2017年08月10日

『マツダに嫉妬』した社長の複雑な事情。

「マツダとの提携で得た一番大きな果実は、「クルマを愛する仲間」を得たことです。そして、「マツダに負けたくない」というトヨタの「負け嫌い」に火をつけていただいたことだと思っています。本提携は、クルマを愛するもの同志が「もっといいクルマをつくる」ための提携であり、「未来のクルマを決してコモディティにはしたくない」という想いを形にしたものだということです」(トヨタ・豊田章男社長のコメント)

マツダとトヨタのより大規模で包括的な提携が発表されましたが・・・そもそもの中身は自動車好きが身を乗り出して大興奮するような話ではなさそうです。無機質なステートメントから見えてくるのは、
@トヨタ、マツダがカリフォルニア州などでの販売を継続するために義務付けられるEVの開発。 
Aアメリカ市場でのトヨタのやや弾力的な需要に応えるために、スバルの工場に続いてメキシコにあるマツダの北米拠点をトヨタブランド向けの生産ラインとして活用する。 ・・・ある程度は想定の範囲内でのことで、何ら新しいものではないです。この合意の本当の意義は、トランプ政権の初動を見極めつつ、今後の米国議会でのロビー活動において、トヨタがマツダのケツ持ちになりますよ!!といったところなのかも。

一部のカーメディアでは、「マツダの独自性が失われるのでは?」などと、やや過敏なまでの問題提起をしていますが、そもそもトヨタに取り込まれて独自性が失われたメーカーなんてあったの!? M&Aにあまり積極的ではないトヨタに対して、VW、ルノー、メルセデスそしてひと昔前のフォードやGMは、他国の経営難なメーカーを買い漁ってました。特に欧州中心主義を振りかざすVWやルノーはやりすぎとしか言いようがない虐待を加えて、スズキ、日産とそれぞれモメる羽目になりました。それに対してトヨタは自らが成長するためというよりも、業界全体の安定的な成長と発展を考えて、スバル、ダイハツ、ロータス、BMW、マツダ、スズキとの資本や技術の提携を進めてきました。果たしてこの6メーカーは独自性を失っているのか!?・・・1つだけやや怪しい?トヨタ路線の合理主義&燃費向上に励んでいるようですけど、他の5つのメーカーはまだまだ十分にキャラが立ってます。

マツダが経営合理化を測って、トヨタとシャシーを共通化したところで、それが自らの存在意義の否定であることは誰の目にも自明。そういうどーでもいい次元の話を永遠にこじらせるのがカーメディアさんのお仕事なんでしょうけども、ちょっと面白いのは・・・トヨタとの協業発表!!というタイミングに至って、何やら『マツダの独自性』とかいう神秘的なものの存在を肯定し始める。初代アテンザが世界で150以上ものCOTYを受賞した意味すらわかってないし、その事実を報道すらしないし、ちょっと違う局面になるとマツダの『吹けば飛びそう』な経営だと失笑しているのに・・・。

より前向きにトヨタとマツダの技術提携を評価するならば、マツダにとっては喉から手が出るほど欲しい『開発用リソース』を、あまり乗用車向けに振り分けなくても開発可能になることで、よりエンスー向けなモデルの開発へとリソースを回せるってことになるなーって思いますよね。でもマツダがNSXやGT-Rみたいな『メカ全開』のクルマを作る!!っていう想像は絶対に間違っていると思います。NSXは『飛行機』や『スーパーカー』を作るというホンダの筋道を構成する1台ですし、GT-Rもルノー日産グループを代表する『スーパーカー』への飛躍を意図して作られてます。あくまで『スーパーカー』というイディアを現実化する・・・という段取りのクルマづくりがされています。レクサスLFAなんかも全く同じ構図。

世界のマツダファンが求めているものは、そーではない!!マツダには存分に『変なクルマ』を作ってくれ!!って思っているんです。フェラーリ的な何か!?あるいはポルシェ911的な何か!?を作ることは、どんな無能なメーカーにだってできる!!(決してレクサス、メルセデス、BMWとは言ってませんよ!!) 新興国にだってそんなメーカーは腐るほどあるし、中国やアメリカでモーターショーが開かれれば、フェラーリやポルシェの『そっくりさん』があちこちに登場します。もはやそんなブランドに存在価値なんてないって!!(決してレクサス、メルセデス、BMWとは言ってませんよ!!)

世界に不足しているのは『山師』。かつて『初代MPV』、『5代目ファミリア』、『ユーノス・ロードスター』などを掘り当てて、日本を軽く飛び越えて、創業100年とかの歴史を誇る欧州ブランドにまで多大な影響を与えた、『バカ全開』なモデルを本当に作ってしまうメーカーが足りないんじゃないの!? ちょっとマツダに苦言を呈すると、CX8みたいにそこらじゅうでモロ被りするような地味なクルマに期待しちゃいかんのです。すっかり地味になったアクセラのエクステリアに、個性的かつ機能的な大掛かりなパーツでも付けてみてよ。ガルウイングとかさ。

豊田章男社長が「マツダに嫉妬する」と表現したものは・・・。C-HRとカムリの件でしょうか。マツダのシェアを露骨に取りに行ってしまいましたけど、バックアップするから心配しないでね!!世界にその名を轟かす巨大企業のトップともなれば、同業他社からもしっかりと尊敬される行動をしなければならない。トヨタだけが儲かればいい!!という時代でもない。トヨタの独占によってマツダ、三菱、スズキが次々と消滅する可能性は結構高い。トヨタだけが生き残ったところで自動車産業は終わり。倒産した日本メーカーの残骸をどっかの国の資本が買いあさってしまえば、トヨタ単独ではもうどうにもならない。中国リーグの連合軍を名古屋グランパス(J2)で迎え撃つみたいなもの・・・。

絶妙なパワーバランスの中で生きながらえることがちょっと保証されたマツダ。果たしてこのチャンスで『最後にひと花』咲かせてくれるのかな!? マツダの奇跡は得てしてこういう時に起こる!!初代アテンザ、初代CX5と同じ状況になってきたかな・・・!? 魅惑のFRサルーンでも作るのか!?




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2017年08月04日

マツダブランドが他より優れているところは!?

  2012年から『新しいマツダが誕生しました!!』と言わんばかりに、執行部の暴走が目立った5年が経過しました。確かに当初はドン底で、フォードから離れてやっていけるのか(まあ無理だろう)!?みたいな空気がありましたが、マツダの支えを無くしたフォードの方が転落していく始末。旧世代のマツダが見せたV字回復の口火を切ったあのマーク=フィールズがフォードのCEOの座を追われるなんて・・・時代はすっかり変わっているんですね。

  藤原常務のインタビューを読んだりすると、まるでそれ以前のマツダを全面否定するようなグイグイ感には、正直言って少々ついていけないのですけども、それまでのフォードの影響が強った時代に溜まった鬱憤を晴らすかのように、刷新に次ぐ刷新が続いています。ちょっと息切れかな!?と思わせる期間もありましたが、ほどほどのスピード感でなかなかスケールがデカい変革を打ち出しています。当初からマツダが訴求する新しい『いいクルマ』のコンセプトがそのまま等身大でユーザーに伝わったのかはわかりませんが、最初に発売したCX5がグローバルでは今も大ヒット驀進中で、今では『グローバル40万台/年』を達成する唯一のマツダ車になりました(唯一の稼ぎ頭)。

  いつも上から目線で恐縮ですが、走り出して5年が経過した『新・マツダ』は同時期のライバルと比べてどれだけ相対的に優れているのでしょうか!?例えば『Vテックターボ』に舵を切ったホンダや、『世界最強プラットフォーム』を掲げるスバル。あとは日本、ドイツのメーカーを相手に大勝負を挑んでいるボルボやPSA辺りと比べてどーでしょう!? ホンダ、スバル、ボルボ、PSA、マツダの直近5年間で最も成功したモデルは、文句ナシで『CX5』だと思います。追い詰められた時のマツダは凄い!!の例に漏れず、株価100円以下の『ドン底』時代に放った強烈な1台でした。

  早くも二世代目に突入して、5年目タイミングの乗り換え需要を拾うべく準備万端のCX5ですが、2台以上続けて同じボデータイプを選ぶ人はそれほど多くない気が・・・。BMWやメルセデスが囲いこみのためにひたすらにバリエーションを増やしてますけど、マツダもアクセラの「グランクーペ」や「シューティングブレーク」のような(商標をパクってはいけませんけど)クロスオーバーを追加して、対応していかないとなかなかマツダに乗り続けてもらえないと思います。マツダのキャラを考えたならポルシェやジャガー、アルファロメオのようにスポーティで高回転なユニットを用意して、こだわりを見せて欲しいですが、現状ではメルセデス、BMWのような「ハリボテ」車による商売になっていて、客層もどんどんそちらへ寄っていってる気が・・・。

  いよいよ来月にはプレマシーとビアンテの販売が終了して、CX8が登場するみたいですけども、3列シートのSUVが月に3000台とか売れたら、またまた快挙です。エクストレイルやエクシーガといった3列目が狭くて貧乏くさいモデルは全く存在感を示せてないですが、マツダの一風変わったブランドの魅力があれば、スバルや日産では訴求できない層にまで届くんじゃないの?失礼ですが、日産やスバルのディーラーの客っていつ行ってもジジババばっかりだから3列SUVなんて売れるわけがない。逆にマツダにはジジババは寄り付かない(ウチのお袋も偏見を持ってる)。予想外に届くかも・・・アルファードが高すぎる!!って層に。

  4900mmのSUVがそう簡単に売れるか!?という意見もありますが、アルファード/ヴェルファイアが数年前には月に20000台とか売れてましたから、全長が売れない問題にはならないでしょう。あとはこの5年で『新・マツダ』が訴えてきた、妥協しないグローバルサイズがもたらす、ラグジュアリーなドライビングスペースが、ステータスシンボルとして成功を収めた旧世代アルファードに群がった『見栄っ張り』な人々の感性に響くかどうかです。一部の人々から評判が悪いアルファードですけども、『居住性の追求』という意味では非常に合理的なモデルです。アルファードが1泊3万円のホテルなら、プリウスやVWゴルフなどは1泊5000円程度だと思います。

  『新・マツダ』の各モデルが特に力を入れて追求しているものが、まさに1泊の単価を高くするための工夫です。貧乏くさいクルマは、マツダのラインナップにはありません!!デミオ、CX3、アクセラ、CX5、アテンザ、ロードスターの各車共に、クラスの平均よりは高い水準(単価)をマークしていると思います。デミオだったらクラス平均が2980円のところを4500円くらいはある。アクセラだったらクラスは5000円平均のところ6500円くらい。レンタカーの12時間の単価みたいですね。アテンザなら2万円くらい!?CX8なら3万円くらいは達成できるんじゃないの!?『新・マツダ』はともかく他の日本やドイツのブランドと比べてもインテリアをスペースで勘案するセンスは優れていると思います。

さてライバルブランドを含め、5メーカーを評価(5段階)すると、
@ホンダ・・・居住性3、エンス度4、オリジナリティ4。
Aスバル・・・居住性2、エンス度3、オリジナリティ2。
Bボルボ・・・居住性4、エンス度3、オリジナリティ3。
CPSA・・・居住性3、エンス度2、オリジナリティ3。
Dマツダ・・・居住性5、エンス度2、オリジナリティ2。
まあ10月の東京MSでは、マツダがエンスーとオリジナリティをもっともっと伸ばすような新企画を公開してくれるでしょうから、楽しみに今後の展開を待ちたいと思います。




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2017年07月25日

マツダとは・・・フロッシュでありグンゼでもある。

  昨年から幕張メッセで開催されている「オート・モービル・カウンシル」ですが、今年も無事に第二回が開催されるみたいです。第一回となる昨年の主役は完全にマツダでした!! そもそも歴史あるメーカーのクルマ文化を表現するイベントで、どれだけたくさん車を売って儲けたか?ではなくて、どれだけストイックに独自の哲学を貫いたか?を基準にすれば、マツダは世界でもポルシェと並ぶ存在で、半世紀もスポーツカーを絶えることなく継続させてきました。

  ポルシェ不在の会場なら、当然に中央奥の『玉座』のポジションがふさわしい!!と開催者も考えていたのでしょう。そんな晴れ舞台にどこよりも立派なブースを用意し、その傍にはイタリア伝統のスポーツカーチューナーのアバルトを従えていました(124スパイダーお披露目でした!!)。マツダは展示台数も最も多く、コスモスポーツからRX-VISIONまでずらり。

  他のメーカーはトヨタ、日産、ホンダ、メルセデス、ボルボ、スバル、フェラーリ、フィアットなどが参加していましたけど、メーカーブースよりも、クラシックモデルの即売会が個人的には面白かったかも。ロータス・エランやフィアット・ディーノがサラリーマンでも手が出せそうな価格で売られていました。

  マツダはやっぱりもっともっと『自意識』を高く持って商売すべきだよ!!ディーラーの建て替えが、たまに揶揄されて、K沢さんをはじめ『マツダは高いよー』とくりかえし主張している評論家なんて無視してればいい!!奴らは単にあれこれバズりたいだけの『意識高い系』と呼ばれるお節介な集団。K沢さんに限らず、ちょっとずつではありますが、神経質な輩がとにかくウェブで騒げばいい!!と思っている世の中へと急速に変貌していますよねー(現職国会議員がサッカーファンに喧嘩売るってさ・・・)。『歩きスマホ』までやってしまう非常に勤勉な人々が、話題のパワースポットとかに我先に殺到したり、とにかくビジュアル重視で話題性オンリーな新感覚業態の店舗に列を作るのが当たり前の景色になって来ているー。マツダにとっても同じことが言えますが、騒がれたもの勝ち!!

  インスタグラム的にイケてるクルマランキング!!みたいなものがあったら、500万円以下部門はマツダの独壇場じゃないの!?CX3とRFの二枚看板は強力!!ライバルはMINI、FIAT500、VWザ・ビートル、シトロエンC3、プジョー3008、メルセデスGLAくらい!?・・・少なくともトヨタの『ビューティフル・モンスター』には負けないって!!デザインは悪くないけど、あのコピー考えたヤツが全てを台無しにしている!!それともあれは『あえて』の作戦なのかも!?とにかく「僕の愛車はビューティフル・モンスターさ!!」なんてインスタできる人は、お笑いやノリが良くわかっていますねー!!

  マツダは「デザイン」でもっと大きな価値を発揮できると考えているようですが、もうそれもマンネリでして、それなりの価格のクルマのデザインが優れているなんて、もう当たり前のことです(デザインなんていくらでも買える)。レクサスLSもカムリHVもそうですが、トヨタだってセダンをかっこよく作るのが『デフォルト』になってきています。このままいったら・・・3ナンバー化するカローラセダン(アクシオ)の次期モデルはどんな刺激的なデザインになるのか!?(年内発表らしい)

  それでも新型セダンのデザインは、蓋を開けてみるとどれもこれもなんだか似たり寄ったりで、あまり個性がないなー(ダサいことはないけど、どれでもいいかも)。それだったら『ビューティフル・モンスター』という自然発火系のネーミング・テロでも起こして、なんとか市場に爪痕を残す姿勢が大事かも・・・でもプライドが高いマツダにはさすがにこれは真似できないですよねー。しかし困ったことにFMCから3~4年も放置されるとすぐに時代遅れになる。特に中途半端な車格のセダンは・・・。『かっこ悪い』とストレートに表現するとちょっと語弊があるので、『インスタ的ではないセダンランキング(日本市場市販車)』という名目で『精査』すると、あれれー!?ホンダ・グレイス、日産シルフィ、レクサスHS、SAI、キャデラックATS、BMW3シリーズ、メルセデスCLAといった『強豪』を押しのけてアクセラセダンがトップに立つのか!?

  これはいかんですなー。マツダももっとなりふり構わずに、バズられる存在にならなければ!!アクセラには明らかに話題性が足りなかった。いや先代モデルの影響力はかなり高かったので発売直後は盛り上がっていたけど、アテンザやCX5の販売に配慮してマツダが放置してましたねー。その果てに『高くて売れない』とかクソつまらないネタにされてしまっている現状は本当にダメですねー。もっともっと広告代理店に『真面目にやれ!!』と発破をかけるべき(あるいはマツダの判断ミス!?)。それこそ優秀なエージェントを使えば、ディーラー前に行列ができるなんてことも可能じゃないの!?まだまだ日本も1日平均で7000台も乗用車が売れている国ですから!!

  とにかくウェブ上のメディアに『自然に』映り込むことが大事です。K沢さんが「うんいいね」とか言ってる動画にいくら登場したってイメージダウンするだけ。毎回のように動画の最後には話題が尽きて「最近のマツダはちょっと値段が高い!!マツダもユーザーのことをもう少し考えて!!」とか締めくくられて、逆噴射のダメ押しをされちゃってます。マツダ全体がこの動画のせいで『つまんない』存在にさせられちゃっているのが残念無念。

  去年のオート・モービル・カウンシルのマツダブーズに展示されていましたけども、自転車とか、小物とかマツダのこだわりで作ってみよう!!みたいな企画はすでにマツダ内にあるようです。これ本気でやったらいいと思いますよ。マツダがクルマ作りでしばしば見せるような、こだわり、上質、ハイセンスな造形をもっともっと表現したいならば。CX5・Lパケのレザーがとっても上質なのだから、そういう製品がほしいユーザー層に、本革でバッグやシューズ、サンダルも作ってみては・・・。別に目新しいことではないです。ポルシェやBMWはとっくにやってるし。

  できれば車内に常備するアイテムを全部マツダの『PB』で出して欲しい!!それをディーラーで頒布したり、アマゾンや楽天で売ってみては!? ティッシュ、眠気覚しミント、眠眠打破、ファブリーズ、スマホ用のケース/ホルダー/インカム・・・これだけじゃ焼け石に水だな。やっぱりクラッチバック、ショートパンツ、サングラスといったファッションアイテム・・・いやいやもっと過激に!!サンバイザー、グーグルグラス(すでに廃止されている!!)それくらいの破壊力あるアイテムで勝負しないと「インスタ的」ではないな。マツダのサンバイザーがかっこいい!!ってそれを買いにディーラーに人が押し寄せる!!

  つまり「マツダにはどういうブランドになって欲しいか!?」なんですよ。・・・やはり「クオリティ」ですよね。最近ではネットで服や靴を買う機会も増えました。実際に届いたものを開けると、その買い物が『大満足』か『大失敗』なのかがすぐに明らかになります。1度2度と失敗すると、いろいろ学習してきます。店舗で売られている時以上に、アパレルのブランド力が問われる時代じゃないですか!?なんか手軽なファッションアイテムをアマゾンで探す時は、『◯◯◯ メンズ』ってブランド名で検索します。おかげでクローゼットの中身が同じブランドばっかりになる!!パンツは必ず京都府のあのメーカーです!!

  マツダも自動車業界に置いては、『検索』されるブランドになりつつあると思います。あとで後悔したくないので、マツダかポルシェしか買わない!!まあそういう時代ですよ。モノが溢れていて、経済的にバイアスをかけてデフレを必死で抑えている、なかなか笑えない状況。欲しいものがないからお金ばかりが余る。大型スーパーには似たような商品がずらり。いちいち工場の所在地とか見るのめんどくせー。買い物のたびに悩んでいたら疲れちゃうし時間の無駄!!信頼できるブランドのものをさっと買ってくるのみ!!食器用洗剤からポテトチップスまで生活必需品には『ブランド』が必要だ!!



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↓マツダもこういうアイテムを作ることがブランド作りに役立つと思いますが・・・
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2017年07月14日

結構まじめにマツダ愛を訴えてみる・・・。

  『SUV比率45%』これは戦略なのでしょうか!?それとも追い詰められた結果の数字なのでしょうか!? なんだかマツダというメーカーの『輪郭』がややボンヤリしてきました。このままいくと5年後のラインナップはどうなっているのかなー。『CX5』『CX3』『CX8』『ロードスター』『ロードスターRF』の5車種はともかく、本来の基幹となるべき『アテンザ』『アクセラ』『デミオ』は生き残っていけるの!?

  2017年5月の登録車販売台数で久々にスバルがマツダを追い抜かした!!と報じられました、さらに続く6月はスバルに2000台もの差をつけられ、さらに後ろからスズキが迫っている状況です。あくまで軽自動車を含まない数字です!!スズキのわずかな白ナンバー車ラインナップにも抜かれるのか!!スズキも新型スイフトが大ブレーキで決して調子がいい訳ではないのにー。マツダもCX5の供給が滞っていて4月9609台なのに5月2279台で、何やら生産上のトラブルが発生したのでしょうけども、いちいちムカつく『ベストカー』には散々書き立てられてしまいました。

  ベストカー8/10号では、ご丁寧にもマツダとスバルのラインナップを逐一比較してハンドリングだのエンジンだのを論評していますが、水平対向とディーゼルでは異種格闘技みたいなものだから、担当ライターの性癖がわかるくらいの意味しかない!?

  マツダも2012年から一気にディーゼルへと舵を切っていますが、これはクルーザーっぽいCX5にはよく合っていますけど、本来シャープな走りを身上とするアテンザ、アクセラ、デミオにとっては、ディーゼル投入は『プラスマイナスゼロ』くらいだったと思います。マツダの開発者にはハッキリと新たな価値が見えていたのかもしれないですが、残念なことにそれがマツダファンには十分に届かなかった!?ちょうど今のスイフトがゴチャゴチャしていて、宙ぶらりんになっている状況に近いかも。

  どちらにせよ、K沢さんがいうように、もはやディーゼル抜きにはマツダの日本市場は立たないでしょうから、マツダの戦略に特に欠陥があるとは思わないです。かつてのボスであったフォードが尻尾を巻いて逃げ出すくらいに日本市場が『無理ゲー』なんだと思います。マツダはグローバル150万台が見えていますけども、日本市場はせいぜい15万台。2017年度にも10%以下に転落する見込みです。

  もうアメリカや中国でCX5のような主力車をどんどん売って稼いで、日本や欧州では『MINIみたいな車』を売ればいいんじゃないですか!?日本で絶好調の輸入車ブランドといえば、MINIとジープですけども、どちらのラインナップも『素』な感じが日本のユーザーに結構ウケてると思うんです。エンジンがあってボデーがあって、シンプルな駆動系があって、それらが全てイメージ通りにシンプルなクルマを構成しているのが、なんとも素朴でいい!!

  (実際は違うけど)メカニズムは30年前とあまり変わっていません!!みたいなクルマを、そこそこにセンス良く作れば売れるんじゃないの。マツダらしい軽快なハンドリングと強烈なブレーキングさえ備わっていれば、そこそこに運転は楽しいはずですし!!そして新発売の『CX3の2Lガソリンモデル』はこのイメージにちょっと近いかな!?と思ってます。

  マツダにはファンがたくさんいて、それぞれにイメージしているマツダの未来があると思います。例えばマツダは『DTM系』に仲間入りすべきだ!!とか。DTM系とはドイツツーリングカー選手権を戦うBMW、メルセデス、アウディのことです。ドイツ車らしい実用的なデザインを持つ高性能なGTカーを作り、その完成度を名門ブランドと競ったらマツダはどこまでできるのだろう!?ファンならみんなそう思ってますよ(多分)!!確かにマツダの理想形が見える気がする!!これは魅力的ですねー!!専用設計スポーツカーでもアテンザベースでもいいですけど、「ユーノス・コスモ」や「RX7」「RX8」みたいな憧れのクルマがあるといいですねー。

  マツダはFF車なんだから、『WTCC系』の仲間になるべきだ!!という意見も。ホンダとボルボの戦闘力が際立っているFF車のツーリングカーレース(WTCC)には、ルノー、VW、プジョー、フォードなど、アクセラクラスのFF車を作るメーカーが大挙して参加しています。マツダもアクセラベースでツーリングカーを作って、スポーティな魅力を発信することで、ブランドの中核に位置するモデルを中心に盛り上げていけるんじゃないか!?マツダ版のシビックtypeRやゴルフGTIを作ろう!!

  まあどちらもMSアテンザとMSアクセラで一度は通ってきた道ですから、その気になればすぐに作れるはずです。あとはデミオクラスのための『WRC系』というグループもありますね。マツダにはやっぱりスポーツモデルが似合う!!しかしこれらの20世紀的なマーケット手法がこれからも通用するか!?と言われたら微妙ですよね。800万円の新型MSアテンザ、400万円の新型MSアクセラ、300万円のMSデミオ。うーんなんか違うのかも・・・。

  例えば150~250万円くらいで、『ファミリア』『カペラ』の車名を復活させて、いたってシンプルなボデーとエンジンで構成すればいいんじゃないですか!?最近のマツダはちょっとクルマが複雑すぎるんですよねー。ディーゼルだけでも相当に『懐疑的』なのに、これにマイルドHVやら、レンジエクステンダーEVやら追加されてもユーザーはもう付いてこれないかも!!そもそもマツダのユーザーはそんなカラクリを求めてマツダを選んでないからさ・・・。ドアを閉じた瞬間に感じた不思議なまでのクルマとの調和。エンジンをかける前に「このクルマを買おう!!」と決断させられた。あのGHアテンザのイナヅマのような『衝撃』に撃ち抜かれてマツダファンになっているんですよ!!




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2017年06月22日

マツダのプレミアム化は無謀という論調に物申す!!




  「マツダはプレミアムブランドか?」なんて議論にはほとんど興味がないです。マツダは好きだけどもプレミアムブランドだろうが大衆ブランドだろうがはっきり言ってどうでもいいこと。いいクルマさえ作ってくれれば喜んで買うだけのことです。マツダに関することを5年近く書いてきましたけども、『プレミアムブランド化』についてはほとんど頭になかったし、そんなことを意識して書こうとも思わなかったですけども、頂戴したコメントの中にはプレミアム化についての是非を叫ぶものもありました。

  マツダがプレミアムと言われるブランドからユーザーを奪うような存在になる必要はあるとは思いますけども・・・それをレクサス的な存在と同一視することには違和感があります。最近ではディーラーが改装されてすっかりレクサスみたいな店構えになったとかで、カーメディアに揶揄されているのを見る機会が多いです2014年頃と比べて減速気味の国内市場の販売を挙げ連ねて、値上げにユーザーがついてきていない!!と主張するK沢というライターがしばしばマツダ首謀陣を挑発していますけども、グローバル向けのクルマを作って、グローバルで過去最高益を更新し続けているのだから、何の問題もないんですけどねー。不毛な『マツダはプレミアムなのか?』論争をもう終わらせたいですね・・・。

  北米で売られている『MAZDA 6 GT』は、日本ではアテンザ25S-Lパケですけども、2.5L自然吸気のスペックと内外装もほぼそのままで、価格は30000ドルとなっています。Dセグ車としてこの価格が北米ではどんな意味を持つのか?端的に言うと2Lターボを搭載するBMW320iは33000ドルです。ターボの有無を考慮に入れると両車はほぼ同じ土俵に立っています。北米市場でプレミアム価格を提示する、そしてこれがビジネスとして成立しているなら問答無用でマツダはプレミアムブランドでいいんじゃないでしょうか!?

  ただしカムリのレクサス版として知られる『レクサスES』は38000ドルします。インフィニティQ50(スカイライン)は新しく3LのV6ターボに代わり価格も34000ドルまで安くなりましが(以前は3.7Lで37000ドルだった)、メルセデスC300(直4ターボ241ps)は北米ではベースグレードですが40000ドルです。

  スポーツ要素を排除して『高級車』としての理想を求めるレクサスとメルセデスは『王道プレミアム』路線で、やや高めの価格を提示していて、インフィニティとBMWは『クール』『スポーティ』と言った要素を強調して、価格は若者にも買いやすく控えめになっています。Lパケでプレミアム格に武装したアテンザもインフィニティ、BMW路線で競争に加わり、次のアテンザで2.5Lターボが搭載されて33000〜35000ドルくらいになりそうです。ただしインフィニティもBMWもマツダも北米ではすっかり『SUV屋さん』になっていますが・・・。

  ホンダだって日産だって日本では大衆ブランドなのに、同じクルマを北米ではプレミアムチャンネルで売っています。マツダも北米でプレミアムチャンネルを作るのか? どうやらそう言うのはもう流行ではないみたいです。アキュラ、レクサス、インフィニティは日本メーカーの現地生産が始まった80〜90年代にアメリカの販売方式に習って設置されました。マツダも『アマティ』というプレミアムチャンネルを準備していたようですが、バブルが弾けて破談になりました。もう20年前の話です。

  今ではアメリカに従来からあったプレミアムブランドは軒並み落ちぶれています。キャデラック、ビュイック、リンカーンはもはや北米での販売は微々たるもので、主体は中国市場に移っていますし、マーキュリー、サターン、ポンティアック、ハマーなどが経営合理化のために次々と姿を消しました。アメリカで活発に展開するプレミアムブランドは海外メーカーのものばかり、ドイツと日本の『御三家』以外には、ジャガー、ボルボくらい。むしろフランスのPSAが作ったDSなど、中国向けに新興プレミアムは多く、韓国のジェネシスなどが最近できました。

  マツダはメルセデスやBMWと同じようにマツダ本体がそのままプレミアム化する路線のようです。アメリカにおいて日本車は一般的に素材は上質で、各部の機能性においても非常にマナーがいい。その中でも特にマツダが最も『美しい乗り味』です。私自身がマツダのドライブフィールに完全に取り込まれているからかもしれないけど、レクサスはあらゆる所作がなんだか「フニャフニャ」していてとても気持ちが悪い!!スバルなんてあまりの旋回性能の低さにカルチャーショックすら受けます。世界の中で日本車が一番繊細。そして日本車の中でマツダが一番繊細にできている・・・。

  『工芸品』として最高に気持ち良いモノを所有して楽しむ。デザインの隅々まで気が使えていない商品なんてすぐにゴミになる。衣類などちょっと不都合に気がつくともう着なくなる。モノを大事に長く使う。これが『アウディ』とデザイナーの和田智さんが打ち立てたプレミアムブランドの『価値』だと思うのですが、そのアウディが10年経っていよいよ陳腐化し始めました。もちろんアウディA5など一部のモデルはその輝きを今も奇跡的に保っていますが・・・。

  トヨタ(レクサス)、日産(インフィニティ)、メルセデス、BMW、ボルボはちょっとキツイかな。10年前のモデルが軒並み賞味期限が切れています。10年以上経過してまだまだ新鮮さを保つのは・・・ホンダ(初代NSX、先代レジェンド、先代インスパイア)とマツダ(歴代アテンザ、歴代アクセラ、歴代デミオ、歴代ロードスター、RX7/RX8、MPV、プレマシー、ミレーニアなどなど)の輝きはなかなかすごい!!この2メーカーとスバル、三菱が今のアメリカ市場では躍進中です。

  レクサスやメルセデスこそがプレミアムブランドの代名詞だとすると、『長く使える良質なデザイン』などは必須ではなく、インスタグラムに写し込む流行のアイテムみたいな奇抜さが大事なんですかねー・・・ル◯タンみたいな。だとしたらマツダは『プレミアム』にはなれないですねー。



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2017年06月06日

『燃費表示変更』に込められたマツダの深謀遠慮とは!?

  最近のマツダは新型モデルを出す時には、必ずと言っていいほど『何か』を仕掛けてきますね。定番なのは『ティザー』ですが、クルマを発売する前に『Gベクタリング』を宣伝したり、『レザーの材質』をアピールしたり、とにかく『プレ』に勝負をかけています。新機能なんて極秘に開発しておいて、未搭載の新型モデルの販売がちょっと不調だと判明してから、後出しジャンケンすればいいのに。

  そして今回はなんと・・・『燃費表示を変えてみました』。CX3に2Lガソリン車が出てくるタイミングで変える意味って何!? どう考えても2L自然吸気エンジンを積むコンパクトSUVでは、他社のライバルモデルに対して、モード燃費が伸びないですから、それを見越した『布石』以外の何物でも無いです。HVだと30km/Lを超えるモデルも珍しく無いですから、2Lガソリン自然吸気で出せるせいぜい15km/Lでは、確かに苦しいのは間違いないですけどね。

  しかし『Gベクタリング』や『ナッパレザー』といった高性能車に付いてくる『アクセサリー』に力を入れているマツダの流れからすると、ちょっとブレてる気がする・・・。たとえ前年と比べて販売台数は逓減しようとも、『Lパケ』や『XD』の比率が高まれば、売り上げ自体は伸びるでしょうし、利益率はさらに上がるわけです。アクア、フィットHV、カローラHV、ヴィッツHV、ノートe-POWERなどなど200万円以上するコンパクトカーが飛ぶように売れている日本市場で、238万円〜のCX3が売れないのは、世間で言われているように『価格』だけのせいではないです。

  マツダらしいクルマへと『鍛えること』はやや中途半端にしたままに、『価格のせい』『燃費のせい』で他へ責任転嫁しているようなメーカーには、追い風なんて吹かないですよ。15km/L程度のモード燃費でも『いいクルマ』は何の障害もなく売れていきます。例えば同じくらいの燃費だったフェアレディZの『Z33』と『Z34』は前者は成功して後者は失敗しましたけども、この2世代の明暗を日産は『燃費』だと解釈している節があります。『Z』が大好きな人々にとっては『燃費じゃねーよ!!』と思わずツッコミを入れたいところです。

  トヨタやホンダのHVが異常なモード燃費を叩き出す状況で、ある種のやりにくさを感じていたであろうマツダにとっては、より使用環境に合った実燃費をユーザーが気軽に算出できるような仕組みを整えることで、状況を打開する狙いがあるようです。マツダはトヨタのハイブリッドシステムを使っていますが、マツダが本気を出せばプリウスより優れたモード燃費を叩き出すのはたやすいそうです(ディーラーの人が言ってた!!)。ディーラーパーソン向けの講習会では50km/Lくらいまで余裕で実用化できるけど、トヨタとの協定で市販できないとの説明があったらしいです。

  マツダにとって耐え難いのは、トヨタやホンダと燃費競争を繰り広げた先には、何が待っているのか!?それをリアルに想像した時に、メーカー同士が消耗した挙句に、燃費のみにパラメータを極大化させたパッケージが、そのまま『ジェネリック』化して中国メーカーから日本へ大量に輸出される時代がやってくる!? そして日本の自動車生産設備(ラインと開発拠点)は、シャープのようにペロリと全て中国資本の傘下に収まる可能性が高いです。その第一段階はすでに始まっていて、ちょと前に世間を騒がせた、技術系ブランドとして世界をリードするはずの『三菱自動車のつまづき』でした。燃費競争の弊害はすでに現実のものになりつつあります(メーカーとユーザーは目を覚ませ!!)。とりあえず自主再建を諦めた三菱自を日産が買い取ったことで『中国資本へ渡る』という最悪のシナリオは回避されましたけど、代わりに日産傘下の最大のサプライヤーであるカルソニックカンセイが宙ぶらりんになっています・・・(これは喰われそうだ)。

  三菱のつまづきに、自らの未来を見てしまったのがマツダ・・・。『Gベクタリング』の導入も、三菱のテクニカル・スキームをよく研究して、三菱のAWD基幹技術である『AYC』に匹敵する看板を打ち立てた格好です。日本の某大手メーカーのように、開発部門よりも営業部門や購買部門が大活躍して花形になるなんて本末転倒なんですよ!!鋼材サプライヤーに車体を設計させて、エンジニアリング会社に駆動系の開発を丸投げし、素材・家電メーカーに各部の機能をバラバラに任せたセット商品・・・。これではグループ全体の売り上げは10兆円を超えていても、メーカー自体のGDP付加価値分は実質1兆円にも満たないです(実際に営業利益は10%に満たない程度)。

  スバルやマツダの利益率が高くなっているのは、巨大グループから外されて、生産車種を絞りつつも、少数精鋭のラインナップの基幹部分を自社で開発しているからだと言われています。スバルは開発部隊が花形!!マツダはデザイン部門が・・・(笑) 利益率は決して工場稼働率から単純に導き出されるものではないのです!!どれだけ自力でクルマを作っているか!?が数字に表れる時代。だから(アメリカから制裁を食らう前の)VWでもメルセデスの利益率には遠く及ばないのです。日本であれだけ売れていない三菱自の国内部門が、決して赤字にならないのも、自己開発の比率が非常に高いから!!

  もちろんモード燃費を伸ばすイノベーションに関しても、トヨタとホンダがトップシークレットで自社中枢において青天井の開発費を費やして行っているから、トヨタもホンダも利益率は決して悪くないです。スッカスカのボロカスになっているのがVWとフォードですかね。ほんの10年ほど前まで、マツダはフォード傘下の『トータル・エンジニアリング・ディベロッパー』として仕事を得ていた!!フォード本体は空っぽになるのも無理ないです。スバルも日産やGMの参加で同じような仕事を請け負っていましたっけ。そして三菱自動車&三菱重工は世界中の自動車メーカーと取引をしているという意味で『ボッシュ』みたいなものです。

  今回の『燃費表示変更』は、2つの見方ができそうです。1つ目はマツダが燃費競争の激しさにビビっていて、ユーザーのマインドを少しでも切り崩す材料にしたい!!というミクロ視点のもの。そして2つ目は、三菱やスバルとともにマツダが国内市場で行き詰まり、結果的に『日本の』自動車産業としての体裁を保てなくなりつつある・・・そんな危機的な日本の状況を好転させようというマクロ視点のもの。・・・もちろん肝心なのは行動を起こしたマツダが、今後どのようなモデルを市場に投下してくるのか!?この『表示変更』はもしかしてロータリー復活の布石なのか!?



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2017年06月02日

マツダが『最も重要なブランド』になる日が近い!?

  また『ナカニシ』さんがテキトーなことを言ってますねー。「マツダのロータリーは現実的に、EVの補助エンジンか、水素ロータリーくらいしか実用化は難しい」。その技術はもう何年前の東京MSに出てきたものでしたっけ?アイディアから実用化まで10年・・・みたいな悠長な仕事はやってないと思いますけどね。そんなに自動車メーカーってマヌケじゃないって。この証券マン出身のオッサンが自動車産業のアナリストとして偉そうにしているのに、イライラしているのは私だけではないはず(日本メーカーの関係者とかカンカンだろうな・・・)。

  典型的な日本のダサいオッサンが言ってそうな、『ドイツの技術には勝てない』みたいな趣旨のことを『吹聴』するために怪しげな法人を作っていらっしゃるようですけど、どーもこの人の文章にはクルマ(特に日本車)への愛着というものを感じられないです。『俺たち証券マンは一流で、自動車メーカー勤務は二流』・・・日本車を見下す奴らの根底にあるのがコレ。ナカニシさんも、徹底的に日本メーカーを見下したレビューを書かれる人なので、感情的に判断してはいけないと思いつつもこの人の本を読むたびに、日本メーカーの開発者がかわいそうだなー・・・と。

  おそらくマツダはEV補助エンジン、水素ロータリーなどの『使い道』はすぐに思いつくけども、ファンが求めているものにそれが適していないこともわかっているので、技術自体は放置したままだったと思います。過去何度かあった経営危機でも、かなり的確にニーズを突いたクルマ作りができたマツダだから、自動車好きが『よだれを垂らして喜ぶ』クルマ作りとはどういうものかは、十分にわかっているはずです。

  ロータリーを復活させるならば、もう答えは一つ・・・『マイルドHV』しかないと思います。先日マツダでは、自社開発によるマイルド・ハイブリッド技術が完成していることが報道されました。ただし「ロータリー&マイルド・ハイブリッド」の組み合わせとは言及されていません。・・・マイルドハイブリッドはデミオからアテンザまで幅広く設定される見込みとのことなので、販売不振気味なレシプロのガソリンエンジンモデルに搭載されて、小型モーターで起動時のトルク不足を補い、加速をブーストする『電動ターボ』として機能することになりそうです。

  しかーし!!マイルドハイブリッドはもうロータリー復活のための『自社開発』と見て良さそうです。アクセラであれだけ見向きもされなかったハイブリッド、しかもこれを北米に投入する訳でもない!!日本向けに作った結果の大惨敗で、ついでにガソリンも売れないですから、デミオ、アクセラ、アテンザは全てディーゼルだけでもいいくらいです。これに新型CX5に類する内装を装備しておけば、あっという間にマツダの中古車価格は、メルセデスやBMWを軽く抜き去りますよ。今でもカーセンサーを眺めていると同年式、同走行くらいのアクセラ(2L)と1シリーズ(1.6Lターボ)が同じくらいの価格で出回っていますから・・・(見かけたのはどちらも190万円)。

  ちょっと前に別のブログで『エンジンのまとめ』を書いたのですけども、日本市場で売られている『内燃機関』は、@低回転ガソリンターボ、A高回転、B大排気量、Cアトキンソンサイクル&ミラーサイクル、Dディーゼルの5つに分類されるというものです。現状のマツダは、A(ロードスター)とD。年内にも@(2.5Lターボ)を日本でも展開するでしょう。残りのガソリンエンジンはあまり特徴がなく、Cでは?という意見も頂戴しましたが、CVTを使っていない時点でCとは言い難いと思うのです。

  レシプロガソリンにマイルドハイブリッドを追加してCVT化するならば、Cのトヨタ、ホンダ追従路線を鮮明にするだけに終わります。しかしマツダはそれを潔しとはしないでしょうし、CVTに対しても否定的です(コストの問題なのか?)。マツダのマイルドハイブリッド開発は、Cを狙ったものなのか?それとも新しくE『ロータリー&マイルドH』を創造するという狙いなのか?

  もう結論ありきで申し訳ないのですけども、@〜Dまでそれぞれのジャンルの基準において優秀なエンジンをつくり、それに見合った車種に搭載すれば単純に『販売台数』という数字が稼げるわけです。実際にマツダもDで頑張ったから、グローバルでは緩やかながら右肩上がりを5年積み重ねてきました。そしてさらなる推進力を求めて、ディーゼルと並んでテクノロジーの根幹になる新型ユニットをD以外のどこに見出せばいいのか!?・・・もはや@〜Cはどれも『レッドオーシャン』。だったら、『ブルーオーシャン』を目指すしかないんじゃないですか!?ってことです。

  ロータリー&マイルドHは、A『高回転』に近い存在ではあるのですが、レシプロの高回転エンジン&マイルドHよりも、ユニットの重量が抑えられるはずです。ユニットの軽量化とNVHの良さこそがEのもっとも重要なセールスポイントですが、NVHの良さという意味ではB『大排気量』にも比肩します。まあかなり楽観的な見通しではありますが、世界のあらゆるメーカー(EV専売を除く)が@〜Dの中にひしめいていて、ジャガー(XE)やアルファロメオ(ジュリア)は、愚直に@『低回転ガソリンターボ』とD『ディーゼル』でBMWに挑みます(1000万円するAも用意されてますが・・・)。

  そんな中でマツダだけが『カード』を持っている!?トヨタやホンダが持つ『FCV』は相当なインフラが必要ですけども、マツダのEはそれが全く不要で即時にどの市場にも投入できるわけです。もうこれは『勝った』みたいなものじゃないですか!?・・・あくまでロータリー&マイルドHが完成しているならば!?ですけど。

『世界の主力エンジンは5種類に絞られた!?』


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↓『日本メーカーをナメきっている』中西さんの本・・・震災で日本型生産は崩壊だってさ(笑)


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2017年04月09日

アクセラとBMW3erは「同等」だとマツダ開発者が・・・。

  アウディRS3セダン(784万円)の日本発売。2.5L直5ツインターボで400ps。0-100km/hの加速も4.1秒。今月の始めに日本発売が発表されたばかりですけども、報道をみてすぐに「マツダ」が頭をよぎりました。メルセデス&BMWに阻まれて、一時の勢いがあった頃と比べてなかなか日本市場で存在感を出しきれないアウディが、日本市場をこじ開ける起爆剤として放り込んできた!!なかなかダイナミックな戦略ですけど、今のマツダに欠けている「何か」はこれじゃないかと思いました。

  ベース車となる「アウディA3」はゴルフをベースとしていてアクセラセダンとは構造上はほぼ同等のクルマですし、走りに関しては最近のマツダが懇意にしているサプライヤーのGKNが得意そうな「電制デフ」「内輪ブレーキ」といったカニ走りギアを付けただけみたいです・・・。もちろんアウディ伝統のAWDでエンジンも特製ですけど、マツダも「オリジナルAWDブランド」を謳っているわけですし、その気になればこれと同等のハイスペックなアクセラが100~300万円くらいは安く出せるのでは!?

  先日発売された「MAZDA FANBOOK vol.2」では、発売されたばかりの「CX5」と、去年RFが追加されて拡販が期待される「ロードスター」の2枚看板を中心に誌面が展開されています。何かと誤解されやすい2台でもあるようなので、この雑誌くらい分厚く技術解説を付けてくれれば・・・「よし買おう!!」という気になる人も多いでしょう。購入を真剣に検討している人ならかなりの割合で読むんじゃないですかね。ニューモデルマガジンXのほぼ嫌がらせレベルの「新型CX5★2つ」には驚きましたけどね・・・。ちょっと穿った見方をすると、この新型CX5は他のメーカーが危機感を募らせるくらいの出来映えだということでしょうか。

  初代と二代目のCX5にも同じことが言えますが、マツダのスパンでは前期・後期として2世代でほぼ同じコンセプトを掲げていて、10~12年前後をかけてクルマの完成度を上げて行く方針だと思います。現行デミオは4世代目ですから、基本的には先代モデルと同じヴィジョンを持って作られているようです。確かに初代&2代目デミオはよく似てますし、3代目と現行もほぼ同じスタンスです。つまりアクセラもアテンザも次が4代目ですから、現行モデルのアップデート版が登場と思われます。駆動方式やサイズなどの大きな変更はなく、エンジンは変わるかもしれませんがインパネなどの内装も大きな変更はない・・・けど確実にいいクルマになっているとは思います。

  そういう意味でも2代目CX5は、次のアクセラやアテンザへの大きな指針を示したと言えそうです。主査インタビューを読むと、マツダ社内ではCX5、CX9、アテンザの上級グループと、アクセラ、デミオ、CX3の下位グループでは開発方針が異なると明言されています。具体的には上級グループは「質感」を重視して車重の増加を厭わない「レクサス並みの遮音」をこれからも目指していく。下位グループはより幅広い裾野(若いユーザー)へ向けたアプローチを盛り込む。そういった内容のようです。

  ちょっと面白かったのが、主査の一人が「アクセラはBMW3er、アテンザはBMW5erです!!」と表現していたことです。3erの物足りなさと、5erの満足感がそのままアクセラとアテンザの違いだと言いたいようです。確かに「なるほど」と思う点もありますけどね・・・。3er買っても気分がなかなか満たされないから、アテンザにしておこう!!という乗り換えは「アリ」でしょう。ただしアクセラが3erに対抗できる要素は、なかなかユーザーには伝わらないかも。3erみたいな使い方をするぶんにはアクセラでも十分ですよ!!と言われれば納得ですけど・・・3erと肩を並べるには冒頭に書いたようなアウディRS3セダンみたいなブランディングが欲しい!!アテンザも2.5Lターボ400psが搭載されれば5erにさらに近づける!?

  マツダの開発者のインタビューなどから推測するに、マツダが考える「スポーツモデル」とは、どうやらロードスターのように純粋に走りを楽しむために設計された「ピュアスポーツ」だけを想定しているような気がします。かつてマツダが欧州ブランドにあるような「市販車GTバージョン」を手がけた時期がありました(そんな昔じゃない!!)。いわゆるMSアテンザ、MSアクセラですが、どうやらフォード傘下で作ったこれらのモデルに対してあまり愛着を持っていないような雰囲気すら感じます。今更に市販車を改造して直線番長を作ったところで、400psそこそこではアメリカのマッスルカーの舞台に上がることすらできない!!BMWの「M」や「アルピナ」だって全然売れてない・・・のは確かですけど。

  「スポーツカー」とは市販車をベースにするものでもないし、アストンマーティンやマセラティのように欧州貴族趣味として豪華に作られるべきものでもない!!それこそ純粋に全ての自動車ユーザーに門戸を開いてスポーティな走りを楽しんでもらうべきもの!!うーん・・・とても説得力あります。フェラーリが「カリフォルニアT」を、ロータスが「エヴォーラ」を作っても(どちらも2+2のユーティリティなスポーツモデル)、マツダではRX8のようなモデルは復活しません!?・・・なんだかフォード時代に対する当てつけが強いように感じます。もうちょっと柔軟に考えてもいいんじゃないの?って気が・・・。


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2017年03月23日

マツダの危うさ。SUV以外のラインナップはどうなる!?

  北米市場で最大手のGMグループがシボレーブランドから発売している「マリブ」。ボデーサイズは4922×1854×1465mmで車重は1586kg。フロントマスク以外はどことなくGJアテンザセダンに似ていてスタイリッシュ。しかも1.8Lハイブリッドや、1.5L&2Lターボなどパワーユニットも充実しているんですけども、ホンダ・アコードやトヨタ・カムリには遠く及ばないです。車両価格もアコードやカムリとほぼ同じなのに・・・。

  アメリカではGJアテンザサイズのセダンは、まだまだお金の無い若年層向けのクルマという先入観が根強いようで、アメリカを代表するシボレーブランドにおいてマリブは極めてスタンダードなクルマ。日本のトヨタブランドでいうところのカローラアクシオみたいな位置づけです。シボレーと言えば!!シルバラード(ピックアップ)、インパラ(大型セダン)、コルベット、カマーロ。これ以外のモデルは韓国、ドイツ、オーストラリアの子会社が作った偽GM車。

  カムリ、アコードの売れ行きが抜群で、旧型アテンザと同じシャシーを使っているフォード・フュージョンも大人気。さらに日産アルティマ(日本名ティアナ)やヒュンダイ・ソナタも販売台数が増加傾向!!そしてスバル・レガシィB4がバカ売れ!!ここにワールドデザインCOTYの看板を提げて北米に乗り込むGJアテンザとマツダ陣営にとっては鼻息が荒くなる2012年だったはず何ですが・・・。

  大統領選挙で北米が盛り上がる中で、もともと単一民族国家でもないアメリカに「ナショナリズム」が高揚してから、ホンダの売れ筋はアコードからCR-Vに代わり、トヨタはカムリからRAV4へ・・・。欧州と日本のメーカーによって半世紀の歴史を築いてきた3BOXセダンから、アメリカ市場で生まれたSUVへ完全に流れが変わってしまったようです。「アメリカ的なクルマを買え!!」

  結果的にマツダもSUVでアメリカから大きな利益を得ているようですけども、マツダに於けるアテンザの立場は・・・。マツダの経営陣が完全に頭がイカレていて、「またセダンで世界を驚かせる!」なんて真剣に考えているならば、まだまだ期待もできるのですが、どうも最近のマツダは守りに入っているよなー。北米・中国・欧州で販売が伸びているジャンルに自信満々に乗り込んでいってシェアを奪う!!という意味ではかなりアグレッシブなのですが、日本市場では完全に逃げ腰・・・。

  アメリカ向けにCX9、中国向けにCX4、欧州向けにCX3そして日本向けにCX6・・・マツダのSUV戦略。どのメーカーとカチ合ってもとりあえず負けない!!負けそうにない!!日本市場ではオールマイティなCX5を補強する決定的なモデルが不足していてSUV市場でのシェアはそれほど高まってないですが、海外市場ではSUVの力でマツダシェアを2桁も押し上げています。

  アテンザで目論んでいたアメリカのセダン市場はシャットダウンを始めていて、アクセラもアメリカで当初は伸びましたが、カローラ、シビック、セントラそしてアクセラも含めて、Cセグ車は昨年同月比で2桁減となっています。さらに渾身のプレミアムコンパクトとして発売したデミオも、国内生産を国内市場で売りさばかないとなかなか利益が出ないですし、グローバル全体でもせいぜい10万台規模でしかなく、コストを低減するメリットが発揮できるとされる40万台にはまだまだ及びません。

  せいぜい200万円が限界のデミオ、300万円が限界のアクセラ、400万円が限界のアテンザ。SUV以外のマツダのラインナップは、この先どんな発展の余地があるのでしょうか? 例えばデミオは、完全に軽自動車に打ち負かされたコンパクトカー市場の「出がらし」から、BMW・MINI的なプレミアムコンパクトへの脱皮を測ったものの、「付加価値のある」コンパクトカーとして成功したのは日産ノートe-POWERでした・・・。

  アクセラは・・・「地味」で「古い」かも。プリウスのように「激情アグレッシブ」なライバル車と比べると、まるで存在価値がわからないけど、フェードアウトして行く運命から逃れられない欧州ハッチバックへのオマージュ。そのストイックな完成形としての価値は認めますけど、アウディA3と同じような「未来」が見えない哀愁をまとっています・・・。

  アテンザの前途も厳しいものがありそうです。グローバルなハイクオリティカーが日本では600万円前後で売られていますが、ポルシェ・マカンやメルセデスCクラス、あるいはEクラス、5er、クラウン、フーガといった定番の高級車と肩を並べるには、これまでのアテンザのイメージをどこかのタイミングで放り投げる覚悟が必要だと思います。

  アメリカ人が書いたホンダに関する研究本によると、ホンダの企業文化とは絶対に他社の真似はしない、常に新しいものを創造するというもので、1970年代に四輪車においても世界的な名声を得て以来、新製品によってライバルを大きく引き離す時期と、ライバルが同様のモデルを投入して追いつかれ停滞する時期とを繰り返してきた・・・とありました。即座に頭に浮かんだのが、プレリュードを叩きのめしたS13シルビアと、ストリームをパクったトヨタのウィッシュが頭に浮かびましたが、マツダもユーノス・プレッソやプレマシーを投入してました。

  さらには4輪独立サスをシビックを模倣したファミリアや、4輪ダブルウィッシュボーンというアイディアをアコードから拝借したアテンザ・・・。まあ考えるまでもなくマツダの「立場」ははっきりしています。プアマンズ・ポルシェを作ったメーカーですから・・・。そんなマツダのアイディアをパクる奇特な存在がドイツブランド!?ロードスターだったり、最近ではRX-VISIONに似ているコンセプトカーが・・・ジュネーブに。


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2017年03月14日

マツダ と ジャガー イケメンはやっぱり売れる!?

  いよいよアメリカ市場で単月ではありますが、BMWを上回り長らく定位置だった12位からポジションを1つ上げたマツダです。2017年1月の実績は前年比10%増の21,698台だそうで、月に5000台を売り上げるグループの中で2ケタの伸びを見せたのは、マツダ、VW/アウディ、ジャガー/ランドローバーの3つだけ!!VW/アウディは「大事故からの回復」による部分が大きいので、マツダとJ&Lが今のアメリカのトレンドと言えそうです。つまり「かっこいい」は正義(2016のWCOTYデザイン賞はこの2陣営がファイナリスト3台を独占)。

  もしマツダがJ&Lを買収して傘下に収めたならば、10位のメルセデスを軽く追い越して、9位のVW/アウディに肉薄するところまでいきます。「東洋のジャガー」が本家を買収して、ロードスターの設計を使ってジャガー車を作り、名車「Eタイプ」をリバイバルしたらどうですかね?(実はジャガーはEタイプ復活プロジェクトをもう発動してますけど)。ロードスターとEタイプって見た目がなんとなく似てます。細部はハッキリと違うけども、雰囲気がよく似てる。しかしサイズはEタイプの方が400mmくらい長い。




  ジャガーEタイプの初代モデルは、車重1150kgで4.2L直列6気筒NA(269ps/5400rpm)。こんな車が東京オリンピックの年に発売されていたんですねー(RX7FD3Sの最終形に近いスペック!!)。2年後の1966年にBMW2002が2L直4ターボ(170ps/5800rpm)で登場します。さらに翌年の1967年に相次いで発売されたのが、トヨタ・2000GTの2L直6NA(150ps/6600rpm)とマツダ・コスモスポーツのロータリ491cc×2NA(110ps/7000rpm)。1969年のポルシェ911Sのスペックが2.2L水平対向6気筒NA(180ps/6500rpm)。まだまだ日独の自動車産業が英国・米国(1960年のコルベットC1が4.6L・V8NA・248ps/4000rpm)に圧倒されていた時分です。

  トヨタとBMWが手を組んでスポーツカーを作っていますが、マツダとジャガーも手を組んで対抗モデルを作ったらどうですかね。そして経営基盤を作り上げるためにもドル箱化しているSUVも一緒になって作ればいい。ランドローバーにとっては「ムカついて仕方ない」存在のポルシェ・カイエンを葬るためにも、飛び道具を持った相棒が欲しいはず。大型SUVの量販モデルを捌くには、やはり優秀なディーゼルエンジンがあったほうがいいでしょう。

  マツダとトヨタが協業を発表して間も無く、どっかのグループが米国でディーゼル疑獄事件を起こしてした影響からか、レクサスGSなんかに搭載される可能性のあったマツダ・ディーゼルが宙に浮いてしまいました。世界的にEセグセダンの販売が縮小していて、メルセデスEクラスなどは売り上げが最盛期の半分になっているそうですが、レクサスもGSを廃止する!?なんて噂まで出てきました。レクサスRX/NXには採用されるかもしれませんが、プレミアム市場の動きはかなり流動的です。発展著しいタイでは2016年にメルセデスとBMWが2万台も売れたそうですが、これは日本市場の約1/3に当たる数字で、GNI(国民総所得)で日本の1/10に満たないですし、しかも日本市場並みに日本メーカー占有率が高い東南アジアということを考えると驚異的な数字です。右ハンドル市場なのに!!

  レクサスは何をしているのか?マレーシアや中国に生産工場を持つメルセデス(同じく中国生産のBMW)に対して、日本とアメリカでしか生産していないレクサス・・・。輸送コストと関税戦略で完全に遅れをとっています。そもそも低価格プレミアム市場に対応できるボトムモデルがレクサスには無い!!インフィニティやアキュラは米国市場ですら存在感無いですから、「ブランド戦略」もへったくれもない・・・本国・日本で発売できないブランドが新興国で通用するわけがない!!何を誇るというのか!?

  やっぱり100年以上の歴史を誇り変わらぬブランド名で今も商売を続ける、メルセデスとBMWのブランド力はユーザーの気持ちに上手く火をつけるんでしょうね・・・。ドイツ以外のメーカーで対抗するならば、ジャガーとマツダじゃないですか? スバルはまだ歴史が浅いし、ホンダ、日産、トヨタはプレミアムブランドを作ってしまった時点で「ケチ」がついています(VWみたいなものですね)。

  マツダが専用設計スポーツカーを作り続けて今年で50周年。これは世界的に見てもとんでもないくらいの快挙です。総合自動車ブランドでこれを上回るスポーツカー制作の歴史を誇るのはジャガーとポルシェだけです。共に1948年に「XK120」と「356」というスポーツカーを発売し、2017年まで70年近い歴史を刻んでいます。VWやフォードの手厚い庇護があったとはいえ、この3ブランドだけが半世紀をサバイバルしてきました。

  トヨタやホンダもここ数年で、ブランド力の強化を目指して、再び専用設計スポーツカーを復活させてきました。メルセデスやBMWもいよいよブランド初となる専用設計スポーツカーが投入される見込みです。日本のカーメディアでは、これらの「にわか」ブランドの新しいスポーツカーが持て囃されることになるでしょうけど、「作り続けてきた」という圧倒的な価値を持つ3ブランドこそがもっともっと称賛されるべきだと思うのですよ。VWをケツ持ちにするポルシェは安泰ですが、基盤を持たないジャガーとマツダ・・・お互いに相通じるところもあるんじゃないでしょうか。

  SUVやスポーツカーの他には・・・やっぱりセダンですかね。ジャガーXEの先代格になるジャガーXタイプは、マツダが開発したカペラ用のシャシーを作って作られました。初代、2代目アテンザとは共通設計です。フロントサスは、高級ブランドのジャガーがストラットなのに、大衆ブランドのマツダがダブルウィッシュボーンを採用しているのが面白いです。同じシャシーを使っているのにXEは「ジャガーの面汚し」と批判され、アテンザは欧州で大成功しました。もうこのブログで何度も書いてますが、欧州を席巻していたE46系3erとアルファ156を撃ち落とす「東洋のジャガー」現れる!!というわけです。

  マツダとジャガーがこれからさらにブランドを長く維持するためにも、さらなる「神格化」を目指す必要があるんじゃないでしょうか? ジャガーはFタイプでポルシェ911に挑んでいますが、ポルシェの懐の深さの前に思うように成果が出ていません。新技術が大好きなポルシェですから、とにかく「手数」が多いです。918という完全に割り切った超速「電車」モデルを作ったかと思えば、911Rのような「逸品」が出てくる・・・。

  技術的なブレイクスルーという部分でジャガーは圧倒的に不利だと思います。「アルミ」「スーパーチャージャー」というトレードマークこそ確立しましたが、もっともっと欲しいはず!!相手はVWにアウディ、ランボルギーニ、プガティ、ベントレーまで幅広い協力体制が敷かれています。対抗するにはマツダとフィアット・クライスラー・グループを味方につける必要がありそう!!(味方が多いからいいクルマができるわけではないですけど)

  PSAがオペルを買収して、再び業界再編の動きが加速しそうですが、やや宙ぶらりんになっているマツダ、スズキ、ボルボなどがどこと提携するのか(一応全部トヨタ陣営?)。自らのブランドのカラーを濃くするか薄くするかは、どの相手を選ぶか?で決まるでしょうから、トヨタとくっつきすぎてやや意味不明なスバルみたいにならないよう・・・とは言っても現状のスバルは儲かってるみたいですね。


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