このブログは下記リンク先に移転しております。
2018年10月16日
2018年10月09日
BMW3シリーズ登場!!
この度、諸般の事情により、
このブログを別のサイトで継続することになりました。
新ブログ「マツダ・アテンザ」
このブログのコンテンツも少しずつではありますが、
初期のものから加筆・訂正・削除・謝罪を検討した上で
新しいページの方へ移植していきます。
ご興味がありましたら、
新しいページでまたお付き合いいただけると幸いです。
2018年05月30日
GHアテンザの『イディア』を継承するモデルがついに登場!?
2018年は新車続々・・・だけど『本物』はあるのか!?
今年になってマツダの新車はないですけど、各メーカーからやたらと新型モデルがたくさん投入されていて、ありがたいことにブログのネタがあちこちに溢れていて、全く整理できてない状態です。しかし2018年最大のヒットとなるのはホンダNBOXで間違いなさそう、Cセグ以上の中型モデルもプリウスが磐石です。なんのサプライズもなく終わってしまうのか!?それとも天変地異が起こるのか!?新型ドイツ車がこぞって採用する「マイルドハイブリッド」旋風が起きる!?それともローテクのままのBMW・X2がブレークしちゃう(ありえない!!) ちょっと期待できるのはホンダ・インサイトと日産シルフィe-powerですかね。プリウスを撃ち落とす可能性がゼロではない。・・・しかし来年にアクセラが登場した時にはえげつない『レッドオーシャン』になっているかも。
3月絶好調、4月低迷のMAZDAの今後は!?
3月はスバルに2倍近いさをつけておよそ3万台売ったマツダですが、4月は3分の1のおよそ1万台まで減少。ちなみにスバルは7000台まで低迷。どうやら車両価格が高めのマツダとスバルは、好調のVWとフランス車にややシェアを奪われているようです。一足先に3ナンバー化した新型ポロやルーテシアは、デミオXDツーリングとほぼ同じ価格設定ですから。マツダはもう「腹くくって」るんでしょうね。K沢さんが「価格高すぎ」といくらディスろうが完全無視。ひたすらにインテリアの質感を上げて少しずつ数字を増やすだけ。モデルサイクルが終わるまで、Lパケを超える限定モデルの新作を毎年発売し続ける。
いいクルマだけを売る覚悟
スバルは苦境ですが、数年前に軽を含むBセグ以下を放棄してなお7000台販売は立派です。これに対してデミオとCX3の台数を除けばマツダは6000台程度しかない。スバルが日本メーカーで一番利益率高いのは当たり前なんですが、どうやら最近ではトヨタがスバルを上回ったのだとか。Bセグはことごとくハイブリッド化してるトヨタも、世界の他の大衆メーカーが真似できないようなことやってます。それでもメルセデスやBMWを軽く上回るのは凄いことです。マツダもスバルやトヨタ以上に中型以上の付加価値が高いモデルがどんどん売れるブランドを目指さなければ・・・。
想定外の成功者
もうマツダとは全く違う立場のメーカーになった印象があるボルボ。日本市場向けモデルの平均単価は上がっているのに、販売台数が増えているという唯一の輸入ブランドです。一過性のブームに終わるかもしれないけど、単価上昇の中でドイツプレミアム勢からシェアを奪うのは素晴らしい。メルセデスやBMWと同じ車格で同じ価格ながらも、スペックや質感で上回ってシェアを奪う。これはマツダが本来理想としてきた販売方法じゃないの!?かつての同僚のボルボに先を越されてしまった。
中国市場・横置きFF直4・ダブルウィッシュボーン
ボルボは親会社の中国資本である吉利汽車と共同でプラットフォームを開発したわけですが、これはひょっとすると・・・。FFで直4横置きのシャシーなんですが、フロントにDWB、リアにマルチリンク。基本設計はシンプルでサスペンションにはコストをかける。これこそ中国市場で大人気でGJアテンザが発売されてもなお、同時に生産・販売が継続されたGGアテンザ、GHアテンザのスタンスを継承したものだよなー。3世代同時生産をするくらいに中国市場で人気だったわけですから、中国資本のメーカーが設計するにあたってお手本にしていてもおかしくない。
安全設計・直進安定性・静粛性・ハンドリング
つまりそのシャシーで登場する今度のDセグセダン&ワゴンこそが、GGアテンザ、GHアテンザの復活と呼べるモデルになるわけだ。どちらも年内に発売が予定されているらしいボルボS60/V60こそがそれになるはず。・・・と思っていたらすでに試作モデルが発表されフロントにはDWBが。ハンドリングと直進安定性に優れた「ハイウェイ向けグランドツアラー・サルーン/ワゴン」というGHアテンザのコンセプトがそのまま謳われるんだろ〜な。ボルボにハンドリングマシンのイメージはないけどさ。それでも中国市場でコアな人気を誇った「金井誠太スタイル」のDセグセダン/ワゴンの後継車なのは間違いなさそうだ・・・。
ストラットのセダンはやっぱりゴミだ!!
フロントがストラットのDセグマシンってさ、やっぱり乗ってて楽しくない。ステアリングを抉ってもクルマの挙動に反映されるのがワンテンポ遅れるから、ハンドリングそのものが億劫になる。まあこのスペックで峠を走りたいって人はまずいないだろうね。アテンザの場合、ディーゼルが乗ってしまうので、フロントヘビーですからわざわざDWBにしてもハンドリングを楽しむ躾にはできないので『無駄』だと合理的に判断したんだろうね。ガソリンモデルは被害車だ。VWパサートも同じことが言える。ディーゼル搭載のGTグレードでわざわざフロンドDWBを実現したプジョー508は!? ハンドリングがストラットのモデルと比べ当たり前だけど素直になってた。サスペンションの専門家が書いた本にも508GTは特別に絶賛されてた。(だからマツダには挑戦する選択肢もあったと思う)
改造GJアテンザに期待
次のアテンザが一体どうなるかはわからないけども、GJアテンザのモデルサイクルのうちにサスペンションを変えたバージョンを追加して欲しいと思う。プジョーが「508GT」で見せた技、あるいはBMWが3シリーズから絶妙な『4シリーズ』を編み出すような小手先でもいいけども、チューニング能力の高さを見せるってのもアリじゃないですか!?それくらい意欲的にやってくれないと、世界はすっかりマツダを一発当てたSUV屋くらいに思ってしまうかも。住友金属や東レと素材の研究するのもいいですけども、最高の感覚の乗用車を作る!!ってのがマツダの持ち味なのだから、508GTや4シリーズのような評判のモデルがあったらそれを超えていく「乗り味」の良さを作るのもまたマツダじゃないか!?とりあえず新しくなったCX3とアテンザには乗りに行きます・・・。
2015年09月17日
GHアテンザの良さを改めて実感できる瞬間とは?
お盆が明けた8月18日だったと思いますが、職場にいると実家の母親から電話が・・・。珍しいなと思い、上司との雑談を適度に切り上げて退社して電話を折り返すと、立川でJRが大トラブルになっていて青梅線が全く動かず帰れないのだそうだ。人身事故なら1時間も待てば動くだろうとは思ったけども、だいたいの迎えに行ける時間を伝えて家路を急ぐ・・・。家の近くに近づいてもJRの運転見合わせは解除されておらず、青梅まで軽くドライブとなりました。立川駅は大混雑なようで、西国分寺で母と妹が待っているとのこと。この日は母は自身の実家のある鹿児島から空路帰ってきたばかりで荷物も多いので、GHアテンザが大活躍だな〜・・・なんて考えながら西国分寺へ・・・。
もし愛車がGHアテンザでなく、ロードスターだったら・・・母一人ならまだしも妹もいるので、「使えないねぇ〜」と呆れられるところでした。デミオやアクセラだったら、ちょっと狭いと言われつつも用は足せる。けどやっぱり大人3人乗車のデミオやアクセラは窮屈そうに見えます。母も妹も身長160cmを越えていて女性としてはやや大柄なタイプなので、やっぱりマツダならアテンザしかないです!そして3年前の選択が素晴らしかったことを家族にアピールできる絶好の機会が到来しました。
マツダと似たり寄ったりのサイズのスバルでも状況はほぼ同じで、レヴォーグがアリかナシか微妙なラインです。BRZもロードスターと違って不可能ではない・・・クルマ好きの妄想なんてこんな感じですよね? じゃあ逆にどんなクルマで迎えにいったらアテンザよりも納得(興奮)できるのか・・・なんて考えはじめます。とりあえずここ数年でちょっとは欲しくなったクルマを順番に挙げてみます(2シーターは論外なので割愛)。
「日産GT-R」はとりあえずいいですね!駅のロータリーで注目を集めそうですし・・・母も「このクルマはなんなの〜?」とかいいつつもいいクルマであることを感じ取ってくれそうです。お迎えのクルマは360度どこから見てもオーラが出ていると様になりますが、GT-Rはただの最速GTカーではなくデビューから早くも8年経過しますがまだまだ瑞々しいデザインに品があります。ドライバーシートだけで無くゲストシートも非常に洗練されていて、リアシートもやや狭いながらもセパレートでVIPな感じがあってなかなかの「お迎え車」偏差値の高さを誇ります。
「フォード・マスタング」の現行モデルを街中で見かけるようになりましたが、サイドラインの美しさはやっぱり本物ですね。これがお迎えにきたらそれこそGT-Rよりもインパクトがあるでしょう。先代まではあからさまなアメ車デザインなので、乗り込む母親も少々気恥ずかしいところがあるでしょうが、いまではすっかり「アテンザ・クーペ」みたいな日本的情緒溢れる佇まいになり、割と年配世代がどっとディーラーに押し寄せているようです。フォードにお邪魔したときも白髪の男性が奥様と一緒に契約を済ませていました。
とある自動車掲示板では「このデザインは日本車だろwww」などと酷評されたりしていましたが、いかにもヤンチャだったマスタングが家族の為に使えるデザインのクルマに変身したことは歓迎したいです。メルセデスもBMWもアウディも日本の感覚として家族の為に使えるデザインという点で大きく認められてきましたが、新型マスタングも新たに登場したジャガーXEも、その点では見事に日本で人気のドイツ車を研究してきたと思います。一気に輸入車の定番モデルへと駆け上がりそうな予感ですね。
「レクサスRC-F」いかにもミーハーな感じが出てしまうのが少々痛いですが、8気筒のドロンドロンとしたエンジン音を響かせられれば、なかなかの存在感を発揮できそうです。RCのお迎え車としての適性は、ISやGSには装備されていない専用シートがゲストをいい感じに迎えてくれるところですが、特にRC-F専用に誂えられたフロントシートはサイドサポートが標準グレードよりもさらに大きく張り出していて、見た目にも乗り心地が良さそうな点が◎。アテンザも現行(GJ)になってシートに厚みと奥行きが強調されるようになって、その辺はGHアテンザよりかなり良くなっているなと感じます。GHアテンザに移植できないですかね・・・。
「スズキ・ジムニーシエラ」青梅は東京の奥座敷ですけど道は都内よりもむしろしっかりしてるので、ラダーフレームのAWD車なんて当然に要らないですけど、緊急時だからこそのTPOをわきまえた1台? ランドベンチャーという特別仕様車のエクステリアはステンレスパーツの華飾が効いていてカッコいいです。なんか中途半端なSUV(具体的にどれとは言いませんが・・・)に乗ってドヤ顔で現れるのとは全然違って、東京西部のジムニーは趣味に使う特別4輪車の意味合いが強くてなかなか様になってます。ただし仕事帰ってからスーツ姿のままで乗り付けるのは完全にNGですけど・・・で?お迎え車としての魅力は?・・・完全に自己満足ですね。
気がついたら乗降にやや難がある2ドア車ばかりでしたので、アテンザに匹敵する王道の4ドアを1台くらいは出したいと思います。いままでこのクルマへの興味を特にブログに書いたこともなかったのですが、最近チェックする回数が増えつつあるのが実は「アウディS4」です。数年前に横滑り防止機能が義務付けられるようになってからでしょうか、FRもFFもなんだか堅苦しい乗り味の中型車が増えつつあります。もちろん総合的に見れば安全なんでしょうけども、ちょっとした弾みにヘンな機械的な介入があったり、90度を越える角度の交差点を通過したときに、路面が荒れていると否応なしに「お釣」を貰うところは全く改善されてなかったりで、高級車であればあるほどむしろ運転がつまらなくなっている気がします。
そういう難点がどうしても嫌ならば、4700mm以上(ホイールベース2800mm以上)のサイズのクルマに関しては、AWD車を黙って選ぶのが正解なんじゃないかとすら感じます。スバルWRX-S4はシャシーと足回りとトラクションの総合力でヘンな挙動を抑え込んでしまうくらいの安心感がありました。そんなスバル車よりも重厚なサスペンションを使うアウディA4シリーズのAWD車もまた、乗ってみるといろいろと納得させられます。ハンドリングからいいクルマ感が伝わるセダンに巡り会うと、なんとかして手に入れる算段を考えてしまうのですが、スカイラインとアウディS4に乗ったときはかなりその気になりました。こういうクルマはさんざんに走ったあとでもまだまだ運転していたい!という離れ難いなぁ〜・・・という想いが湧いてきます。やっぱりセダンを買うならばまたこういうGHアテンザみたいなクルマがいいですね。AWDによる車両重量を考えると6気筒車を選びたいですから「A4クワトロ」ではなく「S4」ですね、ゴルフGTIでなかなかだと感じた7速DCTのフィールは横置きから縦置きに代わってもキレがとてもいいです。
さてGHアテンザで颯爽と西国分寺のタクシーロータリーにハザード止めして、大容量トランクにハードボディのトラベルケースを積み込み、2人を乗せると狭いガード下をスルりと抜けて・・・夜の街道をひた走り・・・手前味噌ですが、なかなかの「お迎え」車ぶりでした。仕事の後に往復で50km余りのドライブも全く苦痛ではなく、疲れている時こそ、やっぱりこのクルマいいなぁ!!!・・・で話は変わりますが、マツダからは新たな「お迎え」適性が高い「スペシャルティなアテンザ」の発売は予定されているのでしょうか。
とりあえず個人的な希望を「まとめて」書いておくと! 「GT-R」のようにリアシート回りを豪華につくってあって、「マスタング」のようにサイドデザインをさらにブラッシュアップして美しく上品に保って威厳を出し、「レクサスRC-F」のようにサイドサポートが個性的で肉厚なフロントシートを用意して、なおかつ「ジムニー」のような趣味性が前面に出つつも、実直なデザインにまとめられていてチャラくなく、GT-Rほど過剰ではなく「アウディS4」くらいには強力なAWD&大排気量がほしいです。まさに開発が公言されている2.5Lターボ(340ps)がピッタリじゃないですか? 高トルク用ミッションとしてはマツダ自慢のMTで十分ですから・・・GHアテンザの新車保証が切れるまでに発売の方をよろしくお願いします。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
もし愛車がGHアテンザでなく、ロードスターだったら・・・母一人ならまだしも妹もいるので、「使えないねぇ〜」と呆れられるところでした。デミオやアクセラだったら、ちょっと狭いと言われつつも用は足せる。けどやっぱり大人3人乗車のデミオやアクセラは窮屈そうに見えます。母も妹も身長160cmを越えていて女性としてはやや大柄なタイプなので、やっぱりマツダならアテンザしかないです!そして3年前の選択が素晴らしかったことを家族にアピールできる絶好の機会が到来しました。
マツダと似たり寄ったりのサイズのスバルでも状況はほぼ同じで、レヴォーグがアリかナシか微妙なラインです。BRZもロードスターと違って不可能ではない・・・クルマ好きの妄想なんてこんな感じですよね? じゃあ逆にどんなクルマで迎えにいったらアテンザよりも納得(興奮)できるのか・・・なんて考えはじめます。とりあえずここ数年でちょっとは欲しくなったクルマを順番に挙げてみます(2シーターは論外なので割愛)。
「日産GT-R」はとりあえずいいですね!駅のロータリーで注目を集めそうですし・・・母も「このクルマはなんなの〜?」とかいいつつもいいクルマであることを感じ取ってくれそうです。お迎えのクルマは360度どこから見てもオーラが出ていると様になりますが、GT-Rはただの最速GTカーではなくデビューから早くも8年経過しますがまだまだ瑞々しいデザインに品があります。ドライバーシートだけで無くゲストシートも非常に洗練されていて、リアシートもやや狭いながらもセパレートでVIPな感じがあってなかなかの「お迎え車」偏差値の高さを誇ります。
「フォード・マスタング」の現行モデルを街中で見かけるようになりましたが、サイドラインの美しさはやっぱり本物ですね。これがお迎えにきたらそれこそGT-Rよりもインパクトがあるでしょう。先代まではあからさまなアメ車デザインなので、乗り込む母親も少々気恥ずかしいところがあるでしょうが、いまではすっかり「アテンザ・クーペ」みたいな日本的情緒溢れる佇まいになり、割と年配世代がどっとディーラーに押し寄せているようです。フォードにお邪魔したときも白髪の男性が奥様と一緒に契約を済ませていました。
とある自動車掲示板では「このデザインは日本車だろwww」などと酷評されたりしていましたが、いかにもヤンチャだったマスタングが家族の為に使えるデザインのクルマに変身したことは歓迎したいです。メルセデスもBMWもアウディも日本の感覚として家族の為に使えるデザインという点で大きく認められてきましたが、新型マスタングも新たに登場したジャガーXEも、その点では見事に日本で人気のドイツ車を研究してきたと思います。一気に輸入車の定番モデルへと駆け上がりそうな予感ですね。
「レクサスRC-F」いかにもミーハーな感じが出てしまうのが少々痛いですが、8気筒のドロンドロンとしたエンジン音を響かせられれば、なかなかの存在感を発揮できそうです。RCのお迎え車としての適性は、ISやGSには装備されていない専用シートがゲストをいい感じに迎えてくれるところですが、特にRC-F専用に誂えられたフロントシートはサイドサポートが標準グレードよりもさらに大きく張り出していて、見た目にも乗り心地が良さそうな点が◎。アテンザも現行(GJ)になってシートに厚みと奥行きが強調されるようになって、その辺はGHアテンザよりかなり良くなっているなと感じます。GHアテンザに移植できないですかね・・・。
「スズキ・ジムニーシエラ」青梅は東京の奥座敷ですけど道は都内よりもむしろしっかりしてるので、ラダーフレームのAWD車なんて当然に要らないですけど、緊急時だからこそのTPOをわきまえた1台? ランドベンチャーという特別仕様車のエクステリアはステンレスパーツの華飾が効いていてカッコいいです。なんか中途半端なSUV(具体的にどれとは言いませんが・・・)に乗ってドヤ顔で現れるのとは全然違って、東京西部のジムニーは趣味に使う特別4輪車の意味合いが強くてなかなか様になってます。ただし仕事帰ってからスーツ姿のままで乗り付けるのは完全にNGですけど・・・で?お迎え車としての魅力は?・・・完全に自己満足ですね。
気がついたら乗降にやや難がある2ドア車ばかりでしたので、アテンザに匹敵する王道の4ドアを1台くらいは出したいと思います。いままでこのクルマへの興味を特にブログに書いたこともなかったのですが、最近チェックする回数が増えつつあるのが実は「アウディS4」です。数年前に横滑り防止機能が義務付けられるようになってからでしょうか、FRもFFもなんだか堅苦しい乗り味の中型車が増えつつあります。もちろん総合的に見れば安全なんでしょうけども、ちょっとした弾みにヘンな機械的な介入があったり、90度を越える角度の交差点を通過したときに、路面が荒れていると否応なしに「お釣」を貰うところは全く改善されてなかったりで、高級車であればあるほどむしろ運転がつまらなくなっている気がします。
そういう難点がどうしても嫌ならば、4700mm以上(ホイールベース2800mm以上)のサイズのクルマに関しては、AWD車を黙って選ぶのが正解なんじゃないかとすら感じます。スバルWRX-S4はシャシーと足回りとトラクションの総合力でヘンな挙動を抑え込んでしまうくらいの安心感がありました。そんなスバル車よりも重厚なサスペンションを使うアウディA4シリーズのAWD車もまた、乗ってみるといろいろと納得させられます。ハンドリングからいいクルマ感が伝わるセダンに巡り会うと、なんとかして手に入れる算段を考えてしまうのですが、スカイラインとアウディS4に乗ったときはかなりその気になりました。こういうクルマはさんざんに走ったあとでもまだまだ運転していたい!という離れ難いなぁ〜・・・という想いが湧いてきます。やっぱりセダンを買うならばまたこういうGHアテンザみたいなクルマがいいですね。AWDによる車両重量を考えると6気筒車を選びたいですから「A4クワトロ」ではなく「S4」ですね、ゴルフGTIでなかなかだと感じた7速DCTのフィールは横置きから縦置きに代わってもキレがとてもいいです。
さてGHアテンザで颯爽と西国分寺のタクシーロータリーにハザード止めして、大容量トランクにハードボディのトラベルケースを積み込み、2人を乗せると狭いガード下をスルりと抜けて・・・夜の街道をひた走り・・・手前味噌ですが、なかなかの「お迎え」車ぶりでした。仕事の後に往復で50km余りのドライブも全く苦痛ではなく、疲れている時こそ、やっぱりこのクルマいいなぁ!!!・・・で話は変わりますが、マツダからは新たな「お迎え」適性が高い「スペシャルティなアテンザ」の発売は予定されているのでしょうか。
とりあえず個人的な希望を「まとめて」書いておくと! 「GT-R」のようにリアシート回りを豪華につくってあって、「マスタング」のようにサイドデザインをさらにブラッシュアップして美しく上品に保って威厳を出し、「レクサスRC-F」のようにサイドサポートが個性的で肉厚なフロントシートを用意して、なおかつ「ジムニー」のような趣味性が前面に出つつも、実直なデザインにまとめられていてチャラくなく、GT-Rほど過剰ではなく「アウディS4」くらいには強力なAWD&大排気量がほしいです。まさに開発が公言されている2.5Lターボ(340ps)がピッタリじゃないですか? 高トルク用ミッションとしてはマツダ自慢のMTで十分ですから・・・GHアテンザの新車保証が切れるまでに発売の方をよろしくお願いします。
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2015年07月26日
GHアテンザはSUVよりも走れる!? だけど・・・
「人生は冒険だ!」とばかりに、週末の早朝から無謀なドライブを敢行しました。これまでGHアテンザで岩手県遠野市の林道や、真冬の雪山と化した榛名山や赤城山を超えたり、濃霧に囲まれ視界がほとんど無い状態で長野〜群馬〜埼玉にまたがる国道299号線を走破し、3ナンバー車では走行がほぼ困難なヤビツ峠裏コース(現在は舗装整備済み)や、群馬県にある山岳ライダーの聖地・塩沢峠を超えたりしてきました。しかしそんな積雪や凍結、未舗装(視界不良はヤバかったけど)なんてまだまだ「マトモな道路」と思えるほどの、超絶・酷道を走破してきました(国道ではなく村道ですが)。
普段から埼玉県西部の299号と140号線がクロスする秩父盆地周辺を「お気に入り」のドライブコースとしていましたが、その周辺でも最難関と思われる「三国峠」コースに挑みました。1年の約半分は終日閉鎖。しかも通行可能な夏期もAM8時〜PM5時までしか通行できず、三国峠側(長野県側)には施錠されるゲートが設置されています。地図上で見ても未舗装区間の総延長は20km足らずなので、時速30kmで走っても45分程度で走破できる一種の「アトラクション」です。しかしネットで情報を集めると、エクストレイルでパンクした!とかなかなかビビる情報も!走破経験者の車両は例外なく、フォレスターやランクルなどの本格派SUVばかり・・・。実は何度も計画しては何度も思いとどまっていて、「アテンザでは無理!?SUVを購入してから挑めば良い!」と考えていました。
なぜそんな所に行こうという気になったか? 自分でもよくわからないです(笑)。とにかくクルマが通れる道なのだから、なんとかなるだろう。JAFの会員なのだから最悪の時はお世話になろう。天気もどうやら大丈夫そうだ。くらいの気持ちで突き進んでいったのですが、もはやこれまで走ってきた林道とは全く景色が違います。小学校の遠足で行くような登山道に近いです。ルートを外れたか?と何度も思いましたが、ブラインドコーナーとなるところにはミラーが付いています。しかし路面は直径5〜10センチサイズの石ころが一面に広がってます。これ全部が過去の落石なのでしょうか?
自宅を4時半に出て、埼玉県の西端部・秩父市(旧中津川村)の登り口に着いたのが6時過ぎ。長野側のゲートが開くのが8時なので、ちょっと早いと思いつつも途中で景色でも眺めていれば時間が潰せるだろうとか思い登りはじめました。しかしすぐに道一面に広がる小石に怯えます。「ここは河原かよ」咄嗟に止めておいたほうがいい!エクストレイルでもパンクだぞ!という心の声が聞こえます。エクストレイルのオーナーはブログにご丁寧にタイヤを切り裂いた鋭利な岩の写真をアップしてくれていたので、そういう岩を見分けるために15km/h程度で徐行しながら進みます。「引き返す勇気?」「何も出来ない人の判断?」という相反するアドバイスが頭の中を反響します・・・。間違いなくこれほど危険と隣り合わせで運転したことないです。
ひっきりなしに揺すられ続ける車内は、昔に母親がパンクさせたときの乗り心地を思い出させます。もうとっくに4輪の内の一つがパンクしているのかも? しかし時たまに現れる橋の上を通ると、まだタイヤは無事だと解りホッとします。しかし油断は禁物で、常に眼の前の路面に細心の注意を払いつつ視線を上げると、眼前には隣接する山々の稜線がキレイに見渡せて、思わず停止。しかしそこから再始動するときに伝わる石ころ路面の頼りないグリップ感・・・。音楽を消し、窓を開けて外の音を聞きながら進むと、アテンザの前輪が必死に路面を手繰る様子が、ハンドリングやアクセルフィールだけでなく、ロードノイズからも感じられます。そして不意に前輪が沈み込むような段差に差し掛かった時に、このクルマの持つ本当の能力を確かに感じました。
かつての愛車だったカローラランクスや、鹿児島に1ヶ月滞在したときに借りたヴィッツで走ったときに、前輪が同じように沈むとサスペンションのスプリングが一気に底付きを見せ、ハンドルから殴られたような物理的なショックが生じましたが、アテンザのハイマウントなダブルウィッシュボーンは見事な減衰を見せ、全く不快(いや怪我するレベル)な底付き感は無かったです。そんな能力を隠していたのか?このクルマすげ〜!低床のスカイラインには真似できないでしょ!ついでにフロントがストラットなBMWやGJアテンザだと恐らくバキって行きますよ。下手するとフロントのインパネが壊れるかも・・・。
30分を過ぎてカーナビが残り半分を指す頃には、ずっと景色はいいし、アテンザの性能を新発見でき、なんともいい気分になってきました。途中にジムニーやハイラックス・ピックアップが停められていて自然を愛する人がチラホラ。しかしまだ開門時間ではないので、対向車は来ないですし、もし来てもまあ行き違いのスポットはかなりあるので何とかなりそうです。だんだん石ころ路面に慣れてきて30km/hくらいで走りそうになるのですが、油断したらすぐにパンクしそうなので、はやくゴールに辿り着きたいという気持ちを抑えます。残り4分の1に差し掛かったところで、デカい虫取り網を持ったオッサンが表れました。大学の研究者でしょうか?ちょっと離れたところにピックアップが反対向きで停められていて、まだ7時過ぎですがどうやらゲートは開いているようです(もともと閉められていない?)。
オッサンは不思議そうな表情でコチラを見ると、軽く会釈。セダンでここまで登ってくるヤツは初めてみたよ!みたいな顔付きでした。なんか悪い気がしなかったですね(笑)。エクストレイルは車重が嵩んで、車高も高くて、上屋がグラグラするからタイヤにも負担がかかります。しかしセダンなら地上高さえ確保できれば、エクストレイルと同じサイズのタイヤを履いているわけですし、むしろ有利なのかな?という気がします。フロントダブルウィッシュボーンなら、FFながらも十分に駆動できましたし、ストラットよりも幅広い接地面を持つ特性は通常走行よりもこうした悪路走行時に効果を発揮するように思います(壊れたら修理が面倒というデメリットもありますが)。
ほぼ予定通りの7時半頃にゲート&三国峠に到着。天気も良くて見晴らしも素晴らしかったです。さて下界が混雑する前の午前中には自宅に帰りたい!ルートはこのまま長野県川上村まで下ったあとに、山梨県側に出て中央高速を使うか?それとも群馬県側に北上し299号線へ戻るか? 川上村から山梨へ抜ける直線ルートは、日本の車道の最高地点・大馳峠を超える道です。もはや三国峠までで精力を使い果たしたのに、さらに未踏の高地ルートに挑む元気はなく、さらに人気の登山ルートへの入口なので、混雑も予想され楽しく走れないだろうという判断から、北上することにしました。こちらは初見参になる馬越峠を通り、箱根を思わせる高低差のある中速ワインディングをぼんやりした頭で楽しみます。
南相期木村・北相木村を通り、県道124号の峠越えで群馬県上野へ戻るルートを走り、長野〜群馬の県境を越えて下りに差し掛かったあたりで、後方から不意にエンジン音が響きます。まさか峠ルートで自分の後ろに付くクルマが現れるとは・・・。これまでもロードスターやS2000など数々のスポーツカーに道を譲らせてきて、一度たりとも後ろにクルマが張り付いたことが無かったので、只者ではないなと警戒しつつミラーをよく見ると?何だこのクルマは?34のZか?いやいやエンジン音は日産のV6よりも数段に獰猛です。え?もしかしてV8ヴァンテージ? 疲れを感じていた頃合いだったので、すぐにハザードを焚き道を譲りました。グラサンの紳士が一人で猟るV8ヴァンテージ。こんな深い山間で走るクルマだったっけ?相変わらずボケっとした頭で横をクラクションを一つ成らしてすり抜けていく、紛れもないアストンマーティン車を見つめます。
そういえば日本の山岳路では、輸入車には絶対に負けない!みたいなことブログで書いてたっけ、洗練された英国スポーツカーのリアデザインは美しいです。現行モデルになってやっと洗練されたリアを持つようになった911/ボクスター/ケイマンなんかよりも数段にクールだ。綺麗なものを眺めたいという衝動に駆られて追尾を開始・・・一旦は見えなくなったリアをなんとか視界に収めます。しかし相手のドライバーもスイッチが入ったようで、さらに強引にペースを上げたようで、追従するには相当な集中力が・・・。低速コーナーながらも少々直線が長めにとられている124号線で、400ps超のV8しかもドライバーは相当な腕前(じゃなきゃ2000万円近いクルマでこんなとこ走らない)。立ち上がりでぐいっと話され、ブレーキングでいくらか詰められるけども、こちらよりも10cm以上短いホイールベースの恩恵でコーナーを想像よりも断然に機敏にクリアしていきます。
元気だったら、ケツにぴったり食い付けた・・・なんて言い訳はしません。アストンマーティン・V8ヴァンテージの走りに、日本の峠コースをも余裕でこなすだけのポテンシャルを秘めた凄いクルマの矜持を感じました。ドリキンが超絶チューンしたRX7やS2000を走らせれば勝てるのかもしれないですが、1640kg(意外と軽い)のボディがあれほど優雅にコーナーをクリアするのか・・・とため息が出ました。クルマの価格を考えれば相手は5倍以上するわけで、圧倒的な実力差があっても仕方ないですが、いや〜E63AMG4MATICの時もそうでしたけど、実力見せつけられて欲しくなってしまうパターンですね・・・。
なんとも不思議な1日でした。アテンザにエクストレイルを超える悪路走破性を見出した1時間後に、得意の峠道で、これまでバカにしてきた輸入車に完全にぶっちぎられました。赤城レッドサンズの高橋兄弟(RX7)に実力の違いを見せつけられた秋名スピードスターズの池谷先輩(S13シルビア)の気分でしたね・・・「アイツら何というか次元が違う」。まあこれに懲りずにアテンザで峠道を走り込んで再びV8ヴァンテージに挑みたいと思います。(マツダさん!V8ヴァンテージに勝てるクルマを作ってください!)
リンク
「最新投稿まとめブログ」
普段から埼玉県西部の299号と140号線がクロスする秩父盆地周辺を「お気に入り」のドライブコースとしていましたが、その周辺でも最難関と思われる「三国峠」コースに挑みました。1年の約半分は終日閉鎖。しかも通行可能な夏期もAM8時〜PM5時までしか通行できず、三国峠側(長野県側)には施錠されるゲートが設置されています。地図上で見ても未舗装区間の総延長は20km足らずなので、時速30kmで走っても45分程度で走破できる一種の「アトラクション」です。しかしネットで情報を集めると、エクストレイルでパンクした!とかなかなかビビる情報も!走破経験者の車両は例外なく、フォレスターやランクルなどの本格派SUVばかり・・・。実は何度も計画しては何度も思いとどまっていて、「アテンザでは無理!?SUVを購入してから挑めば良い!」と考えていました。
なぜそんな所に行こうという気になったか? 自分でもよくわからないです(笑)。とにかくクルマが通れる道なのだから、なんとかなるだろう。JAFの会員なのだから最悪の時はお世話になろう。天気もどうやら大丈夫そうだ。くらいの気持ちで突き進んでいったのですが、もはやこれまで走ってきた林道とは全く景色が違います。小学校の遠足で行くような登山道に近いです。ルートを外れたか?と何度も思いましたが、ブラインドコーナーとなるところにはミラーが付いています。しかし路面は直径5〜10センチサイズの石ころが一面に広がってます。これ全部が過去の落石なのでしょうか?
自宅を4時半に出て、埼玉県の西端部・秩父市(旧中津川村)の登り口に着いたのが6時過ぎ。長野側のゲートが開くのが8時なので、ちょっと早いと思いつつも途中で景色でも眺めていれば時間が潰せるだろうとか思い登りはじめました。しかしすぐに道一面に広がる小石に怯えます。「ここは河原かよ」咄嗟に止めておいたほうがいい!エクストレイルでもパンクだぞ!という心の声が聞こえます。エクストレイルのオーナーはブログにご丁寧にタイヤを切り裂いた鋭利な岩の写真をアップしてくれていたので、そういう岩を見分けるために15km/h程度で徐行しながら進みます。「引き返す勇気?」「何も出来ない人の判断?」という相反するアドバイスが頭の中を反響します・・・。間違いなくこれほど危険と隣り合わせで運転したことないです。
ひっきりなしに揺すられ続ける車内は、昔に母親がパンクさせたときの乗り心地を思い出させます。もうとっくに4輪の内の一つがパンクしているのかも? しかし時たまに現れる橋の上を通ると、まだタイヤは無事だと解りホッとします。しかし油断は禁物で、常に眼の前の路面に細心の注意を払いつつ視線を上げると、眼前には隣接する山々の稜線がキレイに見渡せて、思わず停止。しかしそこから再始動するときに伝わる石ころ路面の頼りないグリップ感・・・。音楽を消し、窓を開けて外の音を聞きながら進むと、アテンザの前輪が必死に路面を手繰る様子が、ハンドリングやアクセルフィールだけでなく、ロードノイズからも感じられます。そして不意に前輪が沈み込むような段差に差し掛かった時に、このクルマの持つ本当の能力を確かに感じました。
かつての愛車だったカローラランクスや、鹿児島に1ヶ月滞在したときに借りたヴィッツで走ったときに、前輪が同じように沈むとサスペンションのスプリングが一気に底付きを見せ、ハンドルから殴られたような物理的なショックが生じましたが、アテンザのハイマウントなダブルウィッシュボーンは見事な減衰を見せ、全く不快(いや怪我するレベル)な底付き感は無かったです。そんな能力を隠していたのか?このクルマすげ〜!低床のスカイラインには真似できないでしょ!ついでにフロントがストラットなBMWやGJアテンザだと恐らくバキって行きますよ。下手するとフロントのインパネが壊れるかも・・・。
30分を過ぎてカーナビが残り半分を指す頃には、ずっと景色はいいし、アテンザの性能を新発見でき、なんともいい気分になってきました。途中にジムニーやハイラックス・ピックアップが停められていて自然を愛する人がチラホラ。しかしまだ開門時間ではないので、対向車は来ないですし、もし来てもまあ行き違いのスポットはかなりあるので何とかなりそうです。だんだん石ころ路面に慣れてきて30km/hくらいで走りそうになるのですが、油断したらすぐにパンクしそうなので、はやくゴールに辿り着きたいという気持ちを抑えます。残り4分の1に差し掛かったところで、デカい虫取り網を持ったオッサンが表れました。大学の研究者でしょうか?ちょっと離れたところにピックアップが反対向きで停められていて、まだ7時過ぎですがどうやらゲートは開いているようです(もともと閉められていない?)。
オッサンは不思議そうな表情でコチラを見ると、軽く会釈。セダンでここまで登ってくるヤツは初めてみたよ!みたいな顔付きでした。なんか悪い気がしなかったですね(笑)。エクストレイルは車重が嵩んで、車高も高くて、上屋がグラグラするからタイヤにも負担がかかります。しかしセダンなら地上高さえ確保できれば、エクストレイルと同じサイズのタイヤを履いているわけですし、むしろ有利なのかな?という気がします。フロントダブルウィッシュボーンなら、FFながらも十分に駆動できましたし、ストラットよりも幅広い接地面を持つ特性は通常走行よりもこうした悪路走行時に効果を発揮するように思います(壊れたら修理が面倒というデメリットもありますが)。
ほぼ予定通りの7時半頃にゲート&三国峠に到着。天気も良くて見晴らしも素晴らしかったです。さて下界が混雑する前の午前中には自宅に帰りたい!ルートはこのまま長野県川上村まで下ったあとに、山梨県側に出て中央高速を使うか?それとも群馬県側に北上し299号線へ戻るか? 川上村から山梨へ抜ける直線ルートは、日本の車道の最高地点・大馳峠を超える道です。もはや三国峠までで精力を使い果たしたのに、さらに未踏の高地ルートに挑む元気はなく、さらに人気の登山ルートへの入口なので、混雑も予想され楽しく走れないだろうという判断から、北上することにしました。こちらは初見参になる馬越峠を通り、箱根を思わせる高低差のある中速ワインディングをぼんやりした頭で楽しみます。
南相期木村・北相木村を通り、県道124号の峠越えで群馬県上野へ戻るルートを走り、長野〜群馬の県境を越えて下りに差し掛かったあたりで、後方から不意にエンジン音が響きます。まさか峠ルートで自分の後ろに付くクルマが現れるとは・・・。これまでもロードスターやS2000など数々のスポーツカーに道を譲らせてきて、一度たりとも後ろにクルマが張り付いたことが無かったので、只者ではないなと警戒しつつミラーをよく見ると?何だこのクルマは?34のZか?いやいやエンジン音は日産のV6よりも数段に獰猛です。え?もしかしてV8ヴァンテージ? 疲れを感じていた頃合いだったので、すぐにハザードを焚き道を譲りました。グラサンの紳士が一人で猟るV8ヴァンテージ。こんな深い山間で走るクルマだったっけ?相変わらずボケっとした頭で横をクラクションを一つ成らしてすり抜けていく、紛れもないアストンマーティン車を見つめます。
そういえば日本の山岳路では、輸入車には絶対に負けない!みたいなことブログで書いてたっけ、洗練された英国スポーツカーのリアデザインは美しいです。現行モデルになってやっと洗練されたリアを持つようになった911/ボクスター/ケイマンなんかよりも数段にクールだ。綺麗なものを眺めたいという衝動に駆られて追尾を開始・・・一旦は見えなくなったリアをなんとか視界に収めます。しかし相手のドライバーもスイッチが入ったようで、さらに強引にペースを上げたようで、追従するには相当な集中力が・・・。低速コーナーながらも少々直線が長めにとられている124号線で、400ps超のV8しかもドライバーは相当な腕前(じゃなきゃ2000万円近いクルマでこんなとこ走らない)。立ち上がりでぐいっと話され、ブレーキングでいくらか詰められるけども、こちらよりも10cm以上短いホイールベースの恩恵でコーナーを想像よりも断然に機敏にクリアしていきます。
元気だったら、ケツにぴったり食い付けた・・・なんて言い訳はしません。アストンマーティン・V8ヴァンテージの走りに、日本の峠コースをも余裕でこなすだけのポテンシャルを秘めた凄いクルマの矜持を感じました。ドリキンが超絶チューンしたRX7やS2000を走らせれば勝てるのかもしれないですが、1640kg(意外と軽い)のボディがあれほど優雅にコーナーをクリアするのか・・・とため息が出ました。クルマの価格を考えれば相手は5倍以上するわけで、圧倒的な実力差があっても仕方ないですが、いや〜E63AMG4MATICの時もそうでしたけど、実力見せつけられて欲しくなってしまうパターンですね・・・。
なんとも不思議な1日でした。アテンザにエクストレイルを超える悪路走破性を見出した1時間後に、得意の峠道で、これまでバカにしてきた輸入車に完全にぶっちぎられました。赤城レッドサンズの高橋兄弟(RX7)に実力の違いを見せつけられた秋名スピードスターズの池谷先輩(S13シルビア)の気分でしたね・・・「アイツら何というか次元が違う」。まあこれに懲りずにアテンザで峠道を走り込んで再びV8ヴァンテージに挑みたいと思います。(マツダさん!V8ヴァンテージに勝てるクルマを作ってください!)
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2014年10月22日
GH(後期)アテンザの質感を求めて・・・
アテンザの新車保証が切れるまでに2台目のマルチタスクなクルマが欲しいので、そろそろ真剣に探さなければと思いリサーチ活動を始めました。GHアテンザのポテンシャルとほぼ同等のものが期待できるのは、後継のGJアテンザや日産ティアナあたりですが、両車ともにとてもいいクルマは承知の上でちょっと気に入らない点があるので、別の視点から探してみようかなと思っています。GHアテンザには無い魅力といったら・・・まずはハイパワーですね。
高速道路を静かに走れる静音性&高速安定性を持っていて、ワインディングを気持ちよく走れるハンドリングが備わっていれば十分に購入対象になるわけですが、実用燃費としてレギュラー/ハイオク問わずに10km/Lは無理なく確保できるクルマとなると、みるみる内に候補が少なくなってしまいます。高速道路を快適にクルーズするにはやはりNA/ターボに関わらず最低でも1.8Lは必要だと思っているので、最近のBMWやメルセデスといった高級ブランドのモデルが次々と対象から外れていってしまいます。
とりあえず、条件に当てはまる良さそうなクルマに乗ってみて最新のクルマの仕上がり具合を味わってみようと思い、「VWゴルフGTI」「日産スカイライン350GT」「スバルWRX S4」の3台を試してみました。ちなみに見積もりもちゃっかりと貰いましたが、GTIが480万円、スカイラインが550万円(AWDです)、S4が420万円でした・・・まあマツダ基準からしたらアテンザXD-Lパケが余裕で買える価格帯です。3台乗ってみて改めて感じたことは「GH(後期)アテンザは間違いなく名車だ・・・」ということでした。マツダが300万円程度でショートストロークの2LのGHアテンザを再発売してくれるなら間違いなくもう一度買います。
まず3台ともに共通して良かったのがシートですね。全てアルカンターラのファブリックシートだったのですが、スポーティなモデルばかりだったのでサイドサポートがしっかりした固めのシートが用意されていて、どのシートも「合格」といっていい出来でとても満足しました。シートにはかなりこだわりがあると伝えたら、各セールスマンともに説明に力がこもってきて「特にこのモデルはシートが良くできてます!」と異口同音に仰ってましたね。まあもちろん出来は素晴らしいのですけど、マツダならどのモデルでもこれに匹敵するくらいの良いシート付いてますよ・・・と思わず心の中で叫びました。それでもマツダの得意技であった「シート」はいよいよライバルメーカーに追いつかれつつあるとは感じましたが・・・。
シートは良いのですが、乗り込んで一番気になったのはコクピットの狭さですね。まずゴルフGTIは論外。昔乗っていたカローラランクスで感じていた圧迫感が瞬時に甦りました。分厚いドアは好印象ですが、1800mmの全幅に期待したのに、キャビンの居住性はまるで国産5ナンバーと同等でした。しかも右ハンドル仕様車における左足スペースの狭さはもう輸入車の”不治の病”ですね。オーストラリア(右ハンドル市場)でVWがあまり売れずに、先代モデルでもアクセラがゴルフを圧倒して売れている理由がなんとなく分りました。ゴルフ7の最大の弱点は完全に”左足スペース”のようで、これは長時間だととても我慢できないレベルです。もちろん国産5ナンバーの多くの車種でこの問題は顕著に見られ、それと比べればそこまで酷いものではないのですが、それでも基準車がGHアテンザとなると、GTIはこの時点で残念ながら”終了”です。
ただしVWの名誉の為に言っておくと、GTIの2Lターボと6速DSGの相性はとても良い感触で、これで実燃費がおよそハイオク13km/Lらしいですから、これはこれでとても良くまとまっていると思います。アウディTT-Sで同じユニットが使われているようですが、もしかしたらTTのボディならば左足問題が解決されているかもしれません。VWにはこの3台で最もマツダらしい輸入車調の質感を期待していたのですが、ドイツ車らしさというよりトヨタ車らしいなと感じました。エンジンのキビキビ感だけがやたらと印象に残りました。オーリスやレクサスCTにVWの2Lターボを仕込んだらGTIに近くなりそうです。
GHアテンザのコクピットの広さや、ハンドリングを高く評価するならば、もっともすんなりと受け入れられるのが、意外なことにスカイライン350GTでした。スカイラインは高級車調のインパネが豪華過ぎて、なかなか圧迫感があるので、GHアテンザの開放感あふれるコクピットが恋しい気もするのですが、ゴルフGTIやWRX S4で感じた絶望的な狭さは感じませんでした。この絶妙なサイズを決めてきただけでも私にとっての日産株は急上昇しました。
さらに話題沸騰のステアバイワイアですが・・・これはビックリですね。これぞまさに「GHアテンザのハンドリング!」でした。1800kgの巨体をスパスパ曲げてしまうのは、FRという設計も多少はあるでしょうが、ステアリングの軽さとクルマの挙動がGHアテンザのフィーリングにかなり似ています。GJアテンザXDは二の腕がパンパンになりそうな重ハンになってしまったこともありますが、現状ではスカイラインのステアバイワイアの方がGHアテンザユーザーにはしっくりくると思います。日産はよくぞこのシステムを導入してくれたと思います。
さてスバルWRX S4ですが、このクルマは一言で言うとGHアテンザユーザーとは相容れない独自のコンセプトを持ったクルマでした。ニューモデルマガジンXの覆面座談会でレヴォーグのバネ係数が高すぎると、声を揃えて大合唱していましたが、確かにキャビンが剛性感の高いバネの上に浮いている感触を感じます。ビルシュタインダンパーを仕込んだモデルでしたが、確かに足回りが固い・・・。マツダユーザーからしてみたら、何のためのハイスペックなのか全く意図がわかりません。
戸惑いながら味見を続ける私に対して、さらにセールスマンの自信に溢れるトークが追い打ちをかけます。「先代のA-lineと比べて乗り心地は格段に良くなって、とっても静かになりました!」と言われても、確かにそうなんだろうけど、GHアテンザやスカイラインの水準からみれば、まだまだヤンチャでスポーティ過ぎる感覚しかしません。セールスマンが推奨するタイトなハンドリングコーナーが連続する試乗コースを進みますが、やはりAWDなので日産やマツダのような上質なハンドリングフィールには及びません。GHアテンザやスカイラインだとややオーバーステア気味に行けてしまうところが、マイルドでニュートラルになった感触で、ハンドリング自体は可もなく不可もなくといったところですが、そこに「片手でスイスイ行けちゃいますよね!」とハンドリングの良さをアピールする声が・・・。
スバルの気迫のこもった一台だと思ったのですが、感じ入った点は、オーディオに優れるカロッツェリアの「サイバーナビ」が選べる点と、比較的廉価で内外装がカスタマイズできるオプションパーツが豊富に用意されている点でした。40kg・mトルク&300psを街中で味わうのは難しいとは思いますが、ゴルフGTIと単純に比べてしまうと、150kg重い車体とCVTのフィールの悪さがたたって、全開走行が可能な「S#モード」も切り替わりまでのラグがVWよりもだいぶ長くて、実際にはタイミング良くスマートに繰り出すことが難しいかもしれません。CVTと”トレードオフ”の関係として装着される、追従クルコンと車線キープのステアリングシステムは魅力を感じましたけども、あと数年もすればトヨタの全モデルに標準装備されるようなので、この機能だけで420万円はちょっと払えないですね・・・。
スバルに関しては正直いって間もなく発売されるレガシィに期待すべきだと思います。GJアテンザサイズになってコクピットの閉塞感もないでしょうし、乗り心地はどうやらWRXよりも数段上を行くようです。2.5LのNAのみの設定で、もちろんAWDですから実燃費で10km/L(レギュラー仕様)は怪しい気がしますが、CVTを駆使してなんとかクリアしてくれそうです。しかしCVTには今回でちょっと懲りましたね・・・。特にハイスペック車ほどレスポンスの悪さが顕著になりストレスを感じてしまう点がスバルにとっては悩みのタネだと思われます。
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高速道路を静かに走れる静音性&高速安定性を持っていて、ワインディングを気持ちよく走れるハンドリングが備わっていれば十分に購入対象になるわけですが、実用燃費としてレギュラー/ハイオク問わずに10km/Lは無理なく確保できるクルマとなると、みるみる内に候補が少なくなってしまいます。高速道路を快適にクルーズするにはやはりNA/ターボに関わらず最低でも1.8Lは必要だと思っているので、最近のBMWやメルセデスといった高級ブランドのモデルが次々と対象から外れていってしまいます。
とりあえず、条件に当てはまる良さそうなクルマに乗ってみて最新のクルマの仕上がり具合を味わってみようと思い、「VWゴルフGTI」「日産スカイライン350GT」「スバルWRX S4」の3台を試してみました。ちなみに見積もりもちゃっかりと貰いましたが、GTIが480万円、スカイラインが550万円(AWDです)、S4が420万円でした・・・まあマツダ基準からしたらアテンザXD-Lパケが余裕で買える価格帯です。3台乗ってみて改めて感じたことは「GH(後期)アテンザは間違いなく名車だ・・・」ということでした。マツダが300万円程度でショートストロークの2LのGHアテンザを再発売してくれるなら間違いなくもう一度買います。
まず3台ともに共通して良かったのがシートですね。全てアルカンターラのファブリックシートだったのですが、スポーティなモデルばかりだったのでサイドサポートがしっかりした固めのシートが用意されていて、どのシートも「合格」といっていい出来でとても満足しました。シートにはかなりこだわりがあると伝えたら、各セールスマンともに説明に力がこもってきて「特にこのモデルはシートが良くできてます!」と異口同音に仰ってましたね。まあもちろん出来は素晴らしいのですけど、マツダならどのモデルでもこれに匹敵するくらいの良いシート付いてますよ・・・と思わず心の中で叫びました。それでもマツダの得意技であった「シート」はいよいよライバルメーカーに追いつかれつつあるとは感じましたが・・・。
シートは良いのですが、乗り込んで一番気になったのはコクピットの狭さですね。まずゴルフGTIは論外。昔乗っていたカローラランクスで感じていた圧迫感が瞬時に甦りました。分厚いドアは好印象ですが、1800mmの全幅に期待したのに、キャビンの居住性はまるで国産5ナンバーと同等でした。しかも右ハンドル仕様車における左足スペースの狭さはもう輸入車の”不治の病”ですね。オーストラリア(右ハンドル市場)でVWがあまり売れずに、先代モデルでもアクセラがゴルフを圧倒して売れている理由がなんとなく分りました。ゴルフ7の最大の弱点は完全に”左足スペース”のようで、これは長時間だととても我慢できないレベルです。もちろん国産5ナンバーの多くの車種でこの問題は顕著に見られ、それと比べればそこまで酷いものではないのですが、それでも基準車がGHアテンザとなると、GTIはこの時点で残念ながら”終了”です。
ただしVWの名誉の為に言っておくと、GTIの2Lターボと6速DSGの相性はとても良い感触で、これで実燃費がおよそハイオク13km/Lらしいですから、これはこれでとても良くまとまっていると思います。アウディTT-Sで同じユニットが使われているようですが、もしかしたらTTのボディならば左足問題が解決されているかもしれません。VWにはこの3台で最もマツダらしい輸入車調の質感を期待していたのですが、ドイツ車らしさというよりトヨタ車らしいなと感じました。エンジンのキビキビ感だけがやたらと印象に残りました。オーリスやレクサスCTにVWの2Lターボを仕込んだらGTIに近くなりそうです。
GHアテンザのコクピットの広さや、ハンドリングを高く評価するならば、もっともすんなりと受け入れられるのが、意外なことにスカイライン350GTでした。スカイラインは高級車調のインパネが豪華過ぎて、なかなか圧迫感があるので、GHアテンザの開放感あふれるコクピットが恋しい気もするのですが、ゴルフGTIやWRX S4で感じた絶望的な狭さは感じませんでした。この絶妙なサイズを決めてきただけでも私にとっての日産株は急上昇しました。
さらに話題沸騰のステアバイワイアですが・・・これはビックリですね。これぞまさに「GHアテンザのハンドリング!」でした。1800kgの巨体をスパスパ曲げてしまうのは、FRという設計も多少はあるでしょうが、ステアリングの軽さとクルマの挙動がGHアテンザのフィーリングにかなり似ています。GJアテンザXDは二の腕がパンパンになりそうな重ハンになってしまったこともありますが、現状ではスカイラインのステアバイワイアの方がGHアテンザユーザーにはしっくりくると思います。日産はよくぞこのシステムを導入してくれたと思います。
さてスバルWRX S4ですが、このクルマは一言で言うとGHアテンザユーザーとは相容れない独自のコンセプトを持ったクルマでした。ニューモデルマガジンXの覆面座談会でレヴォーグのバネ係数が高すぎると、声を揃えて大合唱していましたが、確かにキャビンが剛性感の高いバネの上に浮いている感触を感じます。ビルシュタインダンパーを仕込んだモデルでしたが、確かに足回りが固い・・・。マツダユーザーからしてみたら、何のためのハイスペックなのか全く意図がわかりません。
戸惑いながら味見を続ける私に対して、さらにセールスマンの自信に溢れるトークが追い打ちをかけます。「先代のA-lineと比べて乗り心地は格段に良くなって、とっても静かになりました!」と言われても、確かにそうなんだろうけど、GHアテンザやスカイラインの水準からみれば、まだまだヤンチャでスポーティ過ぎる感覚しかしません。セールスマンが推奨するタイトなハンドリングコーナーが連続する試乗コースを進みますが、やはりAWDなので日産やマツダのような上質なハンドリングフィールには及びません。GHアテンザやスカイラインだとややオーバーステア気味に行けてしまうところが、マイルドでニュートラルになった感触で、ハンドリング自体は可もなく不可もなくといったところですが、そこに「片手でスイスイ行けちゃいますよね!」とハンドリングの良さをアピールする声が・・・。
スバルの気迫のこもった一台だと思ったのですが、感じ入った点は、オーディオに優れるカロッツェリアの「サイバーナビ」が選べる点と、比較的廉価で内外装がカスタマイズできるオプションパーツが豊富に用意されている点でした。40kg・mトルク&300psを街中で味わうのは難しいとは思いますが、ゴルフGTIと単純に比べてしまうと、150kg重い車体とCVTのフィールの悪さがたたって、全開走行が可能な「S#モード」も切り替わりまでのラグがVWよりもだいぶ長くて、実際にはタイミング良くスマートに繰り出すことが難しいかもしれません。CVTと”トレードオフ”の関係として装着される、追従クルコンと車線キープのステアリングシステムは魅力を感じましたけども、あと数年もすればトヨタの全モデルに標準装備されるようなので、この機能だけで420万円はちょっと払えないですね・・・。
スバルに関しては正直いって間もなく発売されるレガシィに期待すべきだと思います。GJアテンザサイズになってコクピットの閉塞感もないでしょうし、乗り心地はどうやらWRXよりも数段上を行くようです。2.5LのNAのみの設定で、もちろんAWDですから実燃費で10km/L(レギュラー仕様)は怪しい気がしますが、CVTを駆使してなんとかクリアしてくれそうです。しかしCVTには今回でちょっと懲りましたね・・・。特にハイスペック車ほどレスポンスの悪さが顕著になりストレスを感じてしまう点がスバルにとっては悩みのタネだと思われます。
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2014年09月16日
アテンザで海に行ったらさ・・・
夏休みの日中はどこも混雑するので、ひたすらに深夜ドライブばかりしていましたが、久しぶりに早朝から湘南方面に行ってみました。残念ながら土曜の夜からの雨が続き天気はいまいちだったのですが、その分混雑もなく川崎から東名に乗ると、そこには朝っぱらから箱根方面に向かうGT-Rやポルシェ911が結構います。まだあまり納車が進んでないと思われるGT-RニスモがそのままスーパーGTに参戦しそうなデカいリアスポイラーを乗せていました。もしかしたらこれはプロライターによるインプレだったかもしれません。
久々に明るい高速道路に出てみると、SUVが日本市場で留まるところを知らない人気絶頂なのがわかります。カー雑誌の主要コンテンツとばかりに激しく露出している欧州メーカーのCセグハッチバックは全くといっていいほどいないですね、レクサスCTやアクセラを含めてもこのクラスは本当に売れているのでしょうか。まあ日曜の早朝からドライブ行くくらい気合いの入ってるクルマ好きは、ゴルフもアクセラも興味なんてないでしょうし、同じように1シリーズもAクラスもV40も全く見ませんでした。
その一方でカー雑誌からはやや邪険に扱われている日本メーカーの新型SUVばかりが前後左右にやたらと目立ちます。家族4人乗車でドライブ!と考えると、SUVの方がなんだか楽しそうな気がしますし、当然にSUV買った家族はフットワークが軽くなるんだと思います。確かにCX5もアクセラも4人乗車でそれほどスペースに大きな差はないのですが、外から見たセルフイメージを考えると、CX5の家族の方がゆとりある生活に見えます。同じような現象がインプレッサとフォレスターやXVにもありますし、ノートとジューク、フィットとヴェゼル、オーリスとハリアーといった感じです。
とても感心したのは、さすがは家族連れが多いだけあってSUVユーザーの運転マナーの良さですね。ブレーキランプをチカチカさせてうっとおしく走るのはやはりプ◯ウスやミニバンばかりです。あまり偏見を助長するようなことを書くべきではないですが、安全な往来の為にはある程度は車種やナンバーから危険度を察知する能力が事故防止の為にも重要です。特に高速道路では、アテンザのような受動安全性の高いクルマに乗っていて法定速度内で走っていても非常に危険です。ブレーキ自慢のマツダ車で40m制動をして回避しても後ろのミニバンやトラックは止まれないですから容赦なくつっこんできます。100km/h超過のドイツ車はポルシェくらいしか制動力ないですし・・・。
さて今回の目的は神奈川県三浦半島の先端にあるマグロの水揚げで知られる三崎港で日曜日に行われている朝市です。大のマグロ好きなので、目玉・ほほ・テールといった格安部位が豊富に揃っているのを見ると興奮してしまいます。早朝営業の食堂でマグロ丼を食べて来ましたが、赤身でも濃厚で血の通った味がします。東京の回転寿しで出てくるマグロって一体何の肉なの?と思わず疑問が浮かび、それを普通に食していた自分にやや恥ずかしさを覚えてしまうほどです。横浜ナンバーの家族連れで朝市はかなり賑わっていて、特別に無料開放されている駐車場では、早速接触事故が発生したようでダメ県警がグダグダと出動しておられました。
マツダ車のデザインはやはり山よりも海の方が似合うかなと思いました・・・。帰路はヨットハーバーがそこいら中にある三浦半島の、オシャレな別荘物件などを眺めながら側道をゆっくりと鎌倉へ向かったのですが、白壁の西洋風の建物の街並にGHアテンザセダン(白)がよく合います。こういう高級別荘を所有する人々は、マツダよりも数段ハイグレードなブランドを愛好すると思います。あくまで主観に過ぎませんが、こういう街並に絶対に似合わないのが、ブラックやシルバーのメルセデス、そしてブラックやブルーのBMWでしょうか。
アウディも含めてドイツ御三家はグリル回りのメッキがウルサイので、猥雑な都市部にはそれほど違和感ないですけど、海沿いの別荘にはどうも似合いません。立派な門構えの超高級物件から、W211の丸目ヘッドライトが出て来たら完全にイメージ崩壊です。これが2代前のW124ならば意外にハマりそうな気もするんですが、これだけ豪華な別荘があるならばクルマなんて外しでいいのかもしれません。意外にクラウンロイヤル顔になった現行マジェスタが様になりそうな気がします。
さて年内にもマジェスタのライバルになるホンダ・レジェンドが日本でも復活する見込みです。日本の狭い別荘地の道を考えると1800mmに抑えているマジェスタは魅力で、1880mm程度になるレジェンドはギリギリでしょうか。ヨットハーバーに隣接する別荘地へ出向くのにピッタリと感じるクルマこそが、今後の高級車市場においてそれなりの好結果を出すのではないか・・・葉山御用邸に連なる別荘地を見ながらなぜかそう思いました。まもなく大規模MC?を迎えるアテンザですが、さらなるイメチェンを図りマツダながらもこのセレブな市場に食い込むことができるでしょうか。
北欧ではライフスタイルの嗜好で、ヨットの所有率が日本の比じゃないくらいに高いそうです。日本では全国の漁協に与えられた港湾スペースが余剰インフラとして残っているそうですが、これをマリーナとして広くレジャー用途に開放すれば、わざわざ海外に出掛けていってまでする高価なマリンスポーツが手軽に楽しめるようになるようです。ノルウェーなどではヨットはせいぜい50万円程度で手に入り、管理費も日本に比べ異次元に格安なので誰でも楽しめるものになっているそうです。つまり北欧で人気のレガシィツーリングワゴンに乗ってヨットに出掛ける人がたくさんいるということです。
バブル期に比べれば見る影もないほどに下落した別荘価格を考えると、都心に無理に家を買うことがナンセンスに思えてきます。いまや東京で人気の吉祥寺でも5000万円以下で3LDKくらいの新築マンションが買えますが、別荘地なら500万円でOKだったりします。これならば気に入った場所がありさえすれば、心が動く人も多いんじゃないでしょうか。吉祥寺に飽きた人がマンション売って引っ越すことだってあるでしょう。ただし吉祥寺では必要なかったクルマが、別荘生活では絶対に必要になります。日本の多くの都道府県では軒並み軽自動車率は50%を超えているそうですが、神奈川県の三浦半島は東京都の中心部並みに軽自動車は少ない場所です。ヨットのある北欧風ライフスタイルを追い求めるにはとても良い場所なのは間違いないです(マリーナの料金なんぞしりませんが)。
そしてそこでの生活では、東京で飽きるほど見て来た仰々しいレクサスやドイツプレミアムといった俗物なクルマ観を離れ、感性の赴くままに上質なクルマを選びたいと思ったりするんじゃないですか? スバルはWRX-S4という何とも上質感を醸し出すセダンを作ってきました。海のあるオシャレな街にGHアテンザセダンを停めてみましたが、このクルマでここに来る事ができて本当に良かったなと。GJアテンザならどうか?最近のマツダ車は共通して足回りのデザインに隙があるのが気になります。新しい純正エアロパーツを開発して、足回りにも重厚感がある落ち着いたデザインへと改良されれば良いかな?という気がします。
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久々に明るい高速道路に出てみると、SUVが日本市場で留まるところを知らない人気絶頂なのがわかります。カー雑誌の主要コンテンツとばかりに激しく露出している欧州メーカーのCセグハッチバックは全くといっていいほどいないですね、レクサスCTやアクセラを含めてもこのクラスは本当に売れているのでしょうか。まあ日曜の早朝からドライブ行くくらい気合いの入ってるクルマ好きは、ゴルフもアクセラも興味なんてないでしょうし、同じように1シリーズもAクラスもV40も全く見ませんでした。
その一方でカー雑誌からはやや邪険に扱われている日本メーカーの新型SUVばかりが前後左右にやたらと目立ちます。家族4人乗車でドライブ!と考えると、SUVの方がなんだか楽しそうな気がしますし、当然にSUV買った家族はフットワークが軽くなるんだと思います。確かにCX5もアクセラも4人乗車でそれほどスペースに大きな差はないのですが、外から見たセルフイメージを考えると、CX5の家族の方がゆとりある生活に見えます。同じような現象がインプレッサとフォレスターやXVにもありますし、ノートとジューク、フィットとヴェゼル、オーリスとハリアーといった感じです。
とても感心したのは、さすがは家族連れが多いだけあってSUVユーザーの運転マナーの良さですね。ブレーキランプをチカチカさせてうっとおしく走るのはやはりプ◯ウスやミニバンばかりです。あまり偏見を助長するようなことを書くべきではないですが、安全な往来の為にはある程度は車種やナンバーから危険度を察知する能力が事故防止の為にも重要です。特に高速道路では、アテンザのような受動安全性の高いクルマに乗っていて法定速度内で走っていても非常に危険です。ブレーキ自慢のマツダ車で40m制動をして回避しても後ろのミニバンやトラックは止まれないですから容赦なくつっこんできます。100km/h超過のドイツ車はポルシェくらいしか制動力ないですし・・・。
さて今回の目的は神奈川県三浦半島の先端にあるマグロの水揚げで知られる三崎港で日曜日に行われている朝市です。大のマグロ好きなので、目玉・ほほ・テールといった格安部位が豊富に揃っているのを見ると興奮してしまいます。早朝営業の食堂でマグロ丼を食べて来ましたが、赤身でも濃厚で血の通った味がします。東京の回転寿しで出てくるマグロって一体何の肉なの?と思わず疑問が浮かび、それを普通に食していた自分にやや恥ずかしさを覚えてしまうほどです。横浜ナンバーの家族連れで朝市はかなり賑わっていて、特別に無料開放されている駐車場では、早速接触事故が発生したようでダメ県警がグダグダと出動しておられました。
マツダ車のデザインはやはり山よりも海の方が似合うかなと思いました・・・。帰路はヨットハーバーがそこいら中にある三浦半島の、オシャレな別荘物件などを眺めながら側道をゆっくりと鎌倉へ向かったのですが、白壁の西洋風の建物の街並にGHアテンザセダン(白)がよく合います。こういう高級別荘を所有する人々は、マツダよりも数段ハイグレードなブランドを愛好すると思います。あくまで主観に過ぎませんが、こういう街並に絶対に似合わないのが、ブラックやシルバーのメルセデス、そしてブラックやブルーのBMWでしょうか。
アウディも含めてドイツ御三家はグリル回りのメッキがウルサイので、猥雑な都市部にはそれほど違和感ないですけど、海沿いの別荘にはどうも似合いません。立派な門構えの超高級物件から、W211の丸目ヘッドライトが出て来たら完全にイメージ崩壊です。これが2代前のW124ならば意外にハマりそうな気もするんですが、これだけ豪華な別荘があるならばクルマなんて外しでいいのかもしれません。意外にクラウンロイヤル顔になった現行マジェスタが様になりそうな気がします。
さて年内にもマジェスタのライバルになるホンダ・レジェンドが日本でも復活する見込みです。日本の狭い別荘地の道を考えると1800mmに抑えているマジェスタは魅力で、1880mm程度になるレジェンドはギリギリでしょうか。ヨットハーバーに隣接する別荘地へ出向くのにピッタリと感じるクルマこそが、今後の高級車市場においてそれなりの好結果を出すのではないか・・・葉山御用邸に連なる別荘地を見ながらなぜかそう思いました。まもなく大規模MC?を迎えるアテンザですが、さらなるイメチェンを図りマツダながらもこのセレブな市場に食い込むことができるでしょうか。
北欧ではライフスタイルの嗜好で、ヨットの所有率が日本の比じゃないくらいに高いそうです。日本では全国の漁協に与えられた港湾スペースが余剰インフラとして残っているそうですが、これをマリーナとして広くレジャー用途に開放すれば、わざわざ海外に出掛けていってまでする高価なマリンスポーツが手軽に楽しめるようになるようです。ノルウェーなどではヨットはせいぜい50万円程度で手に入り、管理費も日本に比べ異次元に格安なので誰でも楽しめるものになっているそうです。つまり北欧で人気のレガシィツーリングワゴンに乗ってヨットに出掛ける人がたくさんいるということです。
バブル期に比べれば見る影もないほどに下落した別荘価格を考えると、都心に無理に家を買うことがナンセンスに思えてきます。いまや東京で人気の吉祥寺でも5000万円以下で3LDKくらいの新築マンションが買えますが、別荘地なら500万円でOKだったりします。これならば気に入った場所がありさえすれば、心が動く人も多いんじゃないでしょうか。吉祥寺に飽きた人がマンション売って引っ越すことだってあるでしょう。ただし吉祥寺では必要なかったクルマが、別荘生活では絶対に必要になります。日本の多くの都道府県では軒並み軽自動車率は50%を超えているそうですが、神奈川県の三浦半島は東京都の中心部並みに軽自動車は少ない場所です。ヨットのある北欧風ライフスタイルを追い求めるにはとても良い場所なのは間違いないです(マリーナの料金なんぞしりませんが)。
そしてそこでの生活では、東京で飽きるほど見て来た仰々しいレクサスやドイツプレミアムといった俗物なクルマ観を離れ、感性の赴くままに上質なクルマを選びたいと思ったりするんじゃないですか? スバルはWRX-S4という何とも上質感を醸し出すセダンを作ってきました。海のあるオシャレな街にGHアテンザセダンを停めてみましたが、このクルマでここに来る事ができて本当に良かったなと。GJアテンザならどうか?最近のマツダ車は共通して足回りのデザインに隙があるのが気になります。新しい純正エアロパーツを開発して、足回りにも重厚感がある落ち着いたデザインへと改良されれば良いかな?という気がします。
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2014年05月30日
GHアテンザ・セダンに2年乗っての感想
モデルサイクルの末期の2012年7月に納車されたGHアテンザがもう少しで早くも丸2年を迎えますが、改めて感想を書いてみたいと思います。北は岩手県から西は京都府・三重県まで出撃しましたが、「長距離を走っても全く疲れず行程を十分に楽しめる」というのがマツダの最大のコンセプトなんだなというのが一番の実感ですね。「運転していて飽きない」という表現がよく使われますが、初めて走るワインディングロードにクルマがスムーズに動くリズムにシンクロさせていくという一種の「ゲーム的な感覚」が他のメーカーのクルマよりも強いです。
ハンドリング・アクセル・ブレーキの設定がキビキビしすぎているという指摘がマツダの開発者からもあるようですが、日本のような低速ステージならば、これくらいが面白くていいと思います。しかしとにかく不器用な私は購入から半年くらいは、まったくと言っていいほどに上手く運転ができませんでした。ブレーキを踏めばすぐにカックンになるし、アクセル・オンのタイミングがおかしいとすぐにレブってしまいます。
それでも半年も乗っていれば上りでも効率よく変速させるタイミングが無意識に解ってきますし、カックンとなってしまうタイミングでブレーキをしない道路状況の予測であるとか、ブレーキの踏み分けなども脚が勝手に覚えます。この感覚はトヨタ車に乗っている時には、ほとんどと言っていいほど意識することはなかったように思います。どのように踏んでもソフトに止まるトヨタ式ブレーキも考え方次第では素晴らしいものではありますが・・・。マツダは全ての運転動作をルーズにさせないことで、「スポーツメーカー」としての意地を発揮してますね。
とくに運転していて楽しいと感じるのが、このクルマの最大のスイートスポットといえる「全ての速度域」における「左コーナー」ですが、これも2年前と今では見違えるくらいに上達しました。先日、ひさびさにヤビツ峠に行ってきました。秦野市側から登っていくかなり変則的なつづら折りのルートは、登り側から見るといくつかの「ハッ」とする低速コーナーは例外なくすべて「左」になっています。昼間だと対向車が恐ろしく感じるのは右コーナーだったりしますが、夜間だとライトである程度は判別できるのでむしろ昼間よりも安心なくらいです。2年前走ったときは左を気にして恐る恐る登った記憶がありますが、今ではそんなストレスがウソのようにスイスイと登れました。
マツダ車をもっとドイツ車らしく真っ直ぐに走るクルマにしよう!という作る側の意見は尊重したいですけど、クラウンサイズでFFのセダンですから、クイックなハンドリングがこのクルマの生命線じゃないの?という懸念もあります。2年間乗り込んで幸運というべきか、切り返しをしないと抜けられないような道は岩手県遠野の旧道くらいしかなかったです。この道もペンションへ通じる古い道をたまたまナビが選んでしまっただけで、通る必要が無かった道なので致し方ないです。全長×全幅が4735mm×1795mmならばとりあえずどこの道でも問題なく走れます!と言い切ってしまっていいでしょう。
新型アテンザは4860mm×1840mmですから、これはいよいよ割り切りが必要になってくるのかなと思います。とりあえず毎月のように利用しているステーキ店の駐車場がかなり狭いので、おそらく新型アテンザでは使えなくなりそうです。実はこれが心理的に一番ダメージがデカいです。その店はとても不便なところにあり、クルマ以外に行く手段がないので、ここに停められないクルマはダメだなと思います。一度入れるかどうか試してみたいのですが、ディーラーの試乗車はあいにく全長の短いワゴンのみらしいので、わざわざ持ってきてもらうのも忍びないですし、買う段階になった時にまた考えようと思います。
もうアテンザを諦めて、GHアテンザと同サイズに留めてあるマークXやレクサスIS、メルセデスC、BMW3などを検討すべきかもしれないですが、このクラスのFRセダン設計上致し方ないことですが、やはり乗ってみた時に明らかに「狭い」と感じてしまいます。さらに大型になった新型スカイラインにしても車内はアクセラ並みに狭いので、これらを買うくらいだったらアクセラで十分じゃないかという気がします。トヨタのカムリHVが日本で予想外のヒットを飛ばした最大の要因は、燃費に加えてやはり車内が広くデザインも洗練されていたことが挙げられます。体感ではレクサスGSよりもレクサスLSに近いほどの広さがあります。新型アテンザもこのカムリHVと同じ路線を踏襲していて、レクサスGSやメルセデスEよりも広い車内、そしてあまり大きな声ではいえませんが、GSやEよりもさらに優れたエクステリアデザインが人気の原動力になっているはずです。
カムリHVもアテンザもとても結構なのですが、今度はレクサスISと同じボディサイズで、レクサスGSと同等の車内の広さを確保できていた、GHアテンザのようなFFセダンのポジションが、日本市場ではポッカリと空いてしまっているように思います。一応そこに近いのが、スズキ・キザシと日産シルフィなんですが、どちらも4650mm、4615mmの全長に対して、全高が1480mm、1495mmと高めに設計されていて、高齢者ユーザーの乗り易さに応えるために、セダンとしてのプロポーションを犠牲にしてしまっています。
ちなみにベーシックな現行の3シリーズセダンが4625mm×1440mmですが、これでも寸詰まりで相当に貧相に見えてしまうので、やはりGHアテンザ(4735mm×1440mm)やアウディA4(4720mm×1440mm)くらいのバランスが欲しいです。マツダがチョイと機転を利かせてアクセラ・グランクーペ(仮称)みたいなクルマを(4730mm×1420mm)くらいで作ってHV仕様にでもすれば、カムリHVを超えるヒットが狙えるのでは?と思うのですがどうでしょう。
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ハンドリング・アクセル・ブレーキの設定がキビキビしすぎているという指摘がマツダの開発者からもあるようですが、日本のような低速ステージならば、これくらいが面白くていいと思います。しかしとにかく不器用な私は購入から半年くらいは、まったくと言っていいほどに上手く運転ができませんでした。ブレーキを踏めばすぐにカックンになるし、アクセル・オンのタイミングがおかしいとすぐにレブってしまいます。
それでも半年も乗っていれば上りでも効率よく変速させるタイミングが無意識に解ってきますし、カックンとなってしまうタイミングでブレーキをしない道路状況の予測であるとか、ブレーキの踏み分けなども脚が勝手に覚えます。この感覚はトヨタ車に乗っている時には、ほとんどと言っていいほど意識することはなかったように思います。どのように踏んでもソフトに止まるトヨタ式ブレーキも考え方次第では素晴らしいものではありますが・・・。マツダは全ての運転動作をルーズにさせないことで、「スポーツメーカー」としての意地を発揮してますね。
とくに運転していて楽しいと感じるのが、このクルマの最大のスイートスポットといえる「全ての速度域」における「左コーナー」ですが、これも2年前と今では見違えるくらいに上達しました。先日、ひさびさにヤビツ峠に行ってきました。秦野市側から登っていくかなり変則的なつづら折りのルートは、登り側から見るといくつかの「ハッ」とする低速コーナーは例外なくすべて「左」になっています。昼間だと対向車が恐ろしく感じるのは右コーナーだったりしますが、夜間だとライトである程度は判別できるのでむしろ昼間よりも安心なくらいです。2年前走ったときは左を気にして恐る恐る登った記憶がありますが、今ではそんなストレスがウソのようにスイスイと登れました。
マツダ車をもっとドイツ車らしく真っ直ぐに走るクルマにしよう!という作る側の意見は尊重したいですけど、クラウンサイズでFFのセダンですから、クイックなハンドリングがこのクルマの生命線じゃないの?という懸念もあります。2年間乗り込んで幸運というべきか、切り返しをしないと抜けられないような道は岩手県遠野の旧道くらいしかなかったです。この道もペンションへ通じる古い道をたまたまナビが選んでしまっただけで、通る必要が無かった道なので致し方ないです。全長×全幅が4735mm×1795mmならばとりあえずどこの道でも問題なく走れます!と言い切ってしまっていいでしょう。
新型アテンザは4860mm×1840mmですから、これはいよいよ割り切りが必要になってくるのかなと思います。とりあえず毎月のように利用しているステーキ店の駐車場がかなり狭いので、おそらく新型アテンザでは使えなくなりそうです。実はこれが心理的に一番ダメージがデカいです。その店はとても不便なところにあり、クルマ以外に行く手段がないので、ここに停められないクルマはダメだなと思います。一度入れるかどうか試してみたいのですが、ディーラーの試乗車はあいにく全長の短いワゴンのみらしいので、わざわざ持ってきてもらうのも忍びないですし、買う段階になった時にまた考えようと思います。
もうアテンザを諦めて、GHアテンザと同サイズに留めてあるマークXやレクサスIS、メルセデスC、BMW3などを検討すべきかもしれないですが、このクラスのFRセダン設計上致し方ないことですが、やはり乗ってみた時に明らかに「狭い」と感じてしまいます。さらに大型になった新型スカイラインにしても車内はアクセラ並みに狭いので、これらを買うくらいだったらアクセラで十分じゃないかという気がします。トヨタのカムリHVが日本で予想外のヒットを飛ばした最大の要因は、燃費に加えてやはり車内が広くデザインも洗練されていたことが挙げられます。体感ではレクサスGSよりもレクサスLSに近いほどの広さがあります。新型アテンザもこのカムリHVと同じ路線を踏襲していて、レクサスGSやメルセデスEよりも広い車内、そしてあまり大きな声ではいえませんが、GSやEよりもさらに優れたエクステリアデザインが人気の原動力になっているはずです。
カムリHVもアテンザもとても結構なのですが、今度はレクサスISと同じボディサイズで、レクサスGSと同等の車内の広さを確保できていた、GHアテンザのようなFFセダンのポジションが、日本市場ではポッカリと空いてしまっているように思います。一応そこに近いのが、スズキ・キザシと日産シルフィなんですが、どちらも4650mm、4615mmの全長に対して、全高が1480mm、1495mmと高めに設計されていて、高齢者ユーザーの乗り易さに応えるために、セダンとしてのプロポーションを犠牲にしてしまっています。
ちなみにベーシックな現行の3シリーズセダンが4625mm×1440mmですが、これでも寸詰まりで相当に貧相に見えてしまうので、やはりGHアテンザ(4735mm×1440mm)やアウディA4(4720mm×1440mm)くらいのバランスが欲しいです。マツダがチョイと機転を利かせてアクセラ・グランクーペ(仮称)みたいなクルマを(4730mm×1420mm)くらいで作ってHV仕様にでもすれば、カムリHVを超えるヒットが狙えるのでは?と思うのですがどうでしょう。
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ラベル:マツダアテンザ
2014年03月31日
欧州でしか評価されずに終わったZoom Zoom
先日、他のブログの記事が某掲示板の「アクセラ=スレッド」に引用されていました。リンクを辿って読んでみると、なんとGHアテンザについて書いた記事がアクセラのことだと誤解されていて、向こうでは当然ながら誤解が誤解を呼んで「間違いだらけの記事」とレッテルを貼られてしまいました。記事内で一切アテンザの名もマツダの名も出さなかったことが迂闊でしたが、マツダファンならだれでも十分に車名を推測できるレベルだと思うのですが・・・。
たまたま心ある人が掲示板内で「先代アテンザの話だ!」と訂正してくれたので事無きを得ましたが・・・。それにしても新型アクセラの「新規」客獲得率はめざましいものがあるようです。中には「自称マツダ=オタク」が、アクセラではなくアテンザのことなのだと全く気づかず・・・。マツダのコンセプトなんて結局のところマツダファンにすら、全く浸透していないんだなと痛感しました。さらにその人は「サスなんて関係ねぇのにコイツ(私)はアホだ」とまで言い放っていました・・・。
2002年にマツダが掲げた「Zoom-Zoom」というコンセプトは、2012年のクリーンディーゼル登場によって実質的に破綻し、取り下げられました。2002年からフォード傘下での再建を目指し、新型車を次々に投入しアテンザ、アクセラ、デミオが欧州COTYの2位に食い込むなど、日本はともかく欧州ではすぐに頭角を現しました。フォード傘下の欧州車(モンデオ、ボルボS60、ジャガーXタイプ)と同じシャシーのアテンザにマツダは独自の味付けをしました。ジャガー「洗練・優美」、ボルボ「安全」といったフォードグループ内でのコンセプト分担で、マツダは「スポーツ」を担い自ら「足回りに特化したブランドへ」というヴィジョンを掲げます。
そのためアテンザにはモンデオ、S60、Xタイプとは異なるサスペンションを「わざわざ」採用し、FFでもスポーティなセダンとして、本気で「BMW」を意識したハンドリングをグループ内で唯一目指しました。しかしこの時のマツダの選択(ダブルウィッシュボーンを使う)について言及すると、まあ多くの人が「アレルギー反応」を示すようで、サスペンションで「ハンドリング」は変わらないと反論されます。
サスペンションは乗り心地には関係しない!という主張は、スバルやポルシェの支持者から主に聞こえてくるようですが、もしそうならば、なぜBMWがF01系/F10系から投入した「L6プラットフォーム」(5~7シリーズ専用シャシー)は、新たにダブルウィッシュボーンに改めたのか? そして新型Cクラスでも「4リンク式」へフロントサスの改良が進んだのか? その説明が付きません。メルセデスは今回のCクラスではサスペンションの性能向上を改良の「目玉」に挙げていますし、すでにEクラス越えの乗り味という評価が複数の評論家から出ています。
実際にGHアテンザに乗り始めてからすぐにサスペンションの効果は私なりに実感しました。とくに「緩やかな登り坂でのカーブ」は、見切りの良さも手伝って気持ちよく走れます。ストラットではトラクションが途切れたり、アンダーが出たりと落ち着かないといった症状が出るところで、大きな違いを感じます。ただし低速コーナーでの回頭性に関しては、ストラット車とほとんで違いはない気がします。しかし残念なことにそういった性能が本来は必要な山国・日本であまり高い評価が得られなかったようです。
日本の至る所で高速道路や自動車専用道バイパスの建設が進み、欧州車的な加速性能が好まれる時代になったというのも多分にあるのかもしれません。欧州はEU平均で50%がディーゼルターボ車。ガソリン車にも同等以上の加速性能を持つものも多く設定され、B/Cセグでも200psオーバーが珍しくない。日本の高速道路も欧州的なマナーが当たり前のように主張されるようになって、流れに乗れない低スペックなクルマに対して厳しい意見もあります。
「Zoom-Zoom」よりも「クリーンディーゼル」がウケた理由もその辺にあるようで、休日ごとに早起きして山間の何も無い峠道に「Zoom-Zoom」とか言いながらクルマ走らせに行く暇人なんて、日本にはほとんどいないってことなんだと思います。むしろ「クリーンディーゼル」の方がより現実的で、高速道路での「マナー」にも向いているのかもしれません。しかしその一方でハンドリングと静粛性がスポイルされている現実に悲しさを感じてしまいます。
「メルセデスC試乗動画」へのリンク
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たまたま心ある人が掲示板内で「先代アテンザの話だ!」と訂正してくれたので事無きを得ましたが・・・。それにしても新型アクセラの「新規」客獲得率はめざましいものがあるようです。中には「自称マツダ=オタク」が、アクセラではなくアテンザのことなのだと全く気づかず・・・。マツダのコンセプトなんて結局のところマツダファンにすら、全く浸透していないんだなと痛感しました。さらにその人は「サスなんて関係ねぇのにコイツ(私)はアホだ」とまで言い放っていました・・・。
2002年にマツダが掲げた「Zoom-Zoom」というコンセプトは、2012年のクリーンディーゼル登場によって実質的に破綻し、取り下げられました。2002年からフォード傘下での再建を目指し、新型車を次々に投入しアテンザ、アクセラ、デミオが欧州COTYの2位に食い込むなど、日本はともかく欧州ではすぐに頭角を現しました。フォード傘下の欧州車(モンデオ、ボルボS60、ジャガーXタイプ)と同じシャシーのアテンザにマツダは独自の味付けをしました。ジャガー「洗練・優美」、ボルボ「安全」といったフォードグループ内でのコンセプト分担で、マツダは「スポーツ」を担い自ら「足回りに特化したブランドへ」というヴィジョンを掲げます。
そのためアテンザにはモンデオ、S60、Xタイプとは異なるサスペンションを「わざわざ」採用し、FFでもスポーティなセダンとして、本気で「BMW」を意識したハンドリングをグループ内で唯一目指しました。しかしこの時のマツダの選択(ダブルウィッシュボーンを使う)について言及すると、まあ多くの人が「アレルギー反応」を示すようで、サスペンションで「ハンドリング」は変わらないと反論されます。
サスペンションは乗り心地には関係しない!という主張は、スバルやポルシェの支持者から主に聞こえてくるようですが、もしそうならば、なぜBMWがF01系/F10系から投入した「L6プラットフォーム」(5~7シリーズ専用シャシー)は、新たにダブルウィッシュボーンに改めたのか? そして新型Cクラスでも「4リンク式」へフロントサスの改良が進んだのか? その説明が付きません。メルセデスは今回のCクラスではサスペンションの性能向上を改良の「目玉」に挙げていますし、すでにEクラス越えの乗り味という評価が複数の評論家から出ています。
実際にGHアテンザに乗り始めてからすぐにサスペンションの効果は私なりに実感しました。とくに「緩やかな登り坂でのカーブ」は、見切りの良さも手伝って気持ちよく走れます。ストラットではトラクションが途切れたり、アンダーが出たりと落ち着かないといった症状が出るところで、大きな違いを感じます。ただし低速コーナーでの回頭性に関しては、ストラット車とほとんで違いはない気がします。しかし残念なことにそういった性能が本来は必要な山国・日本であまり高い評価が得られなかったようです。
日本の至る所で高速道路や自動車専用道バイパスの建設が進み、欧州車的な加速性能が好まれる時代になったというのも多分にあるのかもしれません。欧州はEU平均で50%がディーゼルターボ車。ガソリン車にも同等以上の加速性能を持つものも多く設定され、B/Cセグでも200psオーバーが珍しくない。日本の高速道路も欧州的なマナーが当たり前のように主張されるようになって、流れに乗れない低スペックなクルマに対して厳しい意見もあります。
「Zoom-Zoom」よりも「クリーンディーゼル」がウケた理由もその辺にあるようで、休日ごとに早起きして山間の何も無い峠道に「Zoom-Zoom」とか言いながらクルマ走らせに行く暇人なんて、日本にはほとんどいないってことなんだと思います。むしろ「クリーンディーゼル」の方がより現実的で、高速道路での「マナー」にも向いているのかもしれません。しかしその一方でハンドリングと静粛性がスポイルされている現実に悲しさを感じてしまいます。
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2014年03月17日
アテンザ買ったら絶対に温泉に行くべきだ!
週末に風邪をこじらせて日曜になってちょっと回復し、お気に入りのサッカーJ2チームの試合を見てから、夕食を食べるために彼女を迎えにアテンザに乗り込む。ドアを開けると周りのパッキンが長時間密着し過ぎて、それが引き離される「ぶにゅ〜」という音。これを聞くと「ああ1週間ぶりか・・・」と気がつきます。
夜の道路に飛び出すと、まだ冷えているエンジンが、がんばってトルクをモリモリさせてくれる微かな振動がハンドルから伝わり、「やっぱり運転は楽しいな」と改めて感じさせてくれるマツダクオリティ。バランサー無しのショートストロークエンジンはやっぱり最高ですな・・・とちょっと悪趣味な感想。
こんな日常の私の「アテちゃん」の隠し持った実力を今回は紹介したいと思います。納車1年目の去年の冬は予定が合わずに実現しなかったのですが、先月にやっと念願だった「アテンザで雪の温泉」に行ってきました。舘山寺温泉の現代風アレンジの温泉旅館には夏に行きましたが、今回が記念すべきアテンザ1回目の本格温泉宿なので、これまでで行った中で最高に良かった温泉宿を選びました(それほどたくさん行ってはないのですけど・・・)。
目的地は群馬県四万温泉。部屋数が5室という隠れ家的な家族経営宿。時間を忘れてゆっくりしたいなら、なんといっても他の客をむやみに顔を合せなくていいのが一番なので小さな宿はやはり良いですね。部屋のベランダにそれほど大きくはないですが2人でゆっくり入れる露天風呂が付いているので、ご飯の時以外は部屋から出ません。5部屋なので掃除もすぐに出来るようで、in14:00out12:00なので20時間以上ゆっくり滞在できます。
トランクに飲み物(マッカラン、赤玉、ジンジャーエール、ハートランドビール、氷結グレープフルーツ)と雑誌(カーグラフィック、Motor Fan Illustratedの当月号)を詰めてきたので、それらを楽しみながたひたすらゆっくりと過ごします。3ヶ月に1回くらいはこんなのあってもいいかな・・・。いつもの1泊6000円くらいのペンションもいいのですが、「温泉&雪」はやはり日本の保養地としては別格の魅力です。
さてさてアテンザの活躍ですが、こういう温泉地にいくならやっぱりセダン。四万温泉は中心部にかなり広めの無料駐車場を用意してくれているのですが、そこには「キャンピングカーお断り」のしつこい張り紙が・・・。無料の温泉施設も充実しているので、車中泊で湯治をしてしまう強者がいるようです。こういう場所にミニバンやSUVだとちょっと気分悪いかも・・・。
雪が降る中有り難いことに、この小さい宿の向かいには2台分の立派な車庫が!これで翌朝にクルマを掘り出さなくても済みます。しかし車庫にはすでに1台の先客が・・・いや旅館のご主人の愛車メルセデスEクラスです。ちょっと自意識過剰かもしれませんが、ベンツのお隣に停めるシチュエーションは望むところで「マツダの方がカッコいい!」が私の中では常識になってるので、相手がCLSだろうがSLだろうが余裕!これも十分に「クルマの性能」かなと。
あいにく吹雪の中を巡航してきたので、やや泥はね等があったのですが、まあそれでもやっぱりマツダデザインは素晴らしい。しかも派手過ぎることなく、静かなで風情がある温泉街にも良く似合います。私ごときが「お忍び旅行」とは勘違いも甚だしいですが、そんな雰囲気もバッチリ出ていて、アテンザのおかげでイメージ通りの「湯治」ができました。雪の温泉街にFR車で突入するのはちょっと安全面で課題が残りますし、FFやAWDでアテンザより温泉が似合うクルマってあるのかな?とオーナーバカの妄想を炸裂させてました・・・。GH系アテンザセダンこそ最高の「温泉サルーン」だと思います(異論は認めません)。
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夜の道路に飛び出すと、まだ冷えているエンジンが、がんばってトルクをモリモリさせてくれる微かな振動がハンドルから伝わり、「やっぱり運転は楽しいな」と改めて感じさせてくれるマツダクオリティ。バランサー無しのショートストロークエンジンはやっぱり最高ですな・・・とちょっと悪趣味な感想。
こんな日常の私の「アテちゃん」の隠し持った実力を今回は紹介したいと思います。納車1年目の去年の冬は予定が合わずに実現しなかったのですが、先月にやっと念願だった「アテンザで雪の温泉」に行ってきました。舘山寺温泉の現代風アレンジの温泉旅館には夏に行きましたが、今回が記念すべきアテンザ1回目の本格温泉宿なので、これまでで行った中で最高に良かった温泉宿を選びました(それほどたくさん行ってはないのですけど・・・)。
目的地は群馬県四万温泉。部屋数が5室という隠れ家的な家族経営宿。時間を忘れてゆっくりしたいなら、なんといっても他の客をむやみに顔を合せなくていいのが一番なので小さな宿はやはり良いですね。部屋のベランダにそれほど大きくはないですが2人でゆっくり入れる露天風呂が付いているので、ご飯の時以外は部屋から出ません。5部屋なので掃除もすぐに出来るようで、in14:00out12:00なので20時間以上ゆっくり滞在できます。
トランクに飲み物(マッカラン、赤玉、ジンジャーエール、ハートランドビール、氷結グレープフルーツ)と雑誌(カーグラフィック、Motor Fan Illustratedの当月号)を詰めてきたので、それらを楽しみながたひたすらゆっくりと過ごします。3ヶ月に1回くらいはこんなのあってもいいかな・・・。いつもの1泊6000円くらいのペンションもいいのですが、「温泉&雪」はやはり日本の保養地としては別格の魅力です。
さてさてアテンザの活躍ですが、こういう温泉地にいくならやっぱりセダン。四万温泉は中心部にかなり広めの無料駐車場を用意してくれているのですが、そこには「キャンピングカーお断り」のしつこい張り紙が・・・。無料の温泉施設も充実しているので、車中泊で湯治をしてしまう強者がいるようです。こういう場所にミニバンやSUVだとちょっと気分悪いかも・・・。
雪が降る中有り難いことに、この小さい宿の向かいには2台分の立派な車庫が!これで翌朝にクルマを掘り出さなくても済みます。しかし車庫にはすでに1台の先客が・・・いや旅館のご主人の愛車メルセデスEクラスです。ちょっと自意識過剰かもしれませんが、ベンツのお隣に停めるシチュエーションは望むところで「マツダの方がカッコいい!」が私の中では常識になってるので、相手がCLSだろうがSLだろうが余裕!これも十分に「クルマの性能」かなと。
あいにく吹雪の中を巡航してきたので、やや泥はね等があったのですが、まあそれでもやっぱりマツダデザインは素晴らしい。しかも派手過ぎることなく、静かなで風情がある温泉街にも良く似合います。私ごときが「お忍び旅行」とは勘違いも甚だしいですが、そんな雰囲気もバッチリ出ていて、アテンザのおかげでイメージ通りの「湯治」ができました。雪の温泉街にFR車で突入するのはちょっと安全面で課題が残りますし、FFやAWDでアテンザより温泉が似合うクルマってあるのかな?とオーナーバカの妄想を炸裂させてました・・・。GH系アテンザセダンこそ最高の「温泉サルーン」だと思います(異論は認めません)。
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