2018年09月28日

BMWが大惨事・・・MAZDAにとっても対岸の火事ではない!!

BMW窒息寸前

  カーメディアでは、しばしば「マツダはBMWになりたがっている!!」とか書かれちゃっていますが、そのBMWがいよいよ日本市場で末期的な状況に追い込まれつつあります。8月度統計は3,296台で前年同月比87%。二桁のダウンを記録しています。まあ8月は日本で災害とか色々あってクルマを買っている場合ではなかったからかなー・・・と思いきや、普通車販売が2.1%、軽自動車が7.7%、輸入車が2.2%それぞれ前年同月比で増えていて、輸入ブランドではBMWがほぼ一人負け状態。お隣の国でちょっとしたBMWの騒ぎはありましたけども今ではすっかり沈静化しつつあります。報道は8月の終わり頃だったので影響はあまりなかったはず。期待の新型車X2はまだ納車が始まってないのかなー。


最近のレビューは根っこが腐っている

  カーメディアから常に忖度を受け、長年マツダとは全然違う待遇だった名門BMWが何で一人負けしちゃうのだろうか!?昨日くらいに届いたクルマ雑誌にもBMWを一生懸命によいしょするレビューがたくさん載ってましたよ。「X2はBMWとしてはちょっと物足りないけども、日本のSUVよりはずっとよくできている!!」だってさ。C-HR(日本市場トップ)、CX-5(グローバルトップ)、アウトランダー(英国でPHEVトップ)、フォレスター(最新鋭)といった日本勢よりも、とりあえずずっといいクルマですよー!!って太鼓判を押してくれてます。でもBMWのFR車と比べたらまだまだ低次元な出来なんだそーですよ。BMWのFRって相当にすごいんだろーけど、何で売れないのー!?


日本車だけでなくドイツ車にもダメージが・・・

  すげー余計な御世話かもしれないのですけども、オッサンライターが「暑苦しいほどに」というか「中二か!?」って感じでBMWは異次元にすごいんです!!ってひたすら抽象的に語るというか、面白おかしく放言してますけども、テキトーな感じがそのまま「仕事」だと思っているんでしょうね。そんな業界の危険な構図が、どんどん日本のユーザーをBMWから遠ざけているような気がするのですよ・・・。本当に心からそー思っているのならばいいのだけども、単純に「日本車<ドイツ車」って文脈で気分よく語りたいがために、「ドイツ車(VWゴルフ)のボデーは日本車Cセグの5倍もコストがかかっている」とか、平気で書いちゃうんですよ。読者はNCAPの結果も静粛性も・・・プリウス、インプレッサ、アテンザ、シビックの方が上だってわかってるから、5倍もコストかけてそんなつまらないクルマ作るのが信じられないわけですよ。どっかインチキくさいオッサンのたわごとで盛り上げられているドイツ車が魅力を失うのは自然な流れだ・・・。


怒らないでね!!自動車ライターはアイドルと同じなんだよ・・・

  そろそろ本気で考えた方がいいと思うけども、自動車ライターにとって一番重要な要素は・・・ルックスだと思う。五味康隆とか小沢コージくらいのイケメンが気軽にクルマについて語っていれば、不思議とそこに映し出されたクルマと視聴者のライフスタイルが交差してシンクロしてリアリティを伴った情報として視聴者のマインドに入ってくると思う。最近でも五味康隆が爽やかな笑顔でレクサスLSを「いいですねビッグサルーン!!」とか言いながらレビューしてる動画見てたら、1000万円するクルマですけども、なんだかちょっとだけ所有するイメージ湧きましたもん。これを清水和夫や石井昌道がちょっと斜に構えてコメントしてるレビューだとさ、より現実的な価格のクラウンでも全然買うイメージが湧かない。(これは悪口ではない!!プロライターへの評価だ!!)

↓五味康隆 伝説のレビュー 騙されて買ったらとってもいいクルマだった!!


ユーチューブでレビューするならイケメン限定!!

  アテンザのレビューに当てはめれば想像できるんじゃないでしょうか。本当に失礼な話ですけども、レビュアーによって現行アテンザも相当に印象は変わると思う。五味(買いたい)、小沢コージ(なんかいいかも!!)、国沢光宏(やっぱオッサン臭いかなー)、河口まなぶ(???)、清水和夫(なんか不毛に批判されてる感じ)、清水草一(ちょっと解釈がバカっぽい)、西川淳(内心はバカにしてんだろーな)、渡辺敏史(ちょっと幻滅する・・・)、岡崎五郎(ファミリーカーに見えてきた)、島下泰久(良さがあまり伝わってこない)、鈴木直也(強烈にダセー絶対買わない)・・・とりあえず欲しくなるのは2人だけ!?いや厳密に言えば1人だけかも。とにかく人材不足です。そしてメディア注目度が高いBMWは露出が多いので、確実に他のメーカーより損します。売れるレビュアーを育成していかないと、カーメディアもユーチューブ全盛時代ですから誌面時代のレビュアーでは能力が全く足りない。



ブサイクなオッサンは、良いものを良いと言わない・・・

  BMWはもうメディア向けに広報車とか一切出さず、もしくは貸し出しをする際に注文をつけたらいいと思う。レビュアーのルックスを保証しろ!!と。もしくは秘密主義で、ディーラーに来て乗ってもらうようにした方がいいんじゃないかと思う。その方が多くのユーザーは好奇心がくすぐられる。せっかくいい感じで仕上がって来たFFモデルも、FR絶対主義のカーメディアの手にかかれば、全く良さを理解されずに好き放題書かれます。全体を指していうのは失礼だけど、昨今の日本のカーメディアはあまりに理解力が無さすぎる(頑固ジジイの集まりだから仕方ない)。マツダだってさ、NCAP、アメリカ、中国、欧州での高い評価が日本に全く伝わってこない状況ならば、今でも日本のメディアではずっとボロクソに言われ続けていたと思うよ。実際にマツダ車を主体的に評価できているレビューは極めて稀だ。『ドイツ車がIIHSで全く日本車に歯がたたない』という現実を全く認識できていないニューモデルマガジンXだから・・・「ドイツ車のボデーは日本車の5倍のコスト」とか恥ずかしげもなく書けるんだろうね。実際にそれくらいの帳簿上の差があったとしても、機能性で客観評価すれば結果は全く逆なのだから・・・一体VWはどんなまずい設計をしているんだ!?って話になる。単純に日本メーカーが下請けをいじめているってことかもしれないが・・・。


かっこよく見せなきゃBMWなんて絶対に売れない!!

  BMWなんてさ、もう徹底的に五味&小沢のイケメンコンビでクールにプッシュしていくのがいいんじゃない!?そのままメンズファッション誌に展開できちゃうようなビジュアル重視でプロモーションしていかないと、日本市場に隠れたブルーオーシャン層にBMWの良さは全く伝わらないと思う。どこの会社でも上品でルックスがいい男性社員は、その他の連中よりはいくらか出世する可能性が高いわけです。年収3000万円。トヨタ、武田薬品、NTT、日立製作所など一流企業のエクゼクティブになっていくヤツをいかに効率よく捕まえるかが大事だと思うんです。彼らがプリウスでいっか・・・と思う前に「BMWに乗りたい!!」と思わせるようなリアリティのある映像的な良いイメージをどんどん刷り込んでいかなければならない。スーツ、靴、コート、カバン、ベルト、ブルゾン・・・とりあえずほとんどの人がこれらを揃えるのに軽く100万円以上は使っていますし、3年くらいで全部買い換えているはず。ここに月6万円(ローン)くらいのBMWを入れることはそれほど難しくはないと思う。この役が務まるレビュアーは、やはり五味、小沢・・・他にはとりあえずいないと思う。


↓小沢さんの良さが出たレビューだ


ユーチューブは業界を変えつつある

  もう若い人は、ベストカーとかニューモデルマガジンXとか誰も買って読んだりしないけど、ユーチューブならまあ暇な時に見る。今までカーメディアに相手にされてこなかったマツダが、ユーチューブ時代になったとたんに300万円以上するモデルが売れたりと予想外の変化を迎えています。しかし年間販売は20万台ほど、この2年でやや縮小傾向にあるようです。2004年頃、そして2012年頃にマツダは国内販売の勢いがついた時期があったわけですが、あまり持続しないですねー。これを30万台にまで増やすには、デミオ派生モデル、SUVクーペ(CX-4)、スポーツカー&スポーツクーペの追加でそれぞれ月に3000台程度シェアを伸ばすしかないけども、周辺のブランド(BMW、スバル、ボルボ、アウディなど)はことごとく日本から締め出されることになりそう・・・。とりあえずユーチューブはマツダの味方。


BMWに乗れば美しくなる!!と思わせればいい・・・

  結局はお金を持っているカッコいい人々をターゲットに、洗練されたクルマってのはライザップよりもずっと優れた美容器具なんだ!!みたいなことが伝えられれば、マツダもBMWももっともっと売れるのではないかと思う。もうとっくに人生を諦めてしまった人々ではなく、まだまだ自分の可能性を感じ続けている人の、野心溢れる感性に素直にシンクロするようなビジネスモデルならば、完全に「縮小均衡」へ転じたとはいえGDP第3位の日本なら、まだまだいくらでも需要を掘り起こせる。かつてのニューヨーカーにとっての「ROLEX & BMW」のような不思議な力を、今の日本で再現することも不可能ではないと思う。とりあえずは、内面も外見もブサイクなオッサンライターを業界から締め出すことが第一歩かなー・・・とニューモデルマガジンXとベストカーを読みながら思った。




↓営業妨害も甚だしい・・・




posted by cardrivegogo at 03:31| Comment(0) | クソな話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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