2014年02月03日

アクセラに2L・MT追加!

  マツダ期待の新型車アクセラに早くも新グレードが設定されました。2年前はデフォルト目前だったマツダが生き残りを賭けて、持てる力の全てを投入して作っただけあって、評判は上々です。そんな中まだカーメディアの注目が高い間にまさかの「時間差攻撃」を繰り出してきました。

  しかしそんなマツダのアクセラに対する意気込みを打ち砕くかのように、主力市場であったドイツの新車販売台数はこの10年間で4割!も低下しています。マツダが12年前に起死回生の1台として作り上げた初代アクセラの頃とは比べ物にならないほど酷い状況です。

  
  その一方で、言われているほどにクルマ離れがそれほど進んでいないのが日本市場です。確かにバブル期に比べれば低い水準ですが、10年前と比べれば販売台数は伸びているくらいで、近年ではクルマ人気の再燃すらうすうす感じます。自宅マンションの駐車場が最近次々に埋まってきました!

  今回のアクセラの新グレードの緊急追加には日本市場で勝負する!というマツダの強い意志が感じられます。欧州向けに作成しているグレードをそのまま国内仕様にスライドしただけなので、特別なコストはほとんどかかっていないのでしょうが、メルセデスやBMWみたいにフレキシブルに動けるブランドなのだと日本のファンに示すには恰好の機会だったように思います。

  マツダはプレミアムブランド化を戦略として掲げています。日本メーカーにはレクサスという先例がありますが、レクサスの動きを見ていると、メルセデスやBMWが次々に日本市場に攻勢を掛けてくるのに比べると、後手後手の印象でやや歯痒い思いがします。もっと解りやすくクルマ好きが熱狂するようなクルマ、直情的に訴えてくるようなラインナップを、その気になればいくらでも作れるだろうに・・・。レクサスを作っている人は、常日頃から楽しいクルマなんて欲しいと思ってないのか?という気すらしてしまいます。

  レクサスがダメなブランドとは思わないが、積極的な姿勢にはとても見えないですね。トヨタ80点主義なんて使い古された言葉がありますがレクサスもまさに80点ブランド。レクサスCTのMCがありましたが、もしこのクルマに新たな需要を呼び込むなら、より強力なカムリのHVシステムを持ち込むべきだったように思います。客に好きに選ばせて好きに使ってもらうのがプレミアムブランドの正しい姿です。そして客にもそのクルマをどこでどう使うのかをあれこれ妄想させてこそ、熱狂的なファンが付いてくるのではないかと思います。

  メルセデスやBMWはそれを十分上手くやっているか?と言われると必ずしもそうではないかもしれないですが・・・。確実にレクサスよりも気の利いたラインナップでクルマ好きも初心者もうまく惹き付けています。2ドアだったりルーフが開いたりと万遍なく用意することで、どっかの感性に引っかかるクルマを作っています。今回マツダがMTグレードを拡大しました。一見地味そうに見えますが、これはこれでとても効果的だと思います。もちろんMT設定したところで限定免許ばかりなのだから販売台数なんて直接的にはほとんど伸びないでしょうが・・・。

  マツダのエンジニアはクルマの仕上げに大きな自信を持っていて、しかも現在はライバル関係からもかなりのやりやすさを感じているはずです。輸入車はどれも判を押したように似たり寄ったりの構造をしていて個性に欠けます。Cセグハッチバックでアクセラのスタイルに対抗できるクルマはほとんど見当たりません。欧州勢はどれもフロントデザインは立派ですが、リアから見れば魂が抜ける残念な想いがします。唯一の対抗馬がレクサスCTくらいでしょうか。

  アクセラはデザインだけでなく、クラス最高水準の新型シャシーに加えて、ボデイ剛性でもVWゴルフと並んで最先端の超高張力鋼鈑を贅沢に使っています。すでにこれだけのアドバンテージを持っていながら、このクラスの主導権をとるべく、最初からガソリン、HV、ディーゼルを全て揃えてきました。願わくば2Lガソリン、HV、ディーゼルを2つのボディタイプどちらでも選べるようにしてほしいところですが、そんな希望も近々叶うのではと思わせてくれる今回のMT追加でした。

  もっともCセグハッチバックはレクサス、メルセデス、BMWにとっては勝負するクルマではなく、所詮は「撒き餌」に過ぎません。300万円台の価格に飛び付いてくるお客と3年間のメンテナンスパッケージ契約を結び、点検の度に「虐待」を繰り返し、上級モデルの購入を迫ります。この手法に憤慨して怒りをあらわにしている1シリーズなどのオーナーの声はネット上に溢れています。

  1シリーズなど価格の割に粗悪極まりない作りをしていて、コストダウンしただけで燃費も良くないエンジンだけでなく、ドアのパッキンの配置を5シリーズと比べると2段階以上も省略されていて、日本のBセグや軽自動車と同じ水準の気密性です。もちろんBMWからしてみたらL7プラットホーム(1,2,3,4,X1,X3)は販売戦略の都合から良いクルマに仕上げる理由がまったくないわけです。またゴルフ、アクセラの2台が大きくアドバンテージを持つのは、ブランドの意図するポイントがライバルとは違うところにあるからです。

  マツダは今後のビジョンのして中型車とスポーツカーを中心としたラインナップでプレミアム化を図るようで、今のところは順調に見えます。ただ価格面でじわりじわりと輸入車との差が無くなってきているので、さらなる個性的なラインナップの拡充(RX-7復活?)でブランドの魅力を継続して発信してほしいと願っています。
  


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2014年01月28日

アクセラのジレンマ・・・。

  いよいよ最強の上から目線雑誌「ニューモデルマガジンX」にアクセラ評が載りました。アテンザよりは概ね好意的で日本車Cセグの「エース」という地位はまずは確かなようです。バブル期から欧州を主戦場に定めていた日本車メーカーは三菱とマツダ。三菱の解体が進む中、欧州市場での日本車評価はマツダの手腕にかかっています。販売台数そのものは現地生産を強化している日産が上を行きますが・・・。

  アテンザはマツダ車にしては立派すぎて、オッサン評論家にとっては扱いにくいクルマだったようです。デザインはカッコイイし、技術はしっかりしている。けど日本の中堅メーカーというのが気に喰わない。マツダファンに言わせればそれなりにツッコミどころが満載だったのですが、それには触れられない。まあ大人の事情もあるでしょうし、フロントサスがストラットにグレードダウンと言っても彼らが本命視するBMW3シリーズは最初からストラットですし・・・。まあブーメランなわけです。

  アクセラになると彼らもやっと肩の力が抜けたようで、ファミリアを引き合いに出しての、どうでもいい「全幅」論議・・・。ちゃんとデミオを売っているのだからそれでいいのでは。シビックを撤退させてフィットに集約したホンダよりも選択の幅があるのだから妥当。むしろいつまでもファミリアとか言っている方が異常です。かつてのファミリアのようにミーハーにわかりやすく売れるクルマになんて間違ってもなって欲しくないというのが、まともなオーナー心理ではないかと・・・。

  普段はメルセデスのAMGとかにしか興味を示さなそうなオッサン3人が集まったところで「文殊の知恵」どころか、マツダファンにはまったく響かない「わかってねーな」感が満載のコメントが続く。読んでいてただ一つわかったことは、この3人ともにマツダ車には大して興味が無いということくらいだ・・・。どうせだったらAMG引き合いに出して語ってくださいよ!200万円しないアクセラの内装と、1000万円のC63AMGとどう違うのかと。

  オッサン評論家にとってマツダは、適度に小馬鹿にできる程度のミーハーにウケるクルマでも作っていてくれたほうが都合がいいようです。確実にマツダの新デザインはミーハーにウケてしまっていますが・・・、それと同時に輸入車の存在感を一気に無力化するほどの破壊力もあります。ゴ◯フ、Aク◯ス、1シ◯ーズをリアから眺めると、この部分のデザインを放棄したとしか思えないお粗末さがわかります。愛車が泥んこまみれでも平気な欧州人ならどうでもいいのでしょうが、キレイ好きな米国人や日本人にはやや許せないポイントかと個人的に思います。

  ミーハーの代表格と言える「ニューモデルマガジンX」のデザイン評価担当がアクセラのデザインを大絶賛していて★5つでしたね。これはなかなか珍しいことで、なかなか革新的な存在のレクサスISもボロクソに言われて★3つだった気がしますし、今月号のクラウンマジェスタは落第の★2つでした。マジェスタはともかく、ISのデザインは現行のLSと並んでレクサスのデザインを大きく前進させた名作だと思うのですが・・・。

  今回「アクセラ大特集」を組んでくれて大変に読み応えがありました。「ざ総括」では、なんとしても調子に乗ってるマツダをギャフンと言わそうと、他車では絶対に言及しないレベルにまで足を踏み込んでいて、逆にアクセラの完成度の高さは相当だなと感じます。私はマツダファンですが、アクセラの仕上げにはまだまだ不満を多く感じるのですけど、今のライバル関係を見ると確かに層が厚いようでメチャクチャ薄いので、これでも十分にクラストップの水準なのでしょう。アクセラが良くなったというより他がヒド過ぎるだけ。マツダ、スバル、VWだけがまともで、ボ◯ボもメル◯デスもメチャクチャじゃないですか・・・。B◯Wも右ハンドルはお粗末過ぎですし・・・。

  それにしても「ハッチバックのBピラーはホットプレスだけどセダンは何で違うのか?」”ホットプレス”なんぞゴルフとスカイラインくらいしか聞いたことないぞ・・・ボルボでも使ってないのに。「リアサスの横剛性」がサーキットレベルでやや足りないとか、「タイヤの選択」がちょっと惜しいとか100万円台のクルマへ投げかけるコメントとしては強烈過ぎやしませんか?

  「ざ総括」は激辛集団なのに、今回はさすがにお褒めの言葉が多い。電動パワステはアテンザよりも数段進化してる!(進化してくれないと困るが・・・)。プリウスに比べてHVのフィールが異常に良くなっている(シャシーとサスに余裕があるので当然だろうけど・・・)。それでいて燃費がまったく落ちていない。ディーゼルもいいし、1.5LのスカイGもいい。2LのスカイGは・・・だそうですけど。先代のマツダ2Lの良さを知っている人には確かに不満ですもんね・・・。そして採点は★5つ上げてもいいけど、MCにさらなる期待を込めて★4つだそうです。


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posted by cardrivegogo at 11:48| Comment(4) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月20日

アクセラXD(ディーゼル)には何か隠し球がある?

  3代目アクセラが世界の主要市場でラウンチされて数ヶ月が経過し・・・、とりあえず概ね好評を得ているようです。日本より早く世界各地で発表が行われたので、各市場向けに特別な設定がされているのかと思いきや、欧州で2Lモデルが低速トルク向けと高出力向けに同じNAで120psと165psの作り分けと、北米の2.5L設定以外は目立った設定はないようです。ちなみにHVは日本専用らしい・・・。

  日本と欧州で発売されている本命のディーゼルはまだ市場に出回っていないようで、このやや違和感のある「時間差リリース」にはどんな意味があるのか?と少々勘ぐりたくなります。考えられるのは、当初予定のなかったディーゼルの発売決定がCX-5やアテンザの結果が出た後に急遽決まったため、HVやガソリンモデルに比べて大幅に開発が遅れているのでは?ということです。

  アテンザ発売直後の段階ではディーラーの担当者が、アクセラにはディーゼルは物理的に載せられないと言っていました。手前勝手ではありますが、その時にはディーゼル載せなかったら痛恨の失態だろうなと思ってました。しかしさすがはマツダ・スピリッツと言うべきか、当然のようにディーゼルがラインナップされ、1年遅れての追加設定での登場ではなく、3代目デビューにギリギリ間に合わせてきました。

  本体価格290万円! 北米サイトではまだ価格どころか存在まで公表されておりません。急遽開発したために発生した追加コストを、がっちりと日本仕様車に賦課したのでしょうか。それにしても予想価格よりも50万円ほど高く、ディーラーもやや拍子抜けしているのだとか。Aクラスやゴルフとのブランド力の差から考えても240万円くらいに設定して、その性能で存分にお買い得感を煽るのがマツダのやり方だと勝手に思っていました。アクセラ全体の日本販売が初年度で4万台に届くかどうかで、この価格設定だとXD比率は10%も行かないでしょう。それでも賦課分(50万円×4000台)で20億円ならOK?

  もちろん他にも事情はあります。アテンザXDよりも極端に安い設定にすれば、確実にアテンザXDの販売に影響が出てくるでしょう。アテンザ300万円でアクセラ240万円なら迷わずアクセラでしょうか。プラットフォームが同じことはもはやバレてますし、XDにスポーツ性を求めるユーザーにとってはアテンザの残されたメリットはタイヤの選択に幅があることや、ブレーキ性能が高いなどかなり限定的です。むしろアクセラにメリットを感じる人も多いくらいかもしれません。

  290万円という価格設定は、ゴルフハイラインと同じです。残念ながらアクセラ発売時に自動車総合誌の幾つかで行われたテストでは、2Lのアクセラがゴルフハイラインの前に厳しい結果に立たされていました。マツダの狙いとしてはVW、メルセデス、トヨタ、ホンダといった世界的ブランドのライバル車に対してどうもガソリンではハッキリとは優位に立てません。そもそもロータリーでその名を轟かせたメーカーですから、やはりディーゼルによって強豪に対してアドバンテージを作るということを考えているでしょう。

  マツダとしては「ディーゼルで比べて欲しい!」が本音でしょう。ゴルフは北米ではすでにディーゼルを展開していますが、日本で売る気配は今のところないようです。VWの位置づけでは日本は東南アジアの一部であり、GTIとR以外は新興国向けのエンジンを搭載したモデルしかありません。先日の中国での追加リコールも「アジア製ゴルフ」が対象のようで・・・。こんな日本をナメ腐ったようなクルマをCOTYに選ぶなんてどれだけマヌケなんだ日本は・・・という気がしないでもないですが。

  アクセラとゴルフはどっちが買い?と言われれば即答でアクセラです。しかし、そんな相対的な評価なんてナンセンスではあります。いざアクセラのガソリンをテストすると、やはりツッコミどころ満載で「アジア製ゴルフ」を圧倒するどころか、ゴルフの勝ちと判じるメディアも複数現れる始末。これではアクセラが絶対的に優れていると言い切れません。輸入車中心雑誌の「CG」「Auto Car」「ル・ボラン」はディーゼル出るまでアクセラの評価は保留しているようで、ただ論調としては各紙ともにゴルフの評価は低く、ガソリン段階でアクセラの勝ちという意見も見られますが・・・。

  日本ではともかく北米では今や完全にゴルフよりもアクセラが高級車であり、価格設定もマツダの強気が目立ちます。中国や韓国でも「安物」扱いされるようになったゴルフがなぜか人気の日本市場で、果たしてマツダはアクセラXDで人々を納得させることができるのでしょうか? 


関連記事「ゴルフはなぜ北米でターボをやめたのか?」
  


  
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posted by cardrivegogo at 09:12| Comment(7) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月28日

アクセラとCX-5は・・・。

  マツダのディーラーが新型アクセラと改良されたCX-5でなかなか賑わっているようです。私がお世話になっている関東マツダは、大型店に挟まれていてまだまだそれほどではないようで、改めて好調のアクセラとCX-5を点検の待ち時間に見てみました。

  新型アクセラももちろんかなりの意欲作なのですが、マツダが変わったとさらに感じさせてくれるのは、このアクセラ発売に合わせたかのように、既存モデルのCX-5とアテンザのMCを敢行したことです。アクセラのストレッチ版になったアテンザとアクセラのSUV版の位置づけのCX-5は、アクセラよりも装備面で劣っていると思われてはいけない存在ですので、モデルの価値を維持するためには当然のことではありますけど。

  アテンザ発売直後にディーラーの担当者に来年には追加MCあるの?と訊いたところ、これだけ売れているから無い!と断言していましたが、やはりマツダの改革のスピードは関東マツダなどのディーラーの理解を遥かに超えたところにあるようですね。ディーラーもこの「波」をどう捉えるかがとても大事ではと、余計な心配をしてしまいます。

  GT-Rのあの開発者が従来モデルと同じような売り方をする販売店に対して当初から激しい怒りをぶつけたらしいですが、マツダとしても中型車の拡販を目指すのであれば、全国のディーラーを建て替えるくらいの気合で望む必要があるのかも知れません。別にマツダの「レクサス化」なんて百害あって一利なしですけど、日産やスバルのように自信に満ちあふれた売り方をしてもいいのではないでしょうか。スズキだって「世界一の技術ですよ」とyou tubeでディーラーマンが熱く語っています。

  マツダの全国のディーラーを知っているわけではないのですが、なかなかその意気込みが伝わってこない気がします。最近のマツダの場合はディーラーよりも開発担当者が雄弁に語ることが多いように感じます。トヨタやホンダの開発者がどこか歯切れが悪く、「やりたい事がやりきれなかった」感を言外に匂わせていて、「コストの壁の前には私など無力です!」とでも言いたげなのに比べれば、もちろん格段に買う気にさせてくれます。

  それだけに開発者の言葉に共感して、マツダディーラーを訪れるとテンションがまるで違っていて拍子抜けしたという話も聞いたことがあります。多くのディーラーでは展示車両がアクセラ、CX-5、アテンザの中型3種になっています。ちょっと前まではプレマシーやフレアを置くところも多かったのでそれよりは前向きなのかも知れないですが、規模が小さいところではアテンザを展示してなかったりします。このタイプのショールームではアクセラとCX-5の2台を見てマツダ車のイメージが作られるわけですが、アテンザと違ってこの2台は実車を見てもおそらく事前のイメージがさらに良くなることはないです。

  ディーラーがこのアクセラとCX-5の致命的な欠点をどれだけ把握しているか分かりませんが、この2台を見せるくらいならアテンザとロードスターRHTを展示してマツダのブランドイメージを膨らませた方がいいのではという気がします。お客にマツダの魅力をたっぷり見せつけて、惹き付けておいてからアクセラやCX-5に試乗させれば、大抵の人は買うのではという気がします。とりあえずソウルレッドの個体ばかりを並べていても新鮮味はどんどん無くなっていくので、ディーラーのさらなる努力でクルマの魅力を十分に発揮させてあげてほしいなと行く度に感じますね・・・。


「スズキディーラーの熱い!動画」はこちら

「アクセラの関連記事」



↓マツダディーラーに置いてある栄光のバイブル「マツダ大特集号」

タグ:アクセラ CX-5
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2013年11月29日

アクセラはガソリンNAというだけで◎

  最近では自動車雑誌のメインコンテンツが完全に中型車になっていて、どれを読んでも同じようなことが書いてあるような気がして、毎月26日がやって来てもあまりワクワクしなくなってしまいました。今年は中型車の比較をする企画が一体どれだけあったことか。AクラスとV40で春に一斉に始まり、ゴルフが発売されて夏も同じようなネタで引っぱり、アクセラが発売されて秋も同じネタが続いています・・・。

  ちょっと気になるのが、CセグHBは日本メーカーでは申し合わせたようにスポーツモデル(WRXやMSアクセラなど)を除いては“ターボ禁止”を暗黙の了解としているようですが、輸入車勢(独・伊・仏)は当然のように全車ターボ設定です。それなのに雑誌の企画ではまったくの画一的なテストをして、数値を並べてなんとなく都合のいいことが書いてあります。こういう大衆車に好き好んでのるなんてあり得ないプロライターが、やっつけ仕事のように適当に書いているので、当然ながらおかしなことが次々と起こります。

  ターボ車とNA車をごちゃまぜにすると、排気量とトルク&馬力は比例しなくなり比較そのものが難しくなります。実はこの難しさこそが曲者で、結論を言うとテスト自体がナンセンスでしかないです。1.4Lターボのゴルフハイラインは「数値上」では1.5LNAのアクセラを上回っています。欧州のターボ車の中で比べればゴルフハイラインは出色です。クラスナンバー1と言っても差し支えないでしょう。しかしそれは「CセグHBのターボ車」という狭い枠組みの中で1番なだけであり、日本車にはこれに該当するクルマはスポーツモデル以外にはありません。

  じゃあ改めて1.5LNAのアクセラと1.4Lターボのゴルフハイラインを比較したらどうなるか? もちろん数値でハッキリ上回るほどパワフルでターボ車の頂点を極めたゴルフが勝つのかというと・・・、勝負にならないくらいに断トツでアクセラの勝ちです。私がマツダ応援ブログで熱弁するまでもなく、ダラダラとナンセンスな数値を並べた雑誌のライター達が10対0でアクセラの勝利だと判定しているのです。

  AクラスもV40も1シリーズも全てゴルフの前にさじを投げてしまうほどの「クラスのボス」が、100万円台で買える日本車の足元にも及ばないという現実を周知徹底する必要はないですが、スポーツカーでもないのにターボとNAを同じ土俵で比べるのは愚かなことだといい加減にカーメディアも気がつくべきではないでしょうか? 欧州の環境基準は日本以上に厳しく、欧州車の廉価車がターボエンジンという「重い十字架」を背負わなければいけない現実を正確に伝える必要があります。

  欧州車というとターボだらけというイメージがありますが、現実にはBMW3シリーズはドイツでは直4も直6もそれぞれNAとターボ(数種類)が用意され全てのグレードにMTとATが設定されています。それなのに日本へはターボ&ATしかやってきません。BMWが「ターボ」「AT」「高級車」というのは完全に作られたイメージでしかありません。なぜF30ではNA車を日本に持ってこないかというと、BMWが鉄鋼会社に恵まれていないからです。日系鉄鋼メーカーの完全協力のもと作られる日本車にくらべBMWは150kg程度は車体が重くなってしまいます。

  日本メーカーへの鉄鋼メーカーのサポートは手厚く、アルミのボディよりも軽いスチールのボディを鉄鋼メーカーが設計・開発して自動車メーカーに持ちこんでくるので、トヨタもマツダも開発費をかけることなく軽量なボディを作っています。当然に日欧のNA車を比較すれば日本車が圧倒的に有利になります。つまり小排気量のNAエンジンでゴキゲンなクルマを作れてしまう日本車というのは、世界的に見れば信じられないくらいに贅沢なクルマと言えるのです。

  新型アクセラに関して、欧州基準のクリーンディーゼルなどに乗るより、日本基準の1.5LNAの方がクルマの良さがよく分かります。それでもマツダはNAよりもハイブリッドの販売を優先させようとしているようです。すぐにマツダからNAエンジンが消えるとは考えにくいですが、やがてラインナップから落ちて行く可能性を考えるとNAエンジンで楽しめるのも長くないのかもしれません。よって今の内に買っておくならガソリンNAモデルなんじゃないかと思いますね。

  

posted by cardrivegogo at 04:05| Comment(0) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月18日

東京MS・・・アクセラは、一番地味で保守的になってませんか?

  マツダとしては「生き残り」をかけて前進あるのみで、持てる力の全てを注いで完成させたアクセラですが、なかなか細部までいろいろ考えられているようです。エクステリアですでに注目を集めていますが、年明けまでリリースを引っ張るとされている最上級のディーゼルはさらに特別なエクステリアが用意されているようです。

  なんか売り方が・・・ゴ◯フみたくなってないですか?ディーゼル仕様にはゴ◯フGTIみたいな特別なラインが入るようです。もはやGTIという存在は古いなんて欧州でも日本でも言われているようですが、マツダの欧州コンプはやはり相当なものらしく、まさかのライバルへのフル「リスペクト」にはやや違和感がありますが・・・。

  ゴ◯フを全面リスペクトすることが果たしてマツダの宿願のプレミアムブランド化につながるのかどうかは不明ですが、300万円するアクセラのディーゼルはいよいよメルセデスやBMWに肩を並べる「価格」になってアテンザのようにディーゼルが主体で売れればいよいよレクサスに続く第2の国内プレミアムブランドと言っていいかもしれません。

  それにしてもアテンザに続いて「赤」をテーマカラーにしたコンセプトは新鮮味がないばかりか、いざ買うことを想定して色を選ぶとなると、どんな色がセーフでアウトなのかもさっぱり分かりません。赤でいいなら問題はなさそうですが・・・。さらに東京MSに登場するレクサスRCが「赤」のイメージカラーで登場するようで、遠目に見たらなんだか同じクルマに見えてしまうほどです。

  巷ではアウディをパクったと騒がれる大きめの目立つ黒のグリルと一番親和性が高いのは実は「赤」だとアテンザが示してから、中型車のイメージカラーは次々に赤くなっています。しかし現実に「赤」アテンザを購入する人はそこまで多くないようで、街で見かけるアテンザはみな紺や黒、白ばかりです。まだまだユーザー心理としては「赤」を選択することに踏み切れないようです。

  マツダ期待のアクセラですが、アテンザに続いて色が選びにくい設定はともかく、ゴ◯フに被せた販売方法で「色モノ」感をそこそこに薄めて、かつてのファミリアのような国民車ポジションを狙う戦略はなかなか巧妙です。高級感が大好きな現代の日本人の心を捉えつつ、国民所得を逆算したかのような絶妙な価格設定で少なくとも「割高感」は皆無です。

  「鼓動」デザインがどこまで普遍性を持っているかは、デザインの専門知識などない私には皆目検討がつきませんが、斬新さというよりもマツダのデフォルトデザインとして「落ち着き」を表現する良いデザインに感じます。フロントデザインを全ラインナップで共有するメルセデスやBMWのデザインに通じる「落ち着き」を1年ちょっとで手にしたようです。マツダおそるべし・・・。

 ↓「アクセラ祭り」だそうですが、トヨタの新車攻勢が・・・ 

posted by cardrivegogo at 07:23| Comment(0) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月06日

アクセラセダンに2Lガソリンをなぜ設定しないのか?

  新型アクセラはセダンとハッチバックでエンジンの設定がかなり違っていて、なかなか紛らわしくなっています。ハッチバックには1.5Lと2Lと2.2Lディーゼルの3種でセダンには1.5Lと2Lハイブリッドの2種です。今回はハイブリッド以外の全てにMTを設定していて、まあ何の為の設定かというと・・・言うまでもなく運転が好きな人が買う「趣味」のクルマだという割り切りです。まあ元々は欧州向けには全グレードに設定していたMTを日本でも売るだけなのですけど・・・。

  アクセラの魅力は今回のFMCで確実に上がったと思います。アテンザはともかく、アクセラは完全に先代よりもデザインが良くなりました。ハッチバックのデザインはメルセデスA・BMW1・アウディA3を向こうに回しても全く遜色ない!というより「完勝」といった出来です。そしてセダンも4580mmの全長ながら、まったく寸詰まり感もなく「奇跡的」なプロポーションを獲得しています。

  個人的には、より車高が低くなっているセダンの方に魅力を感じるのですが、なんと「走り」のグレードの王道であるはずの「20S」が無いです! なんで? どういうマーケットリサーチの結果なのか? まったくわかりません。ハッチバックは2Lガソリンのグレードで20kgのダイエットに成功しているので、セダンも同様に軽量化すれば1200kg台の絶好の「峠セダン」になったはずなのですが・・・。

  確かに1.5LモデルにMTを設定すれば十分なのかもしれません。1.5Lでは特に1240kgという軽さに惹かれます。ゴルフ7が軽量化を図ったと宣伝していますが、アクセラよりも一回り小振りなボディなのに、1300kgを超えてしまっているわけですから、どちらが楽しくて安全かは誰にでも解ると思います。

  さらにアクセラには続きがあって、さらにスポーティなモデルが2年後には登場すると噂されていて、信憑性は低いですが200ps程度のメカチューンのNAスポーツエンジンを搭載したMSアクセラが出るようです。1200kg台で200psのNAとなると、もはやトヨタ86やBRZのようにワインディングを楽しく走れるスポーツカーですね・・・。従来のターボがゴルフGTIに対してあまりにも盲目的に追従したモデルになっていて存在感が無かったので、NAでのハイパフォーマンス化はとても良いことだと思います。

  それでもとりあえずセダンにも155psの2Lモデルが欲しかったですね。最近では欧州の1.4Lターボのようなくだらないエンジンを、能無しな評論家が讃える傾向があるようですが、おそらく腹の中では「見下している」と思います。結局は「カローラよりはマシ」程度の評価に過ぎないので、絶対に彼らがゴルフ7を買ったりはしないはずです。まあ批判するほど悪いクルマではなさそうですけど。

  結局、日本で10年付き合うクルマを選ぶなら2LのNAで十分に動力性能が発揮できる車重のクルマが正解だと思います。そしてマツダのような中型車メーカーにとって生命線と言えるのが「2LのNAエンジン」の仕上がりです。マツダは現実に最高のエンジンを作り出し、BMWを初めとしたドイツ勢を全て退けてきました。ゆえにマツダ車は最高のドライバーズカーとして孤高の地位に立っています。マツダ・フォードの2Lエンジンに対抗できないBMWやメルセデスはターボを持ち込んで「トルク勝負」へと矛先を変えようとしていますが、クルマの価値は悲しいことにどんどん落ちています。

  マツダに唯一対抗しているのが、スバルのボクサータイプの2Lエンジンですが、高回転に難があるのでNAならマツダの敵ではありません。これほどのマツダの「宝」と言える2Lのエンジンをなぜアクセラのセダンに投入しないのか?いよいよ謎は深まるばかりです。まだ遅くないのでさっさと載せましょう!

関連記事「ゴルフ7 VWのバラまきで礼賛記事が湧いている・・・」



posted by cardrivegogo at 06:31| Comment(3) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月03日

新型アクセラはCセグハッチバックに新たな価値を打ち出せるのか?

   Cセグハッチバックはなかなか日本に定着しないボディタイプです。多くのモータージャーナリストがこのことについて何度も言及していますが、結局のところは「価格に見合わないクルマ」ということだと思います。200~300万円出せば、コンパクトカーとは明らかに違う質の高い走りのクルマを買う事ができるという意味ではお買い得と見ることもできます。

  しかし現実問題として、このCセグハッチバックでどこでも出掛けて行けるか?となるとそうは行きません。別の記事でも書きましたが、家族4人でCセグに乗り込んでドライブというシチュエーションはそれほど満足できるものではありません。見た目にも狭くて窮屈そうですし、渋滞にでもなったら軽く悲劇です。

  さらに各メーカーは日本での販売が見込めないためか、中型車の開発に対して十分な体制を取らないケースが多くなってきました。プラットホームの統合が進む中で、専用設計を持つクルマの割合は低下しています。マツダやスバルはこのクラスの競争に社運がかかっていると言えるので、おのずと力が入るのでしょうが、いままでが「オーバースペック」という経緯もありますので、絶妙な力の入れ具合が求められる局面のようです。

  どのメーカーの開発者も口を揃えるのは、コストさえかければ良いクルマなんていくらでも作れるということです。ビルシュタインじゃなくてKAYABAでもしっかりコストをかければ十分に良いダンパーを作ります。実際に先代アテンザはデビュー当初からダンパーの性能が今ひとつで、初代アテンザからの高級化というイメージを打ち出せず、起死回生の一撃としてMCで高性能なダンパーに交換して見違えるように乗り心地が良くなりました。

  しかしまもなくリーマンショックと欧州危機に覆われた世界市場は急激に冷え込み、マツダは予想外の超円高に苦しみ赤字へと転落しました。仕切り直しの新型アテンザはコンセプトデザインこそ早くから公開されていて、注目を集めましたが、肝心の中身はコストダウンのオンパレードです。安全装備など多くの新機構が採用されてはいますが、いずれも今後のマツダ車の基本スペックとなる装備なので、新型アテンザのイニシャル・コストにはなりません。

  先日もディーラーでじっくり見てきましたが、足回りは軽量化と言えば聞こえはいいかもしれませんが、かなり簡便化されていて、19インチホイールのスポークの隙間からスカスカのサスが見えていました。コストダウンは予想通りだったのですが、トランクを開けるとF30を真似したようなグースネックのヒンジが現れます(必死に隠すカバーまで一緒か・・・)。マフラーの形状もCX-5と全く同じで、この世で一番シンプルな「銀色パイプ」×2です。

  BMW3シリーズがやっていることならOKとばかりに、どんどんとコストダウンに突き進む姿勢には甚だ疑問です。3シリーズを完全に馬鹿にできるだけの「高性能エンジン&高スペックサス&その他の高級設計」がしっかり盛り込まれていたからこそ、日本車の中型車として異例の大成功を欧州で収めたわけです。ただそういうクルマを作っていたら赤字になったわけですから、自動車会社の悩みは尽きないですね・・・。とりあえず2代目後期モデルは10年に一度の掘り出し物!とだけ言っておきましょう。

  VWゴルフの設計を見て、モータージャーナリストが「コストダウンをしつつ、上手く見せている」などと評していますが、新型アテンザもその類いのクルマと言えるかもしれません。2代目ユーザーからしてみれば「なんじゃこりゃ」のレベルですが、喜んで買う人もたくさんいて実際に売れているわけです。ゴルフだって5代目6代目のユーザーからしてみれば新型なんて・・・って意見は当然あると思います。あそこまであからさまにスペックを下げているわけですから。

  さて新型アクセラですが、先行したCX-5やアテンザの成功により、そこで使われた様々な新機構の研究費の減価償却も前倒しで進んでいます。それらをふんだんに使って作ることが出来る上、予想外の好調もあって価格も弾力が付けられるのでは?という予想もできます。世界的に激戦区となってきているCセグにこれだけ良い条件で参入できる状況になったことは、マツダの経営陣の読みが素晴らしいということでしょう。ちょうどBMW1シリーズが3シリーズの機構を使って作られて、発売当初から好調ですが、その状況に似ていると言えます。

  1シリーズは「CセグにFR」という付加価値で存在感を放っていますが、新型アクセラは「Cセグにディーゼルターボ」「Cセグに高性能HV」といったなかなか破壊力のあるコンテンツをすでに用意しているようです。アテンザ譲りの全グレードマルチリンク&後輪ディスクブレーキなど、BMW・メルセデス・レクサスを完全に喰ってしまう高スペックもすでに織り込まれています。単純に考えて大ヒット間違いなしなのですが・・・。
  

  


↓欧州車至上主義の3誌が揃って大注目の欧州新型モデルといった扱いでアクセラを特集しています。








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2013年10月01日

アクセラの世界向けプロモーションがアウディ的(自信満々)なこと

  欧州では日本車というだけで一定のステータスがあり、「MAZDA3」はやや贅沢なコンパクトカーという位置づけのようです。意欲的なホットハッチモデルが設定されていることからも、どういう売り方をされているかは想像できます。MAZDA3のライバルであるゴルフ・フォーカス・メガーヌは欧州ではそれぞれにグレードの幅があり、欧州主要各国の販売数ランキングで上位を占めます。

  そこに参戦するMAZDA3は、イメージでいえば、アクア・フィット・ノートが激しく争う中にGMのソニックが参戦するみたいなものでしょうか。日本人にとってはソニックって何?どこで買えるの?くらいの珍車ですが・・・。

  欧州でのマツダの地位は、日本でのGMの立場とはだいぶ違ってはいますが、ローバーやサーブのように消滅するブランドも珍しくない中で、ブランドイメージも短い時間で大きく変わってしまう時代です。厳密にいうとイメージを向上させるにはとても時間がかかりますが、下がるのは「すぐ」です。

  マツダとしては1年にたった1台の新型車に全力投球するしかチャンスがないということもあり、近年ではプロモーションにとても力が入ってきました。もちろん「派手」にやればやるほど、いわゆる「プレミアム・ブランド」に近づいていくようで、MAZDA3の日本に先駆けておこなわれたワールド・プレミアでは、まるでアウディの新車発表会のような演出が行われたのだとか。

  新型アクセラの内装がすでに公開されています。一目見て思ったのは、日本人の輸入車プレミアムブランドへのコンプレックスっぷりが遺憾なく発揮されていることです。あのユーノス・コスモを作ったマツダが、こんな没個性に収まってしまって良いのだろうかと、違和感とともに余計な心配をしてしまいます。

  先日オイル交換でディーラーに行ったら、担当者がアクセラの試乗研修での印象を語ってくれました。研修ではアクセラの他に、プリウス、レクサスCT、BMW1、ゴルフZハイラインといったところが乗り比べに用意されていたそうです。マツダとしては今回は完全に目線が上を向いているようで、特にこの4台を喰ってしまおうという主旨らしいです。

  担当者自身もこのアクセラには相当に手応えがあったようで、饒舌に語ってくれました。大方の予想の通り、1.5と2.0のガソリン、2.2ディーゼルターボ、2.0のハイブリッドの4本立てで決定していて、価格はまだわからないと言っておきながら、ポロッとハイブリッドの本体価格が約260万円と飛び出しました。ハイブリッドの燃費に関してはプリウスに0.6km/L劣る数字に抑えられていて、この辺は技術供与を受けているという「大人の事情」なのだとか。

  プリウスに価格では負けるものの、アクセルとブレーキの感触が劣悪なプリウスの弱点を徹底的に意識して開発がされたようで、プリウスはもはや「眼中に無い」と言ってもいいほどに、アクセラHVの乗り味と絶賛していました。プリウスのアクセルを調整して違和感を無くした上級モデルのレクサスCTは、加速に関してはなかなかの出来だったようですが、ブレーキはまだまだフニャフニャでなんじゃこりゃというお粗末な出来で総合的にアクセラHVが絶対的に優勢だとか。まあトヨタからマツダに乗り換えたらブレーキに慣れるのに1年近くはかかるほど「違う味」をしてるので無理もないですが・・・。

  レクサスCTはアクセラHVよりも100万円高いことを考えると、内装・外装・基本性能の全てでアクセラHVに軍配が上がるので、正直なところ買う意味があるのか?といったところのようです。レクサス料金100万円だとしてもアクセラがいい!と断言できるレベルのようです。

  一方でVWゴルフの「ハイライン」については一番「手強い」と評していました。このライバルの中では断トツに良く出来ているのは、歴史がある「ブランド車種」ということで成熟度の差が大きいかもしれません。特にハイラインに関しては後輪サスにアクセラと同じマルチリンクを使っていて、ブレーキング時の姿勢変化にも強い上、車重も日本車並みに軽くして来たことが大きいようです。

  雑誌の評価ではハイラインはオーバースペック(笑)とかいった提灯記事がありますが、アクセラは全グレードでオーバー?ということでしょうか。具体的に感心があるのは、ハイライン(299万円)に燃費で絶対に負けないアクセラHV(260万円)が、乗り味の面でどの程度の位置関係にあるか?という点です。これで互角となれば、アクセラの完勝になりそうです。このCセグはノンターボの日本勢の方が静粛性で圧倒しているというデータもあり、メルセデスAクラスは静粛性では最低レベルという結果が出ています。マツダの静粛性への取り組みは本来もっと強調されてもいい気がしますが・・・。

  BMW1シリーズに関しては、右ハンドル車のコクピットの向きが変な方を向いていて、なんじゃこりゃ・・・だったそうです。このクルマに関してはFRということで、フロントヘビーになる6気筒やディーゼルも搭載可能な点が最大の売りです。ただ販売の主体は4気筒の116のようで、これを買うくらいならFFの方が安定性が高く、しかも車内のスペースも広く確保されるので、FRにする理由はないなと思います。BMWもその辺は十分に認識しているようで、次期モデルはFFになるようです。

  カーメディアは今頃、作戦会議の真っ最中のようです。AUTOCARやLE VOLANTなどの「欧州車至上主義」の雑誌はアクセラをどのポジション置けばよいか決めかねています。どうやら欧州メディアの今後の反応や、欧州市場での売れ行きを踏まえて、単なる「典型的な日本車」として片付けるのか、「日本メーカーが作った最強の欧州車」とするのか、ちょっと待ってくれ!みたいな誌面が11月号で目立ちました。

  


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2013年09月25日

新型アクセラの方が「走り」が良いとか・・・

  新型アテンザへの強烈な一言が発せられました!「新型アクセラの方が走りが良い」。同じエンジンで同じサス形状なので、ホイールベースが短いアクセラの方が走りが良いのは、ある程度は想像がつきます。おそらく間違っていない評価だと思います。とくに反論する気もないです・・・。ちょうど、BMWの335iと135iを比較した状態に近いかもしれません。135iの方が走行性能においてあらゆる面で勝っていますが、それは当然と言えば当然のことです。

  同じようなケースは他にもたくさんあります。スカイラインとフェアレディZであるとか、CクラスとSLKクラスであるとか・・・。とりあえずホイールベースを縮めればそれだけでスポーティになるというのが「常識」になっているようです。新型アテンザの設計を見回しても、後から出てくるアクセラに「走り」で差をつけることができる要素なんてもはや残っていません。日本市場ではアクセラに搭載されない2.5Lエンジングレードだけが、アテンザのフラッグシップとしての最後の意地といえますが、このエンジンの性能自体がそもそも疑問視されているのが実情です。アクセラより車重が嵩む分をフォローするのがやっとの「無個性」なエンジンに過ぎません。

  スバルはレガシィとインプレッサの線引きを絶妙に行っています。わけわからない評論家の中にはインプレッサはレガシィと同じ性能などと吹聴していますが、スバルはエンジンを完全に使い分けていて、ノーマルのインプレッサではレガシィの走りの真似は到底できません。スバルの手段をマツダも取ればよいというわけではありませんが、現在のところ全メーカーで一番魅力のない「フラッグシップ」を設定してしまっているのが、マツダなのかなという気がします。

  マツダは新型アテンザの発表時はとてもポジティブな主張を繰り返していましたが、やはりどのようにクルマを仕上げるかという方向性で相当に悩んだ様子が伺えます。現在のD/Eセグセダンに、何を詰め込んだら、新たな魅力が引き出せるのか? 確かにマツダはアテンザに好評なデザインと燃費性能に優れる新型のパワートレーンを持ち込みました(先代と共通のエンジンはありません)。少々ひねくれた意見かもしれませんが、「強調するところは強調して、残りは他のクルマと同じ」という設計コンセプトそのものが、新型アテンザの最大の欠点だと思います。分かりやすいデザインと分かりやすいエンジンの組み合わせが最大の売りであるはずなのですが、その「安易な合理性」がクルマの魅力を無くしてしまっている気がするのです。

  魅力あるフラッグシップカーというのは、他のメーカーに馬鹿にされない程度の「崇高なデザイン」と「魑魅魍魎なエンジン」を備えている必要があると私は思います。「崇高」というのは、万人ウケはしないかもしれないけど、一定割合の人々の心を鷲掴みにする「秘めたる魅力」がチラホラ見え隠れするイメージでしょうか。フラッグシップカーは車格により大型に作られていて、その迫力はもちろんですが、やはり良いデザインと呼ばれるクルマには、絶対に他のクルマに負けない「美しく見える角度」というものがあります。

  新型アテンザのデザインの最大の特徴はフロントのグリル周りの造形なのでしょうが、フロントのデザインなんて、フラッグシップカーなら良くて当たり前です。いまのところ、フロント以外の角度からこのクルマを見たときに「素晴らしい」と思ったことはまだありません。初代アテンザが持つリアの「塊」感や2代目アテンザがリアに隠し持つ「幽玄」な表情と比べると、「竜頭蛇尾」な印象があります。

  魑魅魍魎なエンジンとは、単純に比較できないような奥深さを持ったエンジンのことです。マセラティのV8ツインターボと聞くと、劣悪な燃費と過剰な出力でまったく実用性がないエンジンなのですが、それでも何とも言えない魅力に包まれています。マツダのライバルメーカーのスバル・レガシィに搭載されている2.5L直4のNAエンジンはFB25型といいますが、スバルがフラッグシップの為に用意した見事なショートストロークエンジンで、ボクサーながらとても良く回ります。

  FB25は評論家筋にはあまり注目されない不思議な存在ですが、トヨタ2GR-FSE(3.5LのV6NA)と並び、現行の日本車を代表するような素晴らしいエンジンです。かつてロータリーエンジンの実用化でブランド価値を押し上げたマツダならば、エンジンの魅力こそがクルマの魅力だということが良くわかっているはずです。よってトップグレードのエンジンでトヨタやスバルの後塵を拝している状況はスポーツのマツダにとっては望ましい状況ではありません。日産にもVQ37VHRというBMWを軽く蹴散らすために開発されたトップグレード用のエンジンがあります。これらと比べるとマツダのエンジンラインナップは貧弱な印象があります。

  マツダが売り出し中のディーゼルターボなどは、まだまだ日本で珍しいのでもて囃されています。しかし今度の新型スカイラインではVQ37VHRの過激な燃費効率を代用するエンジンとしてメルセデスのディーゼルターボが使われます。つまりディーゼルターボは他のブランドではあくまで環境対応の「代用エンジン」に過ぎない存在なのです。

  新型アテンザの日本仕様車ではガソリンの2.5Lを無くすことが検討されたようです。北米では実用域のエンジンですが、日本ではそのニーズでは使われませんし、トップエンドのハイパフォーマンスエンジンにしては、あまりに地味すぎるのは明らかです。あくまでFF車ですから、安易なハイパフォーマンス化は解決どころか命取りなので、アテンザにとってはとても悩ましい問題です。ホンダもアルファロメオもプジョーもFF中型セダンでBMWを本気で追いかけるあまりにバランスを失い破滅しました。

  初代・二代目と日本を走る為の「ハンドリング峠用FFマシン」だったはずのアテンザを、突然レクサスGSのような車格のクルマにして北米で売ろうとすることにやや無理があったと思います。この新たなコンセプトを支えるだけの技術がマツダにはまだ確立されていないです。現在の完全にバランスを失った状態なら、アクセラに完全敗北してしまうのも無理はありません。アテンザが今後どのような道を辿るかを見守るしかないですね・・・。


関連記事「マツダ&BMW・・・エンジンはもはや詰んでいる?」
  
↓来年にFMCで一説にはアテンザの後追いをするのだとか。デザインが向上してFB25搭載ならアテンザに勝ち目なし?

posted by cardrivegogo at 03:42| Comment(2) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする