山崎明さんご本人はこれ以上読まないで!!
失礼ながら還暦前のオッサンの頭の中そのまんまの「ちょっと恥ずかしい」本です。しかし貧乏くさい自動車ライターが書くレビューよりは確実に面白い。沢村慎太朗さん、福野礼一郎さんの方がもちろんクルマに対しての卓越した意見を持っているので勉強になる。それに対してこの著者の主張は・・・小沢コージさんみたいなもんだ。けれども知性という意味では、沢村、福野の領域に近いのでは!?クルマのど素人が読むには色々わかる本だけど、小沢コージさん、斎藤慎輔さん、清水和夫さんなどの顔が浮かんでくる。輸入ブランドに対するに認識・感覚がちょっと「ちげーな」って感じ。
タイトル詐欺
あ!この本はタイトル詐欺で、マツダについてはほとんど書いてないです。ポルシェ・ライフを終えて、会社を辞めて今乗っているクルマがロードスターRFだから「マツダが・・・」ってタイトルらしい。マツダを紹介する文章なんてほぼコピべ。いや他のブランド、メルセデス、BMW、ポルシェ、アウディ、VW、レクサスもほぼコピべ。さすがは電○マンですね(褒め言葉です)。広告代理店の『仕事』がターゲットにするのは、失礼ですが自分で何も考えられないバ○ですよね。電○によって大々的に告知されたイベントなんてだいたいはバ○が大量動員されるから、まあ行くだけしんどいことが多いまあよっぽど理由がないなら行くだけ無駄です。東京モーターショーとか。その仕事の癖が抜けないのか、バ○向けのコピべを平気で使ってくる。ちょっと本を読んでいる人には、既知感でしかなく、苦笑いしかできない内容です。
クルマだけで1冊書きあげろ!!
クルマだけじゃ1冊分のネタも出てこないらしく、家電製品や時計について語り始める。著者が主張するには日本メーカーは中国製やタイ製が多いから「プレミアムブランド」化が難しいらしい。キャノンとか富士通とかのカメラの最高機種がタイで作られているって問題か!?カメラ好きに言わせれば、『カメラ=レンズ』って話だ。成田空港からの輸出品目で金額ベースのトップは「科学光学機器」だって知らねーのか!? 日本メーカーの問題点を指摘する、著者自身が、広島生産車に加えて『南アフリカ生産車』に乗っているという笑えないオチが・・・。
時計やクルマを金額ベースで語る人間は信用しない
ロレックスに比べてセイコーはニューヨークなどで取り扱い店舗数が少ないとか書いてあるけど、世界におけるセイコーの価値ってわかってますか!?間違いなく世界最大の時計メーカーだよ。セイコーのムーブメントを仕込んだ宝石屋のアクセサリー時計が世界を席巻しているって話なんだけども、なぜか『機械式』の土壌で話を無視して強引に昨今のブランド戦略のみを語っております。広告屋ってのは都合のいい情報を取り出して消費者の考えを変えさせるのが仕事なんだろうけどさ・・・。
『空っぽのオッサン』が日本を滅ぼすって本でも書きたい・・・
ソニーの話もさ・・・ベータとVHSなんてテレビに出てる芸能人のウンチクでももう出てこないレベルのベタさだよ。書いてて恥ずかしくないのか!? ハッキリ言ってしまおう!!こいつこそが一番嫌いなタイプのオッサンだ(けどアマゾンにネガティブレビューを書くなんて不毛なことはしない)。50歳超えてここまで造詣のない大人が存在することに驚きを感じる。え!?クルマとか時計とか好きだったんでしょ!? モノの価値がわからないダサいオッサンがメーカーで偉くなったりすると悲劇。このオッサンが書いているように、ソニーやトヨタみたいなことが起きるのは無理ない。この著者と同レベルの感性のオッサンにはものづくりは無理じゃないの!?
マツダをなんだと思ってるんだろ
何より一番呆れるのは、マツダについて全く知識の蓄積がないこと。「元々はコルク会社」「英国トップギアで絶賛されてる」「米car and driver10best carの常連」というういかにもオッサン目線のステレオタイプな説明・・・。元ポルシェ乗りとは到底思えないあまりに『プア』過ぎる。マツダとポルシェの因縁とか幾らでもネタあるだろ!!専用設計スポーツカーを半世紀に渡って作り続けてきた総合自動車メーカーって幾つあると思ってんだ!?
トップギアは「マツダを語れない奴はカスだ!!」と言ってるのだ
このブログでは『マツダを多面的に語るエピソード』を考えることが目的であり、5年書き続けてもさらにネタを提供し続けてくれるマツダの歴史と懐の深さが表現できる場になればいいと思ってきました・・・。MZRエンジンは名実共に世界最強クラスの2Lクラスの直4ユニット。GGアテンザは欧州Dセグスポーツセダン競争の「最後の勝者」。RX7FD3Sは米国雑誌が選ぶ20世紀でもっとも美しいクルマで日本車最上位。
マツダとBMWの力関係
結論としてデミオ、アクセラ、アテンザ、CX5はそれぞれに世界の頂点に立ったと言っても過言ではないですが、それは『スカイアクティブ』だからではなく、4車種共に全て初代モデルで大成功してる!!ってことがポイント。つまりだ・・・「マツダがBMWを超える日」というタイトルに誤りがあるんだよ。デミオがMINIに、アクセラが1シリーズに、アテンザが3シリーズに、CX5がX1に、・・・決してBMWのメインコンテンツが相手ではないけど、局地戦では全部勝ってるじゃん。
過去のBMWファンのコメントを思い出したよ・・・
マツダ好きの主観的なジャッジによる訳ではなくてさ、清水和夫がデミオとアテンザの限界性能はMINIや3シリーズを圧倒していると実験で実証してしまったし。福野礼一郎がアクセラは1シリーズの上だとジャッジしている。CX5が負けていると思う人はいないだろう。最新号のベストカーで鈴木直也が71:65でCX5の勝利と断じている。そもそも彼らが雑誌媒体でレビューを出すずっと前から、マツダとBMWには全部乗るからハッキリわかってたことだけどね。それをブログに書いたらボロクソ言われてきた訳ですよ・・・。
BMW好きな人ってちょっとバ○なの!?って思ってしまうコメント集(失礼)
ラベル:マツダがBMWを超える日
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よっぽど悔しかったんやろなあ
前のコメントの方、内容に関する反論はしてもいいのにせず、言う必要の無い悪口だけとはこれ如何に、です。
横からすみません。
値段の通りに外車のほうが良いに決まっている、というのが事実ということもあるのかもしれませんが、自分で車作りの現場を一つも見ていないですし、少し乗っただけで確実なジャッジができるほどのセンサーが自分にはないと思っていた方が無難なので、メディアや世間では外車>日本車になっているのが本当にそうか?という投げかけだけでおもしろいですし、かなりの情報量で切り込んでいるブログですから、是非、BMWのこういう所が圧倒的にマツダより上だろうという意見を聞きたいです。(Mがと言われてもそれはそうですが笑)
もしくは、内容には反論はないけれど、ということなら余計に言う必要がないですね。
こういうパターンよくあるので、つい車と関係ないところで意見してしまいました。
BMWがマツダよりも優れている点は、たくさんありますよ。
(5,6,7erの話ですが)4枚ドアで300km/hが出せるクルマはマツダには存在しないですし。比較的に廉価で買えるF30系320iなどでも、中高速域でレーンチェンジをしてみれば、マツダを圧倒する性能を持ってます。全然にお釣りをもらう気配もなく感動しましたね。
BMWの美点一つも語れないくせにブログに悪口を書いてくる身の程しらずな輩はいっぱいいますよ。この本の著者もポルシェ、BMW、マツダについて独自の美点が語れてないのが、残念すぎました。独自の美点について読みたいから福野や沢村の本は欠かさず買うんですけども、それらの専門ライターとは全く勝手が違う人のくだらねー本でした。