去年までは「マツダからたくさんお金貰っているのでは!?」と思われるくらいに、マツダ車を大絶賛していた島下泰久さんの「間違いだらけのクルマ選び」が発売された。いきなり強烈な手のひら返しというわけではないけども、うーんやはりアテンザや他のマツダ車への風当たりはかなり強くなってきた。掲載されているだけマシ!?いやいやマツダ車無しとかありえないでしょ。登場する全てのモデルは項目ごとに10段階で数値化されわかりやすく評価されていますが、アテンザと気になるライバルのカムリHVとを比較すると、見事なまでに徹底的にやられている。デザインも負けかい・・・。唯一カムリに勝っている項目がなんと「エコ性能」・・・え!?相手は市街地を20km/Lで走ってしまうバケモノなのだけど。
ちょっと調子に乗って他のことも書くと、アルファロメオ・ジュリアのデザインは「2」で、カムリのデザインは「8」。これはブランドに対する期待値から算出されているのかな。どちらも同じくらいにやらかしたフェイスしてる気がするけども・・・。そしてなぜか日本COTYを獲得したXC60が収録されていないです。まさかこのクルマが獲るとは想像すらしていなかったようですね。ボルボもいよいよフォード(マツダシャシーをボルボが加工)のプラットフォームから、完全オリジナルシャシーへと脱皮しようとしているところですが、マツダのように安易なプラットフォーム統合はせずに、フォードの時代からから使っていた、『フォードC1』と『フォードEUCD』の2段階をそのまま新世代シャシーへと維持するようです。
簡単にまとめると、『フォードC1』を使い続けるV40のグループ(Cセグ)。『ボルボ新プラットフォーム(SPAというらしい)』はXC90、S90、V90、XC60と置き換わってきました。このあとブランドの入門車であるV40のグループ以外は全てSPAになるらしいです。
『スカイアクティブ』でCX5は羽ばたき、アテンザは散った・・・。
アテンザがGG(初代)からGH(二代目)へと変わる際に、フォードCD3(=マツダGG)を使う欧州向けのモンデオは、ボルボS60(60以上の全モデル)と統合を果たし、フォードC1(=マツダBK)を改良したフォードEUCDへと乗り換えます。この後のモンデオとボルボは欧州で大きく失速します。旧型アクセラのシャシーでS80を作っていた・・・これじゃダメなのも仕方ない。
初代アテンザで大成功したマツダは2代目もクオリティ(コスト)を落とさずにGHシャシーを作りますが、まさかの急速な円高で赤字に転落。2013年まで予定していたGHアテンザの生産を半年早く終了して、スカイアクティブシャシーのGJアテンザを投入します。このGJアテンザは、なんと1ドル=70円でも耐えるコスト計算らしいので、ここ数年は差益だけでも相当にウハウハなはず。ただしGJもモンデオ&ボルボと同じように欧州・中国で完全にコケましたが・・・。
それにしてもGJアテンザは、ユーザーを転がすだけの設計によくも400万円( XDのLパケ)なんて価格つけたな〜・・・。沢村慎太朗とかいうニワカが『GJのXDは佳作』とか偉そうに言ってましたっけ・・・。ウソです沢村さんはニワカなどではない。『GHは和製アルファ』というファンの心を撃ち抜く感心の名言があった(その他大勢のボンクラ評論家とは違う)。日本車を外国人目線で吟味できる人だ。
次のアテンザに向けてちょっと気負い過ぎ!?
マツダも仕方ない事情があったにせよ、GJの失速には相当にプライドを傷つけられているようで、捲土重来を期して、東京MS2017に合わせて4ドアクーペのコンセプトモデルを出してきました。『もうアテンザが生き残れる市場はおそらく『コレ』しかないんです!!』 企画・開発の苦悩ぶりが伺える力作でした。マツダが本気を出せばかなりヤバいぞ!!ということは全世界に伝わった!? 結果的にはレクサスLSもBMW8シリーズも完全に喰ってしまったアテンザコンセプト・・・!?さらに期待してしまうと、このFRシャシーはいったいどんな『計算』で市販化に漕ぎ着けるのだろうか!? 考えられう方策は3つ。@NSXのように受注個別生産 A気合で(FFモデルと)混流生産 Bレクサスかアルファロメオとのコラボ・・・。
怨霊のような執念を感じたボデーパネルのギャップの精度を見る限り、Bを期待しているのではないか!?レクサスでもアルファロメオでもいいドイツブランドに勝ちたいならマツダと組みなさい!!というアピールを感じました。案外高級モデルの開発を模索しているPSA(プジョー・シトロエン)からのオファー待ち!?それともジャガーか!?
『待ち』のマツダと、『突き進む』ボルボ
「ビジョンクーペ・コンセプト」が市販されるには、何らかの外部的なリアクションが欲しいところかもしれません。しかしマツダのシャシーを改良して使っていたボルボは、『FFのまま、直4オンリー』で強行突破を図って高級車開発を行っています。冒頭にも書きましたが、日本COTYを獲ったXC60も、かつてのGG/GHシャシーを思い起こさせるフロント=DWB、リア=マルチリンクを採用した新世代シャシー(SPA)を使っています。そしてこのシャシーがそのまま次期S60/V60(アテンザのライバル車)にも使われるらしいとのこと。XC60はXC90の装備をそのまま引き継ぎましたけども、同じようにS60もS90の縮小版になるはず。・・・ということはサス&ユニットは共通。エアサスにマッサージ機能も付いてくる!?
次期アテンザ(いつになるんだ!?)もこれくらいの装備がデフォになる!? FR化して、BMW・M5が採用したFRとAWDを切り替える機能なんかも付くのかなー!? 余談ですが、600ps級と伝えられるG30系M5のFR切り替え機能は、海外版だと「切り替えるとあらゆるトラクションコントロールはカットされますよ!!」と脅してくるらしい。もう600psになると後戻りはできない。AI(=電子制御)がないと素人では走行不能になるようだ。それだけのリスクを背負ってでも0-100km/hのタイムは3.4秒で、このタイムはもはや説得力はゼロらしい。M5より速い4ドアモデルはすでに複数市販されているらしい(世界は狂っている・・・)。
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ラベル:ボルボS60
現行車含めマツダ車7台所有しました、わたくし。
日本の産業界。
モノづくり物作りって言って、職人とか技術者を大層持ち上げる。
で、そういう方向の人たちが良いものを作る。
・・・売れない。なぜだ??となる。
良い製品=良い商品でないことがわからない。というよりも、そこのところを一切頭にない人たちが、モノ作りの中核を担ってる。
マツダは会社として、そういうダメが婉曲的ながら先鋭化して、それ故に誰にも相手にされない商品を堂々と並べてる。
更に、今のマツダが史上最低にダメなのは、それを、ちょっと高い値段つけてお金を儲けらるに違いないという守銭奴思想も並行して心に持ち合わせてることでしょう。
だって、良いものだから、これくらいならボってもいけますけぇ、のぅF原さん。
なかなか辛辣ですね。藤Hさんはメディアに出てこなくなりましたね。
会社の判断でしょうか!?なかなか行動力がありそうな方には見えますが、『ボクスターとZ4を作ったヤツは何もわかってない!!』的な発言には衝撃を受けましたが・・・。おっしゃつ通り首脳陣が先鋭化してるかも。
トヨタと提携したのもそれ絡み(尻拭い?)だと思っています。
世界の直噴は全て三菱ライセンスなんですけどね・・・。
ポート噴射を組み合わせたトヨタのD4-Sですら
かなりの堆積があるようですし。
http://minato-motors.com/blog/?p=6191
マツダはモデルベース開発を過信しすぎてろくにテスト走行やってないのでは?と思うぐらいの出来ですね。
2016年スレスレに投入されたC-HRやスイフトのエンジンのほうが悪質だと思うんですよ。最も規制対象はCO2とNOxだけですけど。
そもそも非HVや国内専用モデル以外でポート噴射モデルってほとんどないですから、もはや何を言ってるのか!?って感じなんですが・・・。(失礼なヤツですみません)
ミナト自動車さんや
http://minato-motors.com/blog/?p=9822
中古車CIAさん
http://blog.goo.ne.jp/carintelligenceagency/e/44d6bd1c6d18931beb6a353390c0efe1
上記の記事を読めば、マツダは到底テスト走行やってるように思えないのですが(笑)
申し訳ありません。
マツダをかなり評価されているようなので、
スカイアクティブDの煤問題についてはどういうお考えなのか知りたかっただけです。
それにしても顔も見えない相手に「はあ?」とは乱暴すぎませんか?
失礼だとは思いますが、ご自身のコメントのどこがそう思わせたのか、
ゆっくり考えてくださいませ。
マツダのカスタマーセンターに「ディーゼルをPFIのターボにした方がいいですよ!!」ってコメントしてみてください(メールできますので)。さすがに「はあ?」とは返ってこないでしょうけど、コイツは何を言っているんだ!?って思われますよ。
無責任な自動車評論家と違って、
興味深く読ませていただいた記事もたくさんあり、
コメント欄にて質問させていただいた次第です。
私の意図が伝わらずレスバトルのようになってしまい申し訳ありません。
これ以上のコメントは控えさせていただきます。
ディーゼルのチョイ乗りが相当にやばいこともわからないで買った!!壊れた!!と騒いでる奴らのことは無視でいいんじゃないですか!?
ガソリンエンジンも用意されてますし。
ディーゼルエンジンではないですよ。
アドブルー使用車はここまでの煤蓄積は30万キロ走ってもありえません。
ぜひともこんな欠陥エンジン売るマツダは○〇と啓発していただきたいものです。
マツダのディーゼルは使い方次第だと思います。アホが使えばすぐに潰れます。そもそもバカはマツダとポルシェには近づかない方がいい。
一言付け加えておくと、スカイDよりも他のディーゼルの方が外部不経済は明らかなんですよ。ご自分でお調べください。
スカイアクティブDほど煤がなかったからです。
ミナト自動車さんのブログを見ると、
チョイ乗りばかりしないユーザーのマツダ車にも煤がかなり溜まっているので、乗り方の問題ではなく、マツダのスカイアクティブD特有の問題なのでは?
車に関しては日本人の大半がバカですから、
そんなバカたちにとうてい扱いきれないエンジンを売りつけてるマツダは底抜けのバカなんでしょうか・・・
数万キロごとにドライアイスクリーニング、
あるいは載せ替えが必要になりそうな不経済なエンジンであることは明らかなんですが・・・
RX8もDISIもマツダ車は3000キロでオイル交換が常識・・・。RRさんはトヨタ車だけ見てればいいんじゃねーの(くだらねーコメントは不要)。マツダ車に関してはクレイジーだとわかった上でコメントくださいませ。
マツダディーラーに行けばカストロールのオイルを処方してくれます。無知な部外整備士にクルマ預けちゃダメですよー。ちゃんとその整備士も「トレードオフ」だって書いてるでしょ。無知が乗ると痛い目にあうってだけ・・・嫌ならトヨタに乗ってろ。
海外では1000km毎にオイルチェックを怠って故障した場合、保証対象外だそう。
http://forum.mazda6club.com/engine-drivetrain/264345-2014-mazda6-diesel-serious-problems.html
何をそんなにブチ切れてるのか分かりませんが、
私の問いかけは論点ずらし、
威圧的で人を小馬鹿にする口調、
非常に有用な記事も書かれていて、
チェックしていたブログの一つだったのですが、
何とも残念です。
素直に答えてますよ!!
ちなみに最初の質問から「こいつはダメだ」って思ってました。
(何もわかってねー、60歳くらいのオッサンだと思いました)
私自身にはスカイDが壊れやすいという認識はないです。
マツダへの苦情はご自身のメディアで発信するのが筋だと思います。
フルメンテはマツダの場合半年に1度ですが、私はそれ以外に2〜3回オイル交換に行きます。それくらいダイレクトにフィールが変わるのがマツダエンジンですから半年ほったらかしにする鈍感はバカだと思います。実家のトヨタは1年ほったらかしても違いはわからないですけど。
お尋ねしますが、
プレマシーのMZRユニットが今どんなクルマに載ってるか知ってますか!?
2016年の国土交通省のディーゼルテストで問題なく通過した国内メーカーはどこですか!?
もっとマツダというメーカーを学んだ上で生意気言って欲しいものです。
MZRはフォードグループ時代ですね。
それを知っているかどうかが、
このやり取りにおいてなんの意味があるのか分かりませんが。
ディーゼルテストをパスできたのは、
圧縮比を下げてNOxは減らしたものの、
大量のPMを貯めこむススアクティブエンジンだからですよ。
ベリーサを下駄車に使っていて、素の良い質実剛健なモノ作りをすると応援していたのですが、新世代商品群になってから勘違いをしたのか、ディーラーのレクサス化、中二病みたいなおしゃべりばかりの役員で失望感しかありません。
数年後、煤まみれのエンジンを整備?載せ替え?リコール対応させられる現場の整備士や営業の方が不憫でなりません。
カーライフを楽しんでくださいませ。
こちらはディーゼルなんて興味ないので・・・。