2018年05月10日

新型Aクラス!? 次期アクセラが嚙る獲物が・・・


2019年のMAZDAは!?

 このブログは元々は『アテンザ・シリーズの進化・発展』を願って書き始めたものですが、そのモチベーションとなる『独善的な期待と欲望』は、次期アクセラでもしかしたら部分的にせよ叶えられるのではないか!?という希望的憶測に変わりつつあります。来年にも新型アクセラが登場する予定になっているようですが、果たして今度こそは『300万円で買える最強のミドル決定戦』なる日本市場を舞台に繰り広げられる架空のトーナメントで、果たして上位入賞、いやメダル圏内くらいまで行けるのでしょうか・・・結構気になって寝られない夜もたまにある。


BMアクセラは素晴らしい試走

2013年に登場し、プロモーションにもかなり力が入っていた現行アクセラですが、福野礼一郎さんをはじめとした権威あるジャーナリストからもアウディA3/VWゴルフに最も肉薄するモデルだと高く評価されていました。発売当時に、マツダディーラー営業マン向けにサーキットで各社Cセグを乗り回す研修会があったとかで、普段から真面目なことしか言わない担当ディーラーマンが、『ゴルフ以外には楽勝のレベルです』と言ってたなー。別にアクセラを買うとかいう用事ではなかったけど。かなり真顔で先代インプレッサ、BMW1シリーズ、メルセデスAクラス、レクサスCTなら絶対負けないって言われました。


スタンダードを背負い過ぎて飛べず

しかしBMアクセラは期待されたほどには伸びませんでした。ちょっと時期的に難しかったかもしれないですね。マツダとしては精一杯『攻めて』るし、予測をはるかに超えたクルマではあったのですが、それと同時に新しくブランドイメージを構築するマツダにおける『中核モデル』という立ち位置にちょっと縛られてしまった部分もあった。ブランド全体が顧客のイメージの中で着地するステージはかなり高かったけど、その洗練されたブランドイメージの中では、「置きに行った」感じがあったかも。


メルセデスの戦略は『アート』過ぎた・・・

  ちょっとピンと来てない人もいるかもしれないですが、2013年に発売されたアクセラは、メルセデスが大きくデザインや売り方を変えて来たAクラスと同じ時期に展開されました。クロスオーバーや4ドアクーペを用意するフットワークの軽さは、名門メルセデスではなく、マツダが率先してやるべきことだったのでは!?たとえメルセデスと製品企画が被ったとしても、Cセグメントに関しては、仕上げとコスパで圧倒する力はマツダには十分にあったと思うんです。つまりマツダのビジョンにCLAやGLAのアクセラ版が折り込み済みならば、FFのメルセデスが見せた快進撃を、そのままブランド構築に利用できたんじゃないかと・・・。

イタリアをジャックしろ!!

  マツダが一番得意な分野でメルセデスに好き勝手やられてしまった。しかも日本市場で。そんなことはど素人に指摘されるまでもなく、マツダ幹部が一番よくわかっているんだー。その決意表明が2017の東京MSだった。海外のもっと注目度が高いモーターショーではなく、日本市場で味わった屈辱だからこそ、東京から反撃の狼煙を挙げようってことだと理解しております。あのデザインは完全にステージが上がってた・・・相手がメルセデスだろうがフェラーリだろがヤッてやる!!ってメッセージは伝わりましたよ。製品化の暁にはイタリアのタクシー会社に優先的に売り渡して、『イタリアン』プリウスを駆逐してほしい。488っぽいプリウスとGTC4ルッソっぽい新型アクセラ。日本メーカーってちょっと頭おかしいよな。


敵は西半球へ向かうようだ・・・

  さて憎きライバルの『メルセデスAクラス』は既に次期型が公開されました。最大の変更点はベースグレードが『A180』から『A200』に変わったこと。律儀にエンジンまで変えてる。『1.6Lターボ・122ps』から『1.4Lターボ・163ps』へ。排気量が減って、出力が上がって、ちょっとややこしいけども、誤解を恐れずにいうならば、『世界同一仕様』になったってことだと思う。つまりアメリカで売る気らしい。東アジア相手のチョロい商売する分には122psのテキトー仕様で十分だったけど、このユニットで北米の『メジャーリーグ』に参戦するのはさすがに無理。現役バリバリのシビックは1.5Lターボで174psとか積んでます。アクセラも『GT』は2.5L自然吸気188ps搭載して対抗してます。


ネット接続にワクワクします!?

  アメリカ発売を予告しているのかわからないけど、某イギリスメディアに登場したAクラスプロトの記事に付随していた、ナビ画面(VW/アウディと同じで各種メーターが映る液晶画面が切り替わって表示される形式)の地図がアメリカになっていた。液晶画面の多用からもアメリカ市場への迎合が感じられるし、内外装の至るところで『アメリカナイズ』な跡が見られる。IT大国アメリカで売るならば、ステアリング、ペダル、シートよりも、コンソールについたタッチパネルで、MacBookairのように各種の機能を操作したり、ナビ入力を音声対応にする機能も必須みたいです。アマゾンが販売・提供する「エコー&アレクサ」みたいな機能が搭載されていて『ヘイ、メルセデス』からの日本語対応でコントロール可能らしいです(三菱エクリプスクロスで採用)。ネット接続でレストランの予約、ディーラー&保険会社とスカイプ優先アクセスができるようになったらレクサスのカスタマーサービスの仕事がなくなる!?


アマ○ン無き生活をイメージできる幸せ

  メルセデスがプライドを捨ててアメリカ市場迎合。せっかく3月販売でメルセデスを大きく超えたマツダにとっては油断ができない手強い展開になりそうです。どっかアメリカのIT大手と組んで、既存の北米でメジャーなITサービス網に先乗りするって戦略もありそうですが、マツダはそういうのあまり器用にできるイメージではない。レクサスLSもメルセデスAクラスもアメリカに露骨に迎合するというならば、マツダは『逆張り』でもいいんじゃない。ネットに繋がりすぎると『破産』する人も増える。クルマには直接関係ないけど、ネット銀行を使っているとちょっと小耳に挟んだ情報を元に新規で投資信託を買って見たくなる。FXを仕掛けてみたくなる。仮想通貨を買ってみたくなる。けど結果的にサービス提供者に『利用料』を搾取され続けているだけ。


アマ○ン生活の不自由さを痛感しつつある

  アマ○ンで価格も見ないでギフトとか選ぶととんでもない詐欺に引っかかることだってある。2Lのミネラルウォーターがスーパーで80円で買えるところをネットで100円くらいなら問題ないですけど、中には800円みたいな価格設定だったり。送料がやたらと高かったり。便利すぎて生活費がどんどん増えてしまうケースがほとんどだと思います。『ネットに繋がらない』価値を訴えてもいいんじゃない。そろそろ脱アマ○ン生活でも始めてみてもいいかも。キンドル・アンリミティッド月額980円で、ルボラン、ゲンロク、モーターファンイラストレーティッド、カートップなどの月刊誌が読めますけど、福野連載だけ読んだらほぼ用なしですし、無駄に3流の小説だの漫画だの読み出したら時間がもったいないし。


クルマじゃない何かをMAZDAに期待しているかも・・・

  アメリカ発のサービスなんて大体は『消費』構造の多様化でしかない。もっと人生の質的向上に直結するサービスに金を使うべきだ。クルマも中古のスポーツカーを一台抱えつつ(不要なら手放す)、200万円台で納得できる安全なクルマを選べばいいんじゃないの。現状では頭金50万円くらいで手軽に買えて、月々のローンも5万円(36ヶ月)か3万円(60ヶ月)くらいに抑えられる日常用のモデルがあればいい。本来ならこのポジションの代表的なモデルとしてアクセラが来るべき。しかし1.5L自然吸気じゃ高速道路で使えない。よってマツダのベストバイはCX3の2Lモデル。あるいはホンダのグレイスHV辺りがいいかも。すでにデザインの原型が公開されている次期アクセラですが、グレイスもシビックも、それから新型カローラ・ハッチバックにも影さえ踏ませない「斬新な企画」を期待して待ちたいです。新型カローラ買うならもう1年待ってみた方がいいと思いますよ。
  




posted by cardrivegogo at 00:19| Comment(0) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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