2017年05月20日

『進撃のシビック』 アクセラに『日本撤退』以外の道はあるのか?

  またまたオートックワンというネタ系ウェブカーメディアが、「シビックはオデッセイの二の舞!?」なんて煽りをしていますよー。オデッセイも価格の割には十分に売れていると思うのですけどねー。300万円も出せば中古で大抵の高級車は手に入ってしまう時代ですから、平均価格が400万円というオデッセイHVがそこそこに売れているだけでも素晴らしいことです。月に10000台以上も売れるクルマというのは、レンタカーやカーシェアリングなどの事業用車両として導入されているからこそ出せる数字。教習車として広まっているアクセラの停滞はどーしたもんでしょうか。

  さて「オデッセイみたいにコケるでしょう」とコケにされているシビック。・・・やっぱり売れないのかな。記事のコメント欄にも、「ホンダはもっと新しいクルマを作るべきだ!!」みたいなことが書かれてたりしますけど、10代目シビックのセダンは北米仕様が入るそうですから、これは「新しいクルマ」と言ってもいいんじゃないでしょうか。4630✖1799というサイズは、ほぼBMW3シリーズと同じですから、Dセグに分類してもいいくらいです。エンジンも北米に展開している1.5Lターボ174〜190ps前後ですから、320iと同等といっていいですし、1.5Lとはいえ直列4気筒ですから、バランサーで対処すればNVHもかなりのレベルまで押さえ込めます。

  BMWの318iが400万円、320iが500万円なのに対して、270万円くらいの国内価格が予想されるシビック・セダン。しかも3シリーズより100kg以上も軽いですから、運動性能は優位ですし、FRの3シリーズに対してシビックはFFですからキャビンスペースも広く取れます(5シリーズよりアテンザが広いわけ)。こんなにも気の利いたモデルが出てきたら、徐々に市場に浸透してきたアウディA3セダン(311万円〜)やメルセデスCLA(380万円〜)にも致命的な打撃を与える可能性が高いと思います(この2台のスペックは・・・)。

  マツダが北米で売れるデザイン『魂動』を投入して作り上げた3代目アクセラでしたけれども、2013年からの足掛け4年余りを費やしても、とうとう北米Cセグの雄・シビックの牙城を切り崩すことはできませんでした。180ps前後になるシビックのターボに対して、北米向けアクセラは155psの2Lガソリンを使うベースモデルと、184psのk2.5Lガソリンを搭載した上級グレードが2つ設定されているなど、明らかに『スポーツ』イメージが北米では強いホンダをかなり意識した設計だったのですけどねー。

  まだシビックの発売価格も発売日も正式に発表されてない段階では、時期尚早だとは思いますが、一体どこのメーカーがこの『北米チャンピオン』の日本進撃を止められるというのか!? 250~350万円の価格帯で、小さ過ぎず、大き過ぎずの4700✖1800くらい。出力は160〜200ps前後。現状の市販モデルでは意外にありそうで無いです。だから2009年発売のマークXがまだまだ基本設計そのままで売られていたり、街中にはアルファ156が多い(ジュリエッタみたいな妥協の産物はいらねー!!)。そしてホンダはこのクラスの健全な新陳代謝が進んでいないところに勝機を見出したわけです。アテンザ、アコード、パサート、ティアナ、カムリは大きくなり過ぎた!!というほどでは無いけどやや冗長な印象で、スマートさが無いかも。その分、安定感とか高級感を売りにしているわけですが・・・。アクセラセダンやインプレッサG4はなんだか「せこい」感じが否めないです。

  マツダの現有戦力を見ても、アテンザは大き過ぎて、アクセラは小さい。マークXや3シリーズを『駆除』するくらいの、走れて・気分がいいサイズのスポーティなセダンが無いわけです。結果論ですけども、アクセラ・セダンの全長が150mmほど長ければ・・・状況は全て変わっていたでしょう。最初から『教習車』ありきで4500mm程度に設計されていたとするならば、マツダよ!!ふざけるな!!ユーザーを舐めてんじゃねーぞ!!って話です。何が?プレミアムだって?そんな姿勢だから島下泰久とかいうクソガキライターに「身の丈プレミアム」なんてふざけた呼称を付けられてしまうのですよ・・・。

  それに引き換え、シビックは相当に『本気モード』です。メガーヌRS?ゴルフGTIクラブスポーツ?フォーカスST?・・・何を寝ぼけているのかなー? FFニュル最速はシビックtypeRに決まってんだろ!? パルサーNISMO?ジュリエッタ・ヴェローチェ?プジョー308GTi?MINIジョンクーパーワークス?ちょっとでもスポーツカーを気取るんだったらFFニュル最速を塗り替えに来いよ!!・・・欧州の全Cセグ車を沈黙させる暴れっぷりです。

  さらに北米では、カローラ? 日産セントラ? ヒュンダイ・エラントラ? 全部シビックのパクリじゃん。インプレッサとかアクセラとか日本のカーメディアはやたらと持ち上げるけども、アメリカじゃ全然ですよ。このクラスのクルマにとって一番大事な色気が無い!!メーカーがそんなことを想像してないんだろうね。欧州の鈍臭いターボ相手にしているぶんには、日本ではいいクルマという評価かもしれないけど、北米ではVテック自然吸気がまだまだ現役ですから、スバルとかマツダの「行き場のないユニット」では勝負にならないですよ。せめてEJやMZRくらい『意図が見える』エンジン積まないとさ・・・。

  北米でも欧州でもまさに『クラス最強』のシビックが、日本だけ売れない!!なんてことがあるのかな? これだけ越境メディアが増えていて、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランスのサイトも気軽に覗けるし、試乗動画もあらゆる国のものが見られます。今更に国沢光宏さんや渡辺陽一郎さんが売れない!!と叫んだところで、なんの影響もなさそう。270万円という価格にしてもトヨタ86やレヴォーグと同じくらいですし、この両車の売れ行きを見る限りでは、シビックも同程度にはブレークするんじゃないでしょうか?スペックもデザインも既存モデルの価値観を打ち破るだけのポテンシャルはありそうです。

  マツダもなかなか意図が伝わらない『アクセラスポーツXD』にこだわるのではなくて、北米向けの最上級グレード(2.5Lガソリン)『アクセラグランドスポーツ』を堂々と日本に入れればいいんじゃないですか。ただし第3のボデータイプがやっぱり欲しいですね。どちらも4700mm級の『ワゴン』か『4ドアクーペ』。アテンザのフルモデルチェンジで、徹底的にラグジュアリーセダンに求められる要素を詰め込んでランクを上げておけば、アクセラが少々カッコよくなっても被らないでしょうし・・・。むしろ両モデルのレベルアップの為には多少は被ってもいいんじゃないの。

  『シビックの進撃』に対して他のメーカーはどのような対策をとるのか?そして死活問題になっているマツダはどーするのか?シビックを返り討ちにするくらいの『豪快なサプライズ』があるのでしょうか?2.5Lターボ(400ps)の「アクセラMS・R」なんていう刺客がスタンバイしてないのかな?


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↓なかなかレアなアクセラスポーツXDが200万円。
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2017年05月14日

4代目アテンザの『現実的』な目標!!

  シビックがいい感じの大きさになって(立派になって)再上陸を果たし、迎え撃つカムリもイメージ完全刷新のFMCを断行。他にも昨年マイナーチェンジで地味にエンジンをチューンするなどなかなか意欲的で、販売台数でも堂々と日本市場「FF・4ドアセダン」の盟主となっているメルセデスCLAも相変わらず堅調なようです。アウディA3セダンも結構見かけるし。これでシビックが予想以上に売れたら、トヨタも北米カローラを、日産もセントラを日本に持って来るのでは無いかと・・・。

  ライバル不在で独特の存在感を放つアテンザですが、下のセグメントからの突き上げも激しいですし、プジョー508もVWパサートもまだまだ日本市場を諦めていないようですし、今年の東京MCでビッグサプライズで登場しそうな4代目アテンザですが、どのような『意味』を持ったセダンとして登場するのか注目です。Cセグ勢に追いつかれないような、豊かな乗り味をどう作り込むか?実際問題としてアテンザよりもハッキリと動的質感が優れたセダンは、FF、FR、AWD問わずに存在しないですからねー。2.5Lガソリンターボを搭載するグレードを新たに設定して、現状の5000rpmがピークの低回転ターボを、どうやって「官能的」なユニットに仕上げるのか!?・・・それくらいしか『伸び代』を感じないです。

  技術的にアテンザの上位に存在する『ハイテク』なセダンは、おそらくホンダ・レジェンドだけだと思います。そしてピュアスポーツカー以外のクルマは全てFFベース作って来たホンダの1つの到達点が、このHVでエンジンと3モーターを駆使して瞬時に4輪のトルク配分を切り替えるシステム(SH-AWD)です。マツダはこれに対してモーター駆動抜きのトルクベクタリングを次期ラインナップに盛り込む技術の柱に据えています。目標は同じところながら手段は別で、ホンダはモーター(インバーター)を使った制御に対して、マツダはマイコン&デフ制御。「JR東海の新幹線vsJR西日本のディーゼルカー(スーパーおき)」といったところでしょうか。

  『新幹線』にふさわしい抜群の加速力を見せるレジェンド。某雑誌の企画ではメルセデス(Eクラス)、BMW(5er)、アウディ(A6)、ジャガー(XF)、レクサス(GS)との700万円セダン比較では、あまりに速すぎるので『反則負け』という判定が下された逸話があるほど(笑っちゃいますけど、これ本当です!!)。「HVだから速くて当たり前だ!!」みたいな安易な結論でジャッジをしてましたけど、彼ら(能無し雑誌のライターども)は、先代のレジェンド(3.5L・V6NAのAWD)がすでに欧州の高級セダンを全く寄せ付けないくらいに速かったことを知らないのだと思います。幻に終わったV10NSXの無念を晴らすように、フラッグシップのレジェンドに全てを注ぎ込んでいましたよ。もはやメルセデスなどと比べるクルマではなく、先代からすでに「パナメーラ」「ラピード」「GTC4ルッソ」くらいじゃないと相手が務まらない『スーパー・セダン』でした。

  先ほどのレジェンド事件(カーグラフィック)のように、カーメディアがまともな『判断基準』を持たないことが明らかになりました。パナメーラやラピードよりも、クルマの本質的な走りの部分ではレジェンドが先を行っている。おそらく4枚ドアを持つクルマでこれに追従できるモデルは、現状ではテスラだけだと思います。誰でも踏めば0-100km/hは4秒。(リミッターがなければ)時速300km/hオーバーまで加速できます。

  「そんなクルマの何が楽しいの!?」という意見はとりあえず置いときましょう。現実に日産はGT-Rのユニットとシステムをスカイラインかフーガのボデーに移植することを再び開発しているようですし、AMGも専用設計スポーツカーのGTから派生させた4ドアクーペを完成させているみたいです。アルミでへなちょこ化しているメルセデスの車体をベースにしたところで、どうやってもホンダや日産には勝てないでしょうから、妥当な判断だと思います。トヨタやBMWに至っては、「LC」や「i8」で満足してしまっていてあまりクレイジーな競争には参戦するつもりはないようです。復活する8erも平和なモデルになるんでしょうね。

  さて問題は、次期アテンザが「スーパーおき」のままで、この「スーパーセダン競争」に参戦するのか?ってことです。こういう大それたことを書くと「マツダは今のままでいいよ」という現実的な意見を頂戴することがままあります。人によって見方は違うかもしれないですけど、マツダって安定的なメーカーに見えるんですかね。その歴史を簡単に振り返ると、1960年代にロータリーエンジンを実用化しますが、これは当時の通産省が乱立する自動車メーカーの再編を進める中で、独立メーカーとして生き残りたい!!という熱い意志から実現したと証言されています。1970年代にもホンダに続きマスキー法を通過。1980年代には世界最先端のスーパースポーツに挑み、1990年代にはルマン制覇。2000年代にはフォード傘下で最も優れたエンジン&シャシー開発メーカーとして名をあげ、2010年代に再独立を果たします。

  これだけ波乱万丈に生き抜いてきたマツダならば、2020年代にスーパーセダンで頂点を極める!!くらいのことはやりかねないと思います。レジェンドはあまりにも速すぎてカーグラフィックから反則負けにされましたけど、マツダもかつてあまりに速すぎてルマンから締め出された過去がありますし・・・。

  ホンダを見ていてあまりのハイテクさに、「何のためにNSX?レジェンド?」と理解不能なほどの「哲学」を感じます。他のメーカー(フェラーリやマクラーレンも)が不必要に進化させないで驚異的な『利益』を稼ぎ上げる中で、ホンダは『普及しなければ意味がない!!自動車の未来のためにハイテク車を適正価格で売る!!』ということに徹していますね。マツダがもし対抗馬に名乗りをあげるならば、一生懸命に働いて財力が耐えうる限り応援したいと思いますけどね。



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2017年05月02日

ドイツの名門がマツダをパクリ過ぎな気が・・・。

  ドイツ車のリアデザインはやっぱりダサいなーと・・・いい続けて数年。相変わらずのクオリティでなんだか変わり映えがしないですね。マツダはどーなんだ?って話ですよね。マツダが「ブランドデザインの結晶」と言うGJアテンザを採点すると [フロント]前期60点/後期85点 [サイド]前期・後期95点 [リア]前期・後期50点 といったところでしょうか。最大のウィークポイントはリアにあるようで、発売当初からマークXやヒュンダイ・ソナタとの類似性が指摘されていました。韓国の専門家に「アテンザはソナタのパクリだ!!」と言われていましたね。あまりの的外れに全く話題にもならなかったですが・・・。

  ドイツ勢もマツダも大概にしろ!!ジャガーXJを見習って!!と憤慨していたところに、ひょっこり出てきたメルセデスの新型モデル。しかもSUV。なかなか「見所」のあるリアデザインが!!あれ!?これはもしかしてマツダの!?


  こっちもなんだかデジャブ感がハンパないんですけどねー。マツダが市販しないからデザインを買い取ったの?



  今年か来年には4代目に移行するはずのアテンザですが、突然のCX8の発売決定!!しかもプレマシー互換ではなくて、アルファードやエルグランドに並ぶ、「ピープル・ムーバー」の最高峰のクルマになる!!とのこと。久々に日産、トヨタに喧嘩を売るモデルの登場。しかもアルファード/ヴェルファイアといえば、320万円〜という価格帯にも関わらず、2017年3月だけで合わせて10000台以上を売るお化けモデル。1000台じゃないですよ10000台ですよ!!

  欧州ではカンパニーカー制度っていうのがあって、メルセデスやBMWの高級セダンが一定割合売れる下地があります。日本でレクサスが売れないのをいちいち揶揄する評論家がいますが、基本的に高級車が売れるカラクリがわかってないんじゃないの? 日本のクルマ販売の構造では法人向け高級車のほとんどを「クラウン」と「アル/ヴェル」で占めています。・・・ちょっと余計なことを言ってしまうと、事業を所有する人が多い「アル/ヴェル」のユーザーの運転マナーは、「(事業税を払わない)エコカー乗りのリーマンは道を譲れ」という感情から来るのかも・・・・。

  フォード傘下で2000年以降は半強制的に小型車開発に従事させられたこともあって、大型車のイメージがすっかりなくなってしまったマツダ。もうセンティアとかコスモとか・・・マツダが昔はクラウンやソアラみたいなクルマを作っていたなんてイメージは1980年以降に生まれた世代にはすっかり無いみたいです。2000年以降、マツダはそこそこ話題になるクルマを作ってきてはいますが、やはり大型車を持たないブランドには固定ファンがつかないので、成長の実感がなかなか掴めないみたいです。

  アテンザやCX5があれば、とりあえず望むべきカーライフは得られると思いますけどね。マツダはとりあえずレクサス、メルセデス、BMWなどに全く引けを取らないレベルのクルマを作っていますし。「衝突安全性」「快適性」「高品質」「走行性能」「運転支援システム」・・・どれを考慮しても全く遅れをとっていないどころか、むしろマツダが一番出来ているのではないか?というくらい。けれどもまだまだアテンザやCX5には「フォード支配の軛」が少し残っているのかなー・・・もう少し「吹っ切れた」世界観があってもいいのでは?と感じます。

  マツダもそれは実感しているようで、「いいクルマが作れているのだから、思い切って大型に取り組もう!!」という段階に来ている。まずは日本でそこそこの「数字」を持っているアル/ヴェルとオデッセイを切り崩していこう。2.2Lディーゼルに加えて2.5Lガソリンターボも投入されるでしょうけど、この2本立てなら、相手は旧式エンジンですから、スライドドアの有無も鍵になってくるでしょうけども、勝算は十分にありそうです。テスラみたいに上に開くドアを装備して、マツダらしく「カモメ・ドア」!!なんて趣向があるのかな!?

  でもやっぱり高級化のポイントはやっぱりデザインだと思いますよ。メルセデスにパクられるくらいにいいデザインが作れるのだから、自信を持ってリアデザインを磨いて欲しいなー。歴代マツダ車ならば、初代ルーチェと初代コスモですかね。なんの因果かわかりませんが、初代ルーチェ(1966)とW114(1968)はリアがよく似てるなー。もっとも車格が全然違うのでパクリとかではないでしょうけど。





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タグ:マツダCX8
posted by cardrivegogo at 03:24| Comment(10) | メルセデスベンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする