くどいようですが、愛車は「マツダアテンザ(GH系2代目)セダン20S後期型(ホワイト)」です。これを黒塗りのマジェスタのハイヤーがたくさん待機する縦列駐車の群れの中に押し込み停めます。日本中でイルミネーションは至る所でやっていますが、そのド真ん中に堂々と路駐できるなんて丸の内とはとても贅沢な空間だと思います。まあ東京西部からやって来た田舎モノの率直な感想です。
内堀通りが片側4車線って!!! 交通量は普段そんなに多くはないのですが、都心の一等地なのになんとも贅沢な土地の使い方なんだ!!! 左折してすぐ右折する場合は、左折の時にあらかじめ一番奥のレーンまで行っておかないと右折レーンに入れないので、交差点2つ先まで読んでポジション取りをしなきゃいけないなんて、東京の西部じゃ絶対にいらない技術ですね。
そこから一方通行ばかりのビル街へと入っていくのですが、最初からロールス・ファンタムでも路駐してくれと言わんばかりの余裕たっぷりの路地です。ナビシートのドアを余裕を持って開けられるほどに停めてもなんの問題もありません。前後には車幅1900mm級のクルマがゆったり停められています。
歩行者はほどよいほどにいますが、クルマはまったく混雑しません。クルマに乗ったままイルミネーションが見られる場所!しかも何時間いても無料で駐車料金も一切かかりません。最高の場所なのですが一つだけ厳しい条件があります。ハッキリ言って・・・見られます。とてもじゃないですがホ◯ダ・フ◯ットで路駐する勇気は私にはありません。V◯・ゴ◯フも話になりません。探せばいるかもしれませんが、とりあえずそんなクルマは見当たりません。
丸の内OLがキャハキャハしているのですが、なぜか妙齢のカップルばかりがやたらと目に付きます。キャリア志向には晩婚化が急速に進んでいるってだけなんでしょうが・・・まあ結構なことです。みなさま金曜のデートを存分に楽しんでいるようで、丸の内に横浜に負けないようなデートスポットをつくってなんとか少子化に歯止めをかけようという政策?は上手くいっているようです。年収1000万円超の男女がデートすれば落とす金額も桁違いなんでしょうね・・・。
そんな空間にB◯W3◯リーズで突入すればどうなるか?賢明な皆様には十分に想像が付くでしょう。F30ならアルピナB3でも無い限りはほぼ「公開処刑」に終わります・・・。「男のくせにセコいクルマ乗ってBM気取ってバカじゃないの・・・」もうボロクソです。まあ丸の内に限った話ではないですけどね。男だったらCLSか6くらい乗ってこないとシャレにならないというのは、その場所に行ってみるとヒシヒシと感じますね。もし3を購入予定の人は是非一度足を運んで現実を見たほうがいいですよ。
そこにマツダ・アテンザで潜入します。これが最高に心地良いです。輸入車とレクサスだけがクルマと思っているスカした丸の内の人々に、マツダデザインの素晴らしさを見せつけるわけです。アテンザの鼻先を横断する人々、特に女性がかなりの割合でフロントのマークを見てきますね・・・。「カッコいいな、どこのクルマだろう? ん?マツダ!?」って顔で通り過ぎていきますよ。
私の考えでは丸の内のような場所を走れるクルマこそが高級車だと思っています。ただし自分の愛車は高級車だとは思っていません。国産車でこの空間に耐えられるクルマがどれだけいるでしょうか?GT-RやレクサスLSならとりあえず問題ないでしょう。それ以外だと現行フーガと去年生産中止になったレジェンド、そしてマジェスタくらいのものじゃないでしょうか? 来年には新たな国産「丸の内カー」として新型レジェンドと新たにエクステリアをブラッシュアップした新型レガシィが登場するので期待したいですね。
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