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− #AutomotivPress (@AUTOMOTIVPRESS) 2018年3月6日
欲しくなる・・・けど決まらない。
マツダのホームページを何気なく見る。どのクルマが一番魅力的に見えるのだろうか!?330万円くらいの価格設定で『アテンザ25S・Lパケ』と『ロードスターRF』のどちらかが買える。もし使用環境がどっちでも可ならばどちらにすべきか!?ちょっと考え過ぎかもしれないけど、「セダン屋」のマツダと「スポーツカー屋」のマツダのどちらに惹かれるか!?うーん難しいところだ。
セダン屋とスポーツカー屋は休業中!?
第二世代スカイアクティブは、自動車の魅力をさらに「深化」させるみたいなことを、マツダの担当者は言っていますが、マツダの商品群の中で、ハッキリと『伸び代』がありそうなのが「セダン屋」と「スポーツカー屋」の部門だと思う。ホームページで見ていても「ここがこうだったらもっといいのにな・・・」といくつも頭に浮かぶ。今回は心を鬼にして現行モデルにダメ出しをしてみよう。
『アテンザ25S・Lパケ』
エクステリアはしっかりとテーマを据えていて、アメリカン・ビッグサルーンに通じるようなグレートジャーニー・GTツアラー然とした世界感を持っている。都会のど真ん中で乗るクルマみたいな宣伝もされているけど、デザイナーの狙いは大地の広さを感じるようなシチュエーションで、米粒くらいの大きさで走っていても存在感が発揮できる艶やかなデザイン。山麓に九十九折に伸びるワインディングロードこそが一番似合う場所だと思う。
うーん。インテリアが・・・
それに対してインテリアにはテーマが見えない。今時はインテリアはいくらでもいじることができるので、手を加える余地をたくさん作ってくれているとも言えるけど、『Lパケ』ってのは面倒なことをしたくない人々のための「コンプリートモデル」ではないのだろうか!?パワーシート&ヒーターに、高音質のオーディオを組んだハード面でのオプションだけで満足してしまっている感がある(もちろんセットオプションとしては優秀な価格設定)。
ガソリンに乗りたいがボデーが合ってないかも
2.5LスカイGを搭載するグレードは『Lパケ』のみの設定。ユーザーをディーゼルへと誘導しているマツダの意向を考えると、『XD・Lパケ』の方がエンジン騒音を抑えるために遮音材をたくさん入れていて、結果的にロードノイズが抑えられているという分析もある(ガソリンとディーゼルで同じということはないだろう)。ガソリンとディーゼルでは100kg近く違う車重も乗り味に違いを生んでいる。良くも悪くもBMWやアウディみたいな雰囲気があるのはXDの方だ。
次のアテンザへの指針
結局のところ2.0L/2.5Lのガソリンと、2.2Lディーゼルでは、ベストマッチするクルマのサイズが決定的に違うのだと思う。次期アテンザが4.9m級になるなら2.2Lディーゼルがベースになるべきだし、4.7m級に短縮されるならば2.5Lガソリンが基本ユニットになったらいいと思うし、やはり『アテンザA(VIP)』と『アテンザB(GT)』として併売されるといいけどなー。
マツダ・アテンザワゴン25S Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 https://t.co/x3OcwtYQLu
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月8日
『ロードスターRF』
1100kgの車重に158psのユニット。マツダ車の日本向けラインナップの中では、アクセラ22XDと並んでトップクラスのパワーウエイトレシオ(PWR)を誇るが、PWRを目安にするならばマツダが生産するアバルト124スパイダーが勝る。買うなら3ペダルが基本だろうけども、2ペダルはトヨタ86用の縦置きトルコンATなので、ハードトップ(リトラ)のスポーツカーならば86/BRZと同等の200psくらいを目指してもいいんじゃないか!? 86/BRZとガチンコのスペックに加えて、ハードリトラで330万円なら、とりあえず素晴らしい商品力だと思う。
やはりターゲットは・・・なんだな
やはりこのクルマも最大のネックは内装。さすがに次のロードスター(実現するのか?)の時には、大きくテイストを変えてくるとは思いますが、現状のNDロードスターのターゲットは引退して免許返納まで暇を持て余す団塊世代。80年代を思わせるような質実剛健なインテリアはある意味で狙い通りなのだと思います。若者目線だと、330万円あるならば、例えばまだ経年がそれほど経っていないプジョーRCZを買って、PSA得意の「華のある」インテリアを楽しんだ方がいいのかも。ベースは308のものを使っているのに、よくぞここまでデコれるものだ(マツダも見習ってほしい)。アナログ時計などやたら高級感がある。
賛否両論を超越する悟性が要求される!?
それでも1100kgの車重にこだわりつつもリトラクタブルハードトップを実現したマツダは評価されるべきだ。他のメーカーにはなかなか考えられないことをやってのけた。しかしこの軽いボデーで高速道路を走りたいとはちょっと思わない。週末の温泉旅行に使うのはちょっと気が引ける。熱海くらいなら西湘バイパス使って楽しく行けると思うけど、関越飛ばして草津はちょっとしんどいかも。ハードトップにしているのに1100kgにこだわる必要はあったのか!?メルセデスSLに寄せろ!!ってわけじゃないけど、マツダのブランディングに貢献するモデルとしてはもっと別の形があるのかなー?という想いが・・・。
マツダ・ロードスターRF RS(FR/6MT)/ロードスターRF VS(FR/6AT)【試乗記】 https://t.co/Pumz29NDEg
− CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月8日
ラベル:マツダアテンザ マツダロードスターRF
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