2014年10月09日

RX8発売から11年・・・いよいよ観音開きの時代?

  現在行われているパリモーターショーで、最大の注目を集めているシトロエン・ディヴァインDSというコンセプトカーがなかなか凄いことになっています。2011年東京MSで完全なる主役を張ったマツダTAKERIのような、大きな”地殻変動”の前触れを予感させます。現在の時点でマツダに近いステータスを誇るブランドを探すと、シトロエンが最もしっくり来るような気がするのですが、マツダにも十分に手が届くポジションのブランドが、一気に遠くへ行ってしまうほどに突き抜けた強烈なイメージを放っています。最近ではコンセプトカーを作らせればマツダの右にでるものはない!なんて密かに思ってましたが、この「ディバインDS」に比べれば、SHINARIもTAKERIもなんだか所帯染みた平凡なデザインに見えてしまいます。

  ディヴァインDSは基本的にはCセグHBに属するスペシャルティカーです。昨今の一般的なHBデザインは、残念ながらプレミアムブランドによる安易な参入が相次いだ結果、従来のHBが持つ本質から乖離したあやうさが漂うようになりました。HBの持つ若々しいイメージは、中途半端に演出された高級感によってアンバランスな醜態を晒す駄作デザインが増えているのは事実です。基本的な骨格は量産型の汎用設計に過ぎないのに、子供だましの装飾パーツが付いているだけで高級感があると喜んでいるユーザーにとってはいいことなのかも知れないですが、「HBってダサいな・・・」といったどうしようもない諦念の情を持っている人も多いはずです。これだけ散々に”スポイル”されてぺんぺん草も生えないほどに荒涼としたHBデザインの中に彗星の如く現れたディヴァインDSは、ドイツメーカーによって破壊されてしまった、古き良きHBに新たな生命を吹き込むような可能性を感じます。

  公開されたばかりで印象が鮮烈とはいえ、上のクラスのスペシャルティカーすら凌駕するセクシーでワイルドなイメージ全開のディヴァインDSは、アウディやメルセデスのアイディア不足(元々やる気はないけど・・・)を最大の商機と見たようです。プレミアムスモールカー(B/Cセグ)はさらに完成度が高まれば堅実に需要を伸ばしていくだろうという甘い憶測があります。BMWもいよいよこのクラスでFRに拘る不利を悟ったようで、ミニに加えてFFモデルを増強してきました。今後のBMWの底辺モデルは走りにそれほど興味の無いユーザーの為のアクセサリーブランドとして一定の地位を確保していくでしょう。

  VWを含めやや消極的な姿勢が目立つドイツ勢と、そこをターゲットにしたレクサスCT、マツダアクセラに見られる「日本人気質」な突き抜けない平凡さを見ていて、確かにドイツ・日本に共通する「堅実さ」や「控えめ」といった美徳は感じられます。しかしそこに物足りなさを感じるのは事実で、アクセラを試しに好みのオプションで見積もっても軽く300万円を超えますし、他のブランドは500万円に迫る価格を考えると、決して「物足りない」という感情が芽生えてはいけないクルマでは?という気がします。

  CセグHB全体を劇的に変えるような「創造性」はアウディA3、Aクラス、レクサスCT、アクセラといった代表的なモデル達の延長線上には全く見えてこないわけですが、それもそのはずで、もはやこのジャンルは完全に過当競争の域に入った「成熟期」を迎えています。”スクラップ&ビルト”による「刷新」を推し進めようとする動きはどのメーカーの内部にも”蠢いて”いるでしょうが、プレミアム志向のブランドが挙ってマーケティングの中心に置くアメリカ市場でCセグが全く盛り上がっていないのが致命傷です。ゴルフもアクセラも日本では高級感を売りに強気の価格設定ですが、北米ではクラストップを争うシビックやカローラよりもお買い得ですよ!という日本では想像できないような扱いを受けていて、一般的なイメージは”アメリカで一番安っぽいクルマ”でしかないです。

  Cセグの「ベンチマーク」そして「日本代表」と言われてちやほやされてるゴルフ&アクセラですが、追求しているスタイルは手垢のついた”スタンダード”なものに過ぎず、そこには「新たな価値の創造」という発想はほとんどないように思います。時を同じくしてアメリカ市場向けにさまざまなサイズのSUVが生まれ、セダンが4ドアクーペへと装いを変える中で、あまりにも変化に対して後ろ向きなCセグHBはどうしても魅力に乏しく見えてしまいます。もちろんそれと同時に「変化するCセグ」というコンセプトで商機を見出すメーカーもあるはずで、そんな兆候が今回のパリモーターショーで発表された、ディヴァインDSとアウディTTスポーツバックの2台の注目カーなのかなと思います。

  MQBの鎖に繋がれているとはいえ、エクストラワイドな設計で独特のオーラを放っているTTの5ドア版「スポーツバック」は、VWグループが自らゴルフやアウディA3の欠点を認めた上で(どちらもWCOTY車ですが)、この2台を補完するスペシャルティカーとしての位置づけているようです。そのTTスポーツバックに対して、地元フランス・シトロエンの意地が炸裂したようなディヴァインDSは、MQBでは採用出来ないであろう「Bピラーレスの観音開き」という設計がとてもエレガントです。アウトバーン仕様のハッチバックでは御法度と言える構造と切り捨てる評論家もいそうですが、ヴィジュアル的にはこれまでに1台くらいはあっても良さそうなほどのインスピレーションを感じます。Cセグのリトラクタブルハードトップモデルを展開しているPSAグループならば、プジョー308カブリオレの構造を使えば設計のハードル自体はかなり低そうです。

  Bピラーレス”観音開き”といえば我らがマツダのRX-8がすぐに思いつきます。スポーツカーとしての存在価値はRX-7の域には届かなかったかもしれないですが、”亜流”のスポーツカーとして厳しい意見がある一方で、一般ユーザーからの異例なまでの熱い支持を受けた類希なる名車です。これは言うまでもなく”観音開き”による新たなクルマ観が、渇望して乾き切った一般ユーザーのハートを見事に打ち抜いた結果だと思います。この成功に味を占めてマツダが観音開きのクルマばかりを増やしたらやや興ざめですが、このアイディアは2014年の現在でも非常に有効なようで、BMW i3や次期7シリーズと思われるコンセプトカーにも採用され、大いに注目を浴びました。

  BMW i3はテスラモデルSと並んで、EVのイメージ向上に大きな足跡を残しましたし、観音開きの7シリーズ・コンセプトは、Lセグ市場で先行するSクラス・パナメーラ・レクサスLSをまとめて追い越していくくらいの爆発力を秘めているように感じます。RX-8が観音開きのオリジナルだ!と宣言するのは語弊があるかもしれませんが、”観音開き”が持つ鮮烈な”市場破壊力”を最初に行使したクルマとして殿堂入りの資格は十分にあると思います。まだマツダによる単発的な成功としか見られていないですが、i3、新型7シリーズ、ディヴァインDSと後続車が次々とこの手法で成功した暁にはRX-8が再評価されるのかもしれません。なんだか「カリーナEDが最初だ・・・」とか言ってるステレオタイプな評論家みたいでちょっとはずかしいですが、4ドアクーペブーム(2003~)のように日本メーカーのアイディアが10年後に花開くパターンとして”観音開き”とRX8が盛んに語られそうな予感がします。

  
リンク
最新投稿まとめブログ



posted by cardrivegogo at 02:55| Comment(4) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月03日

アルファロメオ・スパイダーを見て思わず・・・

  クルマのデザインなんて「百問は一見に如かず」ですから、ブログで書いてても伝わらないとはもちろん思うのですが、しかし実際にデザインを見ない方がいろいろと掻き立てられることもあります(私自身は)。この前街中を歩いていると、今度マツダが生産を担当するかもしれないというアルファロメオ・スパイダーの先代モデルを見かけました。これまで小さい写真とスペック表くらいしか見た事がなかったのですが、とりあえずこのクルマが醸し出すオーラは予想とは全然違うもので、NCロードスターとは全く別ものですね。これの後継車がロードスターと兄弟車になるとは俄には信じ難いレベルです。

  フロントマスクはアルファ159やアルファブレラと見分けが付かない、あのレトロなヘッドライトケースとグリルを構えたデザインで、ここからしてNCロードスターの「かわいい顔」と大きな隔たりがあります。さらにスパイダーのデザインで一番目を奪われたのは、最近のアテンザやアクセラがお手本にしてそうな、肉厚に見えるサイドラインでしょうか。これがクルマ全体のデザインの「肝」になっていて、おそらく所有者の多くはあの特徴的なマスクではなく、この部分にとても満足しているんじゃないかと思います。現行アテンザのデザインもまた一番良いと思うのが、サイドのデザインですから、何となくマツダの「ルーツ」はコレなんじゃないか?という気がします。

  さらにアルファロメオ車に共通して「いいなあ」と思う点は、リアまで気を抜かない徹底されたデザインですね。やはり「赤」が無難に似合ってしまうほどデザイン力があるブランドというのは、どこもリアデザインが素晴らしく良いと思います。この点ではマツダも日本メーカーの中では類希なる実力を持っていて、アクセラのハッチバックの造形力にもその片鱗が見られます。スパイダーのリアを見ると、「アルファ史上最高のリア」の持ち主と言われる3ドアクーペの「ブレラ」にそっくりで車名こそ違うものの、ただオープンにしたという設計なんでしょうか。

  サイズも調べるとほぼブレラと同じで・・・、どうやらよく分ってなかったのは私だけだったようで、最初からスパイダーって「ブレラ・カブリオレ」なんですね。ブレラというのは、147ではなくて159と同じプラットフォームですから、マツダに例えると初代、2代目アテンザの車格のクルマになります。アテンザの3ドアスポーツハッチバック版みたいなのがブレラで、そのオープンモデルがスパイダーですから・・・。「アテンザスポーツ・カブリオレ」みたいなクルマの後継モデルを、新たにロードスターの兄弟車としてマツダが作る?ってことになります。なんかややこしい話ですね。

  で、何が言いたいかというと、次期ロードスターももちろん楽しみなのですが、先代のスパイダーもとっても優雅で個性的なパッケージなので、このまま消えていくのはなんだか惜しい気がするんですよね。アクセラを3ドアクーペにして、ロードスターと同じような機構の電動ルーフを備えるとマツダ版「スパイダー」の出来上がり。もちろん本家はカーデザインの権威ジウジアーロ作品で、しかもその中でも代表作と言える出来映えなんですが、今のマツダだったらこれくらいあっさりと作ってしまうのでは?という期待もあります(まだ一切やるというアナウンスはありませんが・・・)。

  今どき「ソフトトップ」とか「3ドア」とかいろいろあり得ない設計ではありますし、それを作ったアルファロメオは歴史に残る名車は作れましたが、フィアットの支援がなければ、ブランドが消滅が確実なほどに経営状態が悪化しました。そもそもBMW5シリーズ対抗モデルである「166」用に開発されたオーバスペックなシャシーを159、ブレラ、スパイダーでも使った高コスト体質のまま、ギリシャに端を発した欧州危機へと突入しましたので、欧州&円高で倒産の淵に経たされたマツダと同じく、存亡の危機になりました。

  多くの評論家は、159はアルファ史上、いや全世界において史上最高のDセグセダンだったと絶賛します。ブレラは「世界一美しい3ドアHBクーペ」でした。そんな「華麗なる一族」の一員としての風格が「スパイダー」にもしっかりと受け継がれています。そして極たまに見かけるブレラと先日初めて見かけたスパイダー。ジュリエッタやミトという印象は全くありません。赤や黒が多いようですが、色彩というか彩度というか、まるでマツダの新しいコンセプトカーが走っているかのような「錯覚」を覚えます。マツダの「鼓動」デザインの「原点」にニアミスした?ってのは勘違いじゃないと思います。

リンク
最新投稿まとめブログ


posted by cardrivegogo at 23:40| Comment(0) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月07日

フュージョン マツダ6 クライスラー200 がセダンの常識を塗り替える!

  日本で売られていないクルマに関してあれこれ言ってても虚しいのですが、アメリカでは新たなFFセダンブームになっているみたいで、アメリカ車が日本車をぐいぐい追い上げる展開のようです。フォードがアメリカ人ジャーナリストを抱き込んで、フュージョンをちやほやさせているだけだと思っていましたが、どうやらこのクルマの評判は本物のようで、カーグラフィックにも登場したことから、いよいよ日本上陸へ再上陸する日も近いのかも。

  なにより「おや?」と思ったのが、アメリカ人ジャーナリストがこのフュージョンを評して「マツダ6のように魅力的なデザインで、マツダ6のようにドライビングが楽しめるハンドリング」と書いていることです。マツダ6(アテンザ)ってこんなにも評判がいいのか!思ったほど北米でも伸びていない販売台数を考えると、まだまだ宣伝不足なのかもしれません。

  日産アルティマ(ティアナ)を除く日本メーカーのセダンが伸び悩み、フュージョンが伸びるのはやはりエンジンのヴァリエーションが豊富なことがあるようです。日本車はこのクラスではハイパワーを追求しないので、フュージョンの最上級グレードに使われる2L「エコブースト」の設定は大きいようです。このグレードだと価格は3万ドルを突破し、BMW320iと同等になってしまうのですが、パワーは328i以上。しかもBMWやキャデラックの2Lと違ってショートストロークなのでドライブフィールはフォードの方が断然に優れています。

  そのフュージョンに挑戦するのがクライスラー200で、こちらはアルファロメオのシャシーを使ったDセグセダン。サイズもアテンザ(マツダ6)とほぼ同じに拡大されていて、アクセラベースのマツダ6に対抗してジュリエッタをベースにしています。マツダとアルファロメオがそれぞれ欧州で自信を持って展開する「走り」のCセグHBのDNAを継承した設計は、アメリカ市場では「驚きのドライビング・サルーン」として受け止められているようです。

  ジュリエッタをベースにしたダッジ・ダートというCセグHBはすでにアメリカで発売されていますが、今度は車格を上げてDセグに投入されたことで、アルファロメオではまだ実現していない名車アルファ156/159の後継車の復活と言ってもいいかもしれません。フルサイズセダンのクライスラー300は先代のメルセデスEクラスのプラットフォームを流用していて日本でも発売されていますが、200も日本で人気のジュリエッタのプラットフォームになり、こちらも日本発売へと漕ぎ着けるのではないかという予感・期待があります。

  アメリカではフュージョンを先頭に「新しいセダン」が、カムリ・アコードといった「古いセダン」を追い上げつつあります。日本ではカムリとアコードはHV専用という高級仕様であることもあり、すでにとっくにマイナーな存在でしかありません。アテンザ、レクサスIS、スカイラインとそれぞれに話題を振りまいてしっかりと実績を残しているクルマが連発していますが、3車に共通するのが「所有欲を高いレベルで満たすクルマ」であること。

  この特殊な日本市場にフュージョンやクライスラー200が辿り着いても、すぐに大きなインパクトを残せるとは限りません。それでもトヨタやホンダのような「HV専用」という設定はあまりにもメーカーの消極的な姿勢がハッキリしていて感心できないです。アテンザ・IS・スカイラインがウケているのは、本気でドイツ車を倒そうとしているメーカーの「熱意」に共感するからです。この3台の登場で、最初から「これはドライビングを楽しむよりも燃費を重視する人のためのクルマ」というレッテルを自ら貼っているカムリとアコードに、「それなら広いミニバンかSUVにするよ!」というNO!が突きつけられる恰好になっています。やはりセダンは「走り」を失ってはいけないわけです。

  フュージョンやクライスラー200も高価なドイツ車と同等にハンドリングを楽しめる欧州車的設計になりました。メルセデスやBMWが一貫してセダンを売り続け、「走り」「高級感」「安全性」を常に打ち立ててきて、その価値観に対抗できるものだけが「セダン」としての存在意義がある!(と言い切ってしまいたい気分です) アウディやスバルレガシィB4がアメリカで受け入れられたのも、この価値観で正々堂々勝負したからだと思います。

  トヨタやホンダが掲げる経済性の高いクルマというコンセプトもとても結構なことですが、日本はおろかアメリカでさえも英財政を追求するなら、コンパクトカーやSUVでやるべきだ!という意見が主流になってきたのかもしれません。アメリカでトヨタとホンダが一時的に敗退し、コンセプトを修正したセダンを作り直してくれれば、本物の「セダン復権」へとつながるのかなという気がします。

  

リンク
最新投稿まとめブログ

クラスラー200 動画



posted by cardrivegogo at 13:04| Comment(0) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月21日

マスタング は アテンザクーペみたいなものかも

  ニューヨークモーターショーの出品車を見ていると、北米市場というのはやはり最もクルマ好きの理想に近い場所なんだなと、強烈に印象づけられますね。日本や欧州で売られるクルマとはスケールが違う! もちろん大抵のクルマは日本でも買う事ができますが、ここで発表されるクルマ(=アメリカを主戦場とする)はどれもクルマとしての「自己主張」がしっかりしています。

  最近の東京MSやジュネーブMSに登場するモデルには「これは本当にクルマなの?」と疑問に思ってしまうというほどではないですが、「環境性能」さえ追求しておけば良い!みたいなものが多いです。もちろん「商用車」を扱うのもMSの大切な役割なんですけど、「4」ナンバー設定でもないのに、あまり目を引かないデザインなのは、やはりクルマの魅力という点でもの足りなさを感じます。

  さて今回のニューヨークMSで登場すると噂されているのが、新型のマツダロードスターです。先日フィアットのCEOが「私の在任中はアルファロメオは全てイタリア製造!」というコメントを出したとかで、マツダ製アルファロメオスパイダーは違うブランドから発売されるのでは?という憶測が伝えられました。ランチア?クライスラー?ダッジ?のどれかになるのかな・・・やっぱりマツダのイメージに一番近いのはアルファロメオだと思うのですが。

  他にもBMWはM4カブリオレがやはりアメリカ向けの鉄板モデル。何やらBMWは北米市場でポルシェと「全面戦争」に持ち込む構え(アウディは相手にしない)で、BMWが大金を使ってランドローバーを買収してまでして切り開いた高級SUV市場をあっという間に乗っ取ってしまったポルシェに復讐を果たすか? 当面の強敵であるマカンに対しては、スタイリッシュなX4をぶつけ「V6 vs直6」みたいな煽り方をするのかな。そしてアメリカで成功したパナメーラを潰すべくBMW8/9シリーズがスタンバイしているとか・・・。

  マツダもBMWも本能のままに好きなクルマを作れる市場がアメリカなんですね(うらやましい!)。そしてそのアメリカを本拠とするフォードUSが、マスタングのフルモデルチェンジを予告していて、もう既にデザインが公開されていますが、マツダファンからしてみれば「好み」のど真ん中を貫かれた衝撃を受ける「絶品」デザイン! 車幅1880mmくらいだそうで、デザインからもサイズからも想像してしまうのが、「アテンザクーペがあったらこんなだろうな!」。

  価格はまだ分らないですが、先代モデルを例にするとV8搭載モデルが500万円でしたので、今回新たに設置される直4ターボ(2Lエコブースト)なら400万円台前半まで下がるのでは? FFかFRかを除けばこれはほぼ「アテンザクーペ」なんでしょうね。マツダがOEMして売ればいい!とかそんな下世話なことはとりあえず置いておいて・・・実はこの新型マスタングはマツダファンにとってはめちゃくちゃテンションが上がっちゃうことがありまして!

  それは・・・フォードの2L直4エコブーストはご存知かもしれませんが、これがマツダの「Lエンジン」の改良型なんですよね。ちなみに「ボア×ストローク」はロードスターやGHアテンザの2Lと全く同じです。おそらくこのマスタングに使われる2Lターボも、フォードが北米で発売しているフュージョンの最高級グレード(たかだか3万ドルですが・・・)に設定される2Lエコブーストと同じです。このフュージョンは現在絶好調で日本勢3強の一角アコードを今年に入ってから追い抜き、お尻に火が付いたトヨタは半年前倒しでカムリのFMCを発表するドタバタぶりで最近ニュースになってました。

  いまやフォードの「エコブースト」と言えば飛ぶ鳥を落とす勢い!そしてその頂点に君臨する2Lターボの基幹部分がマツダの技術なんて感激です!フォードとホンダが現在グローバルで1L・1.5L・2Lの3段階のターボを中心にラインナップを増やしていってHVやディーゼルが導入できない車種を補完していく計画だそうですが、どちらも2Lターボは「最高に楽しいエンジンフィール」を掲げていて、ホンダはシビックtypeRにいよいよターボを搭載します。世界屈指のエンジンメーカー「フォード」でも越えられないくらいマツダの「ショートストローク2L」は楽しい!!!

  実は他のブログで「FRで直4は邪道!論外!」「ターボなんて日本にいらねえ!」なんて偉そうなことを散々に触れ回っているので、いまさらデカい声で「マスタングの直4ターボは最高!」とかちょっと言いづらいのが悩みなんですが・・・。これが「ブーメラン」ってヤツですか。それでもただただ低回転トルクを貪欲に追求した超ロングストロークのB◯Wやメル◯デスの2Lとは根本的に違うんですけどね!それはともかく昔にマツダがマスタングの後継モデルを手掛けるなんて計画もあったようで、マスタングとマツダには浅から由縁があるみたいですね。



リンク
2015フォードマスタング」動画

最新投稿まとめブログ



posted by cardrivegogo at 12:01| Comment(0) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月18日

マツダ と ジャガー

  マツダはどうやら「スペシャリティカー」がとことん嫌いみたいですね。スポーツカーの専用設計への「こだわり」が強過ぎるんでしょうか。そのポリシーとは対極のクルマの「スペシャリティカー」を完全に「邪道」と見做しているようです。普通乗用車(セダンなど)のボディだけ変えて「スポーツカー風」のクルマを作るなんて、絶対にやらない!これはこれでとても素敵なことだなと思います。

  マツダのラインナップはロードスターのみが専用設計のFRシャシー。あとのモデルは全てFFベースのシャシー。だれがどう考えてもロードスターは「専用設計のスポーツカー」なんだと分かるようになっています。これだったらたとえ格安だとしても堂々と楽しめます。ロードスターをパクったクルマとして知られているのが「BMW Z4」と「メルセデスSLK」。しかしこの両メーカーに軽量スポーツカーのノウハウなどあるわけはなく、それぞれ3シリーズとCクラスのホイールベースを詰めて作った「なんちゃって」スポーツカー(=スペシャリティカー)です。車重1500kgとかナメてんのか!喜んで乗っているヤツは何者?ってレベルです。

  こういうくだらないクルマが出てくるせいで、マツダがどんどん意固地になってしまうんでしょうね・・・。「オレたちはBMWやメルセデスのようなふざけたブランドとは違うんだ!ホンモノなんだ!」という心の叫びが聞こえてきます。まあ「Z4最高!」とか言っているアホなんかほっとけばいいじゃないですか・・・。まともな評論家ならキチンとマツダのスポーツカーの良さを評価してくるし、世界中に愛好家を作ったギネスカー(オープンスポーツ歴代売上ナンバー1)なわけですから。

  200万円台のスポーツカーでもしっかりポイントを押さえておけば、世界の名車と呼ばれる存在になれるという好例じゃないですかね。余談ですがダイハツ「コペン」が増税してもなお200万円以下に抑える価格設定で登場するみたいです。中身はムーブと同じ設計の「スペシャリティカー」過ぎないのだから当然といえば当然でしょう。まあスペシャリティカーでも乗って楽しければもちろんOKなのですが。

  ちょっと前置きが長くなりましたが、そんな「アンチ・スペシャリティカー」のマツダなので、北米市場で勝負をかけるといってもクーペすら作ろうとしません。「アテンザ・クーペ」なんて出て来たら相当話題になりそうですし、私自身もかなり前のめりにテンションが上がってしまうのですが、「マツダのポリシー」を考えると、そんなモデルは要らないのかな・・・。やっぱりマツダにはぜひにこの方針(スポーツカーへのこだわり)を維持してほしいくらいです。

  さてアテンザもCクラス・3シリーズ・A4・スカイライン・ISといった「5大プレミアムDセグ」とあちこちのカーメディアで比較されるようになりました。最近ではキャデラックATSが「6番目」として名乗りを挙げましたが、やはりセダン/クーペを揃えることが北米市場攻略には必要か? アテンザの価格帯は2万ドル台なのでこれらとは違う戦略になるのかもしれませんが、ホンダもアコードにセダン/クーペが設定されていますし、ヒュンダイジェネシスも同様です。アメリカで展開する大手メーカーはどこも2ドア/4ドアのフラッグシップを設定するのがセオリー?

  いやいや、そんなことしなくても十分に存在感を発揮しているメーカーもあります。それがジャガーですね。このブランドもスペシャリティカーが大っ嫌いみたいで、2ドアは全て専用設計のスポーツカーばかり。現行ではXKとFタイプがありますがどちらもバリバリのスーパースポーツ。やっぱりマツダと同じで「スポーツブランド」としてのプライドが許さないのでしょうね。

  GT-Rの生みの親の元日産・水野さんが「ジャガー」「ポルシェ」「マツダ」の3大スポーツブランドに憧れてエンジニアの道を進んだとその著書に書いていて、日産に入る前にマツダの門も叩いたそうです。そういえばポルシェもスペシャリティカーなんか絶対に作らない方針でしょうね。「マカン」の次はEセグセダンの「パジュン」だそうですが、あっさりクーペとか登場したらずっこけちゃいますが・・・。ジャガーも今年にも新型のXEが発売になるようですが、クーペだけはやめておいてほしいかも。この3つのブランドはどこまでも「美しく」輝きつづけてほしいものです。

  

最新投稿まとめブログ」へのリンク


posted by cardrivegogo at 05:17| Comment(2) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月10日

ボルボS60がいよいよ侵攻開始?

  マツダはグローバルで相当の宣伝費を使って攻勢を掛けているようです。自動車なんていくら良くても、いままで聞いたことがないようなブランドのクルマをすぐに買う気には普通はならないですから、来年にはロードスターを含めた「鉄壁の鼓動ラインナップ」が揃うマツダとしては、より広い地域で知名度を上げておきたいのは当然の戦略ですね。その宣伝費がきっちり「配賦」されたアテンザやアクセラの価格設定なのかと思うとちょっと複雑な気分ですが・・・。
 
  それでも日本でいくらお買い得だからといってプロトン(マレーシア)のクルマに乗りたいという人は少ないですし、ヒュンダイが日本に再上陸したところで、いくら宣伝費をかけてもしばらくは結果が出せないはずです。やはりそう考えるとコツコツと地道に広告費をかけてブランディングをしていかなければいけないわけですが、プロトンやヒュンダイの日本市場での立ち位置は悲惨ですが、マツダはグローバルでも一定の基盤がありますので、広告費の掛け方次第では、比較的短期間で躍進することも可能だと思われます。マツダは既にドイツ、豪州、米国、中国、ロシアといった各地域で一定のシェアは得ていますが、豪州を除くといずれも2番手グループ(シェア第10位くらい)に甘んじています。2014年の1年でどこまで立場が変わるのか見ものです。

  現実にグローバルではマツダの2倍以上の販売を誇る”グランデ” スズキですら、米国からフェードアウトを余儀なくされました(GMの嫌がらせ?)。見方によってはマツダは「独立系メーカー」としてはメルセデスやBMWと肩を並べる存在なったと言っていいかもしれません。懸念としてはマツダが期待をかける米国の雲行きが怪しいことです。

  米国市場ではスバルや日産が好調にシェアを伸ばしていて、既存勢力のトヨタとホンダも堅調ですから、「日本車のシェアが高すぎる」といった声が上がるのも時間の問題です。現状では米国で全くやる気のないVWと不調続きのヒュンダイのシェアを日本勢がかすめ取っている状況ですが、GM、フォードの米国資本2大グループの勢いが止まってしまったら、あの「プリウス事件」のような不可解なことがまた頻発するかもしれません。

  マツダとしてはやや出遅れたという思いがあるようですが、豊富な資金力を武器に日本市場の扉をこじ開けて前進するボルボのように、主要市場でじわりじわりとシェアが伸びてきました。それにしても涙ぐましい努力を続けているのがボルボ。おそらく日本市場では他の輸入車ブランドをかなり上回る規模の宣伝費を1台当たりに使っていると思われるのですが、増税前の絶好機とはいえメルセデスと並ぶ昨年比160%オーバーは立派です!

  さてかつてのマツダの盟友ボルボは強敵ひしめくCセグの中で、V40をゴリ押ししましたが、今年はDセグのセダン・SUVの2本立てでさらなる躍進を狙っています。スバルはレガシィを北米サイズでセダン・SUVの2本とし、ワゴンを日本サイズの「レヴォーグ」としましたが、ボルボはその間隙を付くように日本サイズのセダン・SUV(ちょっと大きいけど絶妙)の売り込みを開始しました。

  メディアを巻き込む力も「2年目」ともなると威力抜群で、見ていて”違和感”を感じるほどの「ボルボS60T5」「ボルボXC60T5」が大絶賛の大合唱が始まりました!かいつまんで紹介すると「Drive-Eという新エンジンはトヨタ・ホンダ並みの燃費性能とBMWに比肩する楽しさが共存!」とか・・・。これは「ほんまかいな?」と思う反面「とりあえず乗ってみたい」と思いますね。いまどきのジャーナリストが大絶賛するエンジンをボルボがいきなり自製したっていうのもなんだか「キナ臭い」ですが・・・。

  フタを開けてみると、フォードのエンジンと決別して、いよいよ日本で愛されるブランドになる為にトヨタ系部品メーカーにボルボが擦り寄った結果出来たらしいです。なんと素晴らしい戦略!デンソーが全面的に強力したエンジンにアイシンの八速ATが付いてます!ってこれまたとても巧妙な、そしてマツダが得意とする「メイド・イン・ジャパン」ステマじゃないですか! マツダはボルボに倣って広告戦略。ボルボもマツダからいろいろヒントを得ているみたいですね(ディーゼルのD4ってのもあります!)。どちらも中型車を盛り上げるブランドとして大活躍を期待したいです。

  
リンク
「2014ボルボS60T5の動画」
「最新投稿まとめブログ」




posted by cardrivegogo at 12:16| Comment(2) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

GHアテンザを"葬った" VWグループの戦略。

  ちょっと別件で調べものをしていたら、なかなか「スゴい」ものを発見してしまいました。VWが欧州からマツダアテンザ(先代)を締め出すために仕掛けたと思われるDセグのセダン/ワゴンなんですが、デザインがアテンザそっくりなんですね。2009年発売でこの顔ですから、アテンザかオペル・インシグニアを「牽制」するモデルなのは明らか。

  日本で発売されていないブランドとなるとなかなかチェックしきれないもので、ちょっと古い話で恐縮なんですが・・・。VW傘下のシュコダ、セアトが先代アウディA4を使ってのノックダウン生産を行っているのは以前から知っていました。これが単なる「リバッジ」だけだと思っていたところ、フロントデザインは”GHアテンザ”だか”ボルボS60”だかの要素が見え隠れする専用デザインに変更されていまして・・・。一目見てなんじゃこりゃの"デジャブ感"が・・・。

  もうかれこれ5年も前の話なので、いまさらどうということも無いですが・・・。やはり欧州での新車販売が大きく縮小し、VWといえども安易に新型モデルが出せなかった時期でもあり、背に腹はかえられない「窮余の一策」だったんだろうとは思います。しかしこの問題の「セアト・エクシオ」は特に売れて評判になったという事実もなく、ほとんど嫌がらせレベルに終わっている。販売価格を見るとアテンザの最廉価グレード1.8LのNA(120ps)よりもさらに安く設定されています。まあ日本でのイメージとは大きく違ってA4自体もそれほど高価なクルマではないですけど

  ちなみにドイツ価格では、「アウディA4 1.8TFSI」が27500ユーロで、「セアト・エクシオ1.8T」が22850ユーロ。一方で「マツダ6・1.8MZR」が23490ユーロ、「オペル・インシグニア1.8(STH)」が24545ユーロです。これは!VWのダンピング戦略?の狙いは明らかじゃないですか?

  さらに言うとエクシオも大して売れてないわけです。消費者の判断としては、アテンザもインシグニアも良さそうだけど、中身がアウディA4のエクシオの方がもっと安いしなぁ。とりあえず様子見しようかな・・・って展開になりがちですよね。そんなめちゃくちゃな事をやるからドイツの新車販売は10年で4割の落ち込んでしまうんだ!とか言いたくなります。私には直接的に関係ないような気もしますが・・・いやいやこれがきっかけでマツダが倒産したら悲しすぎます。

  日本で例えるならば、旧型のレクサスISをアテンザより安い価格でダイハツブランドで発売するみたいなものです。「ダイハツもDセグに参入!」とか大々的にPRする感じです(既に「アルティス」という現行カムリのOEMがありますが)。先代ISにダイハツのバッジが付いて238万円とか言われても「要らん!」・・・という意見はあるでしょうけど。レクサスがアウディに並ぶにはもう少し時間が必要ですね。

  日産はV36スカイラインを新型(V37)と同時に売るという”北米スタイル”を導入していますが、この商習慣を取り入れるならば、旧型モデルはとりあえず価格も下げてほしいですよね。「そんなことすると新型が売れなくなる!」というならば、新型は「まだまだ」だなってことになりますよね。日産ならばそれくらいの上から目線でもいいかも。

  まあこれがきっかけでGHアテンザの生産中止が早まったと断定はできないですけども、マツダがその後も必死で努力して、今度のアテンザはアウディA4がノックダウンされても負けないくらいの立派なボディになりました。アテンザの大型化に「VWショック」が影響しているのか? またVWにピンチが訪れたら今度はA6を導入してくるのかな・・・。しかしどうやらセアトもシュコダもMQBに専念するという話なのでアウディのライセンス生産は今後はとりあえず無さそうです。

  
「セアト・エクシオワゴンの動画」へのリンク(2代目アテゴンにそっくり!?)
  
「最新投稿まとめブログ」へのリンク


posted by cardrivegogo at 11:43| Comment(4) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

シトロエンDS5LS  これは!まさに「復活」!?

  購入から1年半以上が経過しましたが、GHアテンザセダン後期のデザインは飽きないですね。国産でお買い得な価格のクルマなのに街中(関東)で出会うことはほぼ無いのが素晴らしいです。初代と3代目はちょくちょく見かけますが2代目は圧倒的に少ない!しかも見かけても大抵はワゴンかスポーツです。セダン以外はあまり親近感が湧かなくて、ほぼ別のクルマという感覚。そして2代目セダンに出会ったとしても、「パールホワイト」のクルマの可能性は低く、色が違うとこれまた「別のクルマ」。2代目・白セダンは前期も含めてまだ2回しか目撃したことが無いです。いや〜満足です。

  それでもこんなに素晴らしいデザインのクルマが、もう日本では作られていないというのはやはり悲しい限りだなと、いつまでもしみったれたことを思っていると、ジャガーの新型車種「XE」のデザインにちょっとドキっとしたりします。しかし今度ばかりは「見間違い」ではないようで、「シトロエンDS5LS」というクルマにGHアテンザの面影をハッキリ見ました。

  最近じゃレクサスGSも新型スカイラインもGJアテンザもなんでなのだかわかりませんが同じようなリアのデザインになっていて、せっかく頑張ったデザインが「被っていて」ちょっと惜しい気がします。その一方でBMW3のまろやかなリアデザインはどこか「古き良き時代」を連想させるものがあって、以前はハッキリ言って「だせ〜」って思っていましたが、最近ではなんか趣があるなと感じます。いつまでもこのままでいてほしいですね。

  でもやはりリアデザインと言えばGHアテンザセダン。あの独特のテールライトは好き嫌いがあるでしょうけど、私はもちろん完全に心酔した側です。このテールライトは二度と復活することはないだろうなと半ば諦めていましたが、シトロエンが見事に再現してくれました。これがもし日本で発売されるならば真剣に検討したいほど・・・久々にデザインで感激しました。もうこうなったらBMW1.6Lエンジンでもいいかな(他ブログで多少ディスった・・・)。

  シトロエンの展開する「DSライン」はどうやらデザインに特化した新しい「プレミアムブランド」として画策されているらしく、そのフラッグシップ?になるこの「DS5LS」のモデルカラーは怪しげな魅力を放つ「ブラウン」。ホンダの新型レジェンドHVのコンセプトカラーもそういえばこの色でした。

  エンジンはターボだけでなく、NAもあるようで140psということなのでおそらく現行C5の欧州モデルに使われる2L直4が載るようです。これで400万円とか平気で付けてくるから輸入車は困りもので、どう考えても売れるわけがなく、300万円で売るくらいなら輸入しないっていう結論になっちゃうのが悲しいところです。まだまだ情報が少ないので何も判断できないですが、今後の展開に注目したい一台ですね。



「シトロエンDS 5LS の動画」へのリンク



「最新投稿まとめブログ」へのリンク


posted by cardrivegogo at 22:03| Comment(0) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月25日

メルセデス、スバルの6気筒「回帰」現象?

  ダウンサイジングの名の元に、エンジンをより少ない気筒数のものへと載せ換えるFMCやMCがここ数年多く見られました。特に顕著なのがドイツメーカーで、メルセデス、BMW、アウディの人気の3ブランドはブランド力にものを言わせて、4気筒のベースグレードが定番になっています。さらにジャガーやキャデラックが直4ターボに追従してきました。

  しかしまあ、この直4モデルに対する偏見というのがまだまだ根深くて、500〜700万円もする高級車にはちょっと相応しくないだろうという感情もあったようで、売れ行きは伸びず・・・。そもそもFRで直4を使うというのが愚か過ぎで、エンジンは高回転でうるさくなる上に、FR特有のプロペラシャフトが唸る。さらにFR車はキャビンの近くにトランスミッションを配置するわけですが、これが直4ターボだと忙しいくらいに切り替わり、車体も軽量化されているので「変速ショック」が社内にとても良く響きます。

  まったくもって直4エンジンはFRの高級車にはあり得ない設計だと思うんです。スポーツカーじゃないんだから・・・。フェアレディZとスカイラインに新たに直4ターボが載るようですけど、Zならわかりますが、新型スカイラインは明らかに高級車路線なのだから違うだろ!と言いたい。

  どうやらメルセデスやBMWもラインナップを全て直4ターボにするという「暴挙」はあまりの不人気に考えを改めた模様です。本体価格595万円のメルセデスE250がMC直前の限定モデルとはいえ、400万円程度で正規ディーラーから販売されたらしいのですが、メーカーもこの設計のクルマの価値を完全に見限っている? もはやアテンザと同等の価格じゃないですか・・・。メルセデスは早くも次の展開を考えているようで、次期Eクラス向けになんと新たに直6エンジンを開発しているのだとか!

  メルセデスが新型6気筒エンジン、しかも直6!を新たに作るとなると、提携関係にある日産のフーガとスカイラインにも同じものが供給されるのでは?という期待感もあります。実現したら往年の日産ファンが再び熱狂するのかな・・・。この日産の動きにシンクロするようにトヨタにもBMWの直6を積んだモデルが登場するという計画も進行していて、いよいよアリストターボやスープラみたいなクルマがラインナップに加わるのもそう遠い話ではないらしいです。

  そしてスバルもいよいよ日本で水平6気筒が復活するのではと、あの販売店の店長さんが仄めかしています。アメリカ仕様には6気筒があるのでそれをそのまま日本で売ればいいだけの話です。さてなぜ各社がこれほどまでに中型モデルの6気筒化にこだわるのか? それはおそらく商品力において、4気筒では十分に魅力が発揮できないからだと思われます。

  簡単に言ってしまうと、4気筒ではアテンザに負けてしまうということです。4気筒で同じ土俵に立ってしまうと、おそらく大半の人がアテンザを選んでしまうくらいに、内外装の冴えをみせているので、他社は解り易く差別化する方法として、おそらくマツダが追従してこれないであろう6気筒化に活路を見出しているわけです。アテンザ登場の結果、ベンツが直6回帰というならマツダの取り組みが見事にクルマ業界に変革をもたらしていますね。

  もっともメルセデスは出したら意味不明に売れてしまったCLAとの差別化という意味もあるようです。FRモデルのテコ入れに直6というのも気持ちいいくらい合理的(ドイツ的)な判断ですね。


「最新投稿まとめブログ」へのリンク



posted by cardrivegogo at 11:10| Comment(0) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月21日

メルセデスCLAを好意的に解釈してみよう

  価格・サイズ・デザインだけを見ればアテンザの比較対象になることもありうるという「メルセデスCLA」。開発担当者がVWに対して完全に「白旗」発言したり、購入者の多くがメルセデスの基準においては乗り心地は「不満」だとかで、「価格」と「個性的なデザイン」以外には特筆するすべきことはないらしい。でもなぜかみなさん不思議と満足そうなんですよね。

  そう言えば新型アテンザもスペックだけみればいろいろ不満だらけなんですが、まあ300万円台という価格も含めて顧客満足度が高いのは想像できます。口が悪い人は「CLAもアテンザもどちらも中国向けのシロモノ」と言うのでしょうけど、どちらも決してそれだけのクルマじゃない!というのは私にでもよ〜く分かります。

  クルマはスペックで優劣を決めるものではなく、それを買った人がどれだけ幸せになれるかが最も重要です。いくらスゴいクルマだからと言っても、私ごときが12気筒のメルセデスSクラスを借金してまで無理して買ったところで、「効用」は大して高くなく恐らくというか絶対に幸せにはなれないと思います。とりあえず1000万円は軽くするクルマを無理してでも所有しなければいけない「生活環境」なんて息苦しくて嫌だなとも思うわけです。

  気楽に林道などに入って行けるクルマで、適度な上質感があり、満足いく居住性と動力性能があって300万円前後。こんなクルマが実際には日本の大多数の人を幸せにするんじゃないですかね。モリゾー社長じゃないですけど、「クルマ文化」の裾野を広げるためには、主要メーカーがこういうクルマを積極的につくらなきゃダメだと思います。日産の新型スカイライン(500万円程度)が予想外に批判されるのもこれが原因なのでは?

  逆に300万円程度で満足度が高いクルマが作れているメーカーはイメージが向上している印象。トヨタ86/スバルBRZは最終的には愛されるでしょうし、カムリHVがブレイクしたのもこの「法則」に則っていたらからな気がします。最近では「マークX G’s」がブレイクしてますね、もうちょい安ければもっと火が付くと思いますが、レクサスISの客が減ってしまうのでこれ以上は安くできないでしょう。

  そして何といってもマツダ!このブランドは今も昔も「ユーザーを幸せにする!」ということに全力で取り組むメーカー。今のマツダ人気を分析すると、「300万円で幸せになれる」ことに加えて、「国内産業保護」を声高に叫ぶメーカーのクルマを買う事で、「日本経済に少しばかり貢献しているという想いがする」というのがあります。もちろん「ゴルフ」も「CLA」も「ジャガーFタイプ」も「マクラーレン12C」も日本製の部品をたくさん使ってますから、それなりには貢献できるんですけど・・・。それでも特に過疎地域が多い中国地方を地盤とするマツダは応援したくなります。

  さてCLAですが・・・出来はどうあれ、このクルマが売れることで日本メーカーにも何らかの変化が生まれる可能性はあると思います。日本の設計者からするとCLA180なんて、カローラクラスを担当するエンジンなのに何であんなに立派なボディを載せるのだろう?と不思議以外の何者でもないです。ただしメルセデスが日本で400万円以下で3BOXのベンツを買えるようにするんだ!という「大義名分」のもと作ったクルマだとするならば十分に理解できます。

  なぜ走行性能が著しく低いのか(カローラクラスのエンジンなのか)? それは既存のメルセデスのラインナップの売上に大きな影響が出ないようにする為なのでしょう。メルセデスのシェアを減らさずに200~300万円台の日本車からサクっとシェアを頂く!プリウス、カムリHV、ティアナ、アコード・・・ここら辺の乗り換え需要をごっそりと。それと同時に、アテンザに取られそうなユーザーに新たな提案ができる。なんと言っても値引き可能額はマツダ以上!コストかかってませんから!(実際はC/EクラスがごっそりCLAにやられているそうですが・・・)

  アクセラXDの「価格」がアテンザを気にしていたり、新型ティアナの「デザイン」がスカイラインを気にしていたり・・・もし恰好良すぎたらスカイラインが売れなくなります。そこからいくとCLAのように「性能」を落とすことで上級モデルに配慮するのは、日本メーカーにとっては斬新じゃないですかね。どうせ100km/hしか出せない道路です。2.7秒で100km/hになるGT-Rも10秒で100km/hになるフィットも実用域では大した差なんてない!だったらプレリュードのボディにフィットのエンジンでいいじゃん!これがCLA180の本質なんだと思います。少しイメージが変わったかも。






「最新投稿まとめブログ」へのリンク

  
posted by cardrivegogo at 06:50| Comment(0) | 輸入車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする