2018年07月11日

新型アクセラがすごいクルマになる理由



広島に豪雨

  マツダの本拠地・広島は大変な自然災害に見舞われて、工場も数日操業を中止しているとのこと。ツイッターでも冠水車の対応を注意喚起するなど、被災地メーカーとしてのCSRへの意識の高さは素晴らしい。「北関東」「東海」「九州」の三大自動車産業集積地域は別として、東北のトヨタ、滋賀京阪のダイハツ、岡山の三菱、広島山口のマツダは、それぞれ地域産業の「中核」であり、例えばアクアやC-HRの大ヒットは東北の経済を回すし、三菱の軽自動車燃費不正事件は岡山(倉敷)に大きな暗い影を落とした。そして広島・山口の産業の行く末は、CX-5の売れ行きに左右される運命であり、25%という絶望的な数字を掲げたアメリカ大統領のご乱心っぷりは気が気じゃない・・・。


オートモービルカウンシル2018

  災害とトランプに怯える広島・山口を救えるようなスーパーな1台をマツダは鋭意準備中のようだ。8月3〜5日まで開催されるオートモービルカウンシル2018のMAZDAブース出展車両が公表されたけども、来年発売の『新型車』への注目を最大限に高めるべく、「テーマ」をガチガチに決めた演出になるようだ。とりあえず余計な「ヴィジョン・クーペ」や「RX-VISION」は来ないらしい(ヴィジョン・クーペをまたじっくり見たかったな)。


Cセグメントの意味を変える

  MAZDAのファンならもうとっくに気がついているだろうけども、2019年のMAZDAは「Cセグメント」に注力するらしい。しかしCセグメントのライバルモデルと不毛な過当競争をするのではない。敵はVWゴルフでもメルセデスAクラスではなく、Cセグメントに肯定的なイメージが持てずにいる我々ユーザーの「先入観」であり、これをいかに打破するか!?が2019年からのMAZDAの新たな指針になる!? 『Cセグはダサい=アクセラはダサい』を変えるためにはゴルフ、カローラ、シビック、Aクラス、インプレッサなどとは距離をとった方がいいのかも・・・。アクセラはこれから先の広島・山口の未来を背負っているわけだから。


アクセラの選択肢

  マツダは現行アクセラに「2.2Lディーゼル」搭載を強行し、Cセグ=スモールカーの枠組みを壊そうとしていた。しかし福野礼一郎みたいな強権的なライターは、その努力を黙殺し、ディーゼルを積むために、エンジンルームとの遮音を考えて長くしたボンネットを、「デザイン優先の愚かさ」と何度もこき下ろしていた。確かに現行アクセラは、「THS」を搭載するグレードが存在するなど、開発段階では五里霧中であり、完全に手探りの中でのスカイアクティブ化だったことを露呈している。もしアクセラより先にデミオが登場していてコンパクトカーとスモールカーの2つの需要を一気に請け負う今の日本市場での売れ行きを見せていれば、もう少し華麗な現行アクセラになったかもしれない。


タイミングの問題だった!?

  もしくはCX-5がもう少し早く発売されてヒットして、経営の見通しが立っていたならば、現行アクセラに向けてもっと腹をくくった決断ができたかもしれない。搭載エンジンは潔く2.2Lディーゼル(270万円〜)と、2.5Lガソリン(250万円〜)だけに絞り、ハッチバックとセダン、それから4ドアクーペ、2ドアクーペ、3ドアクーペ、ワゴン、クロスオーバー、2ドアカブリオレを展開したちょっと前のVWゴルフシリーズみたいなファミリー化ができたかもしれない。もちろんCセグへの認識がすぐに変わるわけもなく、販売台数に苦しんでいたかもしれないけども、A45AMGやシビックtypeR、ゴルフRへの注目度が高いなど、高性能Cセグの需要が北米、中国、欧州、日本の4大市場でいずれもかなり高いことがわかってきた・・・。もしかしたらビッグウェーブに乗ってプレミアムCセグの頂点に立っていた可能性もある。少なくとも何の色気もないVWゴルフと安易に比較されて「敢闘賞」をもらう地味で損な立場からは逃れられたはず・・・。


Cセグは激戦区ではない・・・ガラクタ市場だ

  2019年頃からリリースされるメルセデスAクラスやVWゴルフの新型モデルの情報がすでに出てきているけども、まあどちらも知っている限りのスペックのままで発売されるならば、次期モデルは売り上げを落とすことは確実だ・・・おそらく中国でもコケると思うよ。Aクラスは1.4Lターボ、ゴルフは1.5Lターボになるようだけども、日本では発売まもなく200万円前後で未使用車が溢れることになると思う。どちらもCセグの「残念なイメージ」を変える気配が全くない。同じように世界最高のシャシーを謳ったインプレッサも全く違いを出せなかった(そもそもFBエンジンはユーザーを舐めている)。インプレッサもカローラもそうだけど、まるでカングーやJPN TAXIのようにCセグを真面目に作ったところで結果は見えている。オーリスの二の舞だ・・・。


90年代とは全く別物

  世界的にCセグで成功してきたクルマは、カローラであり、シビックであり、ゴルフだった。なぜこの3台は累計で数千万台という規模で売れた偉大なシリーズになれたのか!?この3台が急成長を遂げていた90年代00年代において、常に革新的な姿勢を貫いていたからと言っていい。おそらく右肩上がりしか信じなかった当時の開発者の頭の中には、今のようにCVTや安普請のDCTを使った、『間に合わせ』にしか見えない設計などなかったと思う。そんな斜陽気味のCセグに200万円も払うなんてアホくさいことだ。インプレッサが全然売れないのもよくわかる(アイサイトで売れてただけ!?)。


ランティスも復活!?

  オートモービルカウンシル2018のマツダブースでは、来年発売のアクセラのベースとなる「魁コンセプト」と1980年にマツダがロータリーから脱却することに成功した名車「5代目ファミリア」や、ファミリア派生の「ランティス」などが展示されるらしい。これらの展示車両が暗示しているのは、糞詰まりでしかない状況のCセグを、ひたすらに進化・革新をマツダが貫いて、再び魅力的なセグメントへ変える!!という意思表明であり、スポーツクーペモデルのランティスをわざわざ持ってきたことから、次期アクセラでは意欲的なボデータイプ追加があることを示唆されているのかもしれない。


1.2Lターボじゃ「風になれない・・・」

  マツダファンであるせいかもしれないが、マツダ以外のブランドがやっている茶番みたいなCセグのフルモデルチェンジを見て、がっかりする以外に感じるものがない。カローラハッチバックには「THS」と「1.2ターボ」・・・Cセグをつまらないものにした二大潮流のエンジンをわざわざ嫌がらせのように選んでいる。利益のことしか考えないトヨタの戦略ってのは言い過ぎかもしれないけど、利益2兆円メーカー様のやることは手堅い・・・。何もわかってないアホ相手になら商売が成立するだろうけども、100psそこそこの1.2ターボのMTじゃ煩すぎて高速道路も満足に走れないから、長野のビーナスラインにたどり着く前に助手席の彼女は気分を悪くしてしまう(高速道路は2L以上の排気量が欲しい)。「風になりーたいー」とか言ってる場合ではない。カローラなんかよりも「CX-3の20SプロアクティブSパッケージ」の方がよっぽど良くないですか!?ってアドバイスしてあげたくなる。車格は下ですけども、2L自然吸気にMT、シートヒーター、パワーシート、ステアリングヒーターまでついてきて243万円。これこそマツダの真心グレード!!


新型アクセラの前座はCX-3とRFだ!!

  カーメディアの連中はCX-3に対して、1.8Lになっても馬力が増えないディーゼルをあれこれ言ってますけども、CX-3のマイナーチェンジの最大の見せ場はこのガソリンMTモデルのラインナップ充実にあると思う。なんでこれまで販売しなかったのか!?ちょっと邪推すると、ロードスターRFのエンジンを更新しないうちに設定してしまうと、MTドライビング派がCX-3へ流れてしまうからでは!? 今回RFとCX-3を同時に更新してきたけど、この英国で絶好調の2台こそが、今の日本市場でも、最高にエキサイティングで、欧州自動車文化に近いものを伝えている存在じゃないかと思う。


国沢光宏「マツダの内部は腐っている!!」

  ベストカー最新号で国沢さんが「マツダの内部は腐っている!!」みたいなこと書いてるけどさ、このオッサンこそ、マツダのプリミテティブな魅力にも気づけよ(RFとCX-3こそが今のマツダだ!!)。あくまで希望的憶測に過ぎないけども、これがそのまま次期アクセラ&日本導入CX4への指針になるのだと思う。果たしてどのエンジンをMTで売ってくれるのだろうか? 2.2D、2.0G、2.0Gハイスペック、2.5G、2.5G-t、2.0SPCCI3チャージャーとユニット数だけは順調に増えていて、これをエンジンも組み立ても同じラインで流すのがマツダの強みらしい。


被災地のために頑張れ!!

  言葉は悪いけども、カローラ、インプレッサ、ゴルフ、Aクラスなどは「工業団地」で生産効率を追求した設計で、販売は営業力任せで、お得意様市場で固め打ちするだけ・・・そんな厭世的/末期的なCセグなのに対して、「町工場」でニッチに作られ(それでもアクセラはグローバル40万台あるけど)、世界のユーザーが指名買いしたくなるスペックを提げてくるであろう新型アクセラ。もうすでに勝負はついていると思うけどね。あとは被災地の安定と繁栄のためにマツダの開発者は頑張って『手を抜くことなく』最後までいいモデルを磨き上げればいい!!マツダが腐っているかどうかは来年のアクセラのラインナップでわかる!?







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2018年06月06日

新型アクセラいよいよ情報解禁!?



注目度高い!!

  英国のカーメディアにいよいよ新型アクセラの情報が出てきました。アウディA3とメルセデスAクラスの『Cセグプレミアム頂上決戦』に乱入してくる日本からの『挑戦者』みたいに書かれているようです。どういう見立てなのかわからないけど、次世代はA3、Aクラス、MAZDA3が新たな欧州三大プレミアムCセグメントになるらしい。レクサスCT、BMW1シリーズ、ボルボV40といった既存勢力と比べても、確かにA3とAクラスの2台はインテリアの進化のスピードがはっきりと早いですし、A45AMGやRS3などハイパフォーマンスモデルも一足先に充実させています。そんな中で新型アクセラはCT、1シリーズ、V40などをあっさりと抜き去って、トップ3の仲間入りを果たす見通しらしいのですが・・・さて肝心のハイパフォーマンスモデルはあるのか!?


Cセグ格付け

  2013年頃に某連載の企画で行われた福野礼一郎さんの主要Cセグモデルの総評において、1位アウディA3、2位VWゴルフ、3位アクセラという決着がありました。マツダファンはこの結果にも「小躍り」して喜んだわけですが、ちょっときな臭い憶測を呼ぶ内容でもありました。Aクラスの評価が海外に比べてやや低いのは、この企画に限ったものではなく、島下泰久氏は「Aクラスの内装はほぼフェイク」と切り捨てたり、多くの評論家が3代目Aクラスに対して酷評を出したことが、後日にVWによるメディア操作の疑いが浮上して、あのAクラスへの酷評の嵐も実は裏でお膳立てされたものだったんじゃないか!?ということに・・・。実際のところは微妙で、A180の遮音は著しく悪いですし、ユニットもお世辞にも加速性能に優れたものではなかった。インテリアのセンスはよかったですけど、やはり品質もそれほどいいものではない。よってどれも正当な評価な気がしますが・・・。


メルセデス

  そんな日本での屈辱の日々を乗り越えて・・・といってもAクラスの派生モデル『CLA』は日本市場におけるメルセデスの売れ筋モデルに成長しましたが、新しいAクラスは今度こそVWグループへの雪辱をかけて、チャンピオンのアウディA3との一騎打ちに臨む進化を果たしたらしいです。わざわざA3と同じ排気量の1.4Lターボをどっかから持ってきて(出どころは日産か!?)、VWの1.4Lターボに性能を差をわかりやすく示すハイチューンになっているとのこと。上級ユニットは2.0Lターボを使用し、こちらもアウディA3の2Lモデルを狙い撃ちにした格好になってる・・・執念を感じます。


完全武装

  福野さんの評価はほぼほぼ英国メディアにも通じるところがあるようで、アウディとマツダの実力を高く評価していて、さらに欧州の盟主であるメルセデス自慢のブランディング能力ゆえの手数の多さがさらに光ることで、この3台がプレミアムCセグの中心になると期待しているようです。そして新型MAZDA3(アテンザ)ですが、「魁コンセプト」デザインは、アウディやメルセデスを相手にしても負けることはないでしょうし、MQB改良型の次期A3と、3代目のシャシーの改良型を使う新型Aクラスに対して、次期アクセラは完全なる新設計シャシーを使い、圧着点火の新設計エンジン(英国メディアはSCCIと言っている)を投入という「ヒステリック」なまでのリーサル・ウエポン・モード!!辛口の英国メディアもこれは認めざるを得ない!?


カローラハッチバックは無視する!?

  今年発売予定のトヨタの新型カローラハッチバックは、プリウス由来のユニットもしくは1.2Lターボ&CVT/MTの構成で国内に投入されるようですが、とりあえず時代遅れ?にしか見えないカローラに対し、デザインもエンジンも自信満々でピカピカのアクセラは、どのような価格設定にするのでしょうか!?カローラの予想価格は、1.2Lターボが200万円〜、1.8Lハイブリッドが240万円〜くらいだと思われます。242万円〜のプリウスとの兼ね合いからHVの大幅ダンピングは難しそうです。これに対してアクセラは・・・。欧州でAクラスやA3と対峙するならば、カローラに構っている場合ではないですね。国内価格も現行アテンザに迫る250万円〜くらいにする必要がありそう。


性能ならクラスの頂点!?

  SCCI、マイルドHV、ディーゼル、ガソリンの4ユニットが用意される可能性が高いみたいです。SCCIが300万円〜、マイルドHVが280万円〜、ディーゼルが280万円〜、ガソリンが250万円〜くらいかなー。A3やAクラスの1.4Lターボに対抗するには150ps以上は欲しいので米国仕様と同じ2L/2.5Lユニットを使うべき!?さらには2.5Lターボを積んで350万円くらいで300〜400ps級モデルも設定するべき!?・・・「馬鹿野郎〜!!」って意見もあるでしょうけども、レヴォーグも250万円〜350万円の価格帯でアクセラ以上の実績を出したわけですし、思い切ってチャレンジすべきだと思う・・・。下手に180万円〜くらいの設定をするより息が長く売れるモデルになると思う。


クルマ業界にもジョブスはいた!?

  国内市場でカローラと、欧州市場でAクラス、A3と戦う。なかなかタフな競争が求められています。・・・というより不可能に近い!?アクセラが世界の主要市場をことごとくひっくり返すだけの底知れぬ商品力を発揮できるなら別ですが。アップル製品のように、見る人を魅了する「何か」があって、工業製品の常識を変えるような技術的ブレークスルーがあって、・・・そして何より大切なのは使う人がずっと触っていたくなるような使い心地の良さ。その製品を使い続けることで、人生が有意義だと感じられる「何か」があるかどうか。あれれれれ、これ案外いけるんじゃないか!?まあそんなに簡単ではないでしょうけども。



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2018年05月31日

新型アクセラ・・・GO!!


マツダがやりたいことをメルセデスが・・・

   メルセデスの新型Aクラスが海外で公開されました。新型で4代目になりますが、来年にも発売されるらしいアクセラの新型も4代目です。どちらも3代目のプラットフォームを引き継ぐタイプのフルモデルチェンジが予定されていてAクラスは先代がベースにされているようですが、新型アクセラは新世代シャシーを新たに投入して、ライバルとの差別化が現行よりも明確化したシャシーのなるのではないかと言われていますが、果たしてどうなるのでしょうか。早くも音声認識の「ヘイ!メルセデス」が話題になってますが、同じ機能はエクリプスクロスにも導入済みです。「走り」のマツダが、突如始めた問題作「マツコネ」が目指していた形がこれだったんじゃ!?


世代交代は難しい

  現行アクセラ(3代目)は、2代目に比べてシャシーが重厚になり、良くも悪くもVWゴルフに近い雰囲気のクルマでした。アテンザとシャシーを統一したせいもあるでしょうけど、スタビリティ重視で車重もかなり増えていたので、乗り味は上質だけど軽快感はやや薄まりました。欧州車の上級グレード(GTグレード)みたいにエンジンパワーでグイグイ押していく走りが合うキャラなんですけども、ハイパワーユニットまで十分に手が回らないマツダは2.2Lディーゼルをスペシャルグレードで急遽仕立てました。アメリカでは2.5Lガソリン自然吸気を積む『GT』がありますが、これを日本で発売してもいいんじゃないかと思います。


アクセラとボルボV40の差は大きかった・・・

  ゴルフに似てNVHなどの基本性能は高まりましたが、運転の楽しさ、軽快さはあまり感じられなくなりましたね。セダン、ハッチバック両方のベースモデルに使われる1.5Lガソリン自然吸気ではとてもとてもリッチな乗り味にはならない・・・。シビックやエクリプスクロスは1.5Lターボを使い、インプレッサも2Lエンジンがメインで展開されています。2013年に発売されたアクセラですけども300万円のディーゼルはちょっと敬遠され、先代からあまり変わらない価格に抑えられた1.5Lガソリンモデルは、同じタイミングで発売されたボルボV40のご機嫌な1.6Lターボのインパクトの前に沈黙。淡々と乗り換え需要は獲得しましたけども、アテンザのような輸入ブランドとの競合という展開にはならず・・・。


ホンダの深謀遠慮

  AクラスやアウディA3のように、プレミアムブランドがメインモデルとしてCセグを売るようになって、アクセラの周辺も大きく変わりましたが、その状況を冷静に分析して実力不足の先代シビックを日本には持ち込まずに、ライバルの実力を射程に入れて余裕を持って作られた現行シビックに、日本市場で一番売りやすいと判断した1.5Lターボを載せて再登場させました。このクルマはグローバルでは、2.0L、2.4Lの自然吸気、ディーゼル、ハイブリッド、1.0Lターボなどあらゆる市場に出ていけるユニットを取り揃えてあります。やっぱホンダはすげーな。


オーリスが地味な理由

  トヨタ・オーリス&北米カローラも、1.5L、1.8Lの自然吸気、1.6Lディーゼル(BMW製)、ハイブリッド、1.2Lターボとバリエーションは揃っていますが、ホンダの方が「先」を読んでいる!? コスパで勝負するなら互角でしょうけども、「高性能中型車」市場で勝負するならばミドルサイズに合ったパワフルなユニットが必要です。マツダもエンジンこそ持っていましたし、自慢のトルコンATもあったので、V40やシビックを返り討ちにするグレードを用意することは可能だったでしょうけども、基本的な考え方がトヨタに準拠していたことで後手を踏みました。今年にも発売されるらしい新型カローラでも1.2Lターボ&1.8Lハイブリッドの展開は変わらないらしい。トヨタは競争しないですね・・・金持ちケンカせず。


300万円MAXのアクセラ と 700万円MAXのAクラス

  2013年からのモデルサイクルを振り返ると、メルセデスがA250を投入して、Cセグメントの様々な需要に柔軟に対応し、さらに派生のCLAには『220』という2Lターボグレードを用意するほどデリケートに対応したのに対して、マツダは消極的で手数が少なかったと思います。アクセラXD・Lパケは300万円でアップアップでしたけど、メルセデスA45AMGは700万円でも人気しました。これはブランド力の差もあるでしょうけど、ユーザーが求めるCセグ像をどれだけ真剣に探求したかの結果であると思います。スバルも限定のWRXを700万円で売ることに成功しているわけですから。


フェラーリ・ルックで反撃

  来年に発売される見通しの新型アクセラの最上級グレードには、どんなユニットが搭載されて、どんな価格が設定されるのだろう。フェラーリGTC4ルッソに似たスタイルのリッチなボデーに、欧州勢のど真ん中に飛び込むような2.5Lターボ&マイルドハイブリッド(400ps)とかありえるのだろうか!?技術的には問題なさそうだが。スペック的に参考になりそうなのが、アウディの『RS3』で日本価格は767万円。このアウディは全然売れてないので、ちょっと控えめな価格で550〜600万円くらい!?アクセラに600万円も払えるか!!ってごもっともなんですけども、マツダがやることをやってひたすらに「整えたら」結構売れるんじゃないかという気がします。


どこと戦うのか?

  あのデザインから想像するに、新型アクセラには182万円〜みたいな価格設定はタブーですし、間違っても教習車として法人向けフリート販売に出されるようなクルマじゃない。乗り出し300万円でもスペシャルなCセグならば、下取り100万円&ローン200万円で喜んで買ってもらえるだろう。およそ300万円のプリウスに対して、全く別のアプローチでユーザーに訴えるクルマになればいい。新型アクセラの敵はメルセデスAクラス1択・・・他を相手にしてはいけない。インプレッサもゴルフもあまりにやる気がなさすぎる。カローラとシビックは今後の展開次第でアクセラの前に立ちはだかるとは思うけど、ここに勝てないようではマツダはさっさと廃業した方がいいって・・・。ぜひトップギアジャパンの巻頭特集でA45AMGとRS3を相手に比較される「スペシャル・アクセラ」を見てみたい。




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2018年05月10日

新型Aクラス!? 次期アクセラが嚙る獲物が・・・


2019年のMAZDAは!?

 このブログは元々は『アテンザ・シリーズの進化・発展』を願って書き始めたものですが、そのモチベーションとなる『独善的な期待と欲望』は、次期アクセラでもしかしたら部分的にせよ叶えられるのではないか!?という希望的憶測に変わりつつあります。来年にも新型アクセラが登場する予定になっているようですが、果たして今度こそは『300万円で買える最強のミドル決定戦』なる日本市場を舞台に繰り広げられる架空のトーナメントで、果たして上位入賞、いやメダル圏内くらいまで行けるのでしょうか・・・結構気になって寝られない夜もたまにある。


BMアクセラは素晴らしい試走

2013年に登場し、プロモーションにもかなり力が入っていた現行アクセラですが、福野礼一郎さんをはじめとした権威あるジャーナリストからもアウディA3/VWゴルフに最も肉薄するモデルだと高く評価されていました。発売当時に、マツダディーラー営業マン向けにサーキットで各社Cセグを乗り回す研修会があったとかで、普段から真面目なことしか言わない担当ディーラーマンが、『ゴルフ以外には楽勝のレベルです』と言ってたなー。別にアクセラを買うとかいう用事ではなかったけど。かなり真顔で先代インプレッサ、BMW1シリーズ、メルセデスAクラス、レクサスCTなら絶対負けないって言われました。


スタンダードを背負い過ぎて飛べず

しかしBMアクセラは期待されたほどには伸びませんでした。ちょっと時期的に難しかったかもしれないですね。マツダとしては精一杯『攻めて』るし、予測をはるかに超えたクルマではあったのですが、それと同時に新しくブランドイメージを構築するマツダにおける『中核モデル』という立ち位置にちょっと縛られてしまった部分もあった。ブランド全体が顧客のイメージの中で着地するステージはかなり高かったけど、その洗練されたブランドイメージの中では、「置きに行った」感じがあったかも。


メルセデスの戦略は『アート』過ぎた・・・

  ちょっとピンと来てない人もいるかもしれないですが、2013年に発売されたアクセラは、メルセデスが大きくデザインや売り方を変えて来たAクラスと同じ時期に展開されました。クロスオーバーや4ドアクーペを用意するフットワークの軽さは、名門メルセデスではなく、マツダが率先してやるべきことだったのでは!?たとえメルセデスと製品企画が被ったとしても、Cセグメントに関しては、仕上げとコスパで圧倒する力はマツダには十分にあったと思うんです。つまりマツダのビジョンにCLAやGLAのアクセラ版が折り込み済みならば、FFのメルセデスが見せた快進撃を、そのままブランド構築に利用できたんじゃないかと・・・。

イタリアをジャックしろ!!

  マツダが一番得意な分野でメルセデスに好き勝手やられてしまった。しかも日本市場で。そんなことはど素人に指摘されるまでもなく、マツダ幹部が一番よくわかっているんだー。その決意表明が2017の東京MSだった。海外のもっと注目度が高いモーターショーではなく、日本市場で味わった屈辱だからこそ、東京から反撃の狼煙を挙げようってことだと理解しております。あのデザインは完全にステージが上がってた・・・相手がメルセデスだろうがフェラーリだろがヤッてやる!!ってメッセージは伝わりましたよ。製品化の暁にはイタリアのタクシー会社に優先的に売り渡して、『イタリアン』プリウスを駆逐してほしい。488っぽいプリウスとGTC4ルッソっぽい新型アクセラ。日本メーカーってちょっと頭おかしいよな。


敵は西半球へ向かうようだ・・・

  さて憎きライバルの『メルセデスAクラス』は既に次期型が公開されました。最大の変更点はベースグレードが『A180』から『A200』に変わったこと。律儀にエンジンまで変えてる。『1.6Lターボ・122ps』から『1.4Lターボ・163ps』へ。排気量が減って、出力が上がって、ちょっとややこしいけども、誤解を恐れずにいうならば、『世界同一仕様』になったってことだと思う。つまりアメリカで売る気らしい。東アジア相手のチョロい商売する分には122psのテキトー仕様で十分だったけど、このユニットで北米の『メジャーリーグ』に参戦するのはさすがに無理。現役バリバリのシビックは1.5Lターボで174psとか積んでます。アクセラも『GT』は2.5L自然吸気188ps搭載して対抗してます。


ネット接続にワクワクします!?

  アメリカ発売を予告しているのかわからないけど、某イギリスメディアに登場したAクラスプロトの記事に付随していた、ナビ画面(VW/アウディと同じで各種メーターが映る液晶画面が切り替わって表示される形式)の地図がアメリカになっていた。液晶画面の多用からもアメリカ市場への迎合が感じられるし、内外装の至るところで『アメリカナイズ』な跡が見られる。IT大国アメリカで売るならば、ステアリング、ペダル、シートよりも、コンソールについたタッチパネルで、MacBookairのように各種の機能を操作したり、ナビ入力を音声対応にする機能も必須みたいです。アマゾンが販売・提供する「エコー&アレクサ」みたいな機能が搭載されていて『ヘイ、メルセデス』からの日本語対応でコントロール可能らしいです(三菱エクリプスクロスで採用)。ネット接続でレストランの予約、ディーラー&保険会社とスカイプ優先アクセスができるようになったらレクサスのカスタマーサービスの仕事がなくなる!?


アマ○ン無き生活をイメージできる幸せ

  メルセデスがプライドを捨ててアメリカ市場迎合。せっかく3月販売でメルセデスを大きく超えたマツダにとっては油断ができない手強い展開になりそうです。どっかアメリカのIT大手と組んで、既存の北米でメジャーなITサービス網に先乗りするって戦略もありそうですが、マツダはそういうのあまり器用にできるイメージではない。レクサスLSもメルセデスAクラスもアメリカに露骨に迎合するというならば、マツダは『逆張り』でもいいんじゃない。ネットに繋がりすぎると『破産』する人も増える。クルマには直接関係ないけど、ネット銀行を使っているとちょっと小耳に挟んだ情報を元に新規で投資信託を買って見たくなる。FXを仕掛けてみたくなる。仮想通貨を買ってみたくなる。けど結果的にサービス提供者に『利用料』を搾取され続けているだけ。


アマ○ン生活の不自由さを痛感しつつある

  アマ○ンで価格も見ないでギフトとか選ぶととんでもない詐欺に引っかかることだってある。2Lのミネラルウォーターがスーパーで80円で買えるところをネットで100円くらいなら問題ないですけど、中には800円みたいな価格設定だったり。送料がやたらと高かったり。便利すぎて生活費がどんどん増えてしまうケースがほとんどだと思います。『ネットに繋がらない』価値を訴えてもいいんじゃない。そろそろ脱アマ○ン生活でも始めてみてもいいかも。キンドル・アンリミティッド月額980円で、ルボラン、ゲンロク、モーターファンイラストレーティッド、カートップなどの月刊誌が読めますけど、福野連載だけ読んだらほぼ用なしですし、無駄に3流の小説だの漫画だの読み出したら時間がもったいないし。


クルマじゃない何かをMAZDAに期待しているかも・・・

  アメリカ発のサービスなんて大体は『消費』構造の多様化でしかない。もっと人生の質的向上に直結するサービスに金を使うべきだ。クルマも中古のスポーツカーを一台抱えつつ(不要なら手放す)、200万円台で納得できる安全なクルマを選べばいいんじゃないの。現状では頭金50万円くらいで手軽に買えて、月々のローンも5万円(36ヶ月)か3万円(60ヶ月)くらいに抑えられる日常用のモデルがあればいい。本来ならこのポジションの代表的なモデルとしてアクセラが来るべき。しかし1.5L自然吸気じゃ高速道路で使えない。よってマツダのベストバイはCX3の2Lモデル。あるいはホンダのグレイスHV辺りがいいかも。すでにデザインの原型が公開されている次期アクセラですが、グレイスもシビックも、それから新型カローラ・ハッチバックにも影さえ踏ませない「斬新な企画」を期待して待ちたいです。新型カローラ買うならもう1年待ってみた方がいいと思いますよ。
  




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2018年04月26日

次期アクセラが蹴散らす予定のCセグ事情



メルセデスAクラスセダン 

  北京モーターショーでこれからのメルセデスの『拡大』政策を担うAクラスセダンが発表されました。メルセデスの2017年の中国市場での販売は、前年比25%増というメチャクチャな数字を叩き出していて、5年連続で2桁増を記録。いよいよ中国王者アウディの陥落も近いらしい。英国トップギア誌にはあと数年のうちにCセグは完全にドイツプレミアムが支配するゾーンに変わるとショッキングな予言がありましたが、10年前にDセグの大衆ブランドが欧州市場で崩壊して、いよいよCセグにそれが及ぶという見立ては妥当かもしれません。

マツダの生存戦略

いよいよマツダにとっては『勝負』の時が迫っています。2002年の登場以来グローバルで大評判だったアテンザの欧州地盤は、3世代目の現行モデルに至って間も無く跡形もなく消滅しました。アクセラの設計を引き延ばして使うといういかにも大衆ブランドらしいアプローチからくる作り込みの甘さを欧州市場に完全に見抜かれてしまった・・・。決してアウディA4やメルセデスCクラスにシェアを奪われて駆逐されたというわけではなく、セダンを選ぶ人が全体として徐々に減っていく中で、プレミアムブランドのDセグは利益率で生き残りができるけど、マツダ(アテンザ)やプジョー(508)は存続が難しくなっているというだけの話です。

Dセグの次はCセグヘ・・・ゴキブリの繁殖力は異常

プジョー508の新型は4700mm程度までサイズダウンして、再びドライビングプレジャーを追求するハンドリングマシンへと回帰するようですし、マツダも次期アテンザは大変身が予想されていますが、現状ではDセグはプレミアムブランドによって陥落。さらに拡大を狙うメルセデス、BMW、アウディは、完全にCセグに狙いを絞っている。CX5と並んでマツダの主力であり、グローバルで40万台(年間)を維持しているアクセラのシェアを奪いにきている。厳密に言えばVWゴルフ、ホンダシビック、トヨタオーリスのシェア(いずれもアクセラの2倍程度で全セグメントでも最大級)を狙っているのでしょうけども、メルセデスAクラスセダンの公開は、いよいよマツダに存亡の危機なのでは・・・。

アクセラへの期待

アクセラがどう変化したら、自分は買おうと思うかなー・・・。なかなか実現は難しい部分もあるでしょうけど、同じCセグで興味が持てたモデルといえば、シビックとメガーヌ。自分ではミーハーだとは思っていないのですが、どちらもFF最速のスポーツグレードを看板にしているモデルです。シビックは上のセグメントを喰ってしまう洗練度の高さ、メガーヌは競争を避けたのかドライバーズマシンに振って個性を追求してきました。どちらもアクセラやゴルフより後から出てきただけあってエッジが立っているし、欲しい車がなくて悩んでいるクルマ難民をうまく飲み込む設計だと思います。Cセグの売り方が変わってきたのか!?

メガーヌとシビック

ルノーもホンダもCセグの『競争の厳しさ』と『可能性』を十分に理解した上で、トップシェアを狙うのではなく、『選んでもらえる』個性を重視した付加価値の高いモデルを作り、適正価格で納得して買ってもらうことが大事なんですね。日本市場で人気のゴルフ、Aクラス、1シリーズ、A3のドイツ勢にも言えることですが、ハイスペックなモデルで目立つことはやっぱり必要かも。

シビックに勝つための『MAZDA3GT』

シビックのように高品質路線を行くならば、北米で販売している『MAZDA3GT』と同じ、2.5Lガソリン(自然吸気)ユニットを搭載する必要がある。日本市場だと露骨に自動車税が高くなるので、一般ユーザーには敬遠されてしまうだろうけど、一部のクルマ難民は寄ってくるだろう。アクセラは発売当初から『2.2XD・Lパケ』を看板グレードにしていたが、ディーゼル車に乗る文化がほとんどなかった日本市場でいきなり出てきても買う側も困惑してしまう。高品質路線ならば、そこまでアクロバティックなモデルではなく、2.5Lガソリンエンジンの余裕のある出力を使ったグレードの方が上質な乗り味に感じるだろう。

『高品質』と『エンスー』の仕分け

2.5Gと2.2XDを2トップに据えたブランディングも有りだったのでは!?シビックのような2.5Gと、メガーヌGTのような個性の強い2.2XD。とにかく日本市場で他にないものを作り続けていけば、クルマ難民が選んでくれるはず。実際のところ『アクセラ2.2XD』は確かにエンスー的な選択の余地もある。しかし実際に検討してみると、マツダがケチなことやってたりします。おそらくアテンザを売るためなんでしょうけども、当初は300万円オーバーのLパケのみの設定でした。300万円出すならアテンザにしておこうって思うよね。しかもアクセラのLパケは助手席にパワーシート機能がつかない。デートカーを想定すると欠点が・・・。

現行アクセラが残念な理由

アテンザよりも静粛性をワンランク下げたために、某雑誌の実測値でも、試乗時の体感でもVWゴルフと同等くらいの静粛性しか出てない。アテンザクオリティを追求すれば、レクサスCTやクラウンに匹敵する静粛性が実現できたはず。ブレーキ性能もアテンザと同等の100km/hフルブレーキで39m程度が可能なのに、ゴルフやAクラスと同じくらいの43m前後に抑えてある。全てはコストに勘案した結論なんだろうけども、マツダに『妥協』は似合わないって・・・。

全く展開が読めない・・・

新型アクセラは、エンジンにコストをかけるので、VWと同じくリアをトーションビームにするとのこと。もちろんAWDはマルチリンクだろうけど、SPCCIユニットが発揮する常識を超えた燃費性能にさらにインパクトを与えるために、リアサスを軽くして車体重量を抑える作戦なのだろうか!?それとも駆動輪でもないのにマルチリンクを与えることで余計な摩擦が発生してエネルギーロスにつながるからだろうか!?Cセグ車を平気で250万円で売ってくる今時のプレミアムブランド相手に、『価格』や『燃費』で勝負するのはどうなのだろうか!?『魁コンセプト』のエクステリアに加えて、上質なロックアップ式トルコンATが全車についてくるマツダは、やはりシビックのような上質なモデルを超えて行く道しか残されていない気がするが・・・。



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2017年10月28日

アクセラ・コンセプトモデル 東京モーターショーとマツダの決意!?

  「pen」の自動車特集号が面白かった!! もしかしたらマツダが協賛している企画なのかもしれないけど、さりげなくマツダの『領域』が多ジャンルに広がっていることが再認識できます。一般雑誌なのでとりあえず一般読者の関心を大いに引っ張るモデルしか出てこないのですが、「当たり前」のように次々に出てくるマツダ車。それでも主役級は『個性』を重視したデザインを好むアルファロメオやランドローバーの「勝負デザイン」モデルであり、それらがズラズラと並べば、その眩しさにはあの端正なアウディも軽く吹き飛んでしまうくらい。時代はどんどん変わっていますね。

  決して現行マツダのデザインが新しいトレンドを生み出すくらいに抜きん出ているとは思わないですけど、不思議な安定感がありますね。とりあえずマツダ車を構図の中に入れておけばページ全体に華やかさが増すのでしょうか!? マツダ以外にもボルボ、メルセデス、シトロエンの安定感でページの大半を埋めているから、アルファロメオやランドローバーのアバンギャルドで奔放なデザインの良さがしっかり伝わる。あれ!?引き立て役じゃん。いいんですよ。もはやBMW、アウディ、レクサスではその役すら務まらなくなっているから。

  トヨタCH-Rのように後部ドアハンドルをピラー近くに隠して配置するデザインなんて2010年頃にすでにアルファロメオは使っていたわけで、トヨタのような大手メーカーも前衛的なデザインを用いるブランドのエッセンスを貪欲に吸収しています。パクられたアルファロメオはトヨタのさらに先へ進むべくさらに革新的なデザインで尖っています。もっともアルファロメオだから、ランドローバーだから許されるデザインでもあるわけですが・・・。マツダもこの2ブランドのジュリアやヴェラールが相手では、他の日本メーカー同様に「おとなしい」部類に入る!?

  2012年以降のいわゆる「魂動」というデザインテーマの良し悪しは別として、1960年の4輪車本格創業から一貫してマツダは、生産モデル一台一台のデザインに「作品」としての熱を込めてきたメーカーだと思います。欧州メーカーで同じような立ち位置なのが、アルファロメオであり、ランドローバーであり、ジャガーなのかな。欧州のライバルが奔放なデザインを次々と発表する中で、いよいよマツダも「優等生」デザインの殻を破る時が来たのか!?・・・ということで東京モーターショーに新しい市販車コンセプト「魅」が登場しました。

  このコンセプトカーが次期アクセラのベースになるようですが、イマイチ不発に終わった現行アクセラを払拭するためにも、このコンセプトカーの『全高1375mm』をそのまま変えずにそのまま市販化してくるかもしれません(現行は1470mm)。サイズは5ドアのVWシロッコくらい!?あのクルマはかっこよかったよなー。Cセグハッチバックが欧州市場の中心だったのはもう昔の話で、販売台数が伸びているのは小型SUVか、WRC車両ベースが揃うBセグモデル。あのVWゴルフが行き場所を失いつつあるとの見方もあるようです。(0-100km/h4秒台に突入した)ゴルフR以外に「伸び代」があるのか!?

  メルセデス、BMWが相次いでCセグに参入し、派生モデルを増やしたところ、色々なことがバレました。既存勢力であるゴルフ、フォーカス(アクセラ/V40)、カローラ(オーリス)、シビックの4大ファミリーには、それほど熱心な支持が無かったこと。市場が硬直したものと勝手に決めつけたこれらのメーカーはCセグ開発への情熱がそもそもあまり無かったことなどなど。カーメディアは勝手に「Cセグは欧州激戦区」と称していますが、蓋を開ければ「つまらないクルマのオンパレード」でしかなかったわけです。その中で着実に販売を伸ばしたのはメルセデスCLAだけ。メルセデスがブランド力にあぐらをかくことなく、顧客目線で創造性をフルに発揮した結果アメリカでも日本でも売れた。

  日本に凱旋したシビックもセダンは全長4600mm超えでF30系3シリーズとほぼ同じサイズのクルマになっています。Dセグ代替のCLAとシビックセダン。あるいはスポーツなゴルフRとシビックtypeR。Cセグが輝ける道筋はどうやらこれらのモデルがリードしているようです。マツダが掲げた「ディーゼルもハイブリッドも」というマルチユニット戦略は完全にスベった。やはり手を入れるべきはエンジンではなくボデーだった。もともと燃費が悪くないサイズですし、箱さえ進化させればあとは1.5Lターボでも十分なのかも!?

  GJアテンザもCX3もNDロードスターもデザインで攻めたのに、なんでBMアクセラは停滞してしまったのか!?マツダこそが率先して「ペルソナの復活!!」とばかりに妖艶な4ドアクーぺ化したアクセラセダンを作るべきだったのでは!?しかしもう終わったことをくよくよしていても仕方がないです。メルセデスとホンダに牽引されているマーケットを再び奪還するための次期アクセラなわけです。そしてでてきたデザインは・・・シロッコ!?いやいやこれはリーマンで無念に消えたアルファ・ブレラの復活ですわ。

1970年代初頭に勃興したCセグハッチバックのデザインを、初代ゴルフで決定づけたのがジウジアーロであり、その遺作になりそうなのがアルファ・ブレラ(Dセグハッチバックだけど)です。ジウジアーロとその日本人ビジネスパートナーであった宮川秀之氏の活動(カロツェリア・イタルデザイン)の出発点における最大の理解者が松田恒次社長であり、イタルデザインの初代パンダと5代目ファミリアが1980年に奇跡のシンクロを起こして登場し、その後のCセグデザインを決定づける、など『浅からぬ縁』があり、そのストーリーのフィナーレを「魅」のデザインに込めた。そんな予感があるんですよ・・・。さてアクセラセダンはどんなスタイルになるんでしょうか!?





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2017年09月02日

アクセラセダン1.5Lディーゼル追加で・・・

  CX3の2Lガソリンモデルの追加に続いて、アクセラセダンにも新たに『1.5Lディーゼル』(ATのみ)が登場しました。今更ながら『無かったんだっけー』って感じですけど、いざ追加されてみると、これがジャストなユーザーも結構多いんじゃないの!?って気もしますし、これは案外面白い存在なのかもしれない!?停滞気味のアクセラの新しい魅力が出てきそうな予感もあります。

  CX5、CX3、NDロードスターなどのモデルに話題を持って行かれてますが、マツダのラインナップの礎となっているアクセラは、そのサイズは小さ過ぎず・大き過ぎずで非常に汎用性に優れています。高速道路を安心して走れて、小回りも利くマツダ車を真面目に選ぶならば「アクセラ一択」なのかも。・・・『ジャストサイズ』で、しかも『エンジン』や『デザイン』といった有効なマテリアルを持つのになぜ販売がイマイチなのか!?営業が下手くそ!?

  3代目となった現行アクセラ(BM型)の発売は2013年でした。フランス車みたいな先代(BL系)のコミカルな風貌から、一転して端正でドイツ車みたいな造形になり注目を浴びましたが、主力エンジンは「フル・スカイアクティブ」となった自然吸気ガソリンの1.5Lと2.0L。飛び道具になる予定のディーゼルとHVはあまり売る気がなかったようです。「トヨタから提供されたユニットのマツダ車ってどんなジョークだよ!!」ってみんな思ったはず。残念ながらこの辺からケチが付いてしまったかも。

  最初からアメリカで売っている2.5L自然吸気の「アクセラGT」があれば・・・。1.5Lを手軽な価格で捌けばいい!!という見通しは、マツダの目指すブランドコンセプトに果たして合致していたのか!?苦しい台所事情を抱えたメーカーに、完成度の高いブランドイメージの構築なんてのは無理。現実的な価格設定のまま「デザイン」だけでクラスの頂点には立てる!?と思っていたでしょうけども、まさかの「余裕」のあるスバルにレヴォーグなる高価格帯のクルマをバカ売りされ、完全にアクセラは日陰に・・・。

  マツダの開発者としては、カーメディアもユーザーの含めて日本市場は「クルマがわかっていない!!」と強弁したいでしょうね。アクセラの最大の売りは、デミオやCX3とは全然違うシャシー性能です。2.2Lディーゼルを積んでもなお腰砕けにならない強靭なフットワークを理解できるカーメディアが存在しなかった!?・・・ただし一部のファンから見れば、アテンザと同等の設計になった新型シャシーの限界の高さは、間違いなく『マツダスピードアクセラ』への伏線である!!と予想してました。2.3Lターボ以来の新型ターボがアメリカで実用化された!!というニュースもあり、誰もが「ちょっと待てば出るだろう」と思ってましたが、早ければ2018年中にもFMCというアクセラのサイクルが発表され、次世代アクセラでHCCIの実用化とのこと。

  マツダが2012年以降に日本市場で主力エンジンとして考えていたものは、当初の予定からだいぶ違ったものになったのでは?「フルスカイアクティブG」として2.5L、2.0L、1.5L、1.3Lを次々と改変しましたが、売れたのはCX5に設定したディーゼル。アテンザもそのままディーゼル。そのままデミオやCX3にも1.5Lディーゼルを付けましたが、これは思ったほど売れず。ロードスター用に7500rpmの1.5Lユニットも作り、海外の大型SUV用に低速トルクに優れる2.5Lターボも作り、・・・・で次はHCCIとマイルドHV。なんかエンジンの種類と車種が同じくらいたくさんある!?・・・それなのに核となるユニットにはまだ巡りあえず。これは悩ましい限りですねー。

  ホンダのように「これからのVテックはターボだ!!」と宣言して、1.0L、1.5L、2.0Lの3タイプをはっきりキャラ分けして作る。あまりにも素っ気ない変わり身にびっくりしましたけども、やっぱり理にかなってるんだよなー。ジェイドやステップワゴンなどうまく行かないモデルも出ましたけども、とにかく「新しいホンダ」は表現できています。アクセラもインプレッサも先代と同じ排気量で代わり映えしないなー、けどシビックは久々の日本復帰というのもあってとにかく新しい・・・。

  アクセラスポーツよりもボデー剛性の高さや静粛性が期待できるアクセラセダン。マツダの実力を遺憾無く発揮できる最良のボデータイプに、もうマツダのすべてのエンジンをラインナップしたらどーでしょうか?現状では1.5Lガソリン、2.0Lハイブリッド、1.5Lディーゼル、2.2Lディーゼルがありますが、2.0Lガソリン、2.5Lガソリン、2.5Lターボそれに1.5Lのロードスター用も。「走り」を心から愛するマツダファンにはアクセラセダンを!!くらいのメッセージがあってもいい気がします。Cセグってのはどれだけ『正義』になれるか!?ってのがマーケット的には大きいですし、「フォーカス」「アルファ147」「ゴルフ」「Aクラス」「プリウス」など歴代の成功モデルはどれも、時代を味方につけてクルマ好きに支持されるモデルばかり。

  とにかくエンジンはどれを選んでも満足度が非常に高い「最高のクルマ」を目指しているはずなのに、マーケティングやプロモーションがやや中途半端な気がするんですねー。プリウスを突き破るくらいのポテンシャルはあるのだけども・・・。高性能で欧州車よりもさらにしっとりしたシャシーに、欧州車よりもこだわり抜いたディーゼルユニット。この素晴らしさを伝えるにはある程度の時間がかかります。プリウスだって今の地位まで20年かかったわけだし。

  福島と茨城を結ぶ水郡線に乗る機会があったのですが、そこを走るキハE130系のコマツ製450psの直6ディーゼルの振動がフロアから足に伝わってくる感触はいいですねー。マツダのディーゼルのようにカラカラ音はかなり低減されていて知らない人が乗ったら電車と区別がつかないくらい。駅から発進してすぐに登りだといい感じのエクゾーストが楽しめます。車両中央にあるエンジンのすぐ上にある座席に座っているだけで、なんだかディーゼル車のアクセルを踏み込んでいる感覚になれます。3時間も乗っていると、ディーゼルエンジンもいいなーって気になってくる。

  発進時のシフトチェンジもクルマに似てます。2速で60km/h以上まで目一杯に引っ張る加速。ほぼ自動車と同じフィールが楽しめます。小さい頃に乗っていた八高線のキハ35系は、電車と比べていかにも細かい制御が難しそうなアバウトな加速をしていたように記憶しますが、当たり前ですが1960年代設計のディーゼルカーと比べればディーゼルユニットも、ミッションも大幅に進化しています。

  230万円ですから『アクセラセダン1.5Lガソリンターボ』のシビックに対抗するにはコスパは十分。マツダがCセグの頂点を狙って2013年に作り出した渾身のブランド基幹モデルのアクセラですから、総合的な性能でもシビックに負けていてはいけないですけどねー。そもそもゴルフだのV40だのが出てきてCセグの定義はめちゃくちゃになってしまっている!?そこにインプレッサが鳴り物入りで参入して思いっきりスベっている・・・。もうCセグはSUVだけあればよくない!?って声も。既存のアクセラユーザーはCX5に相当数流れてますし・・・。そんなネガティブな雰囲気を弾き飛ばすようなアクセラの新展開を見たい!!それができないならもうマツダは終わりじゃないですかー!!




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↓コイツのリアランプには萌えた!!
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2017年08月15日

アクセラの存在意義!!



  マツダの最大の誤算・・・と言ってしまうと語弊があるかもしれないけど、気合入っていた割にはイマイチだったのが、従来の基幹3車種アテンザ、アクセラ、デミオでした。そしてそれを修正すべく次世代の活気的なユニットとして『スカイアクティブX』を先行発表!!ってことなんでしょうけども、うーん。新型シャシー投入で完全にずっこけたGJアテンザとBMアクセラは、もう1世代をこのまま同じ設計で展開しなければいけない状況を考えると・・・もはや不良債権化している!? そんなことはないよ!!って言いたいですけど、新しくHCCIエンジンが載るというメカ的な関心は、ほぼ全てのモデルへの恩恵ですから、今の売れ筋が変わって、これが理由でアクセラやアテンザの販売が好転するかどうかは極めて不透明です。

  スバルも似た異様な状況で、昨年に登場したインプレッサも世界最高を意図して作られたという新型プラットフォームの『SGP』を導入しましたが、まだまだプリウスの背中は遠いですねー。2017年6月の販売はXVを入れた統計で8480台。プリウスの半分にも及びません。アクセラはというと・・・1961台。これにCX5の2811台を含めても厳しい数字。トヨタ、スバル、マツダのCセグ対決は、プリウス、C-HR合わせて32264台のトヨタ、8480台のスバル、4772台のマツダという結果。まあクルマのマーケティングにおいては、『カーメディアの評価』とか『クルマ好き素人の評価』とかどーでもいい話で、結局は『プリウス』という新しいブランドを必死に作り上げたトヨタの完全勝利なんでしょうね。

  アクセラもまだまだオーリスに比べれば数倍よく売れてはいるんですけども、やはりプリウスに勝負を挑めるくらいに力が入っているクルマだと思うんですよ。しかし現実にはアクセラはマツダブランドで最も地味なモデルであり、プリウスはトヨタから完全に飛び出したかのような知名度を誇っています。かつて『ファミリア』というマツダよりも名の通った存在があったっけなー。やっぱりマツダはもっと個々のモデル名を轟かせなきゃダメじゃない? 「あのアクセラってどこのクルマ?」「マツダだよ」「へー!?マツダっていいクルマ作ってるんだね」・・・これくらいが(クルマの台数が出るには)ちょうどいいブランディングなのでは!?

  『マツダだからどれもいいクルマ』というコンセプトを浸透させたい!!って方針もわからないでもないですが、そんなことをやってるブランドはマツダ以外にはどこにもないんですよね。日本市場で好調なブランド(国産輸入の各トップ2)を見ても、トヨタ、ホンダ、メルセデス、BMWいずれも、ブランド内に色々な品質のクルマを散りばめています。むしろ意図的に『価格差』を意識させようとすらしてる。売れ方だってモデルによってマチマチです。プリウス、C-HRもあればオーリスもある。Nボックス、ヴェゼルもあればジェイドもある。結局は全体の2割程度の売れるモデルを徹底的に育てて全体の売り上げを底上げする必要があるんじゃないの!?

  マツダの場合は利益を出すクルマがCX5だけになってしまった!!確かにあのクルマはすごい。日本だけでなく世界でも大人気らしいし。SUV作らせたらマツダが一番上手かったなんて全然予想つかなかったよ!!っていうサプライズが、かなりの呼び水になったかなーと思います。「あれどこのSUVなの?・・・え?マツダ!?」。

  あまり言いたくはないけども、『アクセラ1.5L自然吸気』176万円〜という設定はどうだったのだろう!?先代の末期から教習車として全国にバラまいてしまったことで、このクルマの『指名買い』は完全に崩壊しています。おそらく相当なマツダ好きでも『アクセラはないな・・・』という意見では!? トヨタとの共同会見でも『クルマへの愛』という曖昧な表現を連発していましたが、ほとんどレンタカー稼働しか考えていないかのような、1.5Lエンジン&176万円という『投げやり』な設計を伺わせる設定・・・。

  内燃機関の禁止!!とかもうメチャクチャな状況ですから、どのメーカーも綱渡りの経営で、叩けばいくらでも埃が出てくるだろうし、実際にK沢さんとかS水K夫さんなどの評論家が、やたらめったら既存モデルにケチをつけた結果、誰も『無くても困らない』クルマに300万円とか使おうと考える人が少なくなったのは確かだと思う。もう面倒くせーから必要最低限のミニバン(ファミリーカー)とコンパクトカーだけあればいいって・・・。結局のところマツダもCX5、デミオと法人需要を狙ったアクセラでなんとか月10000台くらい。日産もセレナ&エクストレイル、ノートの3車種でブランドの月27000台の大半を稼いでいます。ホンダも似たような状況です。

  改めて『プリウス』『カローラ』ってスゲー。そして『インプレッサ』も頑張っている。この前までは『レヴォーグ』も売れてたし。それに比べて・・・全く負けていないはずの『アクセラ』はどーなのか!? 輸入車でも『ゴルフ』『CLA』は相変わらずに1000台以上はコンスタントに売れているし。『シビック』はどーなるかちょっと読めないけど、市場のトレンドに抗う力、これこそが今の自動車メーカーの実力を測るバロメーターなんじゃ無いの!?いかにファミリー&コンパクト『では無い』モデルをヒットさせられるかだと思うんです。

ファミリー&コンパクト『じゃ無い』ランキング(2017年上半期)
<Cセグ以上のハッチバック、セダン、ワゴン及びスポーツモデルが対象>
1、プリウス91,246
2、インプレッサ41,222(XV含む)
3、カローラ38,767
4、クラウン16,142
5、アクセラ14,829


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↓この色が一番似合ってると思う。
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2017年05月20日

『進撃のシビック』 アクセラに『日本撤退』以外の道はあるのか?

  またまたオートックワンというネタ系ウェブカーメディアが、「シビックはオデッセイの二の舞!?」なんて煽りをしていますよー。オデッセイも価格の割には十分に売れていると思うのですけどねー。300万円も出せば中古で大抵の高級車は手に入ってしまう時代ですから、平均価格が400万円というオデッセイHVがそこそこに売れているだけでも素晴らしいことです。月に10000台以上も売れるクルマというのは、レンタカーやカーシェアリングなどの事業用車両として導入されているからこそ出せる数字。教習車として広まっているアクセラの停滞はどーしたもんでしょうか。

  さて「オデッセイみたいにコケるでしょう」とコケにされているシビック。・・・やっぱり売れないのかな。記事のコメント欄にも、「ホンダはもっと新しいクルマを作るべきだ!!」みたいなことが書かれてたりしますけど、10代目シビックのセダンは北米仕様が入るそうですから、これは「新しいクルマ」と言ってもいいんじゃないでしょうか。4630✖1799というサイズは、ほぼBMW3シリーズと同じですから、Dセグに分類してもいいくらいです。エンジンも北米に展開している1.5Lターボ174〜190ps前後ですから、320iと同等といっていいですし、1.5Lとはいえ直列4気筒ですから、バランサーで対処すればNVHもかなりのレベルまで押さえ込めます。

  BMWの318iが400万円、320iが500万円なのに対して、270万円くらいの国内価格が予想されるシビック・セダン。しかも3シリーズより100kg以上も軽いですから、運動性能は優位ですし、FRの3シリーズに対してシビックはFFですからキャビンスペースも広く取れます(5シリーズよりアテンザが広いわけ)。こんなにも気の利いたモデルが出てきたら、徐々に市場に浸透してきたアウディA3セダン(311万円〜)やメルセデスCLA(380万円〜)にも致命的な打撃を与える可能性が高いと思います(この2台のスペックは・・・)。

  マツダが北米で売れるデザイン『魂動』を投入して作り上げた3代目アクセラでしたけれども、2013年からの足掛け4年余りを費やしても、とうとう北米Cセグの雄・シビックの牙城を切り崩すことはできませんでした。180ps前後になるシビックのターボに対して、北米向けアクセラは155psの2Lガソリンを使うベースモデルと、184psのk2.5Lガソリンを搭載した上級グレードが2つ設定されているなど、明らかに『スポーツ』イメージが北米では強いホンダをかなり意識した設計だったのですけどねー。

  まだシビックの発売価格も発売日も正式に発表されてない段階では、時期尚早だとは思いますが、一体どこのメーカーがこの『北米チャンピオン』の日本進撃を止められるというのか!? 250~350万円の価格帯で、小さ過ぎず、大き過ぎずの4700✖1800くらい。出力は160〜200ps前後。現状の市販モデルでは意外にありそうで無いです。だから2009年発売のマークXがまだまだ基本設計そのままで売られていたり、街中にはアルファ156が多い(ジュリエッタみたいな妥協の産物はいらねー!!)。そしてホンダはこのクラスの健全な新陳代謝が進んでいないところに勝機を見出したわけです。アテンザ、アコード、パサート、ティアナ、カムリは大きくなり過ぎた!!というほどでは無いけどやや冗長な印象で、スマートさが無いかも。その分、安定感とか高級感を売りにしているわけですが・・・。アクセラセダンやインプレッサG4はなんだか「せこい」感じが否めないです。

  マツダの現有戦力を見ても、アテンザは大き過ぎて、アクセラは小さい。マークXや3シリーズを『駆除』するくらいの、走れて・気分がいいサイズのスポーティなセダンが無いわけです。結果論ですけども、アクセラ・セダンの全長が150mmほど長ければ・・・状況は全て変わっていたでしょう。最初から『教習車』ありきで4500mm程度に設計されていたとするならば、マツダよ!!ふざけるな!!ユーザーを舐めてんじゃねーぞ!!って話です。何が?プレミアムだって?そんな姿勢だから島下泰久とかいうクソガキライターに「身の丈プレミアム」なんてふざけた呼称を付けられてしまうのですよ・・・。

  それに引き換え、シビックは相当に『本気モード』です。メガーヌRS?ゴルフGTIクラブスポーツ?フォーカスST?・・・何を寝ぼけているのかなー? FFニュル最速はシビックtypeRに決まってんだろ!? パルサーNISMO?ジュリエッタ・ヴェローチェ?プジョー308GTi?MINIジョンクーパーワークス?ちょっとでもスポーツカーを気取るんだったらFFニュル最速を塗り替えに来いよ!!・・・欧州の全Cセグ車を沈黙させる暴れっぷりです。

  さらに北米では、カローラ? 日産セントラ? ヒュンダイ・エラントラ? 全部シビックのパクリじゃん。インプレッサとかアクセラとか日本のカーメディアはやたらと持ち上げるけども、アメリカじゃ全然ですよ。このクラスのクルマにとって一番大事な色気が無い!!メーカーがそんなことを想像してないんだろうね。欧州の鈍臭いターボ相手にしているぶんには、日本ではいいクルマという評価かもしれないけど、北米ではVテック自然吸気がまだまだ現役ですから、スバルとかマツダの「行き場のないユニット」では勝負にならないですよ。せめてEJやMZRくらい『意図が見える』エンジン積まないとさ・・・。

  北米でも欧州でもまさに『クラス最強』のシビックが、日本だけ売れない!!なんてことがあるのかな? これだけ越境メディアが増えていて、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランスのサイトも気軽に覗けるし、試乗動画もあらゆる国のものが見られます。今更に国沢光宏さんや渡辺陽一郎さんが売れない!!と叫んだところで、なんの影響もなさそう。270万円という価格にしてもトヨタ86やレヴォーグと同じくらいですし、この両車の売れ行きを見る限りでは、シビックも同程度にはブレークするんじゃないでしょうか?スペックもデザインも既存モデルの価値観を打ち破るだけのポテンシャルはありそうです。

  マツダもなかなか意図が伝わらない『アクセラスポーツXD』にこだわるのではなくて、北米向けの最上級グレード(2.5Lガソリン)『アクセラグランドスポーツ』を堂々と日本に入れればいいんじゃないですか。ただし第3のボデータイプがやっぱり欲しいですね。どちらも4700mm級の『ワゴン』か『4ドアクーペ』。アテンザのフルモデルチェンジで、徹底的にラグジュアリーセダンに求められる要素を詰め込んでランクを上げておけば、アクセラが少々カッコよくなっても被らないでしょうし・・・。むしろ両モデルのレベルアップの為には多少は被ってもいいんじゃないの。

  『シビックの進撃』に対して他のメーカーはどのような対策をとるのか?そして死活問題になっているマツダはどーするのか?シビックを返り討ちにするくらいの『豪快なサプライズ』があるのでしょうか?2.5Lターボ(400ps)の「アクセラMS・R」なんていう刺客がスタンバイしてないのかな?


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↓なかなかレアなアクセラスポーツXDが200万円。
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2017年01月30日

アクセラ 「2つの顔」のジレンマ

 「高速道路での衝突事故で運転していた若いお母さんと3人の子どもが死亡」みたいなニュースを見ると、ちょっとやるせない気分になります。地方にまだまだ多い対面式の高速道路で軽自動車による死亡事故。残念ですが死傷者が出るのはいつも軽自動車なんですよね・・・。「子育てに軽自動車を使うな!!(アップ、ポロ、スマート、トゥインゴ、フィアット500、パンダ、プジョー208もやめとけ)」ともっと盛んにPRしても良いのでは!?公的機関のテストによって(小型輸入車トップの)VWゴルフよりかなり高い数値安全なホンダ・フリードは、そういう意味では「子育て」にはとても良いクルマなので、もっともっと普及して欲しいです。

  各メーカーの普通車を1台だけ「衝突安全基準と使い勝手」を考慮した上で指定して、軽自動車並みに「自動車税」を安くする「子育て車特別減税制度」とか作ればいいんじゃないですか?もちろん小学生以下の子どもがいる家庭のみが対象です。エコカー減税みたいに「所得税」や「重量税」ではなく、毎年払う「自動車税」を安くするのです。軽自動車を「子育て」に使わせない!!っていうのがポイントです。

  マツダから1台選ぶとなれば、もっともリーズナブルな価格設定ながらも世界最高水準の受動安全性を確保できる「アクセラ」でしょうか。本体価格176万円で世界のトップレベルの安全!!というクルマはおそらくアクセラだけ!!192万円のインプレッサと合わせても100万円台で買えるのはこの2台だけです(シビックは200万円越えるだろうなー)。最近でも自動ブレーキに関する国内試験でもスバルや日産の各モデルを抑えてアクセラがトップに立ちました。

  評論家連中には、しばしば「VWゴルフの真似」とか言われてますけど、現行のゴルフ比べると全長が200mmくらいアクセラの方が長くなっていて、明らかに狙っているところが違うと思います。むしろゴルフの全長はデミオに近いです。何が言いたいかというと、200mm違えば衝突安全性にも大きな差が生まれるわけで、そのアドバンテージを強調すべきなのか?それともホイールベースやオーバーハングを長く取って4600mmオーバーに仕立てる「北米流Cセグ」の影響によるマイルド化を「悪」だと解釈すべきなのか?・・・この点が現行アクセラの評価が玉虫色で、人によって180度変わってしまうアヤになっています。

  アクセラとゴルフが「(先代から)ライバルではない」という事実は、別の意味でカーメディアが抱えている課題を浮き彫りにしています。そもそも仕事を引き受ける側のベテランライターにとってはCセグなんて全く興味が無いです(実際にアクセラやゴルフを買ったライターなんているの?CGの若手女性編集部員くらいしか知らん)。しかし出版社にとっては、VWとマツダという広告費をたくさん計上するメーカー(販売価格を高めに設定している)の仕事はオイシイわけで、ライターには「激戦区Cセグの両雄」みたいな脚色をしろ!!と指示しているはずです。

  北米や欧州では二束三文のクルマを日本では何とか付加価値を付けて売ろうとするから、過剰気味の広告費が計上される・・・。結果としてメーカーからカネを貰っているカーメディアは、どうでもいいクルマを必死で持ち上げなきゃいけなくなる。しかし事実を詳しく書けば書くほどにボロが出る。よってカーメディアには徹底した「オブラートの技術」が必要なのですけども、そもそも担当するライターはアクセラもゴルフも興味が無いから美点なんてなかなか思いつかない。とりあえず乗ってみると、当然ですがラグジュアリーなフルサイズセダンよりも回頭性がいいな!!みたいな素人目線になりがち。この3年の間でそんな程度の低いレビューが何度となく垂れ流され続けて、アクセラもゴルフもなんだか残念なクルマになってしまいました。

  評論家にとって都合がいいのは、アクセラとゴルフの設計の絶妙なズレで、コレをどっちの方向へレビューを書くのか?で解釈が真逆になります。たとえばインテリアの方針も違っていて、「包まれ感」重視のアクセラと、「シンプル・イズ・ベスト」なゴルフなんですけども、なぜか年配の人にはゴルフの方がデフォルトで高級に写るみたいですね(GTIでも相当に安っぽいぞ)。そういった「余計な」領域に踏み込んだ「おせっかい」なレビューは3年間一度も見たことないな・・・福野さんがルボランの「三元則」でゴルフとアクセラを並べて徹底比較をしてくれればいいのですけど、福野さん自身もこの2台の直接対決がいろいろな意味でヤバいことは当然に承知なはずです。確かCセグを8台もそろえた「三元則」の特集では1stがA3で2ndがゴルフ、3rdがアクセラ(唯一の国産車参戦)でしたっけ。

  WRCの開幕戦でいよいよトヨタのワークスチームがデビューしましたが、WRCのベース車になるBセグに近いという意味では、ゴルフのよりコンパクトなサイズが「ホットハッチ」と呼ばれるGTハッチバックのイメージにも近いです。福野さんが評価したように共通設計のA3&ゴルフが、アクセラ、1erを蹴散らして、「マシン的なCセグ」の最上位に位置されるのはある程度は納得できます。ゴルフの美点を挙げるならば、マツダのエンジニアは現行アクセラよりも7代目ゴルフのボデーを使って「次期MSアクセラ」を作りたいだろうな!!と容易に想像できる「気持ち小さめ」なサイズです。

  裏を返せば相対的に大きなサイズが現行アクセラの弱点であって、ケンスタイルなどのパーツメーカーにとっては良い素材なのかもしれないですが、フルチューンでコンプリートカーを作るには全く向いていない(と思います)。ベストカーの企画で元日産の水野和敏さんが「デザインの為だけに長いボンネットなんてバカじゃねーの!!」と一刀両断していましたが、これはどうやら巨大な2.2Lディーゼルや長い排気で効率を上げる「スカイアクティブ」の為には必要らしいです。ちょっと長めのフロントオーバーハングも直進安定性のさらなる向上に貢献しています。

  クルマの素性を徹底的に良くして、より安全で、より快適で、より効率が良いクルマ造りで他のメーカーと差をつけていかなきゃいけないマツダの良さ(アクセラの良さ)は、カーメディアを経由するとしばしば「まったく価値の無いもの」に解釈されてユーザーへと伝わります・・・。これではマツダの販売が頭打ちで伸び悩むのも無理ないです。清水(和)さんや国沢さんならともかく、あの水野さんや福野さんですら、結果的に「ゴルフ」の設計思想を小型車の「イディア」のように扱っているわけですから・・・。

  さらに厄介なことに、アクセラに目を向ける潜在ユーザーの多くが、マツダが込めた(であろう)、ディーゼルエンジンで高速をラクに巡航してキャビンスペースもゴルフよりゆったりで「包み込まれる安心感」といった、やや欧州市場寄りの設計思想には、それほど興味はなく、ゴルフGTIに象徴されるような「ホットハッチ」的な姿を望んでいたりするわけです。早くMSアクセラをターボで出せ!!って。

  もしかしたらマツダの内部もアクセラの方向性に関しては頭を悩ませているのかもしれません。今のアクセラのポテンシャルに、歴代のマツダが発揮してきたデザイン力を注ぎ込めば、「徹底的に安全設計なシトロエン(みたいなクルマ)」として、安心して子育てに使える愉しいクルマだって作れる自信はある。けれども現状のユーザーの多くは「ゴルフGTI」のマツダ版を望んでいる・・・。CX5やCX3があるのだから、徹底的にスポーティに作ってもいいのでは!?という意見もあるのかも。・・・ゴルフやフォーカスとともにフェードアウトするアクセラになるのか!?それとも!?





  
posted by cardrivegogo at 18:39| Comment(0) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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