2018年06月07日
CX3・エクスクルージブ・モッズ・・・ネーミングの勇気に脱帽。
2018年05月16日
CX6があるのかな!? マツダのSUV戦略とは!?
Range Rover Evoque vs BMW X2 https://t.co/VFXW1rz2Zu @AutoExpressさんから
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年5月10日
2018年03月27日
世界最強のSUVとなったCX5を狙うライバル車
【マツダ新型CX-5 マイナーチェンジ!発売日は3月8日で気筒休止新エンジン採用&価格や内装など変更点は? | https://t.co/He3mbqsOsr】
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月26日
【フォルクスワーゲン新型T-ROCは2018年12月に発売か!新コンパクトSUVのサイズや価格は? | https://t.co/QFzKCD4txp】
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月26日
2018年03月12日
ドナルド・トランプ の視界に CX5 は入っているのか!?
And now the big one! The final three nominees for WORLD CAR OF THE YEAR 2018 are: Mazda CX-5, Range Rover Velar, Volvo XC60. Congrats to all the finalists. Results in 3 weeks @NYAutoShow! #WCOTY #WorldCar #GenevaMotorShow2018 pic.twitter.com/A3lY8QCUyS
— World Car Awards (@WorldCarAwards) 2018年3月6日
恐れる・・・MAZDA
トランプ大統領が対日赤字についてコメントしたらしい。対米輸出(金額ベース)において自動車は28.8%(4兆3000億円)、自動車部品は5.8%(8000億円)に達していて、あらゆる輸出品目においてダントツの数字です。ちなみに日本の対米貿易黒字額は年間7兆円に達するので、自動車関連部門だけの著しい不均衡が全てというわけではないのですが、まあ金額が大きいのでやっぱり目立ちますよね。マツダのグローバルでの売り上げが2兆5000億円くらいに膨らんでいますが、その内の1兆円くらいが北米向けらしいです。マツダの責任は4分の1くらいですが、大統領が目を通す資料にも名指しで『MAZDA』と書いてあると思います。
MAZDAの北米戦略は新しい局面
マツダにとって厳しいのは、現状では北米生産が0台ってことですね。このまま突き進めばフォロワー4800万人の大統領のツイッターに『MAZDA』が登場しそうですが、すでにトヨタと連名でアメリカにEV工場作っているので、とりあえずイジられることはなさそう。MAZDAとしてはFCA経由でジープかダッジ辺りのブランドとコラボでもして、北米生産モデルを作ってみてもいいかも。ディーゼルとV8ユニットの交換とか・・・。
CX5がアウトバックを超えた!!
去年の後半からマツダが一気に生産台数を拡大したCX5ですが、年末からは北米向けに月に15,000台規模というマツダの単一モデルとしては未知の領域に足を踏み入れつつあります(しかも全量日本からの輸出)。さらに2018年1月の統計では初めてCX5が、スバルでもっとも売れているアウトバックの販売台数を上回りました。現地生産のCR-VやRAV4は月に40,000台くらい売れているので、まだまだCX5には伸び代があるはずなんですが、これ以上伸びてしまうと、かの地でなんらかのMAZDAバッシングが始まるかも。せっかく尿素SCRまで用意して北米での販売体制を整えつつあり、ハッキリと数字も伸びているのに、株価が上がらない〜。
MAZDA3度目の戴冠なるか!?
そんな話題のCX5ですが、『世界カーオブザイヤー2018』のワールドカー部門で3台のファイナリストに残りました。初代CX5も2013年の『ファイナル10』には残りましたけど、大ヒットモデルの二代目が、先代よりも高い結果を残すのはなかなかレアなことだと思います。普通はインパクトが薄れるので、二代目CX5は日本COTYでは繰り上げ10ベストカーという屈辱的な扱いだったりするのですが、世界がCX5から受けたインパクトは日本人の肌感覚よりもよっぽど強烈なんだと思います。
CX5は21世紀最強
もう何度も書いてますけども、デビューからわずか5年足らずで、グローバル40万台/年の大ヒット車になったケースって、おそらく21世紀になってからでは、世界初じゃないかと思います。トヨタ、VW、GM、ルノ日の4大グループでもそんな「オバケ」なクルマはなかった。アクセラも50万台/年くらい売れているけど、このクルマはデビューから14年が経過した3世代目のクルマであり、ファミリアの地盤を引き継いでいる。WCOTYもこんな大ヒットになるなんて思っていなくて、初代に栄誉が与えられることはなかったけど、とりあえず二代目を「大賞」に選んでおかないと「黒歴史」になる!?
MAZDAのエモーショナル
他のブログでも書いたのですが、WCOTYの採点項目にある「エモーショナル」で過去最高の得点を出したのが、NDロードスター、レンジローバー・イヴォーグ、メルセデスSLSの3台が「9.0」を記録。ちなみに2013年にノミネートされた初代CX5の「エモーショナル」はわずか「6.3」の完全にゴミ扱い・・・。VWゴルフに負けるか!?って気もしないでもないですが、まだまだ世界に受け入れられてなかったんでしょうね。5年経ってすっかりデザインへの認識が変わった!? CX5が2018年のファイナリストになったということは、「エモーショナル」の数値も格段に上がったんじゃないかと。ちなみに現行アクセラが「7.3」、CX3が「7.0」、デミオが「6.7」。
MAZDAはWCOTYに囚われている!?
ちなみに2018のファイナリストで、CX5の他の2台はボルボXC60とレンジローバー・ヴェラール。しかもどちらもデザイン賞のファイナリストにもなっているので、「エモーショナル」値も相当に高そうです。「魁コンセプト」と「ヴィジョンクーペコンセプト」がほぼそのまま発売されたなら、どれくらいの数値になるのだろうか。マツダのデザイナーは「エモーショナル」値ありきでデザインに取り組んでいるのでは!?という気がする。そういうメーカーが1つくらいあってもいいよね。
強敵ランドローバー
ランドローバーってスゲーな。GJアテンザのデザイン賞受賞を阻んだのも同じグループのジャガー・Fタイプだったっけ。今回もCX5がレンジローバー・ヴェラールにボロ負けする可能性もある。結果が出る前に失礼だが「エモーショナル」値もおそらく負けているだろう。マツダが一矢を報いたのは、2016年でNDロードスター「9.0」がジャガーXE「7.9」(トップ10の中では第二位)を圧倒ってのもありましし、ジャガーの最新モデルEペースはマツダCX5をかなり意識したデザインになっていたりする。それでもランドローバーにはコケにされっぱなしだ・・・。MAZDAのことだから世界をひっくり返す強烈なSUVデザインを企画しているだろうけど。
Here we go! Top Three in the World - first up the finalists for World Car Design of the Year: Lexus LC 500, Range Rover Velar, Volvo XC60. #WCOTY #WorldCar #GenevaMotorShow2018 pic.twitter.com/O54aU9haee
— World Car Awards (@WorldCarAwards) 2018年3月6日
最新投稿まとめブログ
Tweet
2018年02月28日
CX8がスズキ・クロスビーよりも売れてしまった!!
Thirteen cars from the 90s that still look modern today. https://t.co/r72FtOSWDQ pic.twitter.com/JEZHGqSwqF
− Road & Track (@RoadandTrack) 2018年2月27日
2018年01月22日
MAZDAブランディングの将来が決まる2018年になりそうだ・・・
新型「マツダCX-8」の販売が好調 −発売後約1ヵ月時点での累計受注台数が12,000台超え− https://t.co/fKLXzPF0nS
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年1月19日
3列目シートには子どもを乗せるな!! マツダのCX-8の3列目は安心だ【クルマの達人になる】(ベストカーWeb) - 【自動車業界ニュース】 - carview! - 自動車 https://t.co/Z74wV9Y6OC
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年1月10日
2017年12月07日
CX8は正義だけど、ファンが育つまで粘れるのかな!?
2017年06月30日
英国「TOP GEAR」が認めた傑作モデルの日本凱旋
欧州で大人気の同クラスの小型SUVですが、現地で発売されているモデルが搭載する定番ユニットは、CX3にも既に搭載されている1.5Lくらいのディーゼルターボ。もしくは1.0L程度のガソリンターボです。マツダのように標準グレードに2Lエンジンを載せてくるメーカーは異例で、アウディ、MINIなどの最上級モデルで2Lターボを使うくらいです。なんかそれだけでとってもリッチなモデルだなーって気がするんですよ。
マツダのガソリンエンジンは自然吸気のままだから、走りにパンチがなくて全然つまらないとか某有名ジャーナリストが動画でほざいています。確かにCX5のような車重がかさむモデルだと苦しい部分もありますけどね。CX5がマツダの屋台骨になってからどうもエンジンと車がアンバランスでディーゼルありきになってしまいました。その結果当然ですがブランド全体の立ち位置がやや微妙になってきた感じがします。ディーゼルのCX5が発揮する『抜群のコスパ』だけが、今のマツダを支えているのも事実で、もし何らかの外部要因でCX5が優位性を十分に発揮できなくなったら、これはマツダにとっては非常に危機的な状況です。
この薄氷を踏む展開を打破するために、今年の秋には3列シートのCX8を導入するようですが、どうですかね? トヨタの営業力を持ってしてもフェイスリフトで一新したエスティマが全然売れないという状況で、『3列』『ツアラー』『フルサイズ』『300万円超』などエスティマと共通点が多いCX8をマツダの営業力で一体どれほどさばけるのでしょうか?プリウス人気に乗っかってハイブリッドを積んだ黒歴史的アクセラ(存在を覚えてますか?)みたいに、ファンがマツダに求めている要素とは幾分外れたモデルなような気がするんですが・・・。
アテンザのFMCを後回しにしてCX8を発売するみたいですけど、アテンザにワゴンホイールベースの2ドア、4ドア&5ドアのクーペもしくはクロスオーバーを企画した方が良かったんじゃないですか? もしくはロードスターのシャシーを使った4座のFRクーペとか・・・。いづれも2.5Lターボで400psを499万円くらいで売れば、トヨタ86を超えるヒットも狙えたんじゃないかと。CX5のリスクをヘッジするならばファンに「スポーツのマツダは健在」をアピールするモデルの方が、相応しかったんじゃないか?
マツダが欧州や北米で「東洋のスポーツブランド」として売っているCX3の2Lガソリンモデルの日本投入は明るい兆しだと思います。MINIやロータスみたいな手軽でスポーティなブランドがいくつもある英国で、ロードスターとCX3が大人気となっているようで英国マツダの販売台数は2倍に!! メディアには『スムーズに吹け上がるエンジン』『ドライバビリティの極地』『スポーツカー的なハンドリング』『操作性抜群のMT』『欧州にはないタイヤとのコミュニケーション』などなど、思わず歯が浮いてしまうような賛辞が載ります。BRZに乗って『これはケイマンに匹敵する凄いマシンだ!!』と言ってしまう国民性なのでその辺は多少は割引ですけどね・・・。
『トップギアジャパン』が創刊されて1年以上が経過しましたが、この英国雑誌を見ていても、ロードスターとCX3がイギリスで愛されていることが伝わってきます。地元英国ブランド(アストンマーティン、ジャガー、ランドローバー、ベントレー、ロータスなど)とポルシェがメインですけども、これ以外で登場回数が多いのは、『AMG・GT』『BMW・M2』『日産GT-R』『ホンダNSX』『フォードマスタング』など各メーカーが心血を注いで完成させたクルマばかりですが、この舞台で『ロードスター』と『CX3』が評価されているのです。残念ながら他のマツダ車は見たことがないですが・・・。
英国カーメディアってやっぱりいいですよね。全て外国資本の傘下にあるとはいえ話題の中心はやっぱり英国メーカーです。アストンマーティンやランドローバー無しにトップギアは成立しない。それに対して日本のカーメディアは・・・。トップギアの外国車枠に食い込む数はドイツ車と同じくらい多いのに!!日本車の良さを率直に伝えられないのですかね!?ちなみに9号までのトップギアジャパンに出てきた日本車は『GT-R』『NSX』『ロードスター』『CX3』『イグニス』『WRX STI』『シビック』『S660』『MIRAI』『GS-F』などなど・・・。S660は英国では発売されておらずスティーブン=トビーという英国人ライターが日本にやってきて英国版記事として書いてます。MIRAIはスポーツ仕様が登場するなど、そのポテンシャルについてかなり突っ込んだことまで書いてあります(日本のカーメディアでここまでやったとこあるか?)
英国には英国の、日本には日本の、カーメディアの良さがあるのでしょうけども、『本当に価値あるクルマだけしか登場しない雑誌』の中で、全く取り上げられないCX5やアテンザ。何度も登場するロードスター、CX3。これがマツダに突きつけられた英国の評価というわけです。とにかくトップギアがお墨付きを与えているCX3のガソリンモデルに乗って見たいですわ・・・しかしMT車の設定はないとのこと。オイオイ。
最新投稿まとめブログ
2017年06月10日
CX3ガソリンモデルの日本投入が決定!!いよいよやる気が出てきたなー
ここまで追い込まれると、マツダも打てる手は打ってくる・・・ということで、CX3に2Lガソリンモデルを投入するようです。アクセラの2Lガソリンは日本での販売が打ち切りになるほどで、中古車市場ではその希少性からか同年式で同程度走行でカーセンサーの内外装チェックも同じ水準のBMW116iよりも高値で取引されています(170万円くらいだった)。これがMT車だったらさらに上昇するんでしょうね・・・。
アクセラは売れなかったのに、CX3で再び2Lガソリンはどーなのでしょうか?って感じのシケたリアクションが多いかもしれないですが、『最近のマツダはディーゼルばっかりでダメだ〜・・・』と不満に思っていた人もいるのでは? ディーゼルを日本でも発売した2012年までマツダはロータリー車を作っていましたし、そのちょっと前まではNCロードスター基準で作ったショートストロークエンジンをミニバン(プレマシー、ビアンテ)に搭載していました。
そのエンジンは今も英国のAERが『MZR-R』として改良して主力エンジンとして活用してますし、ケータハム、ゼノス、ラディカルなどの英国スポーツカーメーカーには、フォード経由で供給されています。5年前までは『RENESIS』と『MZR』の2枚看板。いくらフォードの後ろ盾があったからといっても、これはさすがに「世界が唖然」とするレベル・・・。しかし2012年以降はロングストロークガソリンとディーゼルのみで、まるでVWやBMWのような何の取り柄もない凡庸なメーカーみたいになっちゃいました。
ロータリーとMZRの二本立ては、確かに無謀でしたけども、その破天荒さから欧州では非常にウケが良かったようで、欧州における『マツダ神話』はルマン制覇やRX7FD3Sを前フリとしつつも、2000年代の奇抜なRX8とアテンザ、アクセラの大成功によるところが大きいみたいです。マツダとしても『欧州で最も評価された日本メーカー』という手応えがあるからこそ、強気な価格設定で・・・『マツダ地獄』とかいういかにも中部地方訛り蔑称を鵜呑みにするお爺さん達の度肝を抜くことができるのだと思います。故本田宗一郎氏も著書ではっきりとその存在を認めていましたが、『中部訛り』はやばいっすよ・・・不良品のホンダ、リコール隠しの三菱などなど。それくらいの影響力を持っているから売れるんでしょうけどねー。
ロータリー復活の噂も出てきましたが、いよいよマツダが2012年以前の『伝説期』へと舞い戻る時期が到来したのかなー。その第一弾がこの2LガソリンのCX3。このクルマは英国で有名なカーメディアである『トップギア』で絶賛されてました。ロードスターの精神が宿るコンパクトSUVだって!!同じ英国ネットメディアの『AUTO EXPRESS』でも、CX3、アウディQ2、メルセデスGLAの3台の比較レビューで、堂々CX3がトップに評価されてました!!
相手はMQB(C/Dセグ)とCセグベースなのに、デミオベースのCX3が勝つなんて!!1.4Lターボ、1.6Lターボのギリギリエンジンに、軽量化が不十分な相手ですから走るのが精一杯なのに対して、2L自然吸気で1250kgのCX3ですから、ほぼ反則みたいなものですけども・・・完全なるミスマッチ(出来レース)です。
とりあえず英国では『アウトランダーPHEV』『ジューク』と並んで、日本の技術力の高さをまざまざと見せつけるSUV3傑の1角を占めるクルマです。単純にエンジン、ミッション、AWD技術だけでも完全に欧州のSUVに差をつけてます。Q2なんてFFしかないし・・・アウディなのに!!
日本発売前からすでに欧州で大評判(らしい)。これはなかなか熱いんじゃないですか!?久しぶりに『感性のレベルで欲しい』マツダ車が帰ってきた感じがします。これを契機に今度はシビックにアメリカで挑んでいる2.5L自然吸気の『MAZDA3・GT』(アクセラGT)も持ってきてくれー!!ちなみに『GT』と言いグレードは日本でいうところの『Lパケ』みたいな意味があるようです。
ちなみにアテンザにも『MAZDA6・GT』があって、価格は北米Dセグプレミアム価格である30000ドル越え!!BMWのM240i(645万円)や320i(530万円)が33000ドル、メルセデスCLA250(580万円)が33000ドルですから、アテンザLパケはグローバルでは500万円級なんですねー。ユニットが2.5L自然吸気であることを考えるとメルセデスやBMWよりも高いのかも!?4代目アテンザは文句なしで500万円でも安いくらい!!と言われるように頑張ってー。
↓『スカG2.0』VS『Vtec1.8』の対決!!日本市場でも売ってくれー!!
『マツダCX3がアウディ&メルセデスを完全にノックアウト!!・・・もとんでもない強敵は国内に』
最新投稿まとめブログ
人生最後に乗るクルマ (リクルートスペシャルエディション)
2017年03月21日
新型CX5のデザインは・・・あのメーカーへのリスペクトじゃ!?
SUVデザインというと、フロントはグリル、バンパー、ライトケースで猛然と演出し、ボデーは継ぎ目を見せてワイルド感を演出するのが定番になっていましたが、そういったSUVデザインのセオリーみたいなものを全て無視して、我が道を突き進むことにだけこだわりました!!そういう魂のこもった仕事ぶりを素人目にではありますが強烈に感じます。これは歴史的傑作デザインになるんじゃ!?それよりもなんてラディカルな思想の持ち主というか頑固な人がデザインしているんだろう!?このこだわりはまるで芸術作品みたいです。
チーフ・デザイナーの諌山慎一さんは「徹底して上品さを追求した」みたいなことを呑気に言っておられますが、もちろんこれなら目標は十分に達成していて納得の仕事ぶりだと思います。しかしこれは明らかのさらに崇高な野望、デザイナーとしての野心を持った作品ですね。まるでレンジローバー・イヴォーグを仕上げたロバート=メルビルの歴史的大仕事を超える偉業を狙ったんじゃないでしょうか?(私はそう感じるのですが、皆さんの評価はいかがでしょうか?)
先代のCX5も大ヒットを続け、今ではマツダの収益の大部分を稼ぎ出しているとか言われていますが、そんな大ヒット車の後を受けての仕事は想像を絶するプレッシャーがあったはずです。先代CX5は、新しいマツダのデザインコンセプトの第一弾だったこともあり、反響は大きかったですし、そもそも全身「レッド」が似合うSUVという想像を超えたマツダの想像力に、世界中が唖然としました・・・MAZDAスゲーって。その後に日産がエクストレイルで「赤」を真似していましたが、軽く「事故」してました。
先代CX5は相当に売れたので、街中で毎日のように見かけますが、あのデザインを一言で表現するならば・・・「かわいい」ですね。こんなに愛嬌のあるSUVデザインがあるのか!?日産の中村史郎さんというデザイナーが、ちょっと前のマーチやキューブで成功を収めましたが、その影響を大きく受けています。日産が本来やりたかったことをマツダが先にやってしまった格好です。あれ?この構図はGJアテンザも同じです・・・日産2010年に発表したエッセンスというコンセプトカーがGJアテンザのルーツというのはもはや否定できないです。
日産は外国人トップが実権を握っていたせいか、デザインの好みが車種によってバラつく印象があります。エッセンスからスカイラインの市販までのサイクルがやや長かったですが、その間隙を経営が火の車だったマツダに突かれた? マツダとしてもCX5とアテンザの2トップで、プレミアムブランドとしての新生マツダを新たに打ち立てたので、日産には頭が上がらないと思います。「デザインのマツダ」としてはいつまでも人のふんどしで相撲をとっていてはダメじゃないですか?
新型CX5とこれからFMCを迎えるラインナップは、マツダのオリジナリティと真価を世界に主張することになりそうですが、どうも今回もちょっとデジャブ感が無くもないです。先代CX5のようにキャッチーさを求めれば、お手本は中村氏以降の日産ですが、新型のように上品さを求めるなら、やはりお手本になるメーカーは・・・三菱。日本ではモラルハザードと受け取られるスキャンダルを重ねてしまって、人気は地に落ちていますが、世界では「三菱」は今でも「美しい国・日本の象徴」です。
北米での生産を終了して米国から撤退を図っていますが、まだまだ年間10万台近くが売れていて、販売が継続されています。果たしてアメリカ人が三菱に「ゼロ・ファイター」への畏敬の念を持っているのかはわかりませんが、新型車もまともに出していない中で、前年よりも好調に推移しています。グローバルモデルでも高級セダンなどはなく、ミラージュやランサーといったコンパクト&スモールを除けば、アウトランダーだけが唯一の勝負車です。三菱が世界に誇るピックアップトラック「トライトン」はタイで生産して約150カ国に輸出されていますがアメリカでは販売されていないのは意外です。
新型CX5にはフェードアウト気味な三菱の意志を継いで、格調高い日本車のデザインを復活させよう!!くらいの熱い想いが載っているのでしょうか。現行の三菱車も日本向けではデリカD5、アウトランダー、RVRそれからパジェロに格式の高さを感じます。ア○ファードよりもあえてデリカD5を選ぶ人(どちらも400万円くらい)は、心に人並み外れた優雅さがあると思うのですよ。は?そんなの勝手な妄想だろ?と言われるかもしれないですが、「品」の定義なんて「勝手な妄想」でしかないわけで・・・。
どこのメーカーとは言いませんけども、日本車全体が「デザイン遊び」の大脱線を起こしつつある中で、古いモデルなはずなのに、いつ見ても上品だなと思わせてくれる三菱デザイン。あとはマツダが引き継ぎますから、遠慮なく日本市場から・・・!! 日本で作っているのに日本では売っていない不思議なインフィニティQ60は、スカイラインよりもアテンザに似ていて、アテンザクーペがもし実現したらこんなだろうなというスタイルです。マツダにとっては厄介なのが、デザインが被っているインフィニティが欧州で意外と好調なこと。メルセデスと共通設計のモデルが、メルセデスよりも乗り心地が良いとかで大評判です。
マツダは三菱が世界で人気になった「上品さ」を武器に新たなデザインの魅力を追求する段階に突入しているようです。NDロードスター、ロードスターRF、CX5、CX6、アテンザ、アクセラ、デミオとFMCが行われるそうですが、果たしてどんなサプライズなデザインが待っているのでしょうか?
最新投稿まとめブログ