\#新型Polo CMの放映スタート!/
− Volkswagen Japan (@VW_JPN) 2018年4月2日
「カワイイだけで、生き残れる時代じゃないから。」
コンパクトカーだからって、丸くはならない。
8年ぶりにフルモデルチェンジした新型PoloのCMを、フォルクスワーゲン公式SNSでもお届けします!
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変調気味のフォルクスワーゲン
「かわいいだけじゃ生き残れる時代じゃないから」ってどーいう意味だろうか。だんだんとプロモーション文句までトヨタに似てきたVWポロの広告が連日テレビでもネットでも流れています。VWが好きな人にとっては、昔のゴルフ見たいでいい感じの一台なんでしょうけど、他のメーカーが好きな人にとってはあまりインパクトはなく、そこそこ優秀な日本のBセグに乗っている一般ユーザーを取り込める要素はあまりなさそうです。1.0L直3ターボで209万円という価格設定に魅力があるのか!? スイフトの1.0Tが170万円ですから、VWにしては珍しくなんとも弱気な気がします。メキシコだか中国だかどこで作っているのかわからないですけども、輸送コストを考えたら、スイフト1.0Tよりもずっと原価が低そうな気が・・・。
『アジア市場をナメるな!!』
マツダがずっと憧れてきたドイツメーカー各社ですが、なんだかどれもトヨタみたいになってきているなー。フォードがリーマンショックを境にダウンサイジングターボに大きく舵をとったからか、それを是としないマツダはグループから離脱してフォードが突き進むドイツ路線から降りた形ですが、今となっては『ドイツ路線』ってなんだ?ってくらいとぼけた「都市伝説」になりつつあります。そもそも今のドイツメーカーには『路線』ってものすら存在しないのでは!? 例えばBMWを見ても、本来のFRシャシーモデルの開発にあまり力が入っておらず、EVで次世代のヴィジョンを見せつつも、FFモデルで台数を稼ぐビジネスモデルに転換。その結果、現状ではFFモデルが投入されていない北米では台数が頭打ちになっています。もうその視界の先には中国と東南アジアしか見えていないのか・・・。
ポロ&デミオはアメリカに進出できない二流
2011年の発売以来常にトップクラスのセールスを維持してきたトヨタ・アクア。アメリカでも売っているグローバル戦略車でもあり、エコの決定版みたいな位置付けで好感度は抜群ですし、デザインも非常にいいですから発売から7年経っても売れて当たり前なんでしょうけど、こんなクルマが出て来てきたことは、他のBセグ車にとっては地獄以外の何者でもないです。アクアを超えるべき投入されたライバル車によって競争はさらに悲惨になり、DCT&モーターを配備したフィットHVと、e-POWERで武装したノートによる『ハイテクBセグ』の三つ巴となった今となっては、ちょっと失礼ですが、その他の二流メーカーにはもうまともに太刀打ちできない市場になってきています。
Bセグの勝者は日本市場の勝者
残念ながらデミオも空振りに終わりましたし、気合の入っていたはずのスイフトも予想外の大苦戦。欧州でバカ売れのルーテシアもさっぱり売れなかったですねー。199万円のバーゲン価格に加えて、オプションてんこ盛りでお値段据え置きの限定モデルを乱発してもなかなか火がつかなかったプジョー208は、オッサンライターに叩かれ過ぎたかも。そしてデザイン抜群のシトロエンC3も全く伸びない・・・。
サプライズはないのか!?
そんな中でVWのお手並み拝見といきたいところですが、Bセグのエンジンなんてなんでもいいと個人的には思いますけども、日本市場の洗練度から見れば、1.0Lターボはさすがに今更感が強い。ホンダも欧州向けに同程度のスペックのユニットを作っていますけど、日本の排ガス規制はNOxが厳しいこともありますし、CVTとのマッチングなど技術的に課題が多いと判断して導入していない1.0Lターボを、VWが日本向けに特殊装備をすることなく売るのでちょっとざわざわした感じもありますけど、さすがにヘマはしないでしょう。
VWとマツダ どっちが正しい!?
日本のトラフィックでは1.0Lターボでは対応できないとマツダのエンジン・エンジニアの人見さんが色々なところで力説されていましたけども、フランスやイタリアのメーカーならいざ知らず、VWが日本に1.0Lターボ車種を増やしてきました。マツダと人見さんとしては、これは絶対に負けられないところ。万が一にも新型ポロが大ヒットしてデミオの販売台数を超えるなんてことがあったら・・・。
1.0Lダウンサイジングターボは、田舎者の乗り物だ・・・
Hさんは1.5L未満のターボに関して、過給がかからない微低速の領域でものすごい燃料を消費してしまうロスがあり、NOxもかなりきついので、どう考えても『最適解』にはならない設計のエンジンだと断言していました。もはや研究レベルで『ありえないエンジン』だと断定できるレベルだそうですけども、それはあくまで日本のトラフィックでの計算だそうで、信号がない欧州の田舎道(日本にも似たようなところがあるけど)ならば、それなりに可能性はあるようです。失礼ですがVWは北海道とか宮崎県などには合ってるかもしれませんが、日本の都市部で選ばれるものではないし、選んでいる人はクルマのことが何もわかっていない・・・。とりあえず新型ポロが日本、フランス、イギリス、イタリアでどう売れるのか?その行方は次世代デミオの設計にも影響を与える!?
#NouvellePolo : épouse chaque rue de chaque ville à la perfection. pic.twitter.com/RvkVL359zw
− Volkswagen France (@vw_france) 2018年4月11日
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