2018年03月05日

MAZDA・スバル・BMW・メルセデスとは・・・




語られるマツダに戻れ!!

  1990年代2000年代のマツダ車に対して、おそらく日本のカーメディアで最も理解があるライター・沢村慎太朗さん。「911とマツダロードスター以外は邪道」という伝説的な名言を残されています。それから一転してNDロードスター/128スパイダーにおけるMAZDAの仕事ぶりは、走りの面でやや満足できないという評価もありました。どっかのサイトーとかいう「なんで小物入れが省略されているんだ!!」とNDにマジギレ・レビューを書いたク◯とは全然違う視点ではありますけど、NDはスポーツカーとしての素性がちょっとダメらしい。さらに年末にはマツダ&ロータリーを「技術詐欺」と切り捨てて、MAZDAファンをアジる暴挙に・・・。


尻に火がつく

  そんな沢村のオッサンが某雑誌の書き捨てコラムで、メルセデスは本気でBMWを潰そうとしている!!みたいなことを書いていた。Sクラス、EクラスではBMWに対して絶対的な優位を保ちつつも、まだ歴史が浅いCクラスに関しては、3シリーズを圧倒しきれていないけど、現行モデルにおける大幅な技術革新によって、メカニカルな意味では3シリーズ(F30)を圧死させる段階になっているが、このままBMWがDセグで土俵を割るかどうかは不明!?Cと3のライバル関係は22世紀まで続きそうだ・・・と綴ってましたけど、さすがにそれはないだろ。


勝者(車)を決めよう

  やや判官贔屓な日本人気質がレビューに色濃く出る沢村さんなので、BMWファンはあまり不快に思うことはないですね。Dセグの王者はまだ3シリーズでありますが、それを引きずり下ろすために開発されたクルマに対する沢村さんの興味は高いようで、ここ数年「独自メディア」(メルマガ)において、BMW3シリーズに対して技術的なアドバンテージを得ていると評されたクルマは、現行Cクラス、ジャガーXEと、3世代のアテンザとかなりの数に上ります。ただしアテンザに関しては、GG/GHはハンドリングマシン(和風アルファロメオ)として、GJはドイツをコケにしたスカイDの技術力が評価できるとのこと。


MAZDAが世界を創る

  ジャガーXEを持ち上げた名作「バトルオブブリテン」では、縦置化されたMZRターボが、BMWの代替わりが激しい直4ガソリンに対して、相当な競争力を持っていると褒めてました。もうジャガーもすっかり『インジウム』ユニットの時代なので、あんまり興味が出ない。300ps版もあるけど、BMW(B48)と同じで出力のピークは5000rpmなので、SUVなどの重量級向けユニットなのがバレバレ。もうMAZDAの血がジャガーを沸騰させることもない。






和風アルファロメオは宿命なのか・・・

  話がとっちらかるけど、MAZDAはちょっと市場に対してナイーブになっている。いい時のMAZDAって設計が強気。スカイアクティブ以降の設計は、どのモデルも「腰が引けている」感じしかしない。北米/欧州で発売するという2.5Lターボのモデルを2012年に最初からCX5とアテンザに投入すべきだったんじゃないですかね。もちろんまだその時点ではユニットが完成してなかったでしょうけども、せっかくの新型モデルを最大限にアトラクティブにしよう!!という努力を免除されるのは、トヨタやVWだけじゃないかと・・・。


本気のMAZDAは強すぎる

  100~200万台規模の独立メーカーが世界の主要市場で競争力を保っているというだけで、世界はおそらく尊敬の念を持っているはず。日本のカーメディアがクソジジイばかりとはいえ、業界の事情は少なくともわきまえてはいると思う。わかっていないのはY売やS経といった一般メディアだけ。失礼だけど、彼らがメルセデスとMAZDAが並び立つ状況を理解するのは不可能に近いだろう。100~200万台に位置するメーカーが、MAZDA、スバル、メルセデス、BMWの4社なのは偶然か!?この4社は新興国市場で勝負しなくても生きていける。100万台超えてこのスタンスを取れるメーカーは4つだけ。そして一人当たりの所得が3万ドル以上(日本と同等かそれ以上)の市場で大手に対して強烈な競争力を持つ「スーパー中堅メーカー」もこの4社のみ。


CX5は間違いなく世界最強

  MAZDAは試しに1500~3000万円くらいのスーパーカーを仕立ててみたらいいんじゃないの!? 決して市場から無視されることはないと思う(GT-Rくらいは売れるはず)。MAZDAの社員が一般メディアに洗脳されて自信を失っているというのもあるかもしれない。日本では「MAZDAは安物」といまも唱え続ける老人がいるけどさ、CX5があっという間に世界で40万台規模に成長できたのも、MAZDAへの尊敬が世界各地にあるからだと思う。C-HRやティグアンに同じ芸当は無理だろうし、中国、欧州、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、日本の各市場で同時に売れたってのはなかなかすごい。マツダはもっと思い切ったことをやったほうが大きくハネるんじゃないですか!?


MAZDAが本気でぶつかれる相手がいない!?

  ・・・で、沢村さんがいうには、メルセデスとBMWの鍔迫り合いは、今もなお乗用車の最高水準に近いところで火花を散らしていて、それゆえに注目を集めるし開発担当者の士気も上がるってことなんだろう。マツダにもどこかにちょうどいい感じのライバルはいないですかね。やはりここは再びサバンナを復活させて、日産に勝負を挑むべきじゃないか!?・・・と思ったらどうやらGT-Rは現行モデル限りで廃止されるらしい。


伸び悩むスバルとマツダ

  それじゃあ、スバルWRXに勝負を挑もう!!ってこちらも欧州での販売終了がアナウンスされたばかりだけど、東京MSでも新型開発が着々と進んでいることをアピールしてたので、日本でならば新型は発売されると思われる。現行のWRX・S4は残念ながら高級感とはほど遠い乗り味に着地してたけども、新型ではメルセデスやBMWをボコボコにできるくらいのものを作ってくるんじゃないかと。そこでマツダも『縦置きシャシー』を使って、ライバルに名乗りを挙げてみてはどーですかね。


アブナイ方向性ではあるが・・・

  三菱は横置きFFベースのAWDのままでもスバルAWDに対して絶対的な優位性を保ってましたが、MAZDAは横置きモデルとは切り離して、ちょっぴり専門性を感じるシャシーが欲しいみたいなので、上級モデル用のプラットフォームがあってもいいんじゃないの!?MAZDA版のジュリアとステルヴィオ作りたいだろうし。


ロードスターは廃止でいい

  今のマツダが全力投球できるターゲットって何ですかね。CX8はアルファードを意識したはずで、高い完成度を誇りましたし、何より売れた!!新しいアクセラは「あの」デザインで登場してVWゴルフとカローラを淘汰するでしょうね。CX3はMINIを潰しに行けばいいんじゃないか?ヴェゼルやクロスビーではなくて、MINIクロスオーバー。デミオはもうノートe-POWERしかない。ロードスターはもう廃止かな。ミッドシップにしないとダメかも。


アテンザの未来像はこれだ。

 そしてアテンザはクラウンとCクラスをターゲットに分割再編成。前回の投稿でコメントをいただきましたけども、4900mm級の「アテンザA」と4600mm台の「アテンザB」に分けて売り出したら話題性十分なはず。ただし「リムジン」と「4ドアクーペ」というドイツ的なネーミングはNG。和にこだわるマツダならば・・・「VIP」と「GT」ですかね(日本的なネーミング)。どちらもユニットはV8ツインターボで1000万円。日本中のクルマ好きが泣いて喜ぶ顔が目に浮かぶ(もはやクラウンでもCクラスでもないが・・・)。



↓とりあえずこれの対抗馬をMAZDAが作ろう






posted by cardrivegogo at 01:12| Comment(0) | マツダの戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]