2018年01月22日

MAZDAブランディングの将来が決まる2018年になりそうだ・・・





CX8は新しい金脈か!?

  CX8が発売から1ヶ月で12000台受注したらしいです。やっぱり日本のユーザーはこの手のクルマ(ゴージャスなファミリーカー)が好きなんですね。アルファードやオデッセイに対抗する300万円オーバーの価格帯は、潜在ユーザーは多いにも関わらず、勝負してくる車種が少なすぎたのかもしれないです。ミニバンのユーザー(ファミリーカーユーザー)だからクルマにお金をかけないということは決してなく、むしろ「走り」にこだわるユーザーよりもお金をたくさん払ってくれる人は多いはず。家族全員で移動する際には圧倒的にコスパがいいですし、ステータスや居住性でメリットがわかりやすければ、利用価値が高いファミリーカーだからこそ、お金が用意できる部分もあるでしょう。


高級ピープルムーバーはこれからのトレンド!?


  実際のところ相応の価値があれば400万でも500万でも出す人は結構多いのかも。高級ピープルムーバーに関してはトヨタの圧倒的な強さが目立っていて、日産もホンダもアルファードの前に完全に及び腰でした。アルファードを倒す!!という気迫がエルグランドやオデッセイ(現行)からはあまり感じないです。もちろんどちらもいいクルマなんですけども、ミニバンユーザーが求めるポイントからはややズレているのかも!?


『高級』には独自のスタイルが必須


  アルファードが高級ミニバンにおいてはあまりにも定番になってしまい、認知度が高くなってしまったので、同じスライドドアのフルサイズであるエルグランドやオデッセイ(現行)は「ちょっと違う!?」「亜種!?」みたいな受け取られ方をしちゃいます。高級ミニバンならトヨタでしょ!!という通念は、爆発的に売れた先代アルファードによって日本社会に植え付けられました。日本には二種類のミニバンしかない!!アルファード(ヴェルファイア)とそれ以外の二種類!!ってくらいにトヨタの戦略は冴え渡りました。


魂動デザインの終着点はCX8だった!?


  そんな3列ファミリーカー市場にマツダが『CX8』で殴り込みをかけたわけですが、エルグランドやオデッセイと違って、スタイリングから『ミニバンではない』と判断できるSUVルックなのが非常に大きいですね。さらにドイツブランドやレクサスで買えば600万円かそれ以上くらいする内容のものが350〜400万円くらいで手に入るのも魅力的です。プレミアムブランドがたっぷり利幅を入れて600万円で売るようなクルマを、正常な利益率を割り振った350万円で売れば、人気が出てそこそこ台数は稼げるだろう!!って戦略はとても現実的ですし、実際に日産やホンダが全くのお手上げだったアルファードの市場に今最も接近しつつあります。




マツダ車が安全なのはみんなわかってるって!!

  マツダは2018年にはフルモデルチェンジや新車種投入はない予定なので、CX8でなんとか1年間売り上げを維持しなければなりません。そんな状況なのでかなりの焦りがあるのかもしれないですが、新春始まって間もないタイミングで、あのK沢さんが得意の『ぶっ込み記事』を炸裂させました。内容はいたって刺激的で「3列シート車の3列目は、ボルボとマツダ以外は危険ですよ」とはっきり書いちゃった!!国内専売モデルが多いスライドドアの3列シート、いわゆる『ミニバン』っていうジャンルは全部3列シートが追突に弱いみたいです。確かに衝突安全基準なんて全く気にせずに家族のクルマを選ぶ非イケメンな人が多いから、ト○タ、メル○デス、B◯Wといった衝突『ヘタレ』ブランドがよく売れるんでしょうね。


あまりいい感じがしないのは私だけ!?

  マツダが『K沢ミサイル』を裏で依頼したかはわかりませんが、マツダにとっては苦しい台所事情となりそうな2018年の初頭という最も望ましいタイミングで『援護射撃』が行われました。もしこの還暦ライターが「たまたま」ボルボXC90やマツダCX8の3列目の安全性が高いことを普段から気に留めていたというなら、とても素晴らしい見識だと思いますけども、あまりに目の付け所が奇抜だなーって気もします。何より裏を返せばそのまま、ボルボとマツダ以外の3列シート車を買うヤツはバカ!!ってことに他ならないです。


MAZDAはHONDAのようにCOOLであるべき

  日本人はあまり安全という認識を持っていないようですが、北米や欧州のクラッシュテストで圧倒的な数字を残してきたのがホンダ。けれども日本ではス○ルとかいうメーカーが、必死の安全性アピールを続けてきた結果でしょうか、「ス○ルはドイツ車に匹敵するくらいすごいけど、ホンダやトヨタはダメ」とか私のブログに平気でコメントしてくる人もいらっしゃいます(もちろん容赦なく現実を教えますけど)。マツダもホンダと並んで北米&欧州で非常に優秀なスコアを挙げています。


群馬と同じ土俵はいやだー

  IIHSから失格の烙印が押されていて、JNCAPからは逃げ回っているメル○デス、○MW、ア○ディとは違って、ス○ルは徐々に目立ったスコアを出すようにはなってきました。しかし「安全」アピールをするようなメーカーってダメだと思うんですよ。ホンダのように特に何も主張しないけど、スコアは完璧。これこそが一流メーカーのあるべき姿だと思うのです。なんだか最近のマツダはス○ルみたいな方法を採り始めつつあるような懸念が・・・。


身も蓋もない話ですが・・・

  K沢さんと絡んでもあんまりいいこと無いと思います。マツダのガソリンエンジンの良さがわからない音痴ってのもありますけど、とにかくこの人が指摘するポイントはマツダにとってあまり親和性が高いと感じないです。K沢さんは今回やたらとアメリカのクラッシュテストの優秀性を強調していますが、そこで世界最高の地位にあるはずのホンダ車を語る文脈では一切それを使わない・・・さすがは「プロの物書き」です。マツダはこの手の輩とは距離を置いて欲しいなー




ラベル:マツダCX8
posted by cardrivegogo at 22:54| Comment(4) | CX8/CX5/CX3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
以前何度かコメントさせていただきました。
長らくお邪魔しないうちに大変なことになったしまいましたね。さぞ、力を落としではないかと…
世の中には自分と違う意見を持つ人を認めることができない方もおられますものね。

でもこのブログを見ている方の中には応援している方もきっとおられることと思います。今後もその方のためにも頑張ってください。

さて、今後のマツダは何かと注目するようなことが、目白押しかなと期待しているところです。

SKYACTIV-Xはもちろん、新型アクセラやロータリーもどう出てくるか…本が出版されるたびに買い込みそうで…。でもアテンザはもうしばらく寿命を延長でしてFRへ変換なのでしょうか…。楽しみですね。
Posted by クリュー at 2018年01月25日 20:32
コメントありがとうございます。

このブログって別にマツダに関するプロパガンダを垂れ流しているつもりは無いんですけど、そういう風に感じる人もいるんでしょうね。

内容はほぼ現行モデルのオーナーに喧嘩売ってるだけなんですけどね。
ドイツ車以上にマツダ車オーナーに対して失礼な投稿ばかりしているつもりです。マツダにとっても迷惑でしかないブログなはず。

なんですけどもありがたいことに、毎日えげつないくらいの暇人がわざわざ見にきてくれます。そんなこともあってコメントくれる人に全く迎合しようという気持ちがないです・・・。

自分ではスゲー面白いと思って書いてます(ウェブ上で一番面白いと思ってます)。自分の記事読んでゲラゲラ笑ってます。

マツダはポルシェやメルセデスなどよりも世界の自動車産業にとって重要なメーカーだと思っていて、率直に感動することが多いので、それをただ当たり前に書いているだけなんですけど、その辺がパンピーさんとは感覚が違うのかなーとは思いますね。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2018年01月26日 02:29
「MAZDAはスバルの様な手法を採りつつある様な懸念が…」←最近の安全装備を前面に出したMAZDAのCMを見る限り全く同感。ただ、これは事情があって、ブログ主や私たち閲覧者みたいなマニアはMAZDAの安全装備がスバルにも劣らないなんてのは常識レベルの知識として知っていますが、車に興味のない一般層はその限りではなく、経済誌なんか読むと名の知れた経済評論家とかが「MAZDAは安全装備面での努力が足りない」とか平気で書いているわけですよ。そういった情弱に分かりやすく知らせてやるには、クドいくらいのCM連発しか方法がないんじゃないかと。
Posted by 通りすがり at 2018年01月27日 19:30
コメントありがとうございます。

そーですよねー。一般メディアの出すクルマの情報はツッコミどころが多過ぎます。日本の自動車ユーザーがデタラメな認識になるのも無理はないかも。「ドイツ車が安全」とか素人のオッサンはともかく、ニューモデルマガジンXが主張してたりする始末。先日のホンダ車は危ないからVW車を買おう!!には笑いました。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2018年01月27日 23:52
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