2018年03月12日

ドナルド・トランプ の視界に CX5 は入っているのか!?




恐れる・・・MAZDA
  トランプ大統領が対日赤字についてコメントしたらしい。対米輸出(金額ベース)において自動車は28.8%(4兆3000億円)、自動車部品は5.8%(8000億円)に達していて、あらゆる輸出品目においてダントツの数字です。ちなみに日本の対米貿易黒字額は年間7兆円に達するので、自動車関連部門だけの著しい不均衡が全てというわけではないのですが、まあ金額が大きいのでやっぱり目立ちますよね。マツダのグローバルでの売り上げが2兆5000億円くらいに膨らんでいますが、その内の1兆円くらいが北米向けらしいです。マツダの責任は4分の1くらいですが、大統領が目を通す資料にも名指しで『MAZDA』と書いてあると思います。

MAZDAの北米戦略は新しい局面
  マツダにとって厳しいのは、現状では北米生産が0台ってことですね。このまま突き進めばフォロワー4800万人の大統領のツイッターに『MAZDA』が登場しそうですが、すでにトヨタと連名でアメリカにEV工場作っているので、とりあえずイジられることはなさそう。MAZDAとしてはFCA経由でジープかダッジ辺りのブランドとコラボでもして、北米生産モデルを作ってみてもいいかも。ディーゼルとV8ユニットの交換とか・・・。

CX5がアウトバックを超えた!!
  去年の後半からマツダが一気に生産台数を拡大したCX5ですが、年末からは北米向けに月に15,000台規模というマツダの単一モデルとしては未知の領域に足を踏み入れつつあります(しかも全量日本からの輸出)。さらに2018年1月の統計では初めてCX5が、スバルでもっとも売れているアウトバックの販売台数を上回りました。現地生産のCR-VやRAV4は月に40,000台くらい売れているので、まだまだCX5には伸び代があるはずなんですが、これ以上伸びてしまうと、かの地でなんらかのMAZDAバッシングが始まるかも。せっかく尿素SCRまで用意して北米での販売体制を整えつつあり、ハッキリと数字も伸びているのに、株価が上がらない〜。

MAZDA3度目の戴冠なるか!?
  そんな話題のCX5ですが、『世界カーオブザイヤー2018』のワールドカー部門で3台のファイナリストに残りました。初代CX5も2013年の『ファイナル10』には残りましたけど、大ヒットモデルの二代目が、先代よりも高い結果を残すのはなかなかレアなことだと思います。普通はインパクトが薄れるので、二代目CX5は日本COTYでは繰り上げ10ベストカーという屈辱的な扱いだったりするのですが、世界がCX5から受けたインパクトは日本人の肌感覚よりもよっぽど強烈なんだと思います。

CX5は21世紀最強
  もう何度も書いてますけども、デビューからわずか5年足らずで、グローバル40万台/年の大ヒット車になったケースって、おそらく21世紀になってからでは、世界初じゃないかと思います。トヨタ、VW、GM、ルノ日の4大グループでもそんな「オバケ」なクルマはなかった。アクセラも50万台/年くらい売れているけど、このクルマはデビューから14年が経過した3世代目のクルマであり、ファミリアの地盤を引き継いでいる。WCOTYもこんな大ヒットになるなんて思っていなくて、初代に栄誉が与えられることはなかったけど、とりあえず二代目を「大賞」に選んでおかないと「黒歴史」になる!?

MAZDAのエモーショナル
  他のブログでも書いたのですが、WCOTYの採点項目にある「エモーショナル」で過去最高の得点を出したのが、NDロードスター、レンジローバー・イヴォーグ、メルセデスSLSの3台が「9.0」を記録。ちなみに2013年にノミネートされた初代CX5の「エモーショナル」はわずか「6.3」の完全にゴミ扱い・・・。VWゴルフに負けるか!?って気もしないでもないですが、まだまだ世界に受け入れられてなかったんでしょうね。5年経ってすっかりデザインへの認識が変わった!? CX5が2018年のファイナリストになったということは、「エモーショナル」の数値も格段に上がったんじゃないかと。ちなみに現行アクセラが「7.3」、CX3が「7.0」、デミオが「6.7」。

MAZDAはWCOTYに囚われている!?
  ちなみに2018のファイナリストで、CX5の他の2台はボルボXC60とレンジローバー・ヴェラール。しかもどちらもデザイン賞のファイナリストにもなっているので、「エモーショナル」値も相当に高そうです。「魁コンセプト」と「ヴィジョンクーペコンセプト」がほぼそのまま発売されたなら、どれくらいの数値になるのだろうか。マツダのデザイナーは「エモーショナル」値ありきでデザインに取り組んでいるのでは!?という気がする。そういうメーカーが1つくらいあってもいいよね。

強敵ランドローバー
  ランドローバーってスゲーな。GJアテンザのデザイン賞受賞を阻んだのも同じグループのジャガー・Fタイプだったっけ。今回もCX5がレンジローバー・ヴェラールにボロ負けする可能性もある。結果が出る前に失礼だが「エモーショナル」値もおそらく負けているだろう。マツダが一矢を報いたのは、2016年でNDロードスター「9.0」がジャガーXE「7.9」(トップ10の中では第二位)を圧倒ってのもありましし、ジャガーの最新モデルEペースはマツダCX5をかなり意識したデザインになっていたりする。それでもランドローバーにはコケにされっぱなしだ・・・。MAZDAのことだから世界をひっくり返す強烈なSUVデザインを企画しているだろうけど。





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posted by cardrivegogo at 03:21| Comment(0) | CX8/CX5/CX3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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