Today we handed over 50 #eGolf cars to members of the public, entrepreneurs and authorities in Hamburg - for better air quality and less noise in the city. https://t.co/nWyuzVGXuY #emobility #EV pic.twitter.com/StAOhuqiir
− Volkswagen Group (@VWGroup) 2018年2月22日
VWのディーゼル・・・もう迷惑かけるなよ。
MAZDAにとっては嫌な思い出しかないですけど、VWのディーゼル・パサートTDIが日本に導入されました。とりあえず2グレードでハイラインが500万円、下のグレードが430万円だそうです。343万円〜のアテンザXDはだいぶナメられてますね・・・。早速K沢というジャーナリストが某有名雑誌でディーゼル騒音チェックなるものをやってました。2年前にメルセデスが刷新したDEは相当に静かな印象ですが、車外からアイドリングノック音の測定結果は、『アテンザXD<E220d<<<<<パサートTDI<BMW523d』といったところで、MAZDAの方がメルセデスより少しだけ静かみたいです。相変わらずなBMWディーゼルに対して、パサートはいくらか優位ではありますが、マツダ、メルセデスのディーゼルとは静粛性の基本性能で大きな差があるようです(日本メーカーでは絶対にこれだけの差は放置しないけどな・・・)。
メルセデスは何かと優秀
やっぱりメルセデスってメーカーは良い製品を作るための努力を惜しまないのですね。昨日の長ったらしい投稿にも書きましたけど、1982年にCクラスの前身モデルである190Eが発売され、世界初のマルチリンクが使われました。190Eはメルセデス初のDセグ車で、この技術的優位を引っさげてBMWの牙城である3シリーズに攻撃を仕掛けます。それに対して8年の歳月を要しますが、BMWも1990年に発売の3代目3シリーズ(E36系)にマルチリンクを使い応戦して、侵略を防いだらしい。
日本とドイツの生き残り戦略
90年代にマルチリンクでしのぎを削ったメルセデスとマツダが、今ではディーゼルエンジンの静粛性で他のメーカーが全く近づけないくらいのハイレベルな競争をしています。ディーゼルだけでなく、ガソリンエンジン分野でも、メルセデスのリーンバーン技術とマツダのSPCCIの2つが完全に内燃機関の未来となっています(トヨタやスズキは吸排気で頑張っいて、日産は圧縮比を変えるヘンテコなエンジン作ったけど)。
結論・・・マツダは高級車を作るしかない
さらにこれからの高性能車ユニットの主流の過給システムになりそうなのが、メルセデスの「EQターボ」とマツダが特許をとったとされる「トリプルチャージャー」。マツダは2019年に実用化されるようなので、まだなんとも言えないですが、予定通りに全部を実現して、そのポテンシャルを全てブランド力へと還元しようと意図するなら、その受け皿である自動車本体でも、メルセデスを撃破するくらいの『破壊力』のあるモデルを順次投入して一歩一歩ステージを上げるしかないですよねー。
メルセデスが偉大な理由
日本で見かける現行のメルセデスは、Cクラス、CLAクラス、Aクラスが主流ですが、やはりメルセデスの本隊は『Sクラス』『Eクラス』『SLクラス』。この3台がそれぞれのジャンルでライバルを圧倒しているからこそ、メルセデスは世界的な名声を得ている。トヨタ、GM、VW、ルノーがグループ合計で1000万台売っていても、特定のジャンルでは全く相手にならない。レクサスが新たに『LS』と『LC』を送り込んだけども・・・、もちろんどちらもメルセデスに対峙するにふさわしい実力を持っていると思いますが、両者の立場を逆転するほどの「インパクト」はどうかな。先代クワトロポルテ、初代ヴァンテージのような「選ばれしクルマ」のオーラは感じないです。
マツダならできる!?
それじゃ世界のどのメーカーならば、先代クワトロポルテや初代ヴァンテージの再現ができるのか!?・・・そりゃマツダでしょ。東アジアのSUV屋でも当面は十分に儲かるのかもしれないけどさ。これだけ情報化が進んだIT/IoT時代において、最終的に生き残って行くのは『独占』を成し遂げたメーカーだけ。失礼かもしれないけど、これからのMAZDAは、VWとかBMWとかアメリカでディーゼルゲート事件の渦中に落ちるような脇の甘い三流メーカーなど相手にしている場合ではない。MAZDAがスカイDを出して6年近くが経過したけど、未だにディーゼルのアイドリング騒音のギャップすら埋めることすらできないメーカーから学ぶことなんて何もない・・・。
バブル期のマツダは間違ってはいなかった
MAZDAがこれから「アマティ」を召喚し、待望の1000万円級サルーンを作り『Sクラス』に挑み、アテンザをFR化してまっしぐらに『Eクラス』に突撃し、ロータリー搭載のスーパースポーツで『SL』のシェアを奪う。これを聞いて多くの人が「MAZDAは何を考えているんだクレイジーだ!!」と思うだろう。マツダの計画はうまくいかない・・・という予測は20世紀ではごくごく常識だったかもしれない。実際にマツダはバブル期にこれと同じようなことを実際に計画して恥ずかしいくらいの大失敗をした。
21世紀だから可能なんだって
21世紀になりすっかりIT/IoTが身近な時代になった。それに伴って自動車メーカーの予測が大きく外れるような出来事が日増しに増えているように感じる。アテンザやシビックは想定の数倍、数十倍のレベルでMT車が売れたらしい。トヨタ86はなんであんなに売れたのか? これに関する一つの仮説だけども、某動画サイトでは90年代に熱狂的な人気を誇った自動車アニメの動画が全編見られる状態になっている。不正アップロードは決して良くないことだけど、現状では漫画やDVDを購入する必要なく、多くの若者があのプロパガンダアニメからわかりやすくクルマの魅力が伝わると思う。その結果AE86やRX7の馬鹿げた中古車価格になったり、日産や三菱が不当に嫌われたりするのかもしれないが・・・。
誰でもコストフリーでクルマの情報が得られる
20世紀には考えられなかったことが起こっている。例えばテレビ神奈川(TVK)は公式で「クルマで行こう」という番組を某動画サイト経由で流している。さらにプロアマ問わず多くの自動車ユーチューバーが活躍している。個人的なお気に入りは@竹岡さんAまーさんBSUKUKI寺尾C河口さんDM’sおさぴー・・・理由は、@笑顔が素敵な女性と車内トークはハッピー A勉強になる B熱意 C真面目 Dウケるーってところかな。色々な魅力を持った人がクルマへの愛を語るところなんてさ、20世紀ではまず見られなかったわけですよ。それが寝る前の時間や通勤時間に見られる。もうこれだけあれば十分。世の中が案外簡単に変わる素地ができていると思う。ビットコインで不相応なクルマを買った人もいるんじゃないですか!?
大きな岩も動くんじゃないだろうか・・・
ファンを集めたメーカーは安泰だけど、やらかしたメーカーは再起不能になる。あれだけ信者を集めたVWゴルフとMQBも、2018年の今となっては完全に神通力を失った。果たしてスカイアクティブは6年経ってどれだけファンが増えたのか!?まだ結論するのは早いかもしれないけど、第二世代ではもっとドラスティックな展開に持ち込んで、あのメルセデスを飲み込むことも、マツダとしては案外に想定の範囲内だと思う。だってあのコンセプトカーのデザインの完成度ですから・・・。
↓最初から技術的アドバンデージを何も積まなかったGJはもう廃止でいいのでは?
Volkswagen Passat vs Mazda 6 https://t.co/EXN8BwCjpV
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月13日
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