2018年06月22日

河口まなぶ氏が新型CX-3をディスってますね・・・やれやれ。



マツダは井の中の蛙

河口まなぶさんは、ご自身でも「僕はプロライターではない、ユーチューバーだ!!」と言っているので、「プロライターのくせにこんなことも・・・」っていう論調は自粛したいと思います。いつも奥歯に何かが挟まったようなコメントばかりの河口さんの動画レビューですけども、ビッグマイナーチェンジ版のCX3に関しては、結構ハッキリ言ってます。内容を要約すると「MAZDAは井の中の蛙だ」ってことに・・・以前にもマツダ乗りは「世界的なレベルがわかってない」と放言した吉田拓生とかいうライターがいましたけども、この動画見てたらそれを思い出した。



マツダは世界基準ではない!?

吉田氏は「VWゴルフをバカにするな!!マツダファンは頭がおかしい!!」みたいなことを書いてたと思う。確かにデミオ、アクセラ、CX3、CX5、GJアテンザ、NDロードスターに喜んで乗っている輩は、そういう傾向が少しはあるのかもしれないけども、ちゃんと限定してくれないと困る・・・。アクセラ乗りがゴルフを批判するのは筋違いかもしれないけど、歴代のマツダにはゴルフよりいいクルマがたくさんあるし、そもそも5代目ゴルフは、マツダ&フォードの設計をパクって作っている黒歴史があるんだけどなー。


CX-3とカローラハッチバック

それに対して河口さんは動画の中で「トヨタはスゴイです!!マツダファンは他社をバカにしすぎ!!」とちょっぴり言いたいようですねー。マツダを徹底的にコケにしてるのはオマエだろ!!というツッコミは今回は封印しておきます。とりあえず212万円〜のCX3に対して210万円〜のカローラハッチバックを持ち出した比較は、厳密にはセグメントが違うといっても比較対象としては妥当だと思う。マツダファンが動画のコメント欄で「クラスが違う!!」と必死に反論しているけどもこれに関しては河口氏の指摘が正しいんじゃないか!? そして当然の結果だけども、カローラハッチバックの「フィールド」で両車を比較してしまえば、CX-3は明らかに分が悪い。トヨタのクルマ作りにおいて、マツダでは考えられないような社内基準が設定されていて、一説によると世界で一番厳しいらしい。よって振動やシフトショックによるNVH基準で勝負するならカローラの完勝になるのは、ある程度は予想がつきます。


負けてはない!!

しかしその反面、CX-3の「フィールド」でジャッジすれば結果は全く逆になる。 例えば・・・@トヨタのCVTやiMTとマツダの6ATや6MTはどっちが好ましいか? Aトヨタの1.2Lターボとマツダの2.0L自然吸気どっちが豊かなドライビングフィールがあるか!? Bパワーウエイトレシオ の「走り」に関する主要3パラメータでCX-3の圧勝なわけで、勝手に結論すると、後席を利用するファミリーカーならばカローラの勝ち、実質2シーターのプライベートなドライビングマシンとしてならばCX-3の勝ち。後席を使う時はアテンザが出動すればいいじゃん(2台保有?)。トヨタもドライビングを楽しむスペシャルティカーとして86が用意されていますけども。


なぜカローラに言及!?やはりカネか!?

ちょっと話がそれるかもしれないけど、ユーチューバー河口さんが動画の中で不意に提示した「カローラ VS CX3」ってのは、そのまま「86 VS アテンザ」にも当てはまる異種格闘技戦みたいなものだ。それぞれ後席の使い勝手が良いモデルの方がリアサスが高級版になっていたりする。『200万円台』と『300万円台』でそれぞれ車格が違う対決ですけども、河口さんが動画で強調するような、マツダがトヨタに一方的に負けているとは思えない。いやむしろマツダの方が優秀じゃないか? ドライビングマシン同士としてCX3と86では実力に差があるように思うけど、マツダにはロードスターRFがあるし・・・。トヨタがカムリHVを出してきてもアテンザで返り討ちにできる!?たとえクラウン出てきても十分に対抗できる!?(新型は強そうだが・・・)


トヨタとマツダの違い

トヨタカローラランクスから先代のマツダアテンザへと乗り換えましたが、この両者の新車時のアシの硬さは全然違っていて、アテンザの最初の10000kmくらいの低速時の乗り味は欧州車並みにヒドいものでしたよ。河口さんは、マツダは日本車なんだから低速でもトヨタのようにギクシャクすることなく走れ!!と言いたいようですが、それは好みの問題じゃないかと。乗り換えてよかったなと感じるのは50km/h以上で巡行できる領域での乗り味ですね。中高速巡行においてはトヨタとマツダの力差は歴然。アテンザの方が大きい車だから当然ではありますが、トヨタにはどうやら低速重視の文化があるようで、アテンザと同じくらいのサイズのレクサスGSなどを試して見ても、やはり低速はいい具合で動きますけど、中高速になってさらに気持ちよく走る印象はなかったですね。


6速ATの意味

さらに聞いてられねーと思ったのが、トルコンATは「多段式」ありきな話をしていること。6速より8速がいいのは当たり前!?・・・この先入観を完全に壊してくれたのがBMWでした。縦置き横置きの違いこそあれ、同じ2Lターボエンジンで、MINIクーパーSと320iを乗り比べたところ、完全に気持ちが良い加速をするのは6速のMINIの方でしたよ。縦置きエンジン車だと、設計上のロスを取り返すために8速化するのがいいという意見もあるでしょうけど、マツダは横置きFFが基本なので無理に8速化する必要はない。・・・やはりユーチューバーの河口さんには、マツダ車の設計の意味はわかんねーだろーけどさ・・・。



posted by cardrivegogo at 14:50| Comment(0) | マツダとカーメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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