2014年07月10日

マツダはCセグに収まっとけ!みたいな雰囲気

  以前もこのブログで触れたことがあったかもしれませんが、3代目アテンザ(GJ)はワゴン、2代目アテンザ(GH)はセダン、初代アテンザ(GG)はスポーツHBがベストプロポーションだと思うのですが(異論は受け付けません)、2代目はワゴンが売れて、3代目はセダンとワゴンの割合がほぼ同じで、PRの成果かセダンが予想より多いみたいです。そして初代はスポーツHBが順当に売れたようで、いまでも見かける初代の「生き残り」の多くはスポーツHBです。オーナーさんが今でも飽きないんでしょうね。

  近所にも黄色の初代スポーツに乗るおばさん(ご主人の趣味かもしれませんが)がいるみたいで家の前をよく通ります。独特のスポーティなフォルムに、スポーツカーを想像するカナリヤイエローが鮮やかで、これが12年前に発売されたクルマか?と思うほどに洗練されたデザインが目を惹きます。先日は後ろにポルシェ911(997型)を従えて通り過ぎて行きましたが、911と比べてもそのオーラは全く見劣りすることもなく(マツダファン視点で恐縮です)、エンジン音も好みの問題ですが、日本住環境にはやや「野蛮」過ぎるポルシェのフラット6(“4S”でした)よりも、日本人が作っているだけあってデリケートながらも「意匠」を感じられるマツダMZRの音色が私は好みです。

  今改めて初代のスポーツを見ると、二代目、三代目が少しずつ失っていった「アテンザの原風景」(カペラの面影というわけじゃないです)が浮き上がってきます。3代目からはあまり伝わってはこないですが、元々のアテンザはボディの基本スタイルにおいては「アルファ156」を手本にしていると思われ、今で言うところのBMW2シリーズクーペのような「塊感」を強く感じさせるものでした。確かにカペラの後継を思わせる要素もありますが、小振りなボディにヘッドライトとテールライトがケースに収まって「端正」な初期”ZOOM-ZOOM”デザインは、アルファロメオの影響が強かったように思います。

  残念ながら2009年頃からアルファロメオからDセグセダンが消え、BMW3シリーズもコンパクトボディのものを1シリーズとして切り離し、3シリーズ自体はスポーツセダンからサルーンへと方向性を変えました。その流れが波及して、初代アテンザのような佇まいのC/Dセグスポーツセダンは時代の移り変りとともに次々と淘汰されてしまったわけですが、どうもそのニーズの受け皿としてCセグHBではなにかと役不足な感があります。

  グローバルでのボリュームゾーンにあたるCセグHBは、派生モデルや兄弟車が多くて、どうしても「大衆車」としての無難でシンプルな設計が好まれる傾向にあります。その一方でアルファ156から159への進化の過程でアルファロメオはあらゆる面で限界が高いシャシーに置き換えることを最優先しました。そのストイックなまでの姿勢は、決してVW、フォードが競うCセグの進化とは交わることはなく、アルファ147からジュリエッタへの”汎用化”とは明らかにベクトルが違っていたように思います。

  そんなC/Dセグスポーツセダンが次々に消えて行った背景には、高性能シャシーと高性能サスを使い、ハンドリングやアクセルフィールを高めるポテンシャルを求めた結果、割高なコスト体質になり採算がとれなくなったと言われています。アルファ159に至っては、BMW5シリーズに匹敵するシャシーを使い、5シリーズでも使っていなかった高性能サス(ダブルウィッシュボーン)を使いながらも、ボディは小振りで車格が低く見えてしまうこともあり、日本価格はたったの400万円でした。これではリーマンショックですぐに赤字に転落するのも当然のことだったと思います。

  ごちょごちょと余計なことを書きましたが、アルファ156/159や初代アテンザが持っていたオーラを今も引き継いでいるのが三菱ランエボXとスバルWRXです。しかしこれらのAWDターボスポーツもいよいよ曲がり角を迎えていて、モデル廃止が発表されたりしています。一つの時代が終わって、このクラスのボディサイズのクルマを作ることに自動車メーカーは魅力を感じなくなっているようですが、ユーザーの脳裏には、5ナンバー時代のレガシィやアコード、そしてアルテッツァやプリメーラ・・・といったクルマのイメージが今もハッキリと残っていますし、復活を望む声も少なくないです(アウディA3セダンなんか全然だめ!)。

  またこの頃の日本車セダンは今に負けないくらいに美しいデザインのものが多かったです。開発者達の眼差しが単なる「大衆車」を作るという視点ではなく、BMWやアルファロメオといった欧州の伝統に挑戦するんだ!という熱意に満ちあふれているように感じます。2000年代に入りそういった前近代的な視点に取り憑かれてコストを掛ける「欧州車基準の設計」がトヨタ・日産・ホンダでは否定されるようになったようですが、親方「フォード」のマツダだけは、ボルボやフォードが欧州で躍進するためのシャシーを開発するミッションを与えられました。そして2000年代に入ってもなお、世界に十分に通用したかつての日本車スポーツセダンの「原風景」を残した初代アテンザが発売されたようです。

  
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2014年04月01日

虐げられたブランドの復活。

  前々から多少は気がついてはいたのですが、それでも「なんで?」と不思議に思っていたことがありまして、それは40歳よりも上の人達からはマツダを絶対的に軽蔑するニュアンスを感じること。なんでこんなにも素晴らしいブランドをよってたかって貶めるのだろうか?全く理解が出来ない!なんて言ったところで世間知らずの戯れ言になってしまうのでとりあえず片っ端から調べてみました。

  調べ始めて5分も経たずにあっさりと結論が・・・。2000年に刊行された「いいクルマ、悪いクルマ、最低なクルマ」という本を開いて間もなく暗澹たる気分になりました。ひどい!ひどすぎる!クルマを頑張って作っている人達の気持ちをもう少し考えてあげてもいいのにと思う。軽く抜粋すると・・・
「アイディア満載だが、走らない(デミオ)」
「絶望的に退屈な5ドア。これでフォーカスやゴルフに対抗するのは無理(ファミリアSワゴン)」
「広くて装備も充実しているが、魅力なし。(カペラ)」
「入門車向けスポーツカーとしてはパーフェクト。(ロードスター)」
「すべてが”そこそこ”レベル。つかみどころのないクルマ。(プレマシー)」
「アメリカ郊外の主婦向けワゴンというつくり。(MPV)」

  これが2000年頃のマツダに対する一般的な評価だったのですね。ロードスター以外は完全にボロクソな言われようです。それでもスペック表を見てみるとカペラなどは「5ナンバーサイズ」で「1200kgの車重」で「170ps」も出ていてなかなか楽しそうなんですが・・・。デザインもそこまで劣悪ということもなく、むしろ初代アテンザに良く似た感じで経年劣化には強い印象すらあります。この本だけでは筆者に悪意があるのか、世間の評価も同様だったのかがイマイチ判断できない部分もありますが、まあ「スポーツカー以外は見るべきものは無い!」と言われても仕方ないかな・・・。

  この本では、日本メーカー全てがマツダのように叩かれているかというと、そんなことはまったくなくトヨタやホンダ、日産はかなり喝采を浴びていて、特にヴィッツやセリカ(最終型)、MR-Sなどが高く評価されているのが印象的です。スバルも三菱もスズキもそれほど悪い評価ではなく、日本車では完全にマツダに対して厳しい意見が多いです。外国メーカーでマツダのように叩かれているのはオペル、シトロエン辺り。マツダも含めてこの3社、2000年頃はいずれも経営が行き詰まりを見せていた時期であり、思うようなクルマ作りが出来ないという事情があったようです。

  それにしてもマツダ、オペル、シトロエンいずれも他社の傘下に入って立て直しが行われた結果、見事に復活を果たしています。それぞれ日独仏の渋い「クラフトマンシップ」を誇る独創的なメーカーとして注目を集める存在になりました。しかも3メーカーともに今では、抜群の「デザイン力」を誇るオシャレなブランドイメージが定着しつつあります。デザインが難しいとされる小型車もとても魅力的に作っていて、「オペル・アダム」と「シトロエン・DS3」そして「ルノー・クリオ(ルーテシア)」が、現在の欧州3大美デザインBセグです。そして「マツダ2(デミオ)」もまた3代目が欧州で高い評価を受けました。ルノーもそうですが、2000年頃には散々に「絶望的にかっこ悪い」と罵られてきたブランドが「トラウマ」をはね返すべく、屈辱をバネして甦っています。

  まあ2000年頃の各社のクルマなんて、今見てみればどこも悲惨なもので、今でも通用するような好デザインなのが意外なことにトヨタ!「ヴィッツ」も「アルテッツァ」も「MR−S」も「セリカ」も「カムリ」もなかなかイケてます。他のメーカーでは「プジョー406」「フィアット・バルケッタ」「ローバー75」「BMW3(E46)」あたりがなかなかのデザイン。それにしても苛烈極まるのが、英国カーメディアでまるで「何様だ?」といった感じです。

  この本の刊行から15年近くになりますが、今では英国シェアナンバー1がオペル(ボクスホール)。シトロエンとマツダはそれほど上位ではないですけど、しっかりと売れています。日本ではまだまだ「マツダなんて絶対に買わない!」といった差別的感情があるようですが、昨日ディーラーで話を聞いたら、最近ではお客さんのマツダに対する理解が恐ろしく進んでいて、来店するほとんどの人が「スカイアクティブ」という言葉を知っていて、説明する手間もかからず商談が早いですよ!と言っていました。

  いままで英国メディアのマネをしてマツダを叩いていた評論家達が「掌を返す」かのように、マツダを褒め称えるようになりました。そんな「ライト」な生っちょろい評論家達をことごとく批判している、沢村慎太朗氏は相変わらずロードスター以外のマツダを無視しているようですし、福野礼一郎氏は全くブレることなく「マツダwww」という自分のスタンスを守っている様子。先週はちょっと短絡的にディスってしまいましたが、やはりこの2人はただ者ではないなと改めて思いましたね・・・。


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2014年03月28日

昨日の友は今日の敵?

  昨日ちょっとばかりディスりたりなかった福野礼一郎氏ですが、最新作「福野礼一郎のクルマ論評2014」は私の知る限り、今年が初めての刊行。今後も続いてくれるのかわかりませんが、とりあえず2012/2013年はどちらも豊作の年だったことは間違いないようです。以前は高級輸入車専門に扱うライターだったイメージがあるのですが、今回は話題になった日本車がいくつか混じっています。というより日本車のページ抜かしたらハッキリ言って「ゴミ」・・・まあそんな内容です。

  輸入車にしか興味のないであろう潔癖性ライターのお眼鏡にかなって、掲載された日本車は「フォレスター」「XV」「アテンザ」「アウトランダーPHEV」「デリカD5」「レクサスIS」「フィット」「アクセラ」。どういう基準で選定したのかはよくわかりませんが、おそらく「良いクルマ感」が出ている9台といったところでしょうか。このライターがただ者では無いことくらいはこの選ばれたクルマを見るだけで十分に感じられますが・・・。

  それにしても輸入車はかなりのカスレベル。せいぜい日本車の精鋭9台と互角に競えるのは「ゴルフ」と「フォーカス」くらい。ほかもA~Cセグを中心にどうでもいいクルマばかり。それでもこのライターの手にかかれば完全に「輸入車>日本車」の構図が浮かび上がるのだからお見事と言うしか無い。特にレクサスISの項目の最後の記述には目がテンになってしまうほど!でした。

  さてさて栄誉ある2台ノミネートで2章分を独占したマツダですが、とりあえず最初から最後まで「マツダwww」みたいな雰囲気が全開。あげくの果てはフォーカスを最上級の賛辞をもって絶賛しつくした後のオチが、「マツダだって同じプラットフォームなのだからできるはずだ」みたいな暗黙のフォーカス>アクセラ発言。あげくの果ては、アクセラを一通り褒めたあとで「5代目ファミリア復活だと思いませんか?」と吐かしやがる・・・35年も前のクルマ出されてもまったくわからない。

  これ以上言ってると頭に血が上ってくるので、話題を変えましょう。フォーカスもそうですが、他にもV40もあったりして、ほぼ共通のプラットフォームでフォード=マツダが開発したエンジンを積み、それぞれの味をそこそこ出して売っています。ゴルフだって元を辿ればフォードのエンジニアを起用して5代目を作ったわけですから、一見多様化してそうなCセグなんて実はどれも大して変わらないわけです。メルセデスとBMWのものだけ避けておけば大丈夫。ゴルフだ!アクセラだ!言ってるほうがアホ臭い。マツダとしてはブランド力で似たようなクルマに客を持っていかれるのはちょっとツライ。10年前には無かったことなのに。

  さらにマツダにとっての苦境は続き、デミオの兄弟車フィエスタも日本市場に投入されました。アテンザと元々は兄弟車だったボルボS60も新型エンジンを載せて再び日本市場でひと暴れするようす。2013年はV40、そして2014年はS60になるのか?ボルボのメディア戦略はとても巧みで、来月号辺りからやたらとS60がプッシュされそうな予感がします。主力3車種が徹底マークされるなんてしんどい展開ですが、さらなるマツダの奮起を期待したい。

  さらにかつてのアテンザの兄弟車「ジャガーXタイプ」の後継となるジャガーXEのデザインもついに公開されました。今回はFRで登場なので直接マツダの設計とはつながりはなさそうですが、S60といいジャガーXEといいアテンザの親戚であることが一目で分かるデザインをしてるんですよね。XEが400万円くらいで登場すれば、いまや乗り出し400万円を超えるようになったアテンザにとって密かにシェアを食いつぶすライバルになりそう。マツダとジャガーに通じるデザインセンスに惹かれたお客がネームバリューでジャガーに流れてしまうことは容易に想像できます。

  さて福野氏はアテンザを評して「ジャガーもどきの外観でドアを開けたら中身はゴルフwww」と戯れを言ってましたが、ジャガーXJのコクピットなんてゴチャゴチャしていて英国車の風情なんぞありませんし、あれに乗るくらいならアテンザのほうがよっぽど落ち着いて運転に集中できそうでいい!と言ってみたくもなります。それにスバルもゴルフも内装が良くなったともっぱらの評判ですが、マツダの方がずっとセンスは上だと思いますけどね・・・。


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2014年03月27日

マツダの変遷とジェネレーションギャップ?

  もう何度かこのブログで言及していますが、RX-8と初代アテンザは大学を卒業するころに颯爽とデビューし、誠に勝手ながら「自分達の世代のためのクルマ」として特別な感情を持ってきました。何がそんなに気に入ったかと言えば、社会に出るタイミングということも大いにありましたが、やはり絶対的にプライベートカーとしての「ジャストサイズ」とリアリティ溢れる「価格」でしょうか。当時はアリストやセルシオの価格を見て、田舎モノまるだしのリアクションですが「(高すぎて)びっくらこいた」ものでした。無理無理。

  とりあえずマツダのクルマ(アテンザ、RX-8)に極めて現実的な「幸福感」を見たんですよね。どっちのクルマも最高にハッピーなオーラ出てましたから。もちろん中身のことなんて当時はまるで解らないですからほとんど「直感」です。よくわかんないけど「このクルマは最高だ」と・・・。それでも薄々はスカイラインGT-RやインプレッサSTIに乗っている人々からは相手にされない(バカにされてる)クルマなんだなということもわきまえていましたが、それでもマツダは「正義」だという「根拠のない」信念がありました。

  マツダディーラーの「温度」を最初に感じた時は「マジか・・・」と思いました。そりゃそうですよね私よりも年上のクルマの販売員なんて、それこそスカイラインGT-Rやら三菱GTOやらを乗り倒してきたような人ばっかりです。しかも私の担当者は最初からそういう雰囲気を感じてしまう方でした。アテンザやRX-8を作ったマツダの開発者の溢れ出る情熱が、販売店の方々には全く伝わってないなといった様子で、心の奥底でマツダ車をバカにしてんじゃないか?いう空気すら・・・。おそらく10歳も変わらないと思うのですが、大きなゼネレーションギャップを感じてしまいます。

  私の感覚だとRX-8やGHアテンザのようなプライベート感がたまらなくて「マツダはよくわかってる」と興奮気味になるクルマなんですが、上の世代にはどうやらその感覚はない様子。そしてRX-8とGHアテンザが揃って生産終了。Zoom-Zoom(2002年からのコンセプト)はお金を持っている世代にいまいちウケることなく2012年に終了し、新たにGJアテンザがデビュー。この新しいデザインが世間でやたらと話題になってます。上の世代の気持ちも捉えたようで、マツダの販売員も明らかにテンションが上がってます「XDの加速はすごいですよ〜」。私がオカシイのか?それとも世間がオカシイのか?という疑心暗鬼の日々が続いています。

  GJアテンザは福野礼一郎という評論家の「クルマ論評2014」にもレクサスISとならんで日本車の「ボス」的扱いで登場します。欧州車しか褒めない「レイシスト」の懐にも入っていく・・・マツダがそういう進化を望んで、その通りの評価を得たということでしょう。それでも「レイシスト」ですから心底でほぼ全編にわたって日本車をバカにしている感じがプンプンします。GJアテンザ自慢のデザインも「BMWに似てると言われるけどこりゃジャガーXFだな・・・」(欧州車パクるのは、はずかしいからやめてくれよ〜)ってな感じです。

  おそらくこの人の脳裏にはGHアテンザのデザインはまったくなく、フェイスリフトしたジャガーのデザインがどこからやってきているか見当もつかないのでしょう(それほど確信があるわけではないですが・・・)。それにしても上の世代がどれだけマツダをバカにしているかがとてもよくわかる本です。あと生意気なこと言いますが、このライターは10年前ほど仕事に熱意がない!おそらく欧州車の悲惨な状況に絶望している「過去の人」だからですかね・・・。

  そして、人のことをあれこれ言っている場合ではなく、私も現状のマツダのラインナップになかなか自分の居場所を見出せないので、あれこれボヤキたくなる気分です。2012年からの新しいマツダは・・・どうも「窮屈」。完全に後ろに人を乗せるクルマになった「アテンザ」も、従来のマツダ・プライベートカー・スタイルを引き継いだ「アクセラ」も、それぞれの役割において「窮屈」なイメージが拭えません。

  誤解を恐れずに言うならば、「2人乗りスペシャリティカー」として十分に機能していたGHアテンザと、さらにスポーツカー的要素を強めたRX-8は、まだまだ経験が足りない若造にとっては上等すぎるくらいに、「ラグジュアリー」と「スポーティ」を2台で分担する鉄壁のラインナップでした。それが現在では・・・大雑把に言うと「カッコいいクラウン」でしかないアテンザと「カッコいいゴルフ」でしかないアクセラへと集約されてしまいました。まあなんてつまらないこと・・・。

  正直言ってマツダ車の世間の評価の高まりにも違和感を感じますし、今になってみてBMWのラインナップが羨ましくも思えてきたりしちゃうのです・・・。

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↓つまらん!じじいの固定観念!過去の人!そんなに今のクルマが気に喰わないならクラシックカー専門になれ!

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2013年10月08日

マツダ車好きとジェネレーションギャップ

  「マツダらしさ」や「スバルらしさ」を好んでファンを自称する人はそれなりに多いです。かくいう私もマツダファンをリアルでも公言しています。マツダやスバルの良さをどれだけの人が解ってくれるのかは分かりませんが、この2つのメーカーは中堅メーカーながら世界中にファンを獲得したブランドでもあるので、「何がいいの?」と聞かれたらトヨタ辺りとの決定的な差を10以上はスラスラと言うことができます。

  マツダやスバルのようにブランド単位で愛される中堅メーカーが存在する国はそれほど多くありません、例を挙げればドイツやイギリス、イタリア、フランスといった欧州の一流国ばかりです。これらの国に日本が肩を並べているのは、トヨタ・日産・ホンダのビッグ3の存在があって日本の自動車作りが十分に認知されているからでありますが、マツダやスバルは世界的に競争力がある名の通ったメーカーとしてはその生産台数は世界でもミニマムと言えます(増加傾向ではありますが)。

  世界販売100万台以下でこれだけの知名度を誇るスバルは、プレミアムブランド以外のメーカーとしてはとても珍しい存在です。スバルは以前から他社と比べ高性能だけど割高なクルマ造りに徹してきたので、生産台数が大きく伸びる事はなく推移しました。しかし最近ではスバルのクオリティと価格が高性能車のスタンダードになっていて、北米を中心にブランド価値が急上昇しています。

  スバルは通常モデルとは別の限定モデルのスポーツカー販売が大きな個性になっていて、大量生産・カタログ販売が常識になってしまっている現代のクルマ造りが無くしつつある、クルマを所有する喜びを強く意識したメーカーでもあります。高性能な限定のスポーツチューンモデルを300~500程度のロットでしかも400万円程度のお手頃価格で毎年のように発売していています。これらのモデルの中古車価格は非常に高く維持されるので、実質的に200万円台のクルマと負担感は一緒というメリットもあります。

  マツダはスバルとはまた違った存在感を放っています。GT-R開発者の水野さんがニスモの監督としてレース活動を始めるときに、すでにグループCに存在した強敵として、トヨタ・マツダ・ポルシェ・ジャガーといった面々を挙げていますが、その頃からレースの強豪メーカーとして世界の超高級ブランドと肩を並べる存在でした。往年のモーターファンにとっては格別の存在でしたが、一般の人からしたらやや地味な存在で、年配の人にはマツダに対して著しく低いブランドイメージを持つ人も多いようです。

  グループCは1992年に消滅しているので、当時からの熱心なマツダファンは一般的には現在40代後半から上の世代ということになります。当時はルマン24時間の優勝などマツダのスポーツ活動が幾多の金字塔を打ち立てた時期であり、モータースポーツファンの多くがマツダに傾倒したようです。

  その後、マツダはバブル期の経営失敗を経て、自主再建を断念しフォード傘下として再生の道を選びました。1999年頃にはマツダの業績はまったく振るわなかったのですが、この頃にヒットした漫画の影響もあり、マツダRX-7FD3Sが伝説的スポーツカーとして絶大な人気を見せ始め、2002年に絶頂の中で生産を終えるという劇的な幕切れを見せ、中古車価格は大いに高騰しました。スポーツカーの代名詞として、一般にも広く知られる存在になり、「世界最高のコーナリングマシン」として若者の意識にも強く刻まれました。

  このイニシャルD世代が今の30歳以上の世代に当たるでしょうか。この漫画ではマツダだけでなく、トヨタやスバルのスポーツカーも愛すべき名車として描かれ、三菱ランエボや日産スカイラインGT-Rは世界最速レベルのスポーツカーとして登場しました。RX-7はともかく登場する多くのクルマは専用設計のスポーツカーではなく改造乗用車であり、今考えると特段に優れた走行性能を有するわけでは決してなかったのですが、現在のクルマよりも当時のクルマの方が高性能だと信じているファンもかなり多いようです。

  この漫画が作ったプロパガンダと言うべき、各スポーツカーへのイメージは、時に上の世代のモーターファンから痛烈な批判が与えられました。そしてその矛先はまだまだ初心者と言える30歳くらいの若い世代のクルマファンへも容赦なく向けらています。実際に50歳くらいのジャーナリストの解説書をヒモ解けば「AE86の神話化。ゲームや理屈でクルマを分かったつもりになっているお客。・・・」といった下の世代を完全にバカにしきった表現が堂々と行われたりします。
  
  誰の目にもこのジャーナリストが若い世代と新時代のスポーツカーの設計について、文句を言いたくてうずうずしている様子がよくわかります。まあスポーツカーをシュミレーターの如きゲームでしか体感したことない世代を軽蔑したい気持ちも分からないでもないです。しかし初心者と言える30代のクルマユーザーからしてみたら、サーキットにおける限界走行域での評価が、日常のクルマの評価にどう結びつくのか?という根本的な疑問があったりします。

  年配のジャーナリストが不思議と重視したがるサーキットでの性能ってそんなに大事なのでしょうか? 正直に言って毎年50人程度のテストドライバーが命を落とすと言われる、ニュルブルックリンクでの限界走行をさも当然のように経験しましたといわんばかりの口調で、高性能スポーツカーを語るジャーナリストの意義が分からないのです。「自慢のフェラーリをニュルに持っていって8分以内に回ってから吠えろ!」って気がしてしまうのです。

  50歳代と30歳代のクルマへの認識は果たして分かり合えているのでしょうか? どちらも同じマツダ車を愛するファンとして同じ価値観を共有できているのか? 上の世代のジャーナリストがマツダを語るときにみせる愛憎入り交じった複雑な感情をどういうテンションで解せばよいのか? なんでポルシェやジャガーを語るような切り口にはならないのか? そんなことが気になってしまう若いマツダファンは多いのではないでしょうか。
  


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2013年05月26日

アテンザならインターコンチネンタル東京ベイだって湯河原温泉だって楽しめる

  若者のクルマ離れを防ぐといってトヨタが作ったスポーツカー「86」ですが、今の若者のことをあまり考えてないクルマだとよく言わているようです。私もそう思います。86は「クルマを操る楽しさを最大限に盛り込んだ」というトヨタの狙いは十分に果たしているクルマにはなっています。ただトヨタがなぜ「走る楽しさ」に目を付けたのかはやや理解できません。そもそも「走る楽しさ」だけを追求するクルマなら日本車は世界最高の実力があります。ランエボやWRXだけでなくZやGT-Rなどその気になれば中古で200万円もあればしっかりしたものが買えます。

  ただそういうクルマはこれ以上若い人たちの気持ちを掴むことはできないと思います。今の若者が一番苦手としていることが、「一人でクルマに乗る事」なのではないでしょうか。別に「安全確認」が一人ではできないとか「道に迷う」とか「駐車が出来ない」とかそういう話ではなく、誰かと何かをする時にはクルマを使うが、自分だけの時間でクルマを十分に使いこなすことは出来ないということです。仕事などで相当に落ち込んでいる時などは、夜中に一人でドライブすることはあるかもしれません。しかし休日の日中に幹線道路に一人で繰り出しても、意味不明に遅いクルマに前を塞がれて、余計にストレスが溜まってしまいます。

  さらに虚しいのが、夜中に一人で乗るだけのために、やたらと「スポーツカー」を主張するデザインのクルマである必然性なんかないということです。それこそヴィッツの足回りを固くして、1.8Lで140psくらいのエンジンを載せたようなクルマで十分な気もします。夜の「気分転換」のためだけのドライブに300万円を注ぎ込めるか? 気分転換の娯楽としてだけならば、クルマじゃなくても「ゲーム」でもいいですし「漫画」でもいいのかなという気がします。ちょっと偉そうなことを言いますが、今の時代に若者にクルマを売りたいなら、「夜のドライブ」だけでは不十分だと思います。

  じゃあどうしたらいいのか? ゴルフをやる男性は、ゴルフに乗っていくためだけに、やたらと高級なクルマを選んでくれるので、クルマメーカーにとっては最高の「お客さん」です。フーガやクラウンなどはその需要に支えられているといってもいいくらいです。若者が急にゴルフをやるようにはならないと思いますが、たとえばレジャー目的で「高級ホテル」に乗り付けるクルマという「コンセプト」で作られていたら、それなりに需要はあるような気がします。

  国内レジャーは低調で海外旅行が相変わらず人気だったりします。自分の部屋より狭苦しいホテルなんかが乱立していて、ホテル選びを間違えるとせっかくのレジャーがつまらないものになってしまいます。国内旅行の不人気はその辺に理由があるような気がします。少ない休暇でせっかく泊まるなら、ちょっと高級な都心のホテルや、有名温泉地の高級旅館の方が満足度が高くてお得な気がします。ペンションしかないような僻地なら、ペンションに満足して泊まれるのですが、いろいろな宿泊場所が選べる有名観光地では「絶対に」高級な宿に泊まったほうがいいです(断言できます)。1人一泊2万円くらいする宿に泊まっていままで後悔したことは一度もないです(年に1、2回程度ではありますが・・・)。逆に京都近郊の安宿なんて絶対に泊まってはいけない!って経験もしましたね・・・(伊勢の「星出館」という宿はリーズナブルな価格でも楽しめました)。

  私が思うに、休暇を有意義に過ごすためには(ちょっと高級な宿に泊まるためには)、それなりのクルマが必要だと思います。実際に高級な宿に乗り付けるクルマとなると、やはり軽自動車ではちょっと間が悪い気がします(そもそも軽自動車での長距離は相当な危険も伴う)。そしてトヨタ「86」みたいな「廉価」なスポーツカーも、なんだか「場違い」な気がします。スポーツカーはエンジン音がうるさくて豪華で静かな「エントランス」の雰囲気をぶち壊します。周囲がいぶかしがり、不満そうな視線を送った先にあるクルマが「アストンマーティン」なら「常連客なんだろうな」となりますが、それが「86」だったら・・・。明らかに場違いで気まずい思いをすることが予想されます。そんなこと気にしないという人は、周りの方に迷惑なので、その手のホテルには近寄らない方がいいです(どこかでマナー違反の制裁を受けます)。

  そういう場所に「行ける」クルマで一番お手軽なのはやはり国産のフラッグシップセダンだと思います(詳細には書きませんが、間違ってもCクラスやBMW3はやめたほうがいいです)。あくまで「一般論」なので、「コペン」や「ミニクーパー」や「ゴルフ」でそういうところに出かけて行く人を否定するわけではありません。自動車メーカーは若者の需要を本格的に掘り起こしたいなら、追求すべきはそういった「強烈な個性」ではなく、もっと「普遍性」や「社会性」について従来の日本車よりも踏み込んで考えられたクルマを作るべきなのではないかと思います。


↓宣伝にあまりお金をかけていない高級宿にハズレはないですね・・・


  
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2013年04月06日

マツダ&アルファの哲学(ポリシー亡きMBは去れ)

  アルファロメオのミッドシップスポーツカー「4C」がいよいよ発売されるようです。全高1120mmで重量が895kgという「エゴ」の塊のような設計にはただただ驚かされます。とうとう、20年以上に渡ってマツダの偉業として世界に轟く「ロードスター」を突き抜けた設計のクルマが出て来ました。ひたすらに「低くて軽い」を追求して、究極のドライビングフィールのクルマを実現させたそのポリシーは、高齢者にも乗りやすいように作られた、某日本メーカーや某ドイツメーカーのスポーツカー(奇しくもどちらもボクサーエンジン)とは根本的に違うものです。

  そこまでストイックなドライバビリティを要求するユーザーがどれほどいるかは分かりませんが、ある種の哲学を具現化することで、そのクルマの存在を特別なものにするという方針には大いに共感できます。アルファロメオとその親会社フィアット=クライスラーの経営環境はお世辞にも良いとは言えない状況で、アルファは北米では現在は休業中、日本でもほとんどラインナップ落ちしています。そんな苦境といえるアルファロメオが自動車メーカーのプライドを掛けて作った新型車が、究極のハードコアスポーツカーの「4C」というところにドラマを感じます。

  いまやアルファロメオと共闘関係にあるマツダもまた、去年までは円高で収支が大幅に悪化する大苦境のなか、自動車メーカーとしての意地を見せて、見事にミドルクラスカーで大いなる成功を収めました。輸入車に押されていてトヨタや日産でも二の足を踏んでしまうミドルクラスの開発に、社運を賭けて挑んでいく姿勢に多くの人々が共感してくれたようです。もしマツダがタイ生産の小型車製造に踏み切っていたら?HVやEVでエコカーブームに必死でしがみ付こうとしていたら?マツダの命運は尽きていたような気がします。

  アルファロメオにしろマツダにしろその極限の状態で開発したクルマだからかもしれませんが、見事なまでに「輝くクルマ」が完成したと思います。「4C」と比べられたら、多くのスポーツカーは色あせてしまうでしょうし、「アテンザ」は世界中の市場で「日本車の宿敵」BMW3を撃墜することに成功しつつあります。この2台のクルマの出来映えを考えると、現行のクルマに満足していてFMCだかMCだかよく分からない某ドイツメーカーの「ふざけた」ハッチバックだとか、グリルを交換しただけの某日本メーカーのフラッグシップセダンは本当に「口だけ」のクルマだなという気がします(別に悪いクルマではないですが・・・)。HVだろうがガソリン車だろうが、よく見れば矛盾に満ちた存在でしかないのに、解決しようともせずにライバルメーカーのクルマをすこし気にしつつ、小技ばかりを繰り出す「殿様商売」の大手メーカーの新型車の「空気」っぷりを最近はひしひし感じますね。

  個人的な希望を言えば、アルファロメオとマツダにホンダを加えた「FWD御三家」に大きく期待しています。最近はMBやボルボがこの「FWDジャンル」に参入し、さも昔からスゴいFWDを作ってきましたみたいに、「どや顔」のプロモーションを繰り広げています。MBがFWD車を作る前から、FWDの「ドライビング」に取り組んできた「御三家」にはMBやボルボのようなコストダウンの産物(前輪駆動の重たい棺桶?)ではなく、FWDの優位性を十二分に生かし、重量バランスに優れたドライビングカーをどんどん投入してもらいたいです。FWDをナメきっている?MBとボルボに圧倒的な「哲学」の違いを見せつけて、この2メーカーが真剣にFWDに取り組むように導いてほしいものです。

↓「4C」はジュリエッタの1750ccターボ(240ps)を積んでいて、しかも車重が895kgです。メルセデスA45AMGより断然に楽しいクルマじゃないでしょうか?

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2013年02月25日

アテンザに似合う服装は? その2

  寒さもちょっと和らいできたこの頃だったので、久しぶりに春用のジャケットを着てドライブに行きました(車外に出るようのコートあり)。夜中の買い物ならまだしも、昼間に出かけるときはどうしても服装に気を使ってしまいますね。アテンザ専用に上下をセットアップしたファッションを4パターンほど用意しているのですが、今回は5年前から大事に着ている「一番古いセット」にしました。シルバーのジャケットと不思議な発色をする「メタルブラウン」のカーゴパンツは5年前からのコンビ。インナーは紺のドットシャツ(これは去年買った)です。参考にしたのは、U.K.のロックバンド「MUSE」のCDジャケットの服装で、さりげない感じがよくてとてもノリノリでドット柄のシャツを探しにいきましたね。

  ネットでは見つからず、「リアル店舗」を何店か回ってやっと見つけて試着もせずに買ってきて、さっそく合わせたのですが、紺が主張しすぎるようで、セピア色に加工されたジャケ写のようにはいかないなとちょっと落胆しました。苦肉の策としてジャケットのボタンをいつも留めて、ジャケットの銀が前面に出てくるようにして、ジャケットのラインを強調して着ればかなりイメージ通りなので、ボタンを飛ばさないように気を付けながら着てます。

  外国人のファッションは原色を厭わずにガンガン着た倒してくるので、真似するとその「色のパワー」に最初は戸惑ってしまいますね。しかしアテンザのデザインを考えると、そこまで「やって」しまったほうがクルマのイメージには合うのかなと思います。原色シャツに抵抗がある人は白いシャツに派手なカジュアルネクタイでもOKですね。とりあえずあまり彼女目線で考えずに自分のセンスを信じて(お金を掛ければそれなりにはなるし)、選んだ方がアテンザに合ったファッションは選べると思います(ただ電車に乗っていくデートに着ていってはいけません)。

  日本車もドイツ車もよく見ると昔からそんなに違いはなかったりするのですが(初代日産プリメーラと同時期のBMWはそっくり)、乗っている人のファッションも加えたイメージでBMWなどの方がカッコいいイメージがあるのかな?と思います(BMW乗っている人の方が服装オシャレな事が多い)。確かにミニバンだとオシャレをする感覚にはなりにくいかもしれませんね。フェアレディZみたいなスポーツカーに乗る人は、注目されてしまうのでファッションには気を付けなければなりません(ただRX-8乗りのファッションは???な事が多い)。問題はセダンとハッチバックですね、国産車のイメージ向上の鍵は乗り手のファッションだと思います。レクサスISは古いデザインですが、乗り手のレベルの高さに助けられている印象さえありますね。

  アテンザを選んだ人の多くは、このクルマ本来の魅力が元々に高いと考えているかもしれないですが、それよりも購入者の皆様のドライブ時のファッション次第で今後のこのクルマのブランド感は大きく上下すると思います。アテンザはBMWよりまだまだ100万円ほど安いので、その差額をファッションに使ってジャケット・パンツ・靴・ベルト・シャツ・アクセサリーにお金を掛けて、このクルマのブランド価値を押し上げてほしいと思います(マツダもかっこいい鞄とか、購入者にプレゼントしたらどうですか?)。やっぱりアテンザはジャケットを着て乗ると気分がいいですよ。


↓お手本にしたミューズです。アテンザの世界観に合ってるとは思うのですが・・・。音楽もいいですよ。


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2013年02月13日

アテンザに似合う服装は?

  アテンザに乗るようになって、普段の服装の趣向がだいぶ変わってきました。せっかくカッコいいクルマに乗るのだから、近所に買い物に行く時も、アテンザの色(白)とのコントラストで選ぶようにしています。コートの色は男性向けのピーコート基本色である黒だけでなく白を使うことが多くて、ちょっとナルシストっぽいですが、このクルマには一番合っていると感じています。アテンザを選ぶ段階でナルシストという気もするので、一気に突き抜けてしまうと楽しいですよ。

  パンツもデートで横浜などにいくときは、緑のウールのサリエルパンツを合わせたりします。自分でも最初はオシャレし過ぎかな?と感じましたよ・・・。だけどアテンザに乗る以上は、アテンザのかっこよさに負けてしまうような服は絶対にNGだと思うので、今ではこの格好が一番安心して、むしろ落ち着くくらいです。ただこの格好で電車に乗ると、ちょっぴり周りの視線が気になったりもするんですよね・・・。

  よくポルシェとか乗っている人は、「革ジャケにスカーフ&サングラス」みたいな、電車に乗るのは相当にハードルが高そうな格好している人を見ますが、アテンザはそういうのではないなと思います。偏見かもしれませんが、ポルシェは「コスプレ」で、マツダは「ナルシスト(リアルファッション)」であって、そこには「完全なる境界線」があると思います。言い換えれば、「ポルシェはクルマがオチ」であり、「マツダはあくまでファッションの一部」なんだということです(要はクルマの価格か?)。

  ポルシェに乗る人と違って、マツダに乗る人は、クルマのデザインを取り込んだ上で、ファッションを突き詰めて、考えることができるという楽しさがあります。ドライブでちょっと離れたアウトレットに行っては、そこで毎回1点だけ(気に入ったのがたくさんあればもっと買いますが)、クルマに合ったファッションアイテムを増やしていくのが、アテンザに乗ってる醍醐味だなと思います。

ホワイトって結構探すの大変だったりします。デパートのブランド店の決算セールに行くと売れ残りが結構安く買えたりもします。



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