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− MINI (@MINI) 2018年3月7日
30年後の自動車
あと30年もしたら、世の中は本当に全てのクルマがEVになってしまうのだろうか!?いやそんなことは起こらない!!・・・みたいな下りの文章は、去年あたりからいくつも読みました。マツダは「自然エネルギーによる発電が本格化するまで内燃機関はやめない!!」とカーメディアに散々にアピールしたらしく、島下さんが年末に発売した本の中でマツダのデータをそのまま流用して熱く語ってたなー。完全に洗脳してる。
1989年は正しいのか!?
NAロードスターが生まれて今年で30周年ですけども、NAもNDもにたような設計だとマツダはアピールしてたね。30年前のコンセプトは今でも「最強」の選択肢です!!という社是で本当にいいのだろうか!? しかし同じ1989年に生まれたトヨタ・セルシオの後継モデルのレクサスLSも、昨年に大きなイメチェンのFMCしてV8エンジンからやっと決別したばかり。やはり同じ1989年に生まれたレガシィツーリングもレヴォーグに車名こそ変わりましたが、水平対向ターボに縦置きAWDの伝統を守り続けています。果たしてND、新型LS、レヴォーグは今を生きる人々に刺さっているのだろうか!? バブル世代かそれより上の年代にしか受け入れられていないのでは!?
伝統は裏切らない
もし1989年のコンセプトが完璧だとするならば、30年後もセルシオの後継とされるフラッグシップは4ドアのまま存続しているでしょうし、レヴォーグもロードスターも今とほぼ同じようなシステムのまま残るでしょうね。マツダもロードスターのレストアサービスを継続しているのだろうか。それとも次の30年でトヨタもスバルもマツダも大きく世代交代して、全く違うクルマが作られ始めるのだろうか!? レクサスLSとクラウンの地殻変動にはちょっと注目したいところ。それとは別に、30年を余裕で生き延びたロードスターは日本の自動車産業史においても屈指の名車シリーズとして語り継がれると思うので、NDロードスターRFでも購入して、これからの30年で大切に乗り継いでみようかなという気もする。
ざ・オープンカー
ロードスターRFは、325万円の『S』から374万円の『RS』までありますけども、オープンルーフに加えて、2L自然吸気エンジン搭載で高速道路も楽々走れるスペックを考えると、使い勝手も良いですし、価格設定も絶妙です。ひと昔前ならばゴルフカブリオレ、プジョー208、308や日産マーチにも限定でオープンルーフのモデルがありましたけども、今では300万円くらいの気楽な価格で買えるのはMINIコンバーチブルくらいになりました。こちらは『クーパー』が348万円、『クーパーS』が410万円となっていて、ちょっと悩ましいくらいにロードスターRFといい勝負かも。買うならどっちがいいのかな?
名車と開発者
30周年のロードスターに対して、MINIは1959年に発売されたので、さらに30年先輩です。その長い歴史の中で、ホンダと提携しようが、BMW傘下になろうが、そのスタイルは変わらず保存され60年ってのはすごい。普遍的な魅力って奴ですね。ロードスターもMINIもそうですが、長い年月を生きたモデルってのは、とことんファンになってしまう人がたくさん生まれるのもわかる。伝統を守りつつ、魅力的なモデルを価格も考慮して売り続けてる。メーカーも大変です。そして開発者のアレック=イシゴニスと貴島孝雄も・・・写真で見るとなんだか似ている気がする。
プライドとパッション
(86開発者の)トヨタの多田さんが貴島さんに「スポーツカーの経営承認、どうやって取っているんですか?」と訊いたらしい。それに対する貴島さんの返答が「メーカーのプライドと、エンジニアのパッション、収益は後からついてくる、これがスポーツカーに欠かせない原動力だ」だって・・・ほぼトヨタに対する嫌味ですね。そしてそれはブーメランでもあって、今のマツダに「プライド」と「パッション」はあるの!?
ポルシェよりピュア?
ガレージ付きの家を買って、ロードスターRFとMINIコンバーチブル・クーパーSの2台体制のカーライフなんて想像しちゃいます。暇さえあれば暗いうちから出かけて行って、朝焼けの林道を独り占めするのが好きな「プロムナード派」の人には満足度高そう。その日の気分によってFFとFRを乗り分ける。どっちも走りは刺激的だけど走りの種類が全然違う。アバルト595とアバルト124スパイダーを両方持っているみたいなものかも。595よりクーパーSの方がどっしりとしていて落ち着いて走れるけど、踏めばバカみたいにスライドしてくれるMINI。走りに関しては、RFの方がだいぶおとなしい印象です。
デミオではない
ロードスターとMINIコンバーチブル。ある意味で、「プライド」と「パッション」があるなら、今後も絶対に混じり合わないでほしい2台かも。それぞれにFFとFRの特性を生かした設計の狙いが素人にもわかるから楽しいです。よくMINIはデミオと比較されますけども、やはりデミオは設計上の制約が多すぎますね。まず着座位置だけでも、MINIやロードスターとはだいぶ差がある。あとはハンドリングの作り込みも当然ですが、あまりトリッキーなことはできない。走る・曲がる・止まるの限界性能はMINIよりもデミオが確実に優れているし、高速道路での巡行性能もデミオが完全に上なのはよくわかるんですけど、「実用」のクルマってのはイマイチ所蔵したいとは思わないですね。
「感性」のものづくり
メーカーが自由人なユーザーを求めて、遊び心満載で作ったモデルだったり、GGやGHアテンザのように欧州のど真ん中で、一流ブランドを相手に主役を張れるくらいに「エクセレント」なモデルは、貯金叩いてでもほしいと思うんですけどね。実際にそういうモデルは結構たくさんあります。スイスポ、86/BRZ、アルファロメオジュリア、BMW4シリーズグランクーペなどなど。すっかりSUV屋になってしまったマツダですが、アクセラやアテンザといったアメリカ市場で「CAR」に分類されるモデル(CX5などは「TRUCK」)をぜひこの領域に押し込んでほしい。まあ簡単なことです。アルファ147のようなアクセラと、アルファ156のようなアテンザ。それに「ツインスパーク」のようなユニットがあれば・・・。
ミニの誕生は突然に…アレック・イシゴニスの偶然が招いた奇跡 – Ancar Channel https://t.co/nOH95eH0UH
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月15日
2・3代目ロードスター開発責任者、貴島孝雄氏に聞く | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO https://t.co/5T5i5SoWVg @gazoo_newsさんから
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月15日
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