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− Road & Track (@RoadandTrack) 2018年2月27日
久々の国内専売モデル・CX8が好調
2018年1月の販売台数でCX8が2938台を売り上げ、堂々の普通車25位にランクインしました。ちょっと面白いことに24位ヴェルファイア、26位エスクワイア、27位がアルファードとなっていて、CX8がシェアを奪うべき人気の3列ファミリーカーのど真ん中にランクイン。319万円〜のCX8と335万円〜のアル/ヴェル(エスクワイアは268万円〜)の日本車頂上決戦は、オデッセイ(298万円〜)、エルグランド(321万円〜)を含めると10000台を楽々突破。さらにランクルプラド(353万円〜)とエスティマ(327万円〜)を加えると15000台に届くくらい売れてます。これに加えてLS、クラウン、カムリ他の300万円〜セダンだけで10000台。
300万円台商戦が加熱
国産車としては高めの300万円台のクルマがトヨタ以外でも結構売れているようだ。さらに200万円くらいの価格帯のN-BOXやノートe-POWERは売れているけど、同じ200万円で一回り大きいアクセラは売れないのはなぜ!?(客層が悪い?) さらに200万円以下の普通車も案外に売れてないですね。この価格帯ではスズキが意欲的に新鋭モデルを投入していますが、スイフトもクロスビーも案外な感じになっています(もしかしたらスズキの生産計画が低めだった可能性も)。
マツダの次の一手は!?
次のステージに向けて、MAZDAも日本市場に関しては舵取りが難しそうだ。アメリカ市場向けと中国市場向けのモデルをそのまま振り分けるだけなんですけども、国内専売として投入したCX8が大当たりしたので、ちょっとややこしいことになった。トヨタ以外が国内専売の普通車を作るのは、戦略的に難しいとされて来ましたが、グローバルモデルのCX5(40万台/年)と混流生産できるというCX8なら国内専売は可能なようです。しかもCX5とCX8はプラットフォームが違うっていう・・・。
マツダの新しい武器
本当かどうかわかりませんけども、マツダの役員が言うには、ロードスターであってもFRシャシーを配した新型サルーンであっても、他のFFシャシーのモデルと完全に混流生産できるらしい。日産みたいにFR車専用に栃木工場を用意する必要もないんだそーですよ。ならばさっさとRX-VISIONも市販化しちゃえばいいじゃん。500台限定でスバルのS207/S208くらいの価格だったら多分一瞬で完売すると思う。GT-Rのようにラインで生産されるスポーツカーは諸外国では少々評価が下がるらしいけど、発売当初に777万円と言う価格が設定できたのも混流だったからとのこと。横浜で手組みされるエンジンだけで320万円だったそうだから、まあダンピングなんでしょうけど。
アテンザもこの波に乗るはずだったが・・・
前回の投稿にもちょっと触れましたが、GJアテンザはリーマンの申し子としてアクセラ/CX5用のシャシーを引き延ばして使う、もう乗る前から気分が沈みつつも、案外悪くもないかなー、けどアテンザの輝きはない・・・なんてつぶやきながら、小型車みたいなリニア感のない微細舵角の悪さがどーしても許せなかった。あのガクガクって入力される低速コーナリングは何なの!?ABSの誤作動とは思えなかったけど。あれじゃレクサスどころか、BMWにも勝てないって・・・。
専用設計アテンザを復活させろ!!!
しかし混流生産ができるならば、アクセラとは違うシャシーだって余裕で採用できるはず。気がつけばアルファロメオが秘密裏にDセグセダンを開発して、本来はアテンザがいなければいけない場所に、今ではジュリアがどっしりと鎮座しています。GG/GHアテンザは和風アルファロメオとか呼ばれていたわけですが、欧州MAZDA6はリーマンショックまでは「セグメントの勝者」として各方面から絶賛されてたはずなのに。欧州で勝ったはずのMAZDAはいま何をしているのか!?貧すれば鈍する・・・とはよく言ったものだ。
売れまくる渾身の300万円の国産車たち
ここ数年は日本市場でいいクルマが選ばれるようになってきている。300万円以上の価格帯でも毎月3万台以上ののプライベートモデルが売れている。実際にMAZDA渾身のCX8だって選ばれた。MAZDAだから高級モデルはありえない!!なんてこともない。トヨタや日産と全く同じ条件で選んでもらえていると思う。販売が不調なアクセラやアテンザは明らかにアイディア不足だったと思う。CLAが売れているのにも関わらず、Cクラスは内装からサスから全部変えたら一気に売れるようになった。3シリーズがもし変わりばえしないモデルチェンジを行なったら、アクセラやアテンザのように沈むと思う。
コンセプトモデルをさっさと混流しちゃいましょう
MAZDAの持つ「混流生産」という武器は、もしかしたら今の日本市場では最強かもしれない。他のメーカーに比べてやりたいことを実現するハードルが低いように思えるから。マツダの担当者は「1台開発するのにどれだけのお金と時間がかかるかわかってんのか!!ボケ!!」と言いたいだろうけども、日本市場がいいクルマを買いたいと言ってるんだからさ。
なぜ300万円の日本車が売れるのか!?
何で高価になった日本車が次々売れるようになったのかカーメディアもわかっていないようですが、よーするに誰もカーメディアの評価など気にも留めずに欲しいクルマの情報をネットで調べられるようになったからでは!?誰も国沢(さん)の意見なんか参考にしていない。さらにいろいろ調べてみると、今の日本はいいクルマが売れる条件がそこそこ整いつつあります。マイカーローンには年収による総量制限がないですし、経営不振の地銀は藁にもすがる思いで我先にと低金利プランを用意してくれています。ちなみに都民銀行の新車購入用2.65%で300万円借り入れてアテンザを買ったとしても、返済は5年均等払いで月に53000円ほどで済みます。千葉銀行とかもっと金利が安いし。
2018年は新車ゼロでいいのかなー!?
月々53000円という金額はアテンザクラスをカーシェアリングして月に4回24時間パック(9800円)を使って、会費(1000円)と距離料金600km(9000円)を払うのとほぼ同じ。しかも5年経ったらクルマが自分のものになる。売れば少なくとも80~120万円くらいにはなる。駐車場(3000~12000円)と自動車保険(車両込み12000円)に車検用積立(5000円)とガソリン代込み込みで10万円もあればお釣りがくる。400万円を超えるといろいろ厳しい部分も出てくるけど、頭金100万円or下取りがあれば問題ないはず。レヴォーグ、プリウス、シビック、C-HRと300万円クラスが景気がいいのも納得です。マツダも波に乗り遅れないで、2.5Lターボ売っちゃえばいいんじゃねーの!?
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