マツダファンが見たクラウンとカローラスポーツ
新型クラウンのリアデザインは・・・まるでGHアテンザセダンを見ているようだ。そして新型カローラスポーツのリアデザインはBLアクセラみたいだ。これは単なる偶然なのか!?それともマツダ旧車オーナーに対してのトヨタからの熱烈なラブコールなのだろうか!? ただし湧いてくるのは憤りの感情かも。ほんの6年前まで、210万円〜で最高のドライビングを楽しむことができたマツダを知っているGHアテンザオーナーに、480万円のクラウンを売りつけようっていうのか!? ちなみにカローラスポーツは213万円、あれれ・・・GHアテンザの最終ベース価格よりも高いんですね。もっとも初期のアテンザは「4ナンバー」モデルもあったくらいなので価格の付け方が現行とは全然違ったらしい(未確認)。またマツダは商用車共通モデル作らないの!?
マツダのラインナップは寂しい・・・
クラウンもカローラスポーツもこの目を引くリアデザインのせいで、ちょっと「無視できない」存在になってる。新型クラウンは早くも2万台近いバックオーダーらしい。マツダから見れば480万円のクルマが2万台ってとんでもない数字ですけども、ここ数世代のクラウンと比べるとさすがにやや少ないらしい。14代目(先代)は発売から1年で6万台くらいは余裕で売っていた。カムリ、レクサスLS、センチュリーに加えてレクサスESも追加され、既存のクラウンユーザーも次は何に乗るかちょっとは迷うのだろうか。トヨタのフォーマルセダンのラインナップが増えた。どーせHVにするならクラウンもカムリも同じようなユニットだけども価格差も100万円程度でしかない。いっそアテンザ・ディーゼルという選択はないだろうか・・・?
トヨタなんてありえねー
マツダユーザーは、頭では「ありえない」と思いつつも、カローラスポーツがちょっと気になる。「iMT」ってどんなに具合がいいのだろう? それでも1.2Lターボってのは無いな〜。アクセラ、CX-3、デミオが1.2Lターボだったら、まあスルーだよな。マツダの表情豊かなエンジンフィールとは、とても相容れない。アクセラが1.2Lターボになったらマツダファン辞める奴が続出するだろう。人見さんも「1.2Lターボはどう結論しても不可」みたいなこと言ってたから絶対にないだろうけど。
マツダは腐っている!?
前回の投稿にも書いたけど、マツダは「イマイチ風通しが悪い」という声が渦巻いているようだ。手堅い戦略で、車種の設定もなかなか進まない。アテンザ派生のクロスオーバーや2ドアクーペは海外メディアなどでたびたび噂があったけども、結局実現はしなかった。メルセデスやBMWのようにチャラくてアホみたいなモデルは増やしたくない!!ってのはあるだろうけども、『デザイン>走り』で開発費を抑えた結果、当然のことだけども、アテンザのユーザー層は頭カチカチのオッサンが多くなったよ(クラウン化している)。それでもGJアテンザは可能な範囲で『手当』されてはいてバージョンアップしているけども、やはりマツダの設計自体が抜本的な取り組みを後回しにするなど、「風通しが悪い」のは確かだ。
2020年は無理だろ!?
次のアテンザが2020年に登場して、何を意識しているのかわからないけどFRになるらしい。しかし2020年発売だったらもうすでにテストモデルが出てきてもいい頃だし、どう考えても開発期間が足りていない。4代目アテンザ(GJと同じシャシー)をキャンセルして、5代目アテンザ(次世代シャシー)を前倒しで投入、中長期スケジュールを少し変更しただけなのかもしれないが、あのメルセデスも開発期間の不足で「?」なモデルを量産している始末。焦ったばかりに、クルマの完成度には定評があるマツダの名声に傷が付かなければいいけども。
勝算
ベストカーの連中は、FR化によって「Eセグではなくて、3シリーズ対抗モデルを作れ!!」みたいなアドバイスを書いてましたが、ハンドリングに秀でるXEやジュリアがくすぶるプレミアムDセグよりも、クルーザーみたいな眠くなるハンドリング音痴なクルマがたくさんあるEセグの方が結果は出せるんじゃなかろーか。アメリカ市場で月に5000台も6万ドルのセダンを売れば大成功だと思う。Eクラス/Sクラス、チャージャー、レクサスLS、ジャガーXJ、クワトロポルテを相手にした方が捗る気がする。
フェートン
CX-5もミドルSUV市場に「マツダ印」のハンドリングを持ち込んだ結果の大成功だったわけだから、Eセグ、Lセグで存分にマツダが暴れればいい。日本のカーメディアは「マツダがフルザイズセダンを作っても無駄」だと思っているようだけど、現状では満足できるセダンが少ない。10年くらい前にはシトロエンC6なんていうフルサイズサルーンもあった。VWフェートンは確かに大失敗に終わったけども、VWよりマツダの方が、明確に「走り」の味を出せるという意味では、ブランド力訴求力で完全に優っているので、フェートンの二の舞になることはないんじゃないか。
市場は開かれている
メルセデスのサルーン欲しい!?・・・NO。BMWは?・・・NO。LEXUSは?AUDIは?・・・やっぱりNOだ。マツダファンの肌感覚で失礼だけども、市場は新陳代謝を求めていると思う。いいクルマを作ってくれるならどこでもいい。テスラでもジェネシスでもボルボでも勝負できるのだからMAZDAでもいいと思う。よっぽど悪いイメージでもない限り、そこそこの実績のあるメーカーならば、どこでも参入可能だと思う。ヤマハや光岡だってOK。問題はディーラー網ですかね。本田宗一郎がエンジン付き自転車を全国の「自転車屋」で販売するような革命的な流通さえあれば、4輪車を作ってみたいメーカーはたくさんあるだろう。AMAZONで売る!?
マツダは動くのか!?
国沢さんがいうには、マツダ内部には華々しいラインナップ展開を強気に主張する人々が結構いるらしい。しかし経営陣はとても保守的であり、トップダウンを黙々とこなすマツダらしくない小粒な人材が各セクションの要職に抜擢されているらしい。誰もが出てくると期待していたMSアクセラも全くなかったので、現行アクセラはすっかり地味な存在になってしまった。ゴルフやAクラスと団子レースを繰り広げるようなクルマで終わって欲しくなかった。確かに言われて見ればスカイアクティブ時代のマツダは保守的過ぎる。腐っているという人の気持ちもわからないではない。CX-3とRFが先月にマイナーチェンジするまで、マツダで買うべきモデルを全く見つけられなかった。マツダは好きだけど欲しいクルマが一台もない!!そんな状況でのらりくらりとマツダに関するブログを書き続けた自分の意識の低さがちょっと恥ずかしい・・・。
ラベル:トヨタクラウン トヨタカローラスポーツ
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