マツダはなぜ不人気カテゴリーの「セダン」にこだわるのか(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース https://t.co/zYrPym6m74 @YahooNewsTopics
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年6月2日
サスペンション一新!?
6月21日に発売されるビッグマイナーチェンジ第二弾のGJアテンザが、ネット向け広告で「サスペンション一新」なんて謳っています!!これはもしかして!?えー!!マジっすか!!と公式HPの「主要諸元」を見てみると、「フロント/マクファーソンストラット、リア/マルチリンク」とあり、状況は全く変わっていなかった・・・。一体何が変わったんだ!?コイルバネの特性が変わったみたいな説明が書いてあったけどさ。ちょっとがっかり・・・いやいや今回のMCは実によく手が入っていると思います。まだまだマツダがアテンザを諦めていないことは十分に伝わったよ。
主役不在のセダン市場
今回のMCはなんだかんだ言っても注目度高いです。カムリHVが見事に滑り倒して、セダンに対する欲求不満度が相変わらず高い。フーガのFMCが遅い!!スカイラインもアコードも日本市場では本気を出していない。Eクラスも5シリーズも「うすーい」。何が変わったのかわからん。Cクラスや3シリーズはもはや「ネタ」でしかない。「サルーン」ではなく「モンキー」だ。パサートはあまりに完成度が低すぎる。・・・新型クラウンへの期待が高まるのも当然だけど、トヨタは絶対に買わないと言う人もいるだろうよ。
クラウンに勝てるのは・・・
3世代連続で同じプラットフォームを使い、洗練されたイメージを欠いていたクラウンはさすがに大きく売り上げを落としました。最近のトヨタはコンセプトを練り上げるの上手いですから、全く新しいクラウン像を掲げて巻き返しをかけてくるでしょう。今までのクラウンにはないキビキビした走りをするのかも!?クラウンに注目が集まり、購入を検討する人が増えれば、ライバル車種にも目がいくはず。今時クラウンとアテンザでは車格が違うとか言う人も減っているはず。後席の居住性ならアテンザは負けないだろうし、静粛性にも自信あり。
ビッグウェーブに乗る
報道されている通りにベースグレードで480万円でガソリンの2Lターボになるならば、それよりも100万円以上も安い『アテンザ25S・Lパケ』360万円で十分に迎撃できるのでは!?レザーシート&パワーシート、前後シートヒーター、前席には除湿機能までついてる。もうクラウンどころかレクサスだって撃墜できる・・・いやCX5を見る限りではレクサスを完全に狙い撃ちしている。マツダとしてはあくまで初期のGJユーザーの買い替え促進に主眼があるでしょうけども、案外クラウンに関心を持って群がる新規ユーザー及び既存ユーザーを取り込む効果も期待以上の成果があるのでは!?
ブランド拡大戦略
マツダにとって次の突破口はどこにあるかが、ブランド存続&拡大のためには非常に重要なこと。1年に1台ペースでしか新型モデルが作れないマツダですけども、とりあえず出したものは全てグローバルで強烈な競争力を発揮しています。共に初代&2代目がハネ過ぎたアクセラ&アテンザの現行モデルは、期待したほどには伸びませんでしたけども、アクセラ40万台、アテンザ15万台と堅実にシェアを守っています。ビギナーズラックで作ったCX5がドカンと火を吹き、CX8もスマッシュヒット。CX3も欧州で人気。
好戦ブランド・マツダ
ちょっとSUVに引っ張られている感もありますが、今度は不発気味だったアクセラ、アテンザで大きな花火を打ち上げる腹づもりなんでしょうね。マツダとしては勝負できる「セクション」を一定数維持して毎年全力投球でブツかって行けば、相手がトヨタだろうがメルセデスだろうが弾き飛ばせる自信があるみたいです。勝てるから続ける。勝てないならさっさと廃業した方がいい。・・・マツダのドキュメンタリーを読むとよく書いてある言葉。
ムカつく奴はぶっ飛ばす
セクションってのはつまり、強力な既存勢力を見つけて喧嘩を売ること。これまでもDセグの3シリーズ、Cセグのゴルフといったドイツ車の評判モデルをターゲットにして一気に知名度をあげてきたのがアテンザでありアクセラなんですけども、肝心のターゲットとなるようなドイツ車がいなくなった!?「アイコン」として賞味期限が切れていないのは「911」しかないんじゃないか!?「CLS」は一過性のブームに終わりそうだし、「Sクラス」「Eクラス」も存在がかなり危うい。そもそもメルセデスがAクラスで勝負しているのは、マツダにとってはあまり好ましい状況ではないのかも。
ターゲットはどこに・・・
アクセラのCセグメントにしても状況は同じで、すでに市場によってはアクセラが頂点に立っているところもある(オーストラリアなど)。現行アクセラも北米で1万台/月くらい売るヒットをみせましたが、マツダの全量輸出のスタンスでは、トランプ支配下のアメリカでの見通しは不透明。アメリカの景気が回復すればするほど、大統領の支持率は上がるだろうし、さらにマツダのビジネスモデルへの風当たりは強くなって、まさかとは思うけど対米輸出が全く成立しなくなる可能性もありそう。
山が動く!?
マツダの株価が安定する材料はなかなか乏しいですが、今回の「アテンザ」と「CX3」のMCはどちらも刺さりました・・・。今までは「RF」一択だったラインナップが三択になった。これをきっかけに、CX5、CX8、アクセラでは全く動かなかった層を動かすことができるんじゃないかなと思います。フラッグシップはATで、小型&スポーツはMTで楽しみたい。長距離を使ってこそのマツダだから2L以上のユニットは必須。そんな判断をする人々が「動き出す」気がしますね・・・。
Maserati Road Map Shows Alfieri EV Replacing GranTurismo Flagship | Carscoops https://t.co/odjDGkl6FH
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年6月2日
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