MAZDA熱
来年の新型モデルに期待している派と、今年の超絶改良モデルに興奮している派に分裂している!?感があるマツダ党。個人的には断然に「今年」です。RF、アテンザセダン、CX-3・・・(お金に余裕があるなら)3台まとめて買ってしまいたい。「MAZDAとPORSCHE以外はいらねー!!(他はクルマじゃねー!!)」みたいな叫びが頭の中でしょっちゅうシャウトしているのだけど、今年はそのボリュームが大きくなってる。
常勝
MAZDAとPORSCHEが一つのブランドになったら間違いなく世界最強だ!!他のメーカーのどんな優れたクルマに対しても常に優位に闘える(と思う)。名門幼稚園の保護者が使う送迎用モデルでは、アルファードの上位互換がカイエンなんだそうだ。CX-8でも十分に対抗できてる。レクサスのサルーンに対しても、LSはパナメーラを意識してしまったようだし、いよいよ日本に上陸するレクサスESもアテンザLパケに返り討ちにされるだろう。VWゴルフにはアクセラで十分対応可能。MINIにはデミオがある。もうブームは去りつつあるのかもしれないけど、ミドルSUVのど真ん中を支配しているのはマカンとCX-5だ。トヨタ、ルノー日産、ホンダが豊富な経営資源を投じて、プレミアム、大衆向けのどちらでも物量作戦を展開しているけど、はるかに小資本のMAZDA、PORSCHEが優位に立っている。
他が弱すぎる!?
強いて言えば、ランクルやジムニーみたいなオフロードモデルは弱いかもしれない。だからなんだ!?・・・全方位作戦なんてのは現実的ではないし。作りたいクルマを作って、それで世界ナンバー1を取る。MAZDAやPORSCHEが企画した新型モデルが送り込まれる先では、はるかに巨大な資本(PORSCHEもVW資本だけど)を構えたメーカーが、ほぼ無抵抗のまま敗れ去っていく。ポルシェ911とマツダ・ロードスターの行く先に立ちはだかるものはない。30年もずっと勝ち続けている。カイエン、パナメーラ、マカン、CX-5、アクセラ・・・それからちょっと販売台数が物足りない(年10万台程度)けどアテンザ、デミオ。なんでこんなに勝ち続けるのか!?
MAZDAとPORSCHEに抵抗するメーカー・・・
もしかしたら局地戦でPORSCHEやMAZDA相手に善戦している「その他大勢のブランド」のモデルもあるかもしれない。例えば日産スカイラインとかかな。このクルマはちょっと手強い。メカレベルで日産のエンジニアリングが炸裂していて、PORSCHEやMAZDAのいわゆる「属人的」な肌触りのクルマ作りでは、なかなか突破できない要素がある。1800kgの巨大を軽々動かす(0-100km/hが6秒)エグいユニットを何事もなかったように載せている。同じことを類似ブランドがやると、レクサス、メルセデス、BMWのように明らかに飽きる乗り味に終わる・・・。
スカイライン決戦は間も無く始まる!?
まだPORSCHEとMAZDAに征服されていない『スカイライン』というジャンルへ、PORSCHEもMAZDAもFRのハイパフォーマンスGTサルーンを作ると噂されている。日産と長らく因縁(911ターボ>-R、サバンナ&スカイライン)があったPORSCHEとMAZDAが、スカイラインを『葬り去る』最終兵器を作る。どんなに力が入ることだろうか。高回転型のパフォーマンスターボユニット『VR30DETT』をポルシェは意地で超えてくるとは思うけど、VR30DETTも将来的にポルシェのサルーンに使われるであろうアウディの3Lツインターボユニット(EA839シリーズ)に目星をつけて開発が行われた結果400ps/6400rpmというフェラーリでも使えそうなユニットになっている。MAZDA長らくロータリーで日産と対峙してきたけど、ディーゼル直6と直4トリプルチャージャーだけの縦置きじゃちょっと物足りないなー。
これからの高性能車は・・・
素人がわかったようなこと言っているのは十分に承知しているけども、「真剣勝負」が見たいんだ。もうずっと前の出来事のような気がしてしまうけども、ロシアW杯のベルギー戦のような「死闘」を見て、その意味がわかったならば感動するだろうけど、自動車メーカーがプライドをかけて、考えうる最良のスペシャルモデルを作りあげる。それが量販車ベースで行われるにはあまりにもオーバースペック!!!!!ってことなら感動してローン組みたくなるだろ。PORSCHE、日産、MAZDAには限界ギリギリ(だと感じさせてくれる)のスゲー戦いを期待する。
ルノー日産の奇襲攻撃
・・・というかもう始まっているかもしれない。PORSCHEとMAZDAの聖域にルノー日産が「先制攻撃」を仕掛けてきた。予想通りだけども、アルピーヌA110のファーストエディションは1日足らずで売り切れたらしい。英国に行けばジネッタやケータハムやゼノスなど、フレームシャシーで剥き出しのレーシングモデルに、MAZDAのショートストロークMZRがコスワースによって高回転ターボ化されて載っているらしいけども、ルノー日産傘下のアルピーヌは、レーシングカーのパフォーマンスに近いロードモデルを仕上げてきたようだ。もうスペック見るだけでケイマン、911、ロードスターの完成度をはるかに上回っているのがわかる。スカイラインを撃墜する前に、PORSCHEとMAZDAの御本尊が危うくなっている!?
MAZDAの姿勢を感じる2018年だ
MAZDAはロードスターRFのユニットをブラッシュアップした。アメリカのカーメディアによると、MAZDAの開発は1.5Lを優先していてアメリカ向けの2Lは後回しになっていたらしい。どーせアメリカのユーザーは半数以上が女性だろ・・・とMAZDAも少々ナメていたところがあったのかもしれない。欧州圏では大人気。英国トップギアでは10点満点、北米でもCAR AND DRIVER誌が五つ星を付けている。この2つのメディアでパーフェクトなのはNDロードスターと、911GT3だけだ。だけれどもNDロードスターの北米市場での販売はかなり伸び悩んでいた。確かにSUBARUのFA20の方が回っているから。
幻の1750TB
もしかしたらマツダのスケジューリングが悪いのではないかもしれない。NDロードスターが当初の予定通りアルファロメオにOEMされていたら、堂々と市販モデルにおいてアルファロメオの高回転ショートストロークユニットである「1750TB」が搭載できたのだと思う。ラリー仕様には縦置きの『1750TB』が搭載されているので、開発はとっくに終わっていた。ラリー専用モデルの為だけに、わざわざ専用ユニットを用意するなんて・・・まあありえないだろう。MAZDAは散々に「1750TB」をチェックして、MAZDAユニットから姿を消しているショートストロークだ!!と開発陣は喜んだだろうけども、発売まで1年を切ったくらいのタイミングでアルファロメオブランドではないことが発表される・・・。
MAZDAのレシプロエンジンは・・・全てハイチューンに!!
MAZDAとしては最初からフィアット&アバルト向けだとわかっていれば、「1750TB」搭載に向けて使った開発資源を、2L自然吸気ユニットの開発に注ぎ込めたのにー!!って感じで、慌てて3年遅れで2Lのハイチューン版が登場したんじゃないかと思う。もう横置き版もハイチューンにして仕舞えばいい。価格据え置きでCX-3、アクセラ(2L復活)、アテンザを置き換え始めたら、「やべーMAZDAもう頭おかしいよー」みたいな熱狂モードが作れるんじゃないの。1.8Lディーゼルをベースユニットにするならば、思い切ったことをやってもいいんじゃないだろうか。
良いエンジンは3グループだけから生まれている!?
ポルシェやルノー日産と対峙するならば、2.5Lと2.5Lターボをさらに洗練させて、日産自慢のVCターボや、スポーツモデル向けの1.8Lターボ、あるいはVW/アウディのEA888やポルシェの2.0L/2.5L水平対向ターボを超えていく必要がある。世界のユーザー、特に欧州、北米、日本のコアなユーザーは「MAZDAの決断」が実現するかどうかをじっと見守っている。もしMAZDAが突き進んでポルシェや日産を圧倒したとしても、表面的には何も変わらないかもしれない。まだまだト○タは売れ続けるだろうけど、まあいいじゃないでしょうか。ガソリン車の100年余りの歴史の最期は極東のMAZDAというメーカーが輝いていた!!という伝説が残るだろうから・・・。
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いつも楽しく拝見させていただいてますが、いつにも増して、あっち側感が半端ないですね。
まあ、面白いから良いんだけど、ちょっと心配です。ご自愛ください。
「あっち側」ってのは、何らかの具体的な反証を主張できた人だけに許される発言じゃないですかね。このスタンスで6年書いてますけど、まだ一度もまともな反証的意見を頂いたことないです。絶対に反証できない「あっち側」を描く作業が世間一般でいうところの「執筆」だと思っています。この記事になんかデタラメあります!?