2018年05月16日

CX6があるのかな!? マツダのSUV戦略とは!?


マツダシャシー使用のイヴォークが敗れる!!

  2010年と2017年の比較ですから新しいクルマが優位なのは当たり前でしょうけども、MAZDAのシャシーとエンジンを装備して登場したスーパースター、レンジローバー・イヴォークが、BMW・X2の比較で負けた。なんでジャガーEペースと比べないの!?って気もしますけど、確かに絵になる2ショットだなー。CX5とEペースが並んだら素人には判別不能ですけども、イヴォークとX2には、それぞれ『重い過去』を抱えているゆえに醸し出す表情の豊かさがある。


FF横置きのミドル市場は崩壊する!?

ブランドの歴史が長いとかいう話ではないですよ。それならマツダもジャガーも変わらないし。要するに明石家さんまと大竹しのぶの2ショットを見ているような存在感っていうのかな。両者には『離婚歴』があるわけです。捨てられたランドローバーが失意の中で作り上げた世界的ヒット作がイヴォークですけども、ドSなBMWはそのイヴォークを叩き潰すモデルをいよいよ完成させたらしい。ジャガー=ランドローバーとしてはイヴォークやEペースに使われる横置きシャシーもアップデートしたいはずですが、開発ソースがない。頼りのフォードも北米での乗用車販売を大幅縮小すると発表。


イヴォークはこのままリタイアか!?

旧フォードのFFモデルでは、マツダとボルボ&吉利汽車が自前で次世代シャシーを開発してますが、ジャガー=ランドローバーの主力はもちろん大型のFRモデル。これから自前で用意して、トヨタのTNGAやVWのMQBに匹敵する横置き中型用シャシーを作るのは骨が折れる。ルノー日産、ホンダ、PSA、ヒュンダイキアもそれぞれにモジュラー化が完了。大規模グループによる『コスト優位』戦略に正面からぶつかっても不毛。旧三菱シャシーを改良して使うメルセデスとFCA(アルファロメオ、ジープなど)、旧ホンダシャシーを改良して使うBMW/MINIなどは、プラットフォーム刷新を先延ばしにしてますが、今後はどうなるのか!?


VWとトヨタが市場を破壊する

ちょっと整理すると、旧世代のマツダが作った20年もののシャシーを使ってイヴォークが作られている。同じく20年ものの旧ホンダシャシーを使ってBMW・X2が新たに設計された。この二つを某英国メディアがジャッジしたところ、英国の宝イヴォークが負けていると判定した。同じ20年で、世界のメガ・メーカーはTNGA、MQBという「ふんわり」としたブランディングが主流になった。そのブランディングは非常に『排他的』でかつ『欺瞞』に満ちていると感じることがある。トヨタTNGAは「トーションビームの廃止」を打ち出した。2000年代のマツダがスライドドアのミニバンにマルチリンクを使っていた時は知らぬ存ぜぬを押し通していたが、2020年代のトヨタは「独立懸架が常識!!」だと言いたいらしい。ふーん。


詐欺しかできないのか・・・

またVWのMQBの「欺瞞」なブランディングに河口まなぶ氏が完全に騙されていた。ヒョーロンカ側の技能に問題がなかったか!?といえば疑問が残るけども、相変わらず誤魔化すのが上手い。アウディQ2のレビューで、「これはポロベースではなく!!MQBです!!」と力強く宣言してしまった河口さん・・・これはヤラセなのだろうか。ご存知のように新型ポロも「MQB使用」ということになっている。・・・がしかし、実際のところは『MQB-ミニ』という別プラットフォームらしい。


厭世的な市場を叩き起こすスーパースターは!?

胡散臭いな。これからも独自のブランディングで、勝手に誤認させるようなブランディングが横行するのだろうか。果たしてトヨタやVWのプラットフォームは、かつて世界を獲った旧マツダ、旧ホンダのシャシーと比べて優れているのだろうか!?とりあえずプリウス、ゴルフ、イヴォーク、X2は車格においては横並びです。X1、X2が相次いで北米市場にも投入されていて、BMWのFFシャシーも全米デビューを果たしているわけですが、「どんぐりの背比べ」状態から抜け出すような「FF中型車の大谷翔平」みたいな存在が出てこない。スター候補はイヴォーク、CX5なんですけど、X2にはそれを超えるインパクトあるの!?


苦手なホンダに40年分のリベンジを!!

『三菱設計』のグループ(三菱、CLA、チェロキー、クライスラー200など)はグループ横断で刷新される事はないでしょうし、三菱本体も日産の設計に統合されてしまう!? スバルの『SGP』はかなり勝負かけてきてますけど、これは縦置きのAWD向け設計なのでちょっと異質な存在。結局のところ今後もコンスタントにシャシーを更新していくメーカーとしては、ホンダとマツダの『一騎打ち』なのかもしれない。フルメイクが大好きな田舎者マツダにとって、ホンダは苦手な相手・・・。エンジン技術でも、衝突安全基準でも常にマツダの前を走ってる。CVCCの時に追い抜かれて以来40年ずっとマツダは負け続けている。相手は「BMWの走りをするピープルムーバー」とか平気で作る。ホンダに挑むには、とりあえずイヴォークの「敵討ち」をしてからじゃない!?


『ロードSUV』の絶対王者を目指すべき!?

アメリカナイズで走りがやや後退したと言われる2代目CX5。それとは別路線で、ここは洗練されたハイレスポンス&高回転ユニットと、自慢のロックアップ式AT、AWDトルクベクタリングを存分に体感できる、サーキット向けSUV作ったらどーだろうか? X2に絶望的な違いを見せつけ、新型マカンターボを返り討ちにし、水野和敏氏が率いる台湾メーカーの野望を打ち砕き、北米ミドルSUVの『スーパースター』に名乗りを挙げたらどうだろうか!? もはやマツダのメインストリームはSUVになってしまったのは変えようのない事実なのだから。


↓河口さんの動画レビューは大好きです。『エグい』次世代マツダ車が出てきたときのコメントがちょっと楽しみだ。

posted by cardrivegogo at 04:49| Comment(0) | CX8/CX5/CX3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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