2015年04月20日

RX-7の復活は本当にあるのかな?

  RX7がいよいよ復活する!?とある一般メディアが既定事項かのように報じていました!以前このブログでもAUTOCARの報道を鵜呑みにして騒いだこともありましたが、その後にマツダの社長が公式に否定してから、ずっと無いものだと思っていました。え?いつの間にそんなことになったの!?それとも吹かしか!? ヤフー・トピックスに登場するくらいだからある程度は根拠があるメディアなんでしょうけども、真偽のほどはいかに? とりあえず慌ててほかのメディアをググると、それらしい有力な情報は無く、約1年前の記事が次々とでてきます。いったいこの件に関してはどういう結末が待っているのでしょうか?ちなみにそこで予告されていた発売時期は来年2016年だそうです。

  せっかく好調のマツダですから、現在の執行役員からしてみたら、あまりリスクを取りたくはないはずです。なので先述の社長の「否定」発言ももしかしたら株価を意識した発言なのかもしれません。ちょっと呆れてしまいますね。「トヨタと提携してハイブリッドを導入する」「フィアットと提携して新型ロードスターを開発する」「トヨタとの大型OEM契約があるからメキシコ工場への資本投下を増強する」などなど、よくよく振り返れば株主への配慮が最優先なのが最近のマツダなんですね。「アメリカと中国を強く意識したアテンザセダンのサイズです。」「アメリカと中国での需要が高いからSUVを優先的に開発します。」「ミニバンの開発は凍結して、グローバル向けのアテンザ・クロスオーバーに注力します。」・・・もうガチガチですね。ここまで硬直した経営方針で結果が出せるほどに甘くはないと思いますが。

  トヨタにしろVWにしろ、常に将来を見据えてリスクを恐れずに巨大な投資をしてますし、どちらもそれが着実に成果を上げて、他の追撃を許さないほどの圧倒的な強さを見せてます。それに対してマツダの「スカイアクティブ」はお題目こそ立派ですが(もちろん素晴らしい点も多いですが)、どうも持続性に難があるようで、とりあえず日本では一過性のブームになってしまった感があります。アテンザの購入を迷っていた層をアクセラが拾い上げて、アクセラ購入を見送った層をデミオですくい上げてしまった結果、無理してアテンザを買う必要はないという認識が広がった気がします。アテンザのMCで誰もがビックリの2ドア車を追加するなどして再び注目を集めるのか?と思いきや、どっかで見た事ある(既視感たっぷりの)センターコンソールを導入してプレミアムカーとしての意識を高めることを優先してきました・・・。

  いまやBMWもアウディもメルセデスも相当に値引きしてくるので、アテンザのLパケと大きな価格差はないと言われています。実際にメルセデスで見積もりを取ったら総額580万円がひと声で500万円まで下がりましたし、どうやらまだまだ(あと50万円くらい)いけそうな気配でした。ドイツプレミアム風の内装にして、価格面でお買い得感を演出しようとしても、それほど上手くいかなくなっています。比較対象ではありませんが、メルセデスAMGでは価格が改定されて100万円以上も本体価格が下がったモデルもありますし、500万円前後のBMWもメルセデスに関しては、ベースグレードで売れ筋よりも50万円以上安くなっている「客引きグレード」が存在します。マツダもこれに対抗するために、今後は魅力のオプションが全部付いててお買い得な「特別仕様車」を検討する必要がある気がします。

  ただそんな小手先で「家電メーカー」的な方法で商品力をアップさせるよりも、やはりマツダには強烈な「飛び道具」で勝負してほしいですね・・・。「ロータリーを実用化させている!」なんてストーリー性のあるビジネスこそが21世紀型の商売じゃないですかね。何よりあのスカイラインでさえもハイブリッドになってしまう時代だからこそ、ロータリーが輝くのではないか?ってのはあまりに素人染みていますか? スバルがトヨタと組んでボクサーエンジンを積んだFRスポーツの発売にたどり着きました(もっともスバル側はあまり乗り気ではなかったようですが)。トヨタの営業力で予想以上の売上が出た!とされていますが、「専用設計シャシー」「ボクサー&FR」という世界のスポーツカーファンが垂涎の「設計」こそが成功の原動力だったと思います!

  「1000kgそこそこの車重ならエンジンの搭載位置であまり大きな影響はない」と某有名評論家が、「S660」を用意したホンダが軽くブチキレそうなことを書いておりましたが、86の設計はとても理にかなっているんですよね。「ボクサー&ライトウエイトスポーツ」という某ドイツの名門スポーツカーブランドと同じルーチン!そして手頃な価格に大満足なユーザーが多いです。そしてさすがと言うべきか、2012年のデビュー以来、毎年のように年次改良が加えられ、それが既存モデルのオーナーが思わず乗り換えたくなるくらいの「体感出来る」改良だったりします。他にもパーツのアフターマーケットも活性化していて、トヨタからも純正パーツがたくさん発売されていて、カタログには選ぶのが大変なくらいの純正オプションが並んでいます。同じ部位のものがたくさんあって、シリーズごとにセットになっていたりもするのですが、それでも迷います・・・。

  CX5はスバルのシェアをかなり喰ったと言われていますが、本来マツダがもっとも得意とするスポーツカーで、実はスバルが逆襲しています!気がつけば、「SUVのマツダ」と「スポーツカー&スポーツセダンのスバル」といった入れ替わりが起こっています。マツダとしては果たしてこの状況をこのまま放置するのでしょうか?25年の歴史を刻んだロードスターは確かに日本の宝ですが、この1台だけで果たしてマツダに「最高のスポーツカーメーカー」の称号をもたらすことができるのでしょうか?

  またリトラクタブルハードトップが無くなり、ガレージを持たないユーザーには所有が難しくなったNDロードスターに代わって「青空駐車派」にも気楽に楽しめるスポーツカーを作るのは、一般ユーザーがマツダに最も期待したいことだと思います。ハードトップ版のロードスターを、同じプラットフォームを使って作るとしたら、1.5LのNAで 最高136psのオープンカー仕様スぺックでは、全く商品力が高まりません。当然に2Lや2.5Lへの置き換えが検討されそうですが、マツダの現在の2Lガソリンはロングストローク化されているので、やはりスポーツカーを売るにはいまいち魅力が・・・。そこで軽量を守りつつNAでも高出力が期待できる新型ロータリーが搭載されれば、車名は2シーター・ロータリーなので「RX7」ということになりそうです。

  マツダが研究の続行を明言している次世代ロータリーですが、自然吸気で240ps前後をJC08モードで12km/L程度で走るくらいにクルマのサイズや重量を調整できれば十分に商品価値はあると思います。トヨタ86やBMW220iクーペ、BMWM235iクーペの数値を参考にすればこれぐらいでいいのではないでしょうか。RX8ですと1350kgのボディで10/15モードで9.4km/Lとなっています。ボディを1200kg以下に抑えれば、十分に達成できる数字だと思います。自然吸気でトヨタ86を上回るパワーウエイトレシオが発揮できるのも魅力です。ターボエンジン&普通車シャシー転用のBMWの「セコセコ・スポーツ」には絶対に出せない味わいのスポーツカーが作れるはずです。そしてもしJC08モードで15km/Lまで達成できるならば、成功は間違いないでしょう!


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↓最近になって三栄書房が発売したムックです。何故このタイミングなんだろう?なんか意味深です。

ラベル:マツダRX7
posted by cardrivegogo at 23:56| Comment(6) | RX7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月29日

BMWに引導を渡すか? RX7 と スープラ

  新型ロードスターの公開まで間もなくだそうで、とても待ち遠しいのは確かなんですが、ワクワクというよりはちょっと「怖い」感じがします。日本では輸入車ブランドが大手を振って歩いているジャンルのど真ん中に「アテンザ」「アクセラ」「デミオ」の3発を撃ち込み予想以上の成功を収めてくれました。マツダが日本車のイメージを塗り替えるべく爽快なFMCを立て続けに行ったことで、日本メーカーが本気出せばドイツブランドを超えるモデルだって作れてしまう!という認識が一般にも十分に広がったように思います。そしてフタを開けてみれば、レクサスも日産もホンダもスバルも「ざっとこんなもんです!」と言わんばかりの快作を次々と出すようになりました。

  日本車が次々に成功していると感じるのは、やはりこれまでの日本車に対するハードルが低過ぎた部分があったと思います。それゆえにアテンザがプレミアムブランドのDセグセダンと対等に比較されるようになり、アクセラがゴルフへの最大の挑戦者と見做されるようになった!というだけで、マツダファンとしてはテンションがMAXになりましたし、いまでも信じられない気持ちでいっぱいです。その一方でロードスターはというと、マツダが世界のあらゆるライバルを突き放して大成功したライトウエイトスポーツというジャンルに位置することから、もうすでに絶対的な評価が確立していると言えます。そうなるとこれはもう嫌な予感しかしないですよね。どれだけ気合入れて作ったところで、さらに上に位置するターゲットになるようなモデルなんて存在しないですし、従来のロードスターの地位がそのまま維持されるだけ・・・というのが何とも歯痒くてややスペクタクルに欠けます。

  まあ新型ロードスターに期待するのもいいですが、やはり持ち前の「技術力」と「センス」と「アイディア」そして「情熱」をフル活用して、世界の超一流ブランドのクルマに肩を並べてしまう!という姿こそがマツダのお家芸であり、多くのファンを熱狂させる愛すべき所だと言えます。20世紀のマツダの多くのモデルの中で、「らしさ」を見せた最高傑作と言われるスポーツカーがRX7-FD3Sです。RX7の初代に当たるサバンナRX7はポルシェの入門モデル「924」のパクリデザインに批判が集中し”プアマンズ・ポルシェ“という有り難くない蔑称を貰ったそうですが、ポルシェへの復讐を誓って雌伏の時を過ごした後に完成した3代目のFD3Sはその類希なるスタイリングが欧州でも北米でもポルシェ以上に高く評価されました。

  イギリスの「テレグラフ」が選ぶ20世紀の名デザインベスト100では見事に日本車最上位の12位を獲得し、かつてパクリと蔑んだポルシェのほとんどの量販モデルよりも上位となりました。またアメリカを代表するスーパーカー「シボレー・コルベット」の5代目がなんとFD3Sをコピーしたようなデザインで登場するなど、全世界にわたってマツダデザインの素晴らしさを伝える大きな契機となったモデルと言えます。もちろん走行性能においても超一流で、コーナーリング性能ではあらゆるスポーツカー(MR車も含む)を完全に超越した存在だったと言われています。

  それだけの実績を備えたマツダなのですが、そんな過去のことは「知らない」もしくは「とっくに忘れた」とばかりに、カーメディアには上から目線で「最近のマツダはなかなか立派!」みたいなナメ腐ったコメントが躍っているのを見かけます。そしておもむろにドイツブランド車が賞賛されている文脈が続いていたりすると、メルセデス、BMW、アウディが一度としてRX7を超えるデザインのクルマを出したことがあるのかい?と思わず訊きたい気分になります・・・。最近の円安基調と販売好調でやっと余裕がでてきたマツダは、日本にゴロゴロいる頭の中がドイツ車一色で腐っている評論家を業界から抹殺するために、いよいよメルセデス、BMW、アウディ、ポルシェを同時に仕留められる「究極の」4代目RX7の開発に着手したようです。

  どうやら今度のRX7は得意のライトウエイトではなく、ドイツブランドが得意な「ラグジュアリー・クーペ」にわざわざ路線を変更したようで、とりあえずトヨタがBMWに開発・生産を委託した新型「スープラ」の発売にぶつけてスープラの注目度を上手く利用して、歴史的な名車の復活をトヨタとともに祝う腹づもりのようです。日本でも間違いなく注目度が集まるであろうスープラの復活。そしてそれを手掛けるのがマツダが全モデルでライバル視しているBMW!これは千載一遇のチャンスであり、もう二度と無い晴れ舞台かもしれません。 「アテンザvs3シリーズ」「アクセラvs1シリーズ」「デミオvsミニ」「CX5vsX3」「CX3vsX1」「プレマシーvs2シリーズAT」とことごとく一般モデルにおいてBMWキラーぶりを発揮しているマツダですが、「RX7vsスープラ」で負けてしまってはこれまで積み重ねた「vsBMW無敗記録」が完全に色褪せてしまいます。

  それでもマツダにとってはこの戦いの勝算は十分すぎるほどのようで、そもそも「ロータリー」というアドバンテージは絶対的です。小型で高性能なエンジンはスポーツモデルにおける設計の自由度に大きく貢献しますし、デザインの可能性もさらに広がります。FD3Sが超絶デザインを達成出来た背景には「ロータリーエンジンモデルである」ということが絶対に不可欠な条件としてあったようです。得意のデザインで強みを発揮しつつ、ロータリーで設計上のアドバンテージを築き、なおかつBMWに負けない足回りとハンドリングを作り上げ、そしてレクサスにひけをとらない豪華な内装を持ち込むという、マツダの自動車メーカーとしての総合力を問われる一大プロジェクトになりそうです。

  まあマツダにはハングリー精神で、想像を軽く数倍も上回るようなもの凄い4代目RX7を期待したいですし、10年前からとっくに世界の頂点に立っているマツダデザインの素晴らしさが、未だに分らないというセンスの欠片も無い「輸入車至上主義」を掲げるユーザーや評論家が、思わず首つり自殺したくなるような「決定的」なクルマになってほしいですね・・・我ながら性格悪いなと感じます。まあジョークなので悪しからず!


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posted by cardrivegogo at 04:23| Comment(8) | RX7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする