今度はデミオのマイナーチェンジ
今月(7月)にデミオの大規模な「商品改良」が予定されているらしい。同じシャシーを使うCX-3のディーゼルが1.8Lになり、国内向けにも2.0LのMTモデルが追加されるなど、騒がずにはいられないビッグマイナーチェンジを経たばかりなので、まさか内外装の小規模な仕様変更だけで終わるとは思えない。CX-3だけでなく、ロードスターRFも海外向けMAZDA6でもカーメディアの話題をさらっていて新型モデルがないのに近年稀にみる盛り上がりを見せているマツダ。
190psのデミオ・・・ありでしょ
一躍有名になったあのエンジン開発者Hさんが、何かのインタビューで「日本の税制に合わせて排気量は小さくしてあるけども、本来ならばデミオにも2.5Lガソリンエンジンを積むのが理想」みたいなことを言っていた。1.5L以下から2.5L以下へ、自動車税が年間1万円上がるだけなんだから、もうやっちゃえよ!!って気がしないでもない。マツダがプレミアムブランドとして、一皮むけるためにも『MINIクーパーS』(2Lターボ192ps)に対抗するデミオのグレードがあってもいいし、CX-3にも同様に2.5Lモデルを追加してもいいんじゃないの!?
2.5Lガソリンはマツダの宝だ
開発者の口から出るってことは、マツダの戦略において「2.5Lのデミオ」が議論されているのだと思う。できれば早く決めてくれー!!ってCX-3のマイナーチェンジで2L&MTにグラグラきている人は思っているはず。燃費!?車重1540kgのアテンザセダン25S・Lパケが14.2km/Lだから、同じユニットでデミオの車重1100kgくらい!?ならば17km〜18km/Lくらいは出せるんじゃないの!?プジョー208GTiは1.6Lターボ208psで15.6km/L、ポロGTI(旧型)も1.8Lターボ192psで17.2km/Lだから、デミオに2.5L自然吸気ユニットを搭載してもなんら問題はなさそうどころか、早くやれよ!!ってくらいにマツダにとってはイメージアップのカードだ。
アテンザにも2.5Lターボ!?
アテンザとデミオが同じエンジンってのはちょっと衝撃的だけども、VWもアルテオンと新型ポロGTIがちょっと仕様が違うだけの2.0Lターボを使っている。アテンザにも2.5Lターボを用意すれば問題ないんじゃないの!?噂によれば9月頃にCX-8に2.5Lターボモデルが追加されるらしいので、同じタイミングでアテンザにも追加される可能性が!?もし本当に2.5Lターボが発売されたら、GJアテンザが好きでたまらない人は、前期(サイドブレーキ時代)、中期(マツコネ開始)、後期(シートコンディショナー)から、さらにターボに乗り換えて1世代で4台乗り継ぐのか!?まあ下取りも高くなっているし悪いことではないだろうけども、1万キロからいい感じになるマツダの乗り味を考えるとちょっと微妙なタイミングかも。
エンジンが変わるのはほぼ規定路線
さて今月予定のデミオの「商品改良」では、ガソリンを1.5Lに変えてアクセラと集約し、次世代エンジンの量販へとエンジン工場の容量を割り当てて行くことになりそうだ。ディーゼルエンジンは不透明だけども、デミオだけ1.8Lでアクセラは1.5Lのままだったらちょっと変だよなー。アクセラはフルモデルチェンジまで1年を切っているので、そこまでは1.5Lディーゼルが続くと思われる。発売から4年で幕引きはちょっと悔しい1.5Lディーゼルですけども、すでに1.8Lを投入してしまった以上は幕引きは決定的なわけで、2兆円メーカーのマツダならばさっさと決断できると思う。
CX-3のダンパー変更
6月15日発売のモーターファンイラストレーティッドでは、マツダの大特集が組まれていた。デミオに先立って「商品改良」したCX-3は、エンジンの他に、「板厚」「シート素材」「ショックアブソーバー(ダンパー)」の変更が挙げられている。前期モデルはデミオと同じダンパーだったが、これを大径のものに変えたらしい。Bセグなのにディーゼル搭載のみのため250万円の輸入車並みの価格設定で苦戦した前期CX-3ですが、なんか残念ですね・・・。もしかして英国で絶賛されていた欧州モデルには最初から51mmのダンパーが付いていたのだろうか!?
MINIの成長を止める!?
静音設計などCX-3があらゆる面で「クラス世界最高」を意識して設計されているのは間違いないし、Bセグとはいえ『MINI』『アウディA1/Q2』『スマート』などプレミアムブランドのユーザーを相手にしたモデルが増えている中で常にリードしていくことがマツダの生命線なんだと思う。価格もプレミアムBセグと同等の強気な価格設定。2018年5月の販売台数はCX-3が2060台、MINIが全モデル合計で2141台とかなり拮抗している。ここに新たにハイスペックに進化したデミオの上級モデルが発売されたらどーなるのか!?VWアップGTやルノートゥインゴGT、スイフトスポーツなどは相手にしない。英国メディア「AUTO EXPRESS」の比較コーナーでは、GLAやQ3など格上のCセグSUVを相手にCX-3がトップの評価を得ていた(日本車がなかなか苦戦することで有名なコーナーだけど)。
精鋭で全てのセグメントをカバー
アテンザやCX-8にブランドの魂を吹き込むことも大事だし、次世代アクセラで世界を圧倒することも大事だけども、デミオとCX-3がどれだけ日本や欧州で「八面六臂」の活躍ができるか、A〜Cセグまでをこの2台で支配できるのだろうか。アクセラはすでにC/Dセグのど真ん中に位置していているけども、次期モデルではシビック、3シリーズ、CLAと堂々と戦えるモデルになるはずだし、そして次期アテンザがD、D/E、Eセグを舞台に大活躍することがマツダの20年前からの悲願であるから。とにかくデミオのマイナーチェンジが楽しみで仕方ない・・・。
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おとといディーラーでアテンザ を試乗した際「アテンザ日本仕様に2.5Tがあったらなー」って話をした所、「2.5Tというお話を聴いてしまったからにはお伝えしなければなりません。」って「年末にはCX-5とCX-9には載るがアテンザ (日本仕様)はこのまま、予約注文も数ヶ月後に開始です」というリーク情報をいただく。「本当は、次期アクセラがどんなか観てからアテンザ にするかきめたい」ってコメントに対しては、「営業研修で市販のモデルを特別に先行で見せてもらったがサイズは今より大きくなる。窓越からインテリアはチラ見できるだけだったが質感についてはやっぱりアクセラクラス という印象的だった」とのこと。また「ディラーとしては、SKY-Xの初期型はサービスの観点で不安がいっぱい」という率直な意見でした。もちろん、アテンザ 2.5SかXD Lパケかで悩んでいる商談ですから説得のための営業トークは多分にあったとは思いますが、これを買う買わないとは別にマツダ車1台乗り続け、営業氏とは当分おつきあいが続く関係ですから、アテンザ の注文欲しさのブラフで信用を落とすような安易なことはしないだろうと状況的に見ています。
結果、単なる車検のはずが、アテンザ ワゴン25Sで説得されてみましたが。。。まあ、こういうのも勢いと御縁ですから、どちらを選択したとしてもそれぞれ正しかったと思うでしょう。もし、最新アテンザの25S/XD試乗インプレッション記事いただけると、とても参考になります。
あのLパケだったらとりあえず買っておいて損はないと思いますけどね。私も買うなら25S一択です。とりあえずこれ1台持っておいて新車保証がある限りは、他に乗りたいスポーツカーなどは適宜試してみればいいですもんね。何と言ってもマツダはモデル末期が買い時だと思うので、全く後悔することはないはずです。
あくまで個人的な意見ですが、MAZDA車には試乗インプレッションってあまり不毛な気がするんです。トヨタやBMWとはちょっと意味が違うブランドですから。プレマシー、デミオ、アクセラ、アテンザ、ロードスターどれも最高。MAZDAだったらCVTだろうがZFのトルコンを使ってようが最高に仕上げると思いますよ。MAZDA車で1400万円のポルシェ乗りに行っても、全然負けてない時にはそんなことあるか!?って思いましたけど・・・。
*2.5T導入はCX-5とCX-8 のTypoでした。
クルマに何を求めるか?は一人ひとり違い、それぞれのバックグラウンドと価値観をリスペクトした上でのレビュー=意見交換と思っています。クルマに限らず何でもですが、ロジックと情緒両方のGoがあってヒトは決断するものだと思っています。前者はある程度コンセンサスが取れるとして、後者は趣味と感性の世界ですから。
さて、25Sについて伺ったのは、実は試乗はこれからなんです。XDは試乗しましたが、25Sが無かったんです。
前期GJアテンザ20Sは何度か運転することがあって、高速100kmくらいになるとビタっとスムース感が出てくるのですが下道は普通というか、買うぞレベルには正直至らなかったんです。ただ、ジャストイナフなフィールダーとかウイングロードとかと比べ、全然疲れ方が違うのは実感できて、少し大きいけどDセグいいなぁとしみじみ感じていました。で、不思議なんですが今回XDを試乗した時には「少し大きいけど」と思わなかった。ヒトのクルマを借りると少なからず緊張するものですが、全く素だったんですよね(あ、ディーラーの駐車場が広かっただけかも?)。
2018 XD Lパケは平常時の静寂性と余裕、鋭どさとは違うんですが回転数が少し上がってからのモリモリ感が素敵で。低速のディーゼル音も全く気にならず、なんか遠くで鳴っている感じで、横を通る軽のエンジン音の方が気になるくらい。Lパケの質感/統一感、剛性感からくる良いモノ感で、買うぞスレッショルドを超えたと感じました。背中スースーもよかったです。これらは改良項目としてマツダ がうたっている内容で、試乗して見てよかったです。
ただコントロール性というか、軽さが今の車の美点なんだなと再認識させてくれました。これは前期20Sでは感じなかった、そこが少し引っかかっています。だから25Sなんだろうと。
現在スイフトスポーツ前期ZC31Sを11年11万km乗っていてもうだいぶんヨレていますが、何のトラブルもなく実にタフです。およそ壊れそうなものは載っておらず、ゆえに買い換えるリーズナブルな理由が巡ってきませんでした。パワーはないですが軽く、自転車のようなダイレクトでリニアなブレーキが素敵で、願わくばMTをのり続けたい、そう思わせてくれる等身大のクルマです。ただ、ロードノイズ/ハーシュネスで疲れるというか、次はもう少しマチュアなクルマがいいなと思うようになりました。絶滅危惧種MTへの義務感みたいなものもあるのですが、マツダ ロックアップATのダイレクト感も好きです。
「マツダ はモデル末期」そうですね。コストダウンされモデルチェンジでペラペラになっていくクルマもありますが、マツダは年次で積み増しされ信頼できると思っています。
なんだか、文章にしたことでスッキリ自己解決してしまいました。
折角なので投稿いたします。
以前は試乗レビューを書いたこともあったのですが、320i=トルコンが不良過ぎる論外。Aクラス=アクセルが軽すぎて故障を疑うレベル。とか率直に書いてたら「てめーふざけんな!殺すぞ!」とかコメントで散々脅迫されたりして、もううんざりでした。自分で乗って確かめてもらうしかないなーって感じです。
マツダは末期だとは思いますけども、先代デミオは例外で発売当初にBセグなのに可変バルタイ付いてましたが、途中でなくなりました。そこから98万円でセールし始めたような気がします。まあなんともわかりやすいブランドですよね・・・。
アテンザ はフォーマルで納得しています。
2.5Tに期待していたのはその先にあるスポーティーだったのですが、仮に国内導入されたとして自分にはオーバーキルかなとも思っています(事故って誰かを、、、って思うとね)。XD MTは前期を一瞬だけ乗りましたが、クラッチの軽さが重量の印象と合わず残念、アテンザ はATのが相性いいなと。持主は若干怒ってましたけど、2018 MTは試乗車がないので検証できない。。アテンザLパケを見てしまうとCX-5もアクセラもう”ーんで、試乗した順番が悪かったのかも。
都市部の交通事情を考えると、知らない裏道突入とかでもストレスなく振り回せるのはCセグ以下のアドバンテージですが、しっくりくるのが今はないかなぁと思ってしまいます。GTI MT ? 最後の特装車でMTは当面打止めのようですが、軽く100万円はボられている気が。。
勝手な妄想ですが次期アクセラ SKYーX 2.0MT年次何回か目でご立派になられたくらいがイメージなのかもしれません。(あ、でもリークの単眼メーターならパスかも)
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Lパケ コスパ版25S 「でいい」はホントになくて、純粋に爽快さで25S「がいい」に何の迷いもありませんでした。試乗してみて、25Sが私にはベストです。(このガソリンエンジン何で人気ないんだろう?)
取り寄せていただいた25S試乗で、20Sパワー感に余裕ないのがどの程度違うか、XD心なしか重いのがどの程度軽いか確認するのが目的。閉店最後にセットいただけたのは嬉しいのですが、週末夕方の渋滞ノロノロで「ぜんぜんわかんないです」と正直に言ったら営業氏が困ってました。ノロノロなのでいたって静粛、コントロール性とかステア時の荷重移動など、ほとんどわかりませんでしたが、駐車場出るまでの超低速は、ステアリング/サスの動き XDドッシリ濃厚vs 25Sシャッキリ明快 なきがする 。交差点での低速カーブもガソリンの方が姿勢フラットで前が軽く速度コントロールしやすい 気がする。
で、帰路 信号待ちでひらいた一般国道 数100mストレート、最後のチャンス。常識的なパーシャルスロットル、軽い一定加速度を背中とお腹に感じながら、リニアな回転数の伸びがスムーズかつ長くて爽快!シフトアップせずにどこまでも回っていく感覚で、テンポ的に1,2,3シフトアップのところ、25Sは1,2,3,4 !? まだ回る?と思わずタコメーター見てしまいました。実際は2nd 4000rpmちょいなのに、もともとフリクションの少ないSKY-Gは感覚的にはもっと回っているような印象で、スタート直後少し早めのシフトアップで低めの回転数からのスロットルでシフトせず引っ張って、上手に回転ののびを演出しているのかな?と思います。スポーツモードだと平常時2500rpmまで上がりもっとエンブレダイレクト感があってちょっと違うし、しっかり踏み込んでの加速もこうはならないと思いますが、25Sの伸びやかさは素モード日常域パーシャルでの発見でした。XDにこの感じはなく、これだけで十分25S。
ボティータイプは積載性でワゴンにしましたが、後方視界とバック車両感覚では窓が近くて大きいセダンの方が断然いいですね。ワゴンの窓は小さく遠く、後方はサイドミラーでしか見えません。取り回しについては、気持ち短いワゴンの最小回転半径0.1mのと全長の違いは体感できませんした。360カメラの安心感はいいんですが、いまいち解像度と分割の黒い線が慣れなくて、カメラだけでバックすると軌道を外してしまいました。基本は右サイドミラーで軌道修正、カメラでゆっくりトドメを刺すのがいい塩梅かなと思いました。まあ、世の中もっと大きいクルマを皆さん普通に駐車してますし、素振ればいいので気にしてませんが。
とまあ、じっくりとは程遠い試乗でしたが25Sの気持ち良さ、期待以上でした。踏めなかったので本当のパワー感はよくわからないのですが、明確にXDほどのパワー感は無いものの、濁点のない頑張ってない良く回るエンジンの爽快感にアドバンテージを感じました。突き抜け具合的には実用車ですが、日常域でニヤリを味わえそうです。あとは届いてからですが、アテンザではちゃんと試せなかったスポーツモードに期待です。
予定納期は4ヶ月、11月中旬!先週オーダー入れてから1ヶ月スリップしてしまいました。先の水害がサプライヤーに影響してしまい、アテンザ回復は一番最後のようです。今の車と時間をかけてお別れできるので、長くなって丁度いいんです。注文が巡りめぐって被災された方に何らかプラスになればとおもいます。
ブログ本編にコピべして貼りたいような試乗レビューありがとうございます。コンテンツが増えてとても嬉しい限りです(また気が向いたら好きなこと書いていただけると幸いです)。アテンザの納期はそんなにかかるんですね。防府のラインに北米向けのCX-5がバンバン流れてそーですね。それともエンジンラインの都合で、2.5Lガソリンはターボ用が優先されてる!?XDなら早いですって話なんですかね・・・。
マツダの納期ですが、売れ筋のCXー5の納期は優先的に確保できているようで、殆ど影響は出ていないと言っていました。台数も多く、利益も大きい屋台骨ですから当然そうすると思います。アテンザは見通しが立ってないようですが、復旧次第では早められる可能性がないわけでは無いと言っていました。何かアテンザ 向けのサプライヤーが被災されたようです。自動車販売は登録されないと売り上げられないようで、本当は上期9月末登録に間に合わせたいみたいです。まあ部品が揃わないんじゃあ、ちょっと無理かな。私はいつでも構わないのでのんびり待ちますが。
追加HWとSW Updateで過去販売された全てのマツコネにCarPlay対応後付けできるようになるとEUでアナウンスされたようで、日本でも近々発表されそうですね。11月納車に間に合うなら、一緒に作業して貰った方が良さそうです。