2018年05月23日

『空っぽ」のオッサンは出てくんじゃねー。



オッサンは『徳』を積むしか生きられない世の中になった・・・


  昨日の投稿に対して「粘着質」と言われた。(とりあえずコイツに対しては)全く思い当たる節がない。掲示板、ヤフコメ、アマゾンレビューなどには一度も投稿したことないし、他人様のブログにコメントを入れたこともない。交通違反の取り締まりのやり方にムカついて、夜中に警察署まで出向いて苦情を申し立て、理由を訊いても何も返事しない武○野警察署所属のクズ警官ペアに、「拳銃持ってる特別公務員が恐喝まがいのことをするなんてありえねーぞ!!」と小一時間説教したことはあるけどさ・・・。ハイハイ粘着質ですよ、興味があることに対しては・・・。



ブログを書くことは「功徳」だ


  どうやらこのブログを読んでいる人々の一部には、一方的にマツダの美点ばかりが強調されているので、疑念を抱く人もいるらしい。よく読んでもらえればわかるけど、マツダに対しても耳が痛いネタをたくさん放り込んでいるし、スカイアクティブ以降のマツダ車には『決定的な何か』が足りないとずっと言ってきた。・・・けど、私がこのブログを書こうが書くまいが、マツダと、BMWは世界の多くの国で認知されている「トップレベル」のブランドであることは変わらないと思う。



とりあえずボードリヤールを読んでからコメントしろ


  マツダ、BMWそれぞれに、80年代、90年代、00年代の世界の自動車産業に置いて、かなり『重要な地位』を占めてきた訳で、当然ながら、それぞれに抜きん出た実績がある。・・・それなのにハナっから「BMWとマツダを比較するなんてオカシイ」みたいなコメントを頂戴したこともある。失礼だけども、このコメントに共感する人は、おそらく「マツダとな何なのか」「BMWとは何なのか」に対する自信を持った答えはないだろう。



山形浩生の訳本を全部読め!!


  アルコールにおいて「泡」と言えば、まずシャンパンを連想する人が多いだろう。もしそこに「泡と言えば純米スパークリングのことだ!!」と言い張る人がいたらどう思うだろうか!?・・・最初は「変わっているな」くらいのイメージだけども、なぜか次の日にネットで「純米スパークリング」を検索したくなる人もいるはず。そして手頃な価格設定に気を良くして衝動買いに走るかもしれない。飲んでみて・・・やべーぞこれクリュッグなんかより美味いんじゃないの!?と思う人が現れてもおかしくはない「実力」はある。本場とか金額とかどーでもいいんだ。実際のところ「山崎」や「カバラン」に本場のレベルの違いを教えられるスコッチ・シングルモルトなんてないのだから・・・。



本田宗一郎と藤沢武夫の自叙伝


  「自動車は西洋の発明だから日本メーカーは勝てない」とか言う人にコメントを返すの大変ですよ。マツダがどんなに頑張ってもメルセデスやBMWには勝てない!!って自分のブログを作ってそこで主張したらいいじゃん。わざわざ「マツダ応援」と全面的に標榜しているブロガーのところにやってきてクソみたいな自説を必死に述べる理由が全くわかりません。つーか「説」と呼べるような水準のコメントをもらった記憶もありません。ブログ書いちゃうくらいにマツダが好きだと、もう何言われても「ははは〜」なんですよね。長所だって短所だってそれなりに知ってますから・・・。



サン=テグジュペリ


  さてこのブログを読んでちょっとモヤモヤされた方にお詫びを込めて、「マツダとは!?」「BMWとは!?」について語ってみたいと思います。多くの方がご存知だとは思いますが、BMWの原点は「ノイエクラッセ」であり、そのスタートは1961年に遡ります。戦後になってBMWが四輪車ビジネスを再開して10年ほど経ったころのことで、コアのBMWファンには1950年代の『507』やその流れを汲んで1960年代の序盤に作られた『3200CS』などが至高という人もいるようです。



加藤周一


  個人的な見解ですけども、1950年代のBMWは『パッカード』『スチュードベーカー』といった20世紀前半の階級社会を意識した高級ブランドであり、1960年代以降のBMWはそのものズバリ『フォード』『ホンダ』。フォードやホンダがアメリカで高性能&生産能力を武器に躍進を遂げて、パッカードやスチュードベーカーを廃業に追い込みますが、BMWは自らを改革して、「生存戦略」を成功させてきました。1970年代になると、『独自の市場を築くための・3シリーズ」と「メルセデス追従戦略のための・5/6/7シリーズ」の二系統に分けられます。



トム=ピータース


  メルセデスも応戦し、5/6/7シリーズの拡大を防ぎつつ、1981年に初のマルチリンクサス装備車として名高い初代Cクラスを3シリーズの市場に送りこみます。BMWを本気で潰しにきたメルセデスに対し、BMWも3代目のE36系3シリーズで同じくマルチリンクを装備し、常にCクラスに対して優位な立場を維持します。なぜ平凡なデザインでCクラスにせっせと追従するだけの月並みなE36が大きく市場を伸ばし同じ設計を使うE46へのバトンを繋いでBMWの名声を確立することができたのか!?この時こそが『BMWを語る上で非常に重要な瞬間』なんですよ・・・!!この段階での理解なしに『BMWが・・・』『マツダが・・・』を語るのは茶番。



岡本吏郎


  BMWとマツダの「初対決」は、E36という隠れた名車が欧州自動車産業の「雄」として名声を獲得した時期に、「MAZDA626」(日本名カペラ)というモデルがドイツでブレークします。1987年に発売されたGDプラットフォームの626の兄弟車は、フォードではプローブとして売られます。このクルマは『マスタング』として売るためにマツダに開発が委託されていて(結局FFはダメという結論になった)、マツダにとっても「世界最高」を強く意識した設計だったんだとか。ドイツ市場ってのは、いつの時代も地味でもいいクルマを素直に評価してくれます。ホンダプレリュード、三菱デボネア(AMG仕様あり)、ランサー、日産プリメーラ(P10)などなど。正規輸入されていなかったスカGに、ドイツで幻のスーパーカーとしてマニアが殺到したのもこの時期。



リー=アイアコッカ


  BMWがすごいのは、この地味ながらもドイツでムーブメントを起こしていたマイナーな日本車から実に多くのことを貪欲に吸収したこと。セミトレ時代からBMWのサスはゴムブッシュを極力使わずに、バネとメタルによる「ごまかし」のない挙動作りをしていましたが、ストイックなBMWがさらに理想を追求してスポーツセダンのスタイルとして完成する最後のピースが、P10プリメーラの日本車離れした固くフラットなストラットだったとか言われています。P10プリメーラの実力をすぐに見抜いたBMW開発陣の慧眼は素晴らしい。


宮本常一


  メルセデスは王者ゆえに安易に日本メーカーに学ぼうという姿勢を取らなかったけど、BMWはメルセデスを超えるため(メルセデスに潰されないため)に、徹底的に考えて最も勢いがある日本勢からたくさんのことを学んだ。ついでにデザインまでパクった(三菱ディアマンテ、ホンダレジェンド)。名声があって技術のアップデートにも貪欲なのだから、決して奇抜で飛び道具などではないE46ですが、欧州Dセグの頂点に立つのは当然の結果だったのかも。あまりの素っ気なさに英国メディアはからかい半分だったけども、とにかく世界中のメーカーが『E46』のクビを取るために『暴走』するわけです。(次回に続く)


オッサンは読書しろ!!まだまだ人生は長いからさ。(クソなコメントする前に図書館に通え!!)







posted by cardrivegogo at 03:13| Comment(0) | クソな話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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