カーボンファィバー製ハードトップとOZ製軽量ホイールを装着した「アバルト 124GT」が登場!
— Autoblog日本版 (@autoblogjapan) 2018年3月3日
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新型のマツダ製造車が登場予定
マツダが今年は新型モデルを発売しないらしいので、あと1年どーやって過ごして行けばいいのか〜と思っていましたが、今度のジュネーブモーターショーで、マツダがOEM生産している『アバルト124スパイダー』にハードトップモデルが出るとのこと。フィアットの1.4Lターボ・170ps/5500rpmが使われていますが、これも1750TBと呼ばれるアルファ4Cの1.75Lターボ・240ps/6000rpm搭載の特別モデルが出るのでは?と期待しています。アルピーヌA110に対抗する!?
マツダシャシーにショートストロークエンジンが復活!?
元々はアルファロメオに供給する契約だったと言われている『124スパイダー』ですが、発売時に1750TB搭載のラリー仕様コンセプトモデルも発表されていました。おそらくマツダの開発陣もNDロードスターのシャシーにアルファの1750TBが載る企画には相当に乗り気だったのでは!?完全に推測の域を出ないですけども、マツダが1.5Lのロードスター用ユニット131ps/7000rpmを除いて、自然吸気でも5500rpmに抑えたトルク重視の実用エンジンばかりを揃えたのは、ガソリンとディーゼルの併売による乗り味やミッションなどを共用する目的があったはず。その一方で走りのユニットに関してはアルファロメオの1750TBの搭載に期待していたんじゃないかと・・・。
マツダスポーツカーにとって絶望的な状況
NDロードスターは海外では色々なコンプリートモデルが作られていて、中にはV8搭載なんてのもあるらしい(まっすぐ走れるのか!?)。「面白いクルマに仕上げる」という仕事は、海外のチューナーに任せておけばいいのかもしれない。残念なことに現在のマツダには決定打と言えるようなユニットがない。2.2スカイDは確かにインパクトあるんですけども、トルクに特徴があるエンジンは、ボデーががっちりしたいかにも『ドイツ車』みたいなモデルにしかハマらない。ディーゼルはマツダが半世紀の歴史を紡いだピュアスポーツカーとの相性が絶望的に悪い・・・。
SUV屋 と ハッチバック屋
現在のマツダは誰がみても「SUV屋」になってしまった。その傍らで「ハッチバック屋」の商売も続行しているけど、ここ数年このジャンルでは欧州の大手メーカーが相次いでしくじっている。あれだけの意欲作のメガーヌGTが売れないのはキツいなー。英国トップギアの見立てによると、スポーティな『Cセグ』は間も無くメルセデス、BMW、アウディに蹂躙されるようになるとのこと。そしてより短距離で使うBセグは、電動化の波に飲み込まれるのが不回避らしい。Bセグのコスパはすでに6000ユーロ程度のAセグ(軽自動車格)の前に無力化しているらしい。マツダも「プレミアム」と「EV」は公式に掲げているから、今後予想される市場変化は十分に察知しているようだ。魁コンセプトはマツダが手がける次世代の「プレミアム&EV屋」の主力商品だと思われる!?そして結局のところ現在のマツダで採算が取れているのは『SUV』と『ハッチバック』の2部門だけ・・・。
GGアテンザの流儀
15年前にマツダのピンチを救ったのはアテンザ。このクルマを生み出して波に乗った当時は、「ハッチバック屋」でも「セダン屋」でもなく「殺し屋」だった。マツダ倒産を覚悟した決死の切り込みでE46も156も406も・・・全部抹殺しようとしたらしい。GGアテンザの主査を務めた金井さん(現・マツダ会長)は、もう自由にクルマを作れるのはこれが最後だからマツダらしいクルマを作ろう!!みたいなことを言ったらしい。(マツダ株で損した人には悪いが)やっぱりマツダは「殺し屋」が似合う。バブルの頃は日産やポルシェを仕留めようとしてたな・・・。
『GGアテンザ』というジャンル
GGアテンザは「ハッチバック」でも「セダン」でもなかった。ボデータイプとしては、セダン、ハッチバック、ワゴンの3種を販売していたのは間違いないけど、「ハッチバック」として小さくまとまることもなかったし、「セダン」としてメルセデスを意識することもなかった。どう表現していいかわからないけど、VWゴルフとメルセデスEクラスを足して2で割ったような「ブルーバード/コロナ」とでも言うべきジャンル。
ドイツ と 日本 の親和性
このジャンルはもしかしたら日本車が源流なんじゃないか!?それくらいに日本のカーライフにハマる。いやオリジナルはBMWのノイエクラッセ(1961年)だろう!?いやいや初代スカイライン(1957年)だろう!? このジャンルはやっぱり特別だ。何が最初か?なんてもうどーでもよくて、50年だか60年だかの歴史の中で登場した幾多の傑作モデルが多くのクルマ好きの支持を得てきたことが大きい(大きかったと思う)。日本とドイツの自動車産業が共鳴して作られた「クルマ好き主導のジャンル」。これがいつしか日独メーカーからあからさまに否定されるようになった!?今のマツダには該当するモデルが無い。日産にも無い。まるで現経営陣が意図的に避けているかのように・・・。
意味がない・・・
「5シリーズの広さを3シリーズの価格で」これは欧州(イギリス)における現行MAZDA6(GJアテンザ)のセールスポイントとしてカーメディアで謳われていたものです。5シリーズ並みの快適性を3シリーズ並みの価格で実現することは、スペースや静粛性のデータを考えて無理なく設計したとしても日本メーカーにとってはどうってことはないはず。欧州では「すごーい」かもしれないけど、日本には既にクラウンがあるわけで。もしマツダが「サルーン」を作るなら前にも書いたけどルーチェレガートのような国産最高峰を目指してもいいけどね。
闘いの中で評価を上げるのがマツダ流
けどアテンザにとっての幸せなゴールはそこではないと思う。GGアテンザが正義だとするならば、やはりこれからのアテンザが温めるべき客層は、「ブルーバード/コロナ」組の中で目一杯に尖っていたカペラの系譜を引き継ぐことだと思う。欧州市場が不満を言っているように現行アテンザにはハッチバックが無い。そして世界が求めているのは「5シリーズの広さを3シリーズの価格で」ではなく、「3シリーズを超えた走りを3シリーズの価格で」なんだと思う。確かにうるせー客を相手にしなきゃいけないし、開発競争は大変なのに実入りは少ない。(経営上の)大怪我をする可能性も出てくるだろうけど、大手が手出しをしないジャンルだからこそチャンスが転がっている。4シリーズGC、XE、ジュリアをまとめて蹴散らす新型アテンザを期待したい。
Mazda 6 https://t.co/hgl6qzbKbS
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月5日
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