2016年10月21日

マツダはやはり「マルチチャンネル」で輝くのでは?

  「大人のオトコ」が趣味で買うモノ・・・スーツ、靴、ベルト、ネクタイ、カバン、時計、ウイスキーそれからクルマ。とにかくなんでも「セカンド・ブランド」の時代を迎えています。某英国高級ブランドとの契約が終了した日本のアパレルメーカーが、大幅赤字で人員整理をしたというニュースもありました。改めて世の中は「品質」よりも「記号的価値」に訴えてモノを売っているんだなーと、まざまざと見せつけられました。

  あれこれと持ち物全てを「ブランド品」にするとやはり消耗します。直輸入の「ブランド品」は高価過ぎて売れないけど、ブランドと提携したメーカーがライセンス生産して、手頃な価格に落とし込んだ「セカンド・ブランド」の商品はよく売れます。直輸入の愛好家からしてみたら、日本のライセンス品なんて魅力ないのかもしれないですが、縫製技術やデザイン力において自動車産業のように優位な地位にある日本のアパレルが手掛けていますから、しばしば直輸入品よりも品質が良かったりします。イギリスの中心部にあるポー◯・ス◯ス・ロンドンのブティックには日本のライセンスメーカーの気鋭な商品が並んでいます。

  2012年以降、新たな戦略によってブランドの再構築を狙うマツダ。新たにシェアを獲得するべく北米へ進出し、出足はとても好調に見えたのですが、2015年、2016年はやや決め手不足で「息切れ」感があります。「マツダのソウルレッド」としてトレードマーク化するかと思いきや、他ブランドが次々と高級モデルのイメージカラーに「レッド」を使い始めて、いまではどこも「レッド」を敬遠するタームになってます。マツダも「マシーングレー」でなんだかGTカーっぽいイメージ戦略を仕掛けてます。ここまでの4年間で何か特別な地位が掴めたのか?確かに業績は改善し、多くの市場で成長が見られますが、「円高に負けないラインナップ作り」を達成した以外の成果は、あまりハッキリと見えてきません。

  「今の日本車ではマツダが一番素晴らしい!」みたいな甘〜い評価はしばしば見られますけど、北米ではトヨタ、ホンダ、日産、スバルの遥か遠い背中を追いかける「5番目の日本メーカー」という地位は変わらずで、直近の4年間の成長は、とりあえず北米シェアには全く反映されていません。ラグナセカのネーミングライツを取得するなど、北米での知名度アップにも精力的に取り組んでいますが、日本よりも25倍も広いアメリカでは販売網を構築するのもなかなか大変だと思います。

  マツダもそんなことは百も承知なようで、早くもトヨタとの提携をまとめ新稼働したメキシコ工場の生産分を、当面はトヨタ向けOEMで賄う方針のようです。具体的には2017年モデルにおいてもデミオの北米投入は無いようで、北米向けにノッチバック(セダン化)になったデミオは全量をトヨタブランドから「ヤリスiA」として販売するようです。ところでこのヤリスiAですがリアデザインが、GHアテンザセダンに似ていてとってもエレガントで個性的です。GJアテンザセダンのマークXだかヒュンダイ・ソナタだか分らないようなリアには少々閉口気味だったので、再びマツダデザインが前世代へのリスペクトを取り戻してくれているのは嬉しい限りです。内装はマツダ車そのものでマツコネもそのままです。これ日本に持ってきたら売れるんじゃないのー。

  フィアット/アバルトに供給している124スパイダーもそうですけども、「他のブランドに売ってもらう」ということは、自前のブランドを育てること以上にスゴい事なんじゃないかなーと思います。思い起こせばマツダの隠れた名車プレマシーも日産ブランドから「ハイウェイスター」というサブネーム付きで売られてました。三菱RVRがシトロエンから販売されるなど、欧州で評価の高かったマツダと三菱は、経営上の都合という枠を越えて「指名OEM」が舞い込む特別なステータスを持つメーカーでした。マツダの設計をパクったVWと、三菱の設計をパクったFFのメルセデスの成長を考えると合点がいきます。

  三菱はとうとう日産・ルノー・メルセデス連合の内部に取り込まれてしまいましたが、マツダはいっそのこと全ラインナップをOEMとして供出してはどーでしょうか?アテンザはとりあえずDセグが手薄なPSAかスズキ。CX5とCX3はフィアットかVWあるいはジャガー。アクセラはアルファロメオかボルボそしてやっぱりジャガーさらにレクサス。とにかくマツダの幹部が自画自賛するくらいのクオリティにあるならば、もっともっと世界の人に乗ってもらうことでおのずと道が開けるはず。マツダも「苦手」な販売から開放されて伸び伸びとマテリアルを生産に注ぎこむことができますし、今よりももっと多くの車種を展開できるでしょう。フォードが営業をやってくれていた時代のマツダのクルマ作りは神憑っていたっけなー。
 
  1990年頃に北米で主流となっていたのが、マルチブランド戦略による総合メーカー内部でのキャラ分けでした。いち早くそれを日本市場に取り入れようと、ひたすらに先走ったのが東洋自動車工業(MAZDA)でした。マツダの黒歴史として、今でもしばしば心無い&教養無いカスな評論家によってイジラれますが、そこで語られるようなロータリースポーツの成功によって、フェラーリやポルシェに肉薄(今じゃ誰も信じない?)したことからくる「自信過剰」「自惚れ」などによる盲目的な判断ではなかったと思います。バブル崩壊という誤算もありますが、やはりマツダという「いいクルマ作りたい集団」をさらに奮起させるには、マルチブランドによるキャラ(チャンネル)分けはとても合理的な判断だったように思います。

  いまさらにMAZDA5チャンネルを振り返ることはしませんが、ロードスターやコスモを擁した「ユーノス」はシトロエンの「DS」などよりも圧倒的なヨーロピアンイメージを爆発させたような「奥行き」を持っていたと思いますし、ポルシェやフェラーリに対抗すべく作った「アンフィニ」もRX7FD3Sという稀代の名車に恵まれ、デザイン的には「フェラーリを越えた!?」とすら言われました(今では信じ難いことですが)。どこのメーカーもやっていないことを日本で最初にやれば、いろいろ想定外なことも起こるでしょうし、日本に定着するまで辛抱する時間が続くのはマツダも十分に想定していたと思います。しかしバブル崩壊という未曾有の大クラッシュが直撃し、すっかり笑い草に終わってしまったことは残念無念です。

  さて今こそMAZDAが再びマルチ・ブランド戦略を採るにはいい頃合いじゃないかと思います。ディーラーを分けるなんて周りくどいことはせずに、「ユーノス」「アンフィニ」「オートザム」それからかつてフォード車向けに設定されていた「オートラマ」もマツダの北米戦略を日本で体感させるブランド名として復活させたらどうでしょうか。軽自動車はもう作ってないので「オートザム」はスズキOEM車しかないですけど、シンプルに「トーヨー」でもいいかも。マツダが使い分ける3タイプのシャシーごとにブランドが違うってのが分かりやすくていいと思います。アテンザ、アクセラ、CX5の「マツダ」。デミオ、CX3の「トーヨー」。ロードスターの「ユーノス」。RX9の「アンフィニ」。あとは「トーヨー」にヤリスiAことデミオセダンと、新開発のデミオワゴンも追加して、「ユーノス」によりベーシックなFRのハードトップクーペを追加すれば・・・。

  できればエンジンも分立させて、「マツダ」は1.5、2.0、2.5Lのガソリンとターボとディーゼル。「トーヨー」は1.3LのガソリンとスズキOEMの軽自動車。「ユーノス」はガソリン自然吸気のハイチューン(7000rpm以上)。「アンフィニ」はロータリー。

  レクサスのような「プレミアム」を設定するのではなくて、「スポーツライン」と「セカンドライン」によるブランド分けにこだわるのがミソです。お手本はアバルトとダットサンでしょうか。「マツダ」本体がプレミアム志向ならば、ある程度は収益率をコントロールしたブランド設定が必要になってくるのでは。マツダはメルセデスやBMWのようにラインナップ全体の「プレミアム」化を進めたいようですが、北米トヨタにOEMしているクルマ(デミオセダン)をそのままラインナップして「プレミアム」はちょっと虫がいい話です(アウディ・・・)。

  初代ロードスターの大ヒットによって知られ、ブランドの実働期間は短かったものの、欧州メディアでもしばしば表記されることも少なくない「ユーノス」。もし今新たなモデルとともに復活を果たしたなら、TVRタスカンやアルピーヌの復活のように、世界中のクルマ好きに熱狂とともに迎えられるはずです(すでにNDロードスターが熱狂されてますけど)。「マツダ」と意図的に切り離すことで、いろいろなブランドともコラボしやすくなるし、新型モデルの設計においても、別ブランドならばマツダの系列サプライヤーを気にせずに部品を調達できる(そんな甘くはない?)。たとえばフォードからMZRエンジンの供給を受けることも可能でしょう。

  「今のマツダにそんな余力はないよ・・・」まあこれが現実ですよね。けれどもマツダのポテンシャルを十分に引き出すにはやはりマルチ・チャンネルがやりたい!!!だったら売るのが上手いグループと片っ端から手を組むのがいいんじゃないですか!!!いまだに世界で引っ張りだこな「MZRエンジン」を作ったマツダ。ケータハムにはMZRエンジンだけでなく、マツダ製6MTも供給されています(最近供給体制にトラブルがあっとというニュースもあったけど)。英国に行けばロータリーをぜひ供給してくれ!という復活を期す往年のスポーツブランドもあるでしょう。

  余力が無いのはよくわかってます。けれどもマツダの技術に期待しているクルマ好きが世界にはたくさんいると思うのです。ト◯タやV◯に茶番的なWRCやWECを見せられて消沈している人も多いでしょう。行き過ぎた「商業主義」がクルマ文化を破壊した・・・。何がプリ◯スだ何がゴ◯フだ。クソ喰らえ!!!そういう人々がいたからこそ、ロータス、ケータハム、アバルト、ジャガー、アストンマーティンが綱渡りの経営状況でも生き残り、新たにアルピーヌ、TVRが復活するのだと思います。マツダがト◯タやV◯的なクルマ作りで大きな成果を上げたことなんてあったかな?「余力が無い」からっていつまで苦手なことをやり続けるのだろう。このままではずっと低空飛行じゃないか・・・。少なくとも私にとっては「ト◯タやV◯じゃない」クルマを作るからマツダって素晴らしい!!!って思ってた。だからゴ◯フをベンチマークした現行アクセラにはガッカリしましたよー。

  ホンダの新型NSX見て思いましたよ。日本メーカーの最大の武器は「想像力」だって。小手先の「生産技術」や「品質安定」は日本メーカーを研究することで世界中のメーカーが手にすることができますけど、ホンダがNSXを作ったような「想像力」は簡単には真似できないです。同じ様にトヨタが1989年に発売したセルシオ、日産のGT-R、三菱のランエボそして、マツダのロードスター。1989年にBMWも同じようなクルマを作ってますけど(Z1)、プラスチックボデーにもかかわらず1250kgという当時としてはマツダカペラなどと同等の重量です。あの名門メーカーを「なーんにもわかってない!」って次元に置き去りにしたユーノス・ロードスター。もう30年も前の話ですけど、ホンダを見る限りは「想像力」スゲーなって思う。マツダだって負けてないと思うんですよ!!!けど力を発揮する舞台が・・・。





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posted by cardrivegogo at 00:39| Comment(5) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

アテンザのビッグマイナーですねー。マツダに言いたい事考えてきました!!!

  アクセラに続いてアテンザもビッグMCが行われました。現行世代から行われているプラットフォームの共通化によって、新しいメカニカルなデバイスが開発されれば、アクセラ、アテンザ、CX5にほぼ同時進行で投入する!という至極当然なアップデートが行われています。なんだかBMWのような方針がそのまま採られていますね・・・マツダはドイツメーカーの真似が相変わらず好きなようです。GJアテンザに関して言えば、2013年のフルモデルチェンジ時のモデルと比べて、グレードも増えて、ボデーカラーも増えて、サイドブレーキは無くなって、リアシートにはヒーターが付けられ(オプション)、インパネもシートの素材も変化しました。そーいえばデビュー当時はまだマツコネがなかったけな・・・。

  世間では「テスラ・モデルS」の進化のペースがやたらに速いと評判ですけども、GJアテンザの進化も想像を越えてかなりのものじゃないですか!?いよいよ赤のテーマカラーすらも脱ぎ捨てて、「マシーングレーメタリック」というカラーを全面に打ち出して、オーソドックス(保守的)なセダンユーザーにダイレクトに訴求し始めました。スカイラインやEクラスはちょっと高いな〜・・・アテンザならば。そういう需要は従来からあったでしょうけど、新色はまさに日産やメルセデスの象徴と言える「グレー」&「シルバー」に殴り込みをかけてます。見た目は・・・なんだか日産が作りそうなコンセプトカーっぽくなりましたねー。

  GJアテンザが狙う!?日産とメルセデスはお互いに協業関係にあって、インフィニティ車に関しては今後はメルセデスとコンポーネンツを共有する方針になっているようですが、それぞれに走行性能だけではなく内装のクオリティアップに関しても国内販売モデルの中でも特に目覚ましい両ブランドといえます。新型Eクラスは下のグレード(Cクラス)でやや感じる、ちょっと萎えるタイトさをほぼ払拭していて魅力的で、いよいよ「プレミアムブランド」のレベルを越えた「メルセデス・ゾーン」ともいうべき独自の世界観が完成しつつあります(Eクラスの内装はスッゴイね)。

  このメルセデスのクオリティに追従している(できている)と思われるのが、プレミアムブランドとしての実績(販売台数)はまだまだのボルボやジャガーといった辺りでしょうか。日本ではプレミアムイメージが発揮できていない日産(フーガ、スカイライン)も最近では限定車を次々と発売して、徐々に仕様変更に務めています。メルセデス、ボルボ、ジャガー、日産の内装は「トータル・コーディネート」の意識が非常に高いと思います。もちろん他のプレミアムブランド(レクサス、BMW、アウディ、キャデラック)も相応の筆致で仕立てられてはいますが、より目新しくてエモーショナル!!といったマツダが好きそうな価値観を持っているのは前者(メルセデス、ボルボ、ジャガー、日産)の方ですね。機能性を重視するならばレクサス、アウディも良いとは思いますが、この2ブランドはどうも古臭い感覚(高齢者の保守的感覚?)に無理やり寄せました!という雰囲気が漂っています。

  マツダも自慢の「Lパケ」で新しいプレミアム感覚を呼び起こそうという企画があって、それを後押しする首脳陣の意図も感じるのですが、どうもコンテンポラリーでオーソドックスな「伸びしろ」でしかゴーサインが出ていないようですね。かつてのマツダを見る限りでは、他を圧倒するような奇抜なスタイリングを最も得意とするメーカーだと思うんですが、今のマツダは世界の「王道」をどうやら意識しちゃっているようですね。余計なことをしなくても「マツダの信念」がそのまま世界のお手本になる!くらいに思っているかもしれません(幹部の発言などを考えると・・・)。残念ながらそれをただただ反映したのが上級モデルの販売不振じゃないでしょうか。作っている側は「満足」かもしれないですけど、選ぶ側(買う側)からしてみたら「つまらん」のですよ。ステアリングの形からメーター類からもっともっとオリジナリティ出してよー!!!そういう期待が無理無く出来るメーカーがマツダじゃないのー!?

  メルセデスがちょっと前に一斉にコラムシフトを採用した時は、軽自動車のような操作感にあれれ?と思いましたが、その後のSクラスCクラスEクラスの順に行われたFMCで内装が一新されてみると・・・どうやらコラムシフトは大正解だったようですね!?いやいやこれには恐れ入りました。現行のメルセデスではセンターコンソールは快適なシートを演出する立派なインテリアです(ここに目がいく!!)。自動運転も始まろうか?という時代ですから、運転に必要なインターフェースはペダル&前面パネルだけに集約するのもとても妥当な判断なのかもしれません。メルセデスはペダルとコラム回りだけに集約していて、徹底的にシンプルで整理された空間美を演出してます。ここまで洗練されたインテリアはまさに「商品力」を上げる最強の武器になります。あれだけキレイにまとまったインパネの上に社外のオンダッシュのスマホ置きとか、充電ジャックをずらずら付ける人はちょっと感覚を疑います。

  アテンザやアクセラには日本仕様にもMT車がありますし、CX5も輸出用ではMT車が存在しますから、センターコンソールにはレバーを配置するという役割が外せませんので、メルセデスのような大胆に差別化された内装はなかなか目指せないとは思います。ただ・・・そこに現状のマツダが抱える「大きな壁」があるような気がしてならないです。端的に言ってしまうとGJアテンザはセンターコンソールの設計1つとってもズボラだなー。その1点だけでそこまで評価落ちるか?と言われそうですが、それを埋め合わせるだけの「飛び道具」がとりあえず無い!!そのことの方がもっと問題なのかもしれません。

  「ユーノス・コスモ」を思い出せ!!!じゃないですけど、マツダのプロモーションとは裏腹にGJアテンザは最上級モデルらしさが真っ当には意識できて無いと思います。もっとこの内装は「マツダだけです!」を打ちだせるものにしないと、マツダを選ぶ必然性が見えてこないです。まだまだそんな状況なのにエクステリアデザインとボデーカラーだけで、スカイライン&Eクラスに挑む!!ってのはなんだかなー。その辺がどうも一般ユーザーの間でも完全にバレバレになってきていよいよ販売台数が伸び悩んでいる一因になってます。近所にギブリを納車されたオッサンがいますが、やっぱりGJアテンザではまだまだその層に訴求できていないようですね。

  現状ではやはりFFセダンらしく、もっと「中の中」のユーザー向けに使い勝手の良いクルマを目指して1.5Lディーゼルターボを積んだグレードなんかを追加したほうが、販売台数は案外伸びるんじゃないかと思います。遥か高いところにいるライバルを見据えるのではなくて、メルセデスや日産がなかなか出来ないところを目指した方がよっぽど「簡単」だとは思いますね。

  せっかく実用性に秀でたディーゼルエンジンで頭一つ抜け出した地位にあるわけですから、もう少し泥臭いアテンザのグレードがあってもいいのかもしれません。アテンザワゴンをクロスオーバー化して、リアにオープンデッキなんか付けてみたら?他のメーカーが手掛けてもダサいのが出来るだけでしょうけど、マツダならばもしかしたら新しいジャンルが出来るくらいに優れたデザイン力を発揮できるんじゃないかと。オープンデッキに自転車が4台くらい積載できるラックをオプションで用意するなど、アウトドアシーンとの連動がテーマにはなってくるでしょうが、積載車両を走らせる力強いディーゼル・・・そんなシナジーをマツダも当然に考えてはいるでしょうけどね。今後のGJアテンザの進化に期待しましょう。




  

  

  

  
posted by cardrivegogo at 12:58| Comment(4) | GJアテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

RX9始動!?それともマツダスピードの改造スポーツ復活!?

  マツダが新しいロータリースポーツカー・RX9の市販化を決断か!?なんてニュースが流れました。この件はなんどとなく噂は否定されてきましたが、やはりロータリー50周年(2017年)の大円団へと突き進むようですねー。マツダとしては、ディーゼルだけではクルマ好きの懐には入っていけない!そんなことは百も承知でディーゼル中心のマーケティングを仕掛けましたが、そこに思わぬ横槍(VWとかいうマヌケ)が入ったこともあって、国内市場では一転して昨年末から低迷が続いています。

  日本でスカイアクティブDを発売した2012年の段階では、北米マツダ(マツダUSA)主導によるディーゼルによるレース用エンジンを開発&実用化し、デイトナ24時間耐久に3年連続で出場しました。ディーゼルのフィールを極限まで改善していけば、日本で市販されているプレミアムブランドのガソリンエンジンくらいなら軽く蹴散らすことができる!!!という目論見すらあったようです。

  しかし北米でのディーゼル発売を保留したままで3年が経過し、デイトナ24時間のレギュレーションが2017年から変わりディーゼル禁止となる影響もあるのかもしれませんが、2016年参戦モデルからガソリンターボに変わりました。今度は2L直4ターボで570psという市販モデルからすれば異次元の領域のレース用エンジンですが、これもれっきとしたマツダ製で、ターボチャージャーは、スカイアクティブDのタービンを担当する米国ギャレット製です。

  余談ですが、スーパーGT(GT500)に参戦するトヨタ・日産・ホンダの2Lターボは3社共同開発で『NRE』と呼ばれる基幹エンジンを作成し、3陣営がそれぞれカスタムして使っています。3社ともにレースに転用できるエンジンなんて無いからコストを3分割して作ろうということになったようです。ホンダならVテック搭載K20といった傑物はあるわけですが・・・。同じ2L直4ターボでマツダとどっちの出力が上か?は全く不毛な議論で、GT500には燃料リフレクターが付いていて流量制限があります。マツダが自前のエンジン(デイトナ仕様)でRX-9発売と同時にスーパーGTに参戦したら盛り上がりそうですけどね。マツダはロードスターを使ってGT300クラスでスバルBRZ-GTと争ってろ!とか言われそうですが・・・。

  マツダとしては450psのディーゼルターボ、570psのガソリンターボを実用化していながらも(もちろんそのまま市販化できないですが)、まだまだ伝家の宝刀ロータリーこそがマーケティングに一番インパクトがあると考えているようです。300ps(70kg・m)前後の2.2Lディーゼルツインターボ。300~400ps(60kg・m)前後の2.5Lガソリンターボ。それに対してロータリーだと・・・2ローターで300ps、3ローターで450psくらいは出るのかな。

  マツダがそれだけのエンジンを作って、主戦場となる北米でどのライバルを潰すのか?という話です。狙うはRX-7の宿命のライバル・ポルシェなんでしょうけど、因縁の944などFRのポルシェスポーツカーはすでに絶滅しました。944の後継となっているのが718ボクスター/ケイマンですが、トヨタ86陣営から発売時にライバルだと名指しされるほどで、わざわざマツダがRX9を仕立てて全力で挑むほどの格ではないです。マツダの某出たがり役員もある本の中で「ロードスターの亜流(=ゴミ)」だと蔑んでいましたから・・・。

  やはり今のマツダが全力を傾けて挑めるほどの権威を持つスポーツティなクルマとなると、「911」だけなのかもしれません。「GT-R」「V8ヴァンテージ」「Fタイプ」「エヴォーラ400」「NSX」・・・次々と北米での覇権を賭けて優秀な挑戦車を生み出し続ける金字塔ですねー。ここに挑むならば直4ターボではさすがに分が悪いので、やはり3ローターですかね・・・。

  しかし今やポルシェの人気を支えているのは、スポーツカーではなくSUVだとされています。ポルシェが「アーバンライフ&エクスクルージブ・スポーティ」をイメージして創作したマカン・ターボ。マツダのマーケティング的には、ここを撃破することも視野に入っているはずです。すでに北米マツダの最量販車種になっているCX5ですが、この1年でアコードがCR-Vに抜かれ、アルティマ(ティアナ)がローグ(エクストレイル)に抜かれ、カムリもRAV4とほぼ同水準に追いつめられ、ミドルSUVの優勢が鮮明になってきました。

  北米市場といえば4ランナー(ハイラックスサーフ)のような大型SUVのイメージですが、トヨタの場合4ランナー、ハイランダー、セコイア、ランクルの大型4車を合計してもRAV4の台数に届かなくなりました。やたらと操縦安定性が高い日本メーカーのミドルSUVがアメリカで大ウケしています。CX5もその点で非常に定評が高いのですが、ホンダ、日産、スバルのSUVも、実際に乗ってみると、なるほどの手応えは爽快。その部分での進化は怠ってないようで、マツダの引き離して北米市場を快走しています。ブランド全体で月10万台を軽く越えるホンダと日産に、5万台越えのスバルに対して、マツダは3万台前後でメルセデス、BMW、VWといったドイツの三流メーカーと争う惨めなポジションです。

このまま頑張っても『三流』からは抜け出せそうにないので、いっそ三流らしいディーゼル戦略に撃って出れはいいと思いますね・・・。メルセデスのようにCX5のスペシャルモデルにSCR(尿素処理)を搭載して排ガスを徹底的に浄化すれば問題ないはずです。ディーゼルツインターボ300ps(80kg・m)の「悪魔の加速」は、マッスルSUVとして新しいブームを作りそうな予感です。

  マツダの経営戦略をよりアグレッシブにするためには、RX9とCX5のMSバージョンだと思うのですが、マツダの既存ファンが望んでいるのは、戦闘力を上げたMS版のアクセラとアテンザでしょうね。先日見に行った「オートモービルカウンシル2016」では、MSアテンザの方向性を示唆する1台が展示されていましたよー。

  旧世代アテンザのシャシーに直4ターボ&スーパーチャージャーで367psの高出力を実現したユニットを搭載して、それだけのハイパワーですから当然にAWD化されています。足回りも専用にチューンされていてるようです。0-100km/hも4.7秒で、WRXSTIやランエボXどころかV8ツインターボを搭載したBMW ・MやAMGの最速モデルとほぼ互角!!!しかもなんとすでに市販化が決まっているとかで、今月から台数限定で839万円で発売されています。

  やるじゃんマツダ!!!・・・ではなくてボルボです。最近のボルボはマツダの行く先を照らすような素早い動きが目立ちます。北米販売も単月ながら昨年比160%と絶好調なようで、しかも売れてるクルマが以前よりハンパなくデカくなって価格もアップしたXC90やS90/V90ですよ!!短期間の内にレクサスを越える(?)次元のラグジュアリーカーと、BMW・MやAMGを上回るツーリングカーを同時に作ってくるなんて(WTCC参戦してます)!! SUVやFRスポーツばかりににしがみ付いていて、身動き取れなくなっているどっかの三流メーカーよ!さっさと目を覚ませー!!


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