販売しているホンダとスバルはクールです。


Dセグのグローバルパフォーマンス

  Dセグだと、とりあえずM3/M4、C63AMG、RS4/RS5/S4/S5が浮かぶのは、失礼ですがジジイの証拠かと。このクラスの輝ける次世代ホープはジャガーXE・Rスポーツ300ps(667万円)、XE・S・380ps(839万円)、S60T6Rデザイン(614万円)、ジュリアヴェローチェ280ps(587万円)、アルテオンRライン(549万円)の輸入車勢とスカイライン350GTタイプSP(555万円)とレヴォーグ2.0GT(361万円)。500〜600万円くらいで十分にエンスーなモデルが買えます。新型スープラもこの辺りの価格帯に落ち着くのでしょうけども。


プレミアムってつまんねー

  従来のドイツプレミアムのDセグはセレブじーさん&ばーさんとバブル世代のオバさんが乗る「ドンガラ仕様」と、ファン向けの「エンスー仕様」に大きく二極化してますが、あまりににも利益重視の戦略が極端過ぎると思う。例えばドンガラは、318iで4500rpm、330iで5200rpm、340iで5500rpm・・・直3、直4、直6どれをとってもやる気が感じられないのに対して、1000万円を超えるM4には専用チューンのユニット(S55)が与えられますけども、1000万円をクルマに掛けるならGT-Rや911という選択肢だってあるわけで・・・。


北米スポーツセダン市場は盛り上がっているらしい

  日本で売るために安いわけじゃなくて、ジャガーもボルボもアルファロメオもVWも北米市場で「アノ」クルマに勝つために頑張っているわけです。北米らしいSOHCの3.5L・V6NAで278ps/6200rpmという魅惑のユニットを載せるベストセラー。もちろんHONDAアコードです。日本向けには今のところHVしか販売していませんが、今年中にアコードとは別のHVサルーンが新たに追加されて、さらに北米王者・アコードには新たな魅力を追加すべく、よりスポーティなシビックtypeRのユニットを積んだグレードが追加されるという噂も。


マツダも参戦する以外にない

  マツダも2.5Lターボをスポーティにチューンし直して、北米向けのMAZDA3、MAZDA6、CX3、CX5に投下するのも時間の問題ではないかと。現状ではトルク重視の250psユニットですが、出力重視の340ps版のニュースはまだかー。FFじゃ制御が無理っぽいので全てAWD化されて、欧州、日本、中国でも販売するはず。アテンザが500万円、アクセラが400万円、CX5が450万円、CX3が350万円くらいかな。日本では4車種合わせて1000台/月くらいは売れるんじゃなかろーか。




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2018年04月06日

アテンザはやっぱり直6FRになるらしい。


中国✖︎ドイツに任せておくわけには・・・

  あまりどーでもいい話なんですが、中国のプレミアム市場で圧倒的な先行者だったアウディが、いよいよメルセデスとBMWにキャッチアップされてきたらしいです。アメリカでVW&アウディが叩かれる前から、中国ではDCT不具合問題で当局から名指しで批判されていてアウディの人気は下降意味だったようで、そこにアウディを追い越せとばかりにメルセデスとBWMが猛プッシュ(FFの1シリーズセダン投入など)を仕掛けてきたので妥当な結果ではありますが・・・。


マツダは解き放たれた?

  メルセデスはサルーンの開発センターを中国に移管していて、BMWも内外装を中国の委託業者に発注している(日本向けBMWは南アフリカ生産で中国経由でやってくる)。この『チャイナ・プレミアム・シフト』に乗り遅れたらマツダに自動車メーカーとしての未来はない!?・・・この巨大市場の勢力変化を見てマツダ幹部も「フラッグシップはFRじゃないとダメなのか・・・?」とでも思ったようだ。どうやら本気でFRサルーンを作る気になってくれたようで、とりあえず40歳になってもマツダ車に乗り続けられそうになったのは幸せなことだな〜。


あのデザインなら欲が出るかも

  1年くらい前に中国新聞が縦置き直6エンジンの開発を報じていたけども、どうやらそれは本当だったようで、縦置きエンジンにトリプルチャージャーをつける特許がマツダから出されているらしい。4ドアクーペ型サルーンの「ヴィジョン・クーペコンセプト」にFR機構を組み込んだ市販車が出てくることは規定路線だったようです。マツダが密かに温めていた構想が徐々に具現化してきた。このブログにも「FR?マツダには無理だよ・・・」と自分の価値観を押し付けるだけの身もふたもないコメントを結構もらいましたけど、マツダも世間の厳しい意見と戦い続けた結果・・・そろそろ直6FRを出してもいい頃合だと判断したのかも。


本当に「アテンザ」なのか!?

  ベストカーはこの直6&FRを「次期アテンザ」だと報じていますけども、マーケティングを考えると、安全性、直進安定性が高く、まだまだ北米&中国市場への主力モデルであり、10万台/年を確保しているFFベースのアテンザを簡単に放棄するとは思えないです。現実路線では300万円のFFベースと400万円のFRベースの併売があるんじゃないでしょうか。併売の場合はFFベース・アテンザの開発・生産拠点はCX4のように中国へ移管されちゃう可能性が高いかもしれません。ただし4代目アテンザへの移行スケジュールが白紙になった(?)こともあり、FRへの完全移行もありそうです。ネットの噂ではアテンザ、CX5、CX8をまとめてFR化するとか・・・確かにこれならプラットフォーム全体で40万台を超える。


血に飢えたマツダ

  メルセデス、BMW、レクサスともに、FFベース車の割合を増やして、若返りを図るとともにシェア拡大を図っています。それに対してマツダはFR車を新たに増やして、人生の目標の1台となるようなプレミアム車種を追加することで、高級車市場に殴り込みをかけようとしています。2000年代にマツダが再生した時は、ホンダやプジョーの後ろを追いかけていたようなラインナップでしたし、その前に遡っても、マツダが独立独歩でグローバル市場を渡り歩いたことはなかったと思いますが、いよいよ「オンリー・ワン」の時代がやって来たのかなー。FRの上級モデルとFFの標準モデルによるブランド構成はごくごくありきたりですが、上級モデルでもライバルメーカーを強烈に蹴り飛ばすマツダの攻撃的な設計思想が炸裂すればいいなー。


キア と キャデラック

  残念ながら日本市場では正規販売はされてないですけども、去年の終わりぐらいからグローバルでじわじわと報じられてきた『キア・スティンガー』は、かなり大ぴらに新型車に飢えている北米フルサイズFRサルーンマーケットの制覇を狙っているようです。ドイツ、日本勢よりも1割増しの3.3Lツインターボは、10年くらい前に日産がVQ37でBMWを潰したような意欲的な設計です。アメリカの名門キャデラックも従来のストラットサスを使ったちょっぴり「安物」感が漂うCTSやATSの販売に加えて、よりプレミアムで「本物志向」な設計となった『CT6』を発売し、さらに一回り小さくした『CT5』(5m級サルーン)が追加されるらしい。


プレミアムサルーンという偽善

  北米で販売されているプレミアム路線のFRサルーンは、Eクラス、5シリーズ、パナメーラ、ジャガーXF、ギブリ、ジェネシスG80、スティンガー、レクサスGS、インフィニティQ70(フーガ)、CTS、テスラモデルSといったところ。確かに1台選べと言われたら、スティンガーに興味が湧くのもわかる気がする。パナメーラ以外はなんか新鮮味が足りない。ここにマツダとアルファロメオが参戦するなら、なかなか面白くなりそうだけど。・・・いやいやどちらもディーゼルユニットで走らせるだけかもしれない。


期待と不安

  EセグFRサルーンを取り巻く状況は厳しいです。日本市場でみる限り、存在意義を発揮しているのは、Eクラス、パナメーラ、ギブリ、フーガの4台だけ。5シリーズ、XFはキャラが弱く、GS、CTSはほぼ「無視」されています。知性のEクラス、躍動のパナメーラ、ステータスのギブリ、クオリティのフーガ。この4台だけがクラウンに対して何らかのアドバンテージを訴えることに成功していますが、果たしてここに割って入れるだけのクルマをマツダとアルファロメオは作れるのでしょうか・・・。


結論は・・・

  マツダ、アルファロメオどちらもブランドのキャラクターを考えるならば、パナメーラの「躍動」を感じるダイナミックでスポーティさを隠さないデザインが良さそう。AMG・GT4ドアクーペや8シリーズの4ドアクーぺのようなスーパースポーツを想起させるようなスタイリングに関しては、すでに発表済みのマツダの「ヴィジョン・クーペ」はすでに期待が持てる。Eクラス、パナメーラ、ギブリ、フーガは世界のEセグ代表機として世界中のメーカーから注目を浴びているけど、新型FRサルーンに賭けるマツダの情熱は気合十分で、この4台もすでにライバルではない!? そして市場はこのジャンルにおける速やかな新陳代謝を望んでいて、いよいよ「ド◯ツはオワコン」とカーメディアに言わせるような異次元のモデルが誕生するでしょうか!?



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2018年03月27日

世界最強のSUVとなったCX5を狙うライバル車

マツダは「国民車」を作るのが上手い!!

国内ではマイナーなブランドとして通っているマツダですが、実際のところ節目節目で「国民車」と呼べるような大ヒットモデルをコンスタントに出しています。ファミリア(5代目以降)、デミオ(先代)そして最近ではもっぱら『CX5』と『CX8』の二枚看板。どちらもコスパ抜群の堅実なファミリーモデルですけども、マツダにとっては渾身のフラッグシップSUVなわけで、なかなか「全方位的」に気が利いたモデルになっていると思います。いいとこたくさんあるし、CX5はとうとう北米輸出15000台/月を越えてしまい、T大統領の横暴に怯える日々が始まっていますが・・・。


真面目✖️哲学 ですかね・・・

  何で4番手以下のマツダにチャンスが回ってくるのか!?それはトップ3の仕事が雑だから。トヨタも日産もホンダもフラッグシップでは真面目なデザインをするくせに、下位のモデルに対しては「これくらいのコミカルなデザインでいいでしょ」と勝手にユーザー層を想像して子供っぽいモデルを作ったりしている。もちろん同じように真面目に作られているスバルのアウトバックや三菱のデリカD5といったモデルもあるけども、その中ではCX5&CX8が多くのユーザーにとっては非常に選びやすいと思う。

CX5を研究しろ!!

  CX5&CX8にも色々と死角はあって、C-HRはCX5を完全に研究したトヨタの作戦勝ちだったと思う。マツダの得意技を潰しにきたとしか思えないアピールポイント・・・「サス(フラット感)」「ハンドリング」「存在感のあるデザイン」。大ヒットした初代CX5から5年乗り換え時期を迎えたユーザーを根こそぎ持っていった(ついでにヴェゼルも)。CX5ユーザーの中にはトヨタ・アレルギーという人もいるので、CX8はそこそこの数のユーザーを譲り受けることができたでしょうけども。

やっぱり上手いよなー・・・

  CX5が世界でウケていて、その「長所」をさらにわかりやすくしたのがC-HRだと思います。まだ世界的なヒットにはつながっていないですけども、日本では二代目CX5の出鼻を挫くことに成功しました。今やプリウス並みの『50万台級モデル』に成長し、SUV世界一に手が届いているCX5にとって日本市場の売れ行きなんてどーでもいいし、生産力にも限界があったわけですが、C-HRが国内市場で、上記の理由でドカンと売れたのは事実。なんで急にトヨタがこんなコンセプトを打ち出してきたのか?最初から大いに違和感があったですけども、最近のトヨタは「殻を破る」ことに注力したモデルが多いですし、このC-HRだけでなく、86やカムリも・・・見事にマツダ車のエッセンス/アイディアをうまく吸収している。そういう意味では「トヨタらしい」クルマなのかも。


マツダシャシー&マツダユニット

  C-HRだけでなく、CX5を飛躍させたようなモデルが今年は続々発売されるらしい。すでに日本での販売価格(450万円〜)も決まったジャガーEペースは、ジャガーランドローバーが大切にしている「マツダC1プラットフォーム」の発展型シャシーを使ったミドルSUVです。レンジローバー・イヴォークと同じ設計だけれども搭載エンジンは不明です。横置きエンジン車のイヴォーグには、今もマツダ設計の『MZRターボ』(2.0エコブースト)が載っていますが、縦置きジャガーの直4ガソリンターボはすでにロングストロークの「インジニウム」に置き換わった模様。そして横置きのEペースにはどっちが載っているのか!?

MZRの感動を再び・・・

モーターファンの「ワールドエンジン・データブック2017-2018」という本があるんですけど、これが酷い本で日本メーカーとドイツメーカー以外の記載は結構デタラメ。ジャガー=ランドローバーに2種類の2.0L直4ガソリンターボがあることも曖昧だし、「インジニウム」のボアストロークにも、マツダファンにはおなじみの「87.5×83.1」が記載されてます。これが英語版のウィキのデータや「輸入車ガイドブック」の表示「83.0×92.4」と真っ向から食い違います。

スポーツエンジンはいいよなー

ジャガーのHPにはボアストロークまで記載がなく判断ができないですが、すでに250ps版(475万円)と300ps版(600万円!!)が登場しているので、横置きの「インジニウム」が正解なのではないかと思われます。しかし引っかかるのはイヴォークに使われている『HSE』や『ダイナミック』とかいうグレード名が、ジャガーで初めて採用されていること。もしかしたらMZR300ps版ターボが新開発されているのかも。MZRターボは2.3L版が「マスタング」で使われて300psオーバーになっていて、もともとレースにも使える強固な設計だったので、イギリスの小資本メーカーに供給されピュアスポーツカーにも使われていて、モーガンやケータハムにも「87.5×83.1」(マツダ製MTも採用)が登場したり、ジネッタやラディカルといった本格派も使ってます。

CX5ガソリンターボも期待したい

さらにAERというイギリスのエンジン供給サプライヤーはその名も「MZR-R」というユニットをやはり「87.5×83.1」で作っていて、有名なところでは北米インディカーレースのサポートプログラム「インディ・ライト」に供給されています。こんなバリバリのエンジンをスライドドアを備えたミニバンに搭載していたクレイジーなメーカーがあった!!ってのはスゲー。それだけ素性がいいエンジンなのだから、市販モデルでも限界性能をさらに高めてほしい。イヴォークには240ps版が投入されていますが、まだまだ『MZR』はイケるんじゃないかと・・・。

CX5、Eペース、イヴォーク華麗なる一族

ちなみに横置き化されブーイングが酷かったらしいBMW・X1ですが、MINIシャシー用に使えるユニットが現状では231psまでしかないらしい。ただし25iの車重は1660kgなので、イヴォーク(240ps)やEペース(300ps)よりは150kgも軽いです。そんな「X1・25i」の価格は605万円〜なので、より刺激的な走りを楽しむ為の「ジャガーEペース」という選択はアリだと思います。まとめるとCX5のユーザーがぼんやりと頭に描くハイスペックな「マツダスピードCX5」が600万円で実現してますよ!!マツダシャシーで、もしかしたらマツダエンジンですよ!!って話です。マツダシャシー&エンジンでデザイン秀逸なイヴォークが異例の大ヒットしたのも納得。

BMWはやる気があるのかなー

さてC-HR、Eペースに続いて、CX5の動力性能のやや不満を持つ人々を掻っ攫って行きそうなのが、BMW・X2です。X1は3シリーズほど新古車価格は崩れておらず400万円は維持していましたが(FMC直後なので当たり前ですが)、売り上げはやや伸び悩んでいるようでやはりエンジンの格落ち感が苦しいところでしょうか。X2はX1のハイスペッククーペ版で、例えば184psの20iしか設定がないX3に対して、直6ユニットも用意されているX4のように、何らかのハイスペックなユニットが用意されるのではないかと思います。何も無しで「X2・25i」が650万円ってほど無策ではないはず。

CX5の壁を超えられるのかなー

最新のカーセンサー見ると370万円でメルセデスGLAの未使用車(全車レーダーパッケージオプション付き)が10台以上出てますけど、なかなかの「レッドオーシャン」になってきた日本のSUV市場で勝ちたかったら、CX5を徹底的に研究しろ!!3008はプジョーのシェア拡大に貢献しているようですが、SUVがないからダメだったと言われきたVWのティグアンは完全に日本市場をナメてましたね。250万円でも苦戦しそうなのに363万円〜って売れるわけねーよ。T-ROCというアウディみたいな質感の新型SUVが年内にも日本導入されるみたいですが、欧州での販売価格から推測すると450万円前後らしい。1.5LのVWが、1.6Lのメルセデス(オプション付き370万円でバーゲン中)より高いってもう日本のユーザーには意味わかんないって!!T-ROCには後からハードトップのカブリオレが追加されるらしいですが、これなら選ぶ人もいるだろうけど・・・。
posted by cardrivegogo at 03:30| Comment(0) | CX8/CX5/CX3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月25日

マツダもいよいよ300ps時代に突入するのかな!?



新型モデルなしのマツダの2018年

  CX8が快走中のマツダですが、せっかくのいい流れ出るけども、次の新モデルが1年後ってのがちょっとツラいですね。BMW・M/アルピナやメルセデスAMG/ブラバスのようにスポーティ&ラグジュアリーなコンプリートカーを用意してくれる専属チューナーでもあれば話題も尽きないとは思うけど。せっかく「世界に革命を起こすべく」気合を入れて開発された、年に1台がやっとの数少ないマツダ・モデルなのだから、「マツダスピードCX8」みたいなコンプリートモデルを追加して、さらに『GT』『GT・S』『スピリットR』とか毎年新グレードを追加して行けば、とりあえずマイナーチェンジくらいまでは話題性が保てるのでは!?


もっとスポーティ感が欲しい

  CX8のハイチューン版として、2.5Lガソリンターボで300psが『GT』、GTを50ps程度高めたものが『GT・S』、さらにマイルドハイブリッド&400psバージョンが『スピリットR』。もちろん売れるわけないですけども、日本メーカーが400psの3列SUVを作った!!ってだけで話題性は十分ですし、もし700万円くらいの価格だったら「これはお買い得だ!!」となるでしょうし、たとえ900万円で高くてなかなか買い手はないかもしれないけど、「究極モデル」だけを欲しがる人も少数だけどいるでしょうし、何よりも320万円のベースモデルが非常に安く感じられる効果は確実にあるはず(もともとコスパは抜群だけど)。


話題性を求めるならば・・・

  コンプリートカーは他のモデルでもどんどんやったらいいけど、やはりデミオではなくてCX8みたいな上級モデルでやらないと意味ないと思う。マツダの担当者にとっては「売れなくてもいい」コンプリートカーの仕事なんて勝手がわからないかもしれないけどさ。それでもユーノスコスモとか作っちゃう企業文化なのだから、案外適性は高いのでは!? アテンザも『GT』『GT・S』『スピリッチュアルR』と複数のコンプリートカーを限定モデルではなくてカタログモデルとして設定して初めて「一流」ブランドの仲間入りを果たせるのでは!? ドイツのプレミアムな3ブランドとジャガー、キャデラック、ボルボ、アルファロメオなどは「グレードありき」な商品展開をしています。マツダも遅かれ早かれこのトレンドに乗っかる必要はあるだろうし、これを避けていては、どう頑張っても「プレミアム」は成立しないのではないかと思う。例えばあれだけプロダクトに力を入れているシトロエン(から分離した)『DS』は、グレードビジネスを回避したことで、いまいちクルマの価値が市場に伝わりきっていないです。


北米向けのマーケティング

  2002年の大幅な排ガス規制に至るまで、日本メーカーのトレンドは看板モデルの最上級グレードは280psにするのが当たり前でした。トヨタと日産から直6エンジンが消えてもなお、排気量を増やしたV6で300ps前後を維持しますが、マツダはリーマンショックを境にこのトレンドから離脱。三菱もエボ終焉から3年あまりが経過します。マツダ、三菱といえば北米市場がいまいち掴めていない「惜しい」メーカーです。マツダより北米で売れてる日系メーカー4社は、レクサス、インフィニティ、アキュラでパワフルなモデルを出すビッグ3と、北米向けにはMTのWRX・S4を用意するなど積極的なスバル。


マツダの北米戦略

  同じくドイツブランドも北米向けにハイパワーが自慢の「グレード」展開をしています。アウディ分を除いた、VWブランド車のみの販売では、いよいよ来月にでもマツダと立場が逆転するか!?というくらいに売れてない。それでも必死にゴルフに「GTI」「GTIクラブスポーツ」「R」といったグレード分けをしています。露骨なグレード分けをやっていない北米トップ12メーカーのはマツダだけ!?いやいや北米マツダには「MAZDA3(アクセラ)GT」をいう日本では売っていない秘密のモデルがあります。2.5L自然吸気エンジンを積んだだけですが・・・。

いよいよ40,000ドル台に突入!!

  MAZDA3(アテンザ)にも「GT」グレードが、ありますが2017年モデルでは2.5L自然吸気ユニットのままで30,000ドル台の価格設定です(Cクラス、3シリーズと同じ)。まだ本格的に生産が始まっていないようで、販売価格も明らかになっていない2018年モデルは227psの2.5Lターボが追加されるようです。いよいよ30000ドル台後半の価格まで到達するのか!?出力は余裕のある排気量でフォルクスワーゲン・パサートの2Lターボ車のスペックを意識しているようです。アルテオンの2Lターボ280psがまだ北米上陸していないので、マツダもあまり無茶なハイチューンはせずに、既存の6ATのトルク容量の範囲内で抑えるようです。

VW基準はやめた方がいい

  マツダの都合を考えれば、妥当なんでしょうけども、ユーザーに「エモーショナルなマツダ」を印象づけるには、その常識的判断をぶっ壊すくらいの気合が欲しいですね。日本車が海外市場で成功してきた例を見れば、アメリカ車やドイツ車とは一線を画した大胆な発想こそが大事だということはよくわかっているはず。完全に落ち目の北米VWをベンチマークする消極的なクルマ造りじゃファンは増えない。

6気筒は必要か!?

  北米で活躍する日系4社は全て6気筒ユニットを持っているけど、現状のマツダにはないです。4気筒と電動ターボがあれば300ps、400psは十分に出せる時代なので、マツダも来年には本格的な北米戦略ユニットを仕上げてくるとは思います(特許を取ったトリプルチャージャーを使用!?)。その前に手持ちの2.5Lターボを350psくらいにハイチューン化したユニットを、アクセラ派生の専用ボデーを持つスポーツクーペみたいな企画があったらいいと思います。マツダ版のアウディTTやプジョーRCZみたいなAWDスポーツカーです。メルセデスA45AMG(720万円)やBMW・M2(802万円)が大人気だったことを考えれば、案外マツダにとって一番楽に与するジャンルだと思います。

シェアが奪えないならやめた方がいい

  メルセデスは367psのA45AMGをデチューンしたA35AMGなるモデルを用意しているらしい。BMWもM2以外に、M240i、M140iと複数のバージョン展開で、どれも注目度は高い。TTもRCZも中古車価格は高止まりしていますし、MT装備になればプレミアです。「魁コンセプト」のデザインから推測するに、次世代アクセラにはかなりスポーティに振ったモデルを用意したいようです。あの5ドアスタイルはかなり洗練されていましたが、敢えて車高を下げて2ドアボデーにしてホイールベースを短縮した非日常な走りをするモデルを作ってもいいんじゃないかと。メルセデスやBMWをCセグ/Dセグから駆逐してこそジャパニーズ・スポーツカー・ブランドと言えるのでは!?



posted by cardrivegogo at 14:37| Comment(0) | マツダの戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月21日

アテンザワゴン に 日が当たる!?

欧州向けアテンザワゴン

  改良アテンザ。欧州での展開がイマイチだなー。バズられていない。セダンやワゴンの時代はやっぱりもう終わってんのかなー。ジュネーブモーターショーでは、スバルから次世代レヴォーグのプロトモデルと、ボルボから発売間近の新型V60が登場してますけども、どちらもテーマは「ユーザーに訴える作り込み」にあるようで、基本スタンスはプレミアムブランドの『さらに上』くらいを目指した意欲的な設計が予想されます。V60はすでに詳細が発表されていて、直4のFFベースであることはマツダと同じですが、S90/V90と同じプラットフォームということで、エアサスオプションもあるダブルウィッシュボーンがフロントに配備されます。マツダがGJ開発時に断念した設計をボルボに先にやられたな・・・。

ワゴンの売り方

  SUVが飽和気味になってきたから、変化球としてワゴンが売れるってこともあるかもしれないですが、SUVブームを超える規模のワゴンブームが突如訪れるという状況はちょっと想像できないです。ただし諸条件が揃った一部のジャンルにおいては、SUVを軽くあしらうワゴンは十分存在しうると思います。単純にSUVよりも速く、ハンドリングも良い、例えばアルディがその昔に作っていた2ドアクーペの『クワトロ』のスポーツイメージをそのままワゴンボデーで受け継いでいる『RS4アバント』のような、実用面だけでなく、スポーツ走行へのストイックさでユーザーにアピールできれば、あらゆる条件はワゴンに分がある。

ワゴンはSUVに勝てなくなった

  2018年に快走しそうな予感が漂うCX8は、SUVの実用性という魅力がユーザーによく伝わるクルマになったと思いますけども、ワゴンボデーでこのCX8を超える「実用性」は、まず表現できないと思います。ボルボのV90は逆立ちしてもXC90にラグジュアリーな居住性では勝てないように、アテンザワゴンがCX8よりファミリー層にウケる状況はまず考えられない。立体駐車場という制限がなければ、とりあえずアテンザワゴンを選ぶ理由が見当たらない。そもそもワゴンとSUVの関係は、すでにスバルが北米向けにレガシィツーリングワゴンの代わりにアウトバックを成立させた経過から考えても、ある程度の結論に達したことかもしれません。

選ばれるクルマ

  ボルボもどうやってV90とV60といったワゴンを売りさばく(ブランディングする)かに頭を悩ましているようですが、フロントサスを変えたり、T8というハイパワーユニットを積むグレードを標準で設定するなど、モデルに「深み」を与えて市場に刺激を与えています。SUVとは違う「選ばれる要素」を作ろうと奮闘しています。コスパを考えればアクセラやデミオに流れ、ラグジュアリーに関してはCX8がベストというマツダラインナップの中で、やはりアテンザセダンのビッグマイナーチェンジモデルが目指すべきなのは、コスパ、ラグジュアリー以外の用途でマツダで最も選ばれるクルマになることじゃないですか。

マツダの魅力

  どうやればアテンザ・ワゴンに特定の指名買いが入るようになるのか!? そもそもマツダ車販売の基本は指名買いなんです。そういう意味ではメルセデスやBMWと同じ何ですけども、この2ブランドのようにブランド内のどのモデルであっても指名買いが入るという恵まれた状況とまでは至っていないです。マツダという「不完全なブランディング」の中で、デミオ、アクセラ、CX5、CX8といったモデルは実用性において選ばれる要素がある。デミオはBセグ最強レベルの衝突安全性を持ってますし、アクセラは同じくセグメントのトップでかつ価格も手頃。CX5、CX8もそれぞれセグメントのライバルがラグジュアリーを売りにしているレクサスやアウディに対しても互角以上にわたりあっているので売れているのも納得。

400ps版アテンザワゴン

  それではアテンザ・ワゴンはどーしたらいいのだろう。クルマ好きがわがままに考えた一つの理想形ですが、マイナーチェンジと共に2.5Lターボを搭載して、当面は世界もびっくりの400ps版のみとして販売してみてはどーでしょうか。500万円くらいで売れば、そこそこ台数は出るんじゃないか?通常のアテンザワゴンよりも利益率を3倍くらい高く設定しておけば、月に100台売れるだけで、現状のアテンザセダンよりは確実に利益は出ます。もし400psを400万円、つまり1ps=1万円という90年代的なミラクルな価格設定が実現したならば、マツダへの賞賛が集まるはず。

2.5Lターボ導入が遅かった理由

  マツダは数年前に2.5Lターボを完成させていますが、市販モデルで搭載されているのは北米専売のCX9のみで、年末と年明けになって、北米向け、欧州向けのMAZDA6(アテンザ)にも搭載されるとアナウンスされました。なんでアテンザへの搭載がこんなにも遅いのか!? そこで思いつくのがGJアテンザの基本設計に不備があるのではないか!? 250ps級のユニットは北米向けのCX9やCX8に使われるシャシーならば問題ないのでしょうが、アテンザ&アクセラに共通で使われている現状のスカイアクティブシャシーではエンジンにあっさり負けてしまって、十分に魅力を発揮できないという判断があるのかもしれません。2年近くが経過してやっとアテンザのシャシーを見直して、2.5Lターボの280psでも十分に立ち回れる改良シャシーが完成したようですが・・・。



マツダの判断

  GJアテンザは、大前提としてアクセラとシャシーを共通化してしまった。これが運の尽きだったと、マツダ内部では後悔の声が挙がっているかもしれません。2012年かそれ以前の段階で、CX5が売れることが十分にわかっていれば、おそらくアテンザは専用の設計が用意されたのでは!? もちろんマツダの選択は尊重されるべきであり、マツダにも色々と深謀遠慮があって、アテンザ専用プラットフォームに十分な価値が見出せなかったんでしょうね。『500万円のアテンザが売れないならば、シャシーを作る価値はない』という判断基準が大前提ならば、リーマンショック直後のマツダは見送らざるを得ない。

500万円は可能か!?

  しかしアウトランダーPHEVなど、性能だけで500万円に到達しているモデルも出てくる。FRのプレミアムという王道500万円コースを進んだレクサスISやスカイラインは成功したとは言い難いけど、FFベースの大衆ブランドのプラットフォームのままで、以前では不可能だと思われていた、400万円、500万円にも耐えられる「商品力」が得られるようになってきた。ヴィッツのGRMNモデルも400万円オーバーで売られる。中型モデルで400psを出せば、500万円でも絶賛されるでしょう。アウディ、スバル、ボルボがワゴンのブランディングにおいて500万円を見据えるという「同調圧力」を打破するワゴンの売り方はとりあえず思いつかない。






posted by cardrivegogo at 08:08| Comment(0) | GJアテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月16日

ロードスターRF と MINIコンバーチブル の選択



30年後の自動車


  あと30年もしたら、世の中は本当に全てのクルマがEVになってしまうのだろうか!?いやそんなことは起こらない!!・・・みたいな下りの文章は、去年あたりからいくつも読みました。マツダは「自然エネルギーによる発電が本格化するまで内燃機関はやめない!!」とカーメディアに散々にアピールしたらしく、島下さんが年末に発売した本の中でマツダのデータをそのまま流用して熱く語ってたなー。完全に洗脳してる。

1989年は正しいのか!?

  NAロードスターが生まれて今年で30周年ですけども、NAもNDもにたような設計だとマツダはアピールしてたね。30年前のコンセプトは今でも「最強」の選択肢です!!という社是で本当にいいのだろうか!? しかし同じ1989年に生まれたトヨタ・セルシオの後継モデルのレクサスLSも、昨年に大きなイメチェンのFMCしてV8エンジンからやっと決別したばかり。やはり同じ1989年に生まれたレガシィツーリングもレヴォーグに車名こそ変わりましたが、水平対向ターボに縦置きAWDの伝統を守り続けています。果たしてND、新型LS、レヴォーグは今を生きる人々に刺さっているのだろうか!? バブル世代かそれより上の年代にしか受け入れられていないのでは!?

伝統は裏切らない

  もし1989年のコンセプトが完璧だとするならば、30年後もセルシオの後継とされるフラッグシップは4ドアのまま存続しているでしょうし、レヴォーグもロードスターも今とほぼ同じようなシステムのまま残るでしょうね。マツダもロードスターのレストアサービスを継続しているのだろうか。それとも次の30年でトヨタもスバルもマツダも大きく世代交代して、全く違うクルマが作られ始めるのだろうか!? レクサスLSとクラウンの地殻変動にはちょっと注目したいところ。それとは別に、30年を余裕で生き延びたロードスターは日本の自動車産業史においても屈指の名車シリーズとして語り継がれると思うので、NDロードスターRFでも購入して、これからの30年で大切に乗り継いでみようかなという気もする。

ざ・オープンカー

  ロードスターRFは、325万円の『S』から374万円の『RS』までありますけども、オープンルーフに加えて、2L自然吸気エンジン搭載で高速道路も楽々走れるスペックを考えると、使い勝手も良いですし、価格設定も絶妙です。ひと昔前ならばゴルフカブリオレ、プジョー208、308や日産マーチにも限定でオープンルーフのモデルがありましたけども、今では300万円くらいの気楽な価格で買えるのはMINIコンバーチブルくらいになりました。こちらは『クーパー』が348万円、『クーパーS』が410万円となっていて、ちょっと悩ましいくらいにロードスターRFといい勝負かも。買うならどっちがいいのかな?

名車と開発者

  30周年のロードスターに対して、MINIは1959年に発売されたので、さらに30年先輩です。その長い歴史の中で、ホンダと提携しようが、BMW傘下になろうが、そのスタイルは変わらず保存され60年ってのはすごい。普遍的な魅力って奴ですね。ロードスターもMINIもそうですが、長い年月を生きたモデルってのは、とことんファンになってしまう人がたくさん生まれるのもわかる。伝統を守りつつ、魅力的なモデルを価格も考慮して売り続けてる。メーカーも大変です。そして開発者のアレック=イシゴニスと貴島孝雄も・・・写真で見るとなんだか似ている気がする。

プライドとパッション

  (86開発者の)トヨタの多田さんが貴島さんに「スポーツカーの経営承認、どうやって取っているんですか?」と訊いたらしい。それに対する貴島さんの返答が「メーカーのプライドと、エンジニアのパッション、収益は後からついてくる、これがスポーツカーに欠かせない原動力だ」だって・・・ほぼトヨタに対する嫌味ですね。そしてそれはブーメランでもあって、今のマツダに「プライド」と「パッション」はあるの!?

ポルシェよりピュア?

  ガレージ付きの家を買って、ロードスターRFとMINIコンバーチブル・クーパーSの2台体制のカーライフなんて想像しちゃいます。暇さえあれば暗いうちから出かけて行って、朝焼けの林道を独り占めするのが好きな「プロムナード派」の人には満足度高そう。その日の気分によってFFとFRを乗り分ける。どっちも走りは刺激的だけど走りの種類が全然違う。アバルト595とアバルト124スパイダーを両方持っているみたいなものかも。595よりクーパーSの方がどっしりとしていて落ち着いて走れるけど、踏めばバカみたいにスライドしてくれるMINI。走りに関しては、RFの方がだいぶおとなしい印象です。

デミオではない

  ロードスターとMINIコンバーチブル。ある意味で、「プライド」と「パッション」があるなら、今後も絶対に混じり合わないでほしい2台かも。それぞれにFFとFRの特性を生かした設計の狙いが素人にもわかるから楽しいです。よくMINIはデミオと比較されますけども、やはりデミオは設計上の制約が多すぎますね。まず着座位置だけでも、MINIやロードスターとはだいぶ差がある。あとはハンドリングの作り込みも当然ですが、あまりトリッキーなことはできない。走る・曲がる・止まるの限界性能はMINIよりもデミオが確実に優れているし、高速道路での巡行性能もデミオが完全に上なのはよくわかるんですけど、「実用」のクルマってのはイマイチ所蔵したいとは思わないですね。

「感性」のものづくり

  メーカーが自由人なユーザーを求めて、遊び心満載で作ったモデルだったり、GGやGHアテンザのように欧州のど真ん中で、一流ブランドを相手に主役を張れるくらいに「エクセレント」なモデルは、貯金叩いてでもほしいと思うんですけどね。実際にそういうモデルは結構たくさんあります。スイスポ、86/BRZ、アルファロメオジュリア、BMW4シリーズグランクーペなどなど。すっかりSUV屋になってしまったマツダですが、アクセラやアテンザといったアメリカ市場で「CAR」に分類されるモデル(CX5などは「TRUCK」)をぜひこの領域に押し込んでほしい。まあ簡単なことです。アルファ147のようなアクセラと、アルファ156のようなアテンザ。それに「ツインスパーク」のようなユニットがあれば・・・。




posted by cardrivegogo at 04:04| Comment(0) | ロードスター/RX7/RX8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月15日

アテンザにガソリンターボ国内投入の噂




やっぱりディーゼルはダメなのか!?
  もう欧州ではディーゼルは売れない!?という見通しが主流になりつつあるようで、イギリスの労働組合がフォードにディーゼルエンジンの生産をやめて、EV用のユニット製造を始めるよう要請したらしい。もう3年くらい前に、欧州向けにDEを作っていたスバルとホンダが欧州新規制(ユーロ6)に適合する新型エンジンの開発を断念。トヨタも欧州向けオーリスに搭載するエンジンの開発をせずに他社(マツダからの予定がBMWに変わる)からの供給で賄いました。

マツダ以外の日本メーカーは否定的な姿勢
  マツダ以外の日本メーカーがことごとく撤退。スズキも2気筒のマニアックなディーゼルを自製しましたが、欧州やインドで販売する主力のディーゼルはフィアットから供給を受けています。ルノー日産三菱は、欧州拠点でディーゼルを製造中ではありますが、日本メーカーをトータルで見ると、ディーゼル離れという状況は数年前からすでに始まっています。マツダもとりあえず「ユーロ6」を突破するディーゼルを作ってからは、年次改良向けのアップデートや細部の変更こそありますが、レパートリーをこれ以上増やすことはしないようです。

誰かディーゼルの未来を教えてくれー!?
  ぶっちゃけディーゼルってどーなの!?・・・という疑問にハッキリを答えを言ってくれる人が、クルマのレビューを書く人の中にはいない。ほんの3年くらい前まではカーメディアも一般メディアも次世代ユニットとしてディーゼルを大絶賛していたのになー。VWやBMWにまつわるディーゼルの疑惑で、一気にトーンダウンして今ではもう全てを見失っている。いや最初からディーゼルのメリットなんて何もわかってなかった、もしくは単に欧州ブランドの動向にシンクロした意見を述べていただけというべきか。マツダがアクセラにディーゼルを搭載して「これが今のMAZDAのスペシャル仕様です!!」とアピールしたけども、Lパケのみの300万円というバーゲン価格(ディーゼル&Lパケお試し価格)が全く受け入れられませんでした。

BMWのダンピングがエグい
  燃費が良くて、加速が良くて・・・商品力はバッチリのはずだったのですけども、マツダの日本でのディーゼル販売に先鞭をつけてくれたBMWが先に腰砕けになってしまったのが痛い。2年前の騒動以来、BMWの国内販売が芳しくない。ガソリンエンジンは「中折れ」で、ディーゼルエンジンは「粗雑」で、どっちのモデルもイマイチ売れていないようでして、最新のカーセンサーエッジを見ると、未使用320d(ワゴン/セダン)が290万円、未使用118dが260万円で投げ売り状態。しかも東京都のディーラーに在庫が山積み。これではアテンザもアクセラも売れなくて仕方ないよな・・・。

国内市場を浄化しないと・・・
  「悪貨は良貨を駆逐する」じゃないけど、ク◯エンジン搭載車が売れなくなってダンピングした結果、良質なエンジン搭載車がダメになるってパターンにはまっているのかな。やはり眼に余る「ドイツの詐◯ブランディング」は徹底して弾圧する必要があるかも。これ以上好き勝手やられると健全な自動車産業と技術が失われてしまうし、そんなク◯ブランドを推奨するカーメディアと、ブランド名だけで見聞せずに買ってしまうダサいオッサン達にも厳しい目を向けなければと思います。

GJアテンザの生き残り策はあるの!?
  VWディーゼルはSCR触媒を乗せているのでBMWほど悪質なダンピングはできないんじゃないか?という予測もありますが、同じSCR派のプジョーシトロエンのHDiもびっくりするくらい安い。320dが290万円なのに対して、508GTの未使用車が270万円って・・・。508GTはFFですけどフロントがストラットではなく、『GTグレード』ゆえにDWBに格上げされているんです。余談ですけども、GJアテンザにも格上げ版を作って欲しい。2.5Lターボがもしかしたら秋に日本でも発売するかも?という怪しげな報道も先日ありました。2.5Lパケが330万円で、AWD化で20万円?、ターボ化&ハイスペック化で30万円?を見越すと380万円前後ですけども、サスのアップグレード(DWB化)込みで398万円なら買うよ(もちろん試乗していい感じだったね)。

マツダHPに晒されたクレーマー(もちろん常識の無いオッサン)
  マツダの公式HPのお客様の声で、やたらとGJの欠点をあげつらっていた人がいましたけど、なぜかあの粗悪なハンドリングのタッチは不問でした。こんなユーザーばっかりだったらどんどんアテンザはヘンなクルマになるだろうね。「フラッグシップなのにリアワイパーがない!!」とか言われても開発者は困ってしまうだろうよ。リアワイパーを付けているような意識が低いメーカーのクルマなんて絶対に買わない!!が当たり前の意見だと思っていたので、びっくりしましたー・・・。マツダ広報部も意地悪いよな・・・完全にアホなオッサンを晒し者扱いだよ。

アテンザ2.5G-Tが日本にも誕生しそうな流れ!?
  さてディーゼルですが、マツダは商用車以外の需要を視野に入れてスカイアクティブD(4500rpm化)を作り、欧州メーカーが3000rpm→4000rpm→4400rpm(BMW)とじわじわディーゼルの商品価値を上げてきました。VWの最新バージョンだというパサートTDIの2.0TDIユニットは4000rpm止まり。それでもVWはパサートにはコスパに優れたダウンサイジングターボと、重量級車両を使いやすくするディーゼル。そして気持ちよく加速させたいユーザーには280psのハイスペック2Lガソリンターボを使ったアルテオンを用意しており、いつの間にやらアテンザや3シリーズよりもDセグラインナップが充実しているなー。





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posted by cardrivegogo at 03:55| Comment(0) | GJアテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする