2017年10月19日

アテンザベースのスーパーカーが登場!?

  ボルボのEV専門ブランドとして立ち上がった「ポールスター」が早くもプロトモデルを発表したらしいです。EV専門ブランドと報道されていましたが、どうやらPHVのようです。全く新しい設計なのかと思いましたが、なんと基本設計はS60のものらしいです。そーいえば4年前(2013年)の東京モーターショーにスバルのクーペのコンセプトモデルが出てましたが、いよいよ市販されるみたいですね。4年前にすでに原型ができていたのだから、やはり旧型シャシーを使い続けるS60がベースになるようです。



  S60のシャシーといえば、元々はマツダのカペラ/アテンザに使われていたものの改良版です。ボルボと欧州フォードがかなり手を加えているようですが、いよいよGG/GHアテンザ世代待望のクーペ(2ドアモデル)が登場することになりそうです。気になる価格はまだ全然発表もされていませんが、ハイブリッドによる最大出力が608psらしいので、軽くレクサスLCを超える金額になっちゃうのかなー。

  レーシングチームの名前を冠するポールスターですから、10年落ちのV35GT-Rくらいは軽く上回るパフォーマンスモデルにはなるのか!?GG/GHアテンザベースのクルマがGT-Rに挑むという構図がマツダ好きにとっては感慨深い。こうなるとマツダにも同様のハイスペックモデルを期待したいところですけども、どうでしょうか!? 自動車メーカーが、新たにスペシャルティカーを作るには何かしらの「トリガー」が必要だとは思いますねー。RX7がポルシェ924への対抗意識で、シルビアがホンダ・プレリュードを叩き潰すために生まれたように。

  マツダがハイスペックなクーペを作る理由があるとしたら、ユーノスコスモのリベンジでしょうか。3ローターエンジンで、トヨタや日産に肩を並べる国産最高級レベルの2ドアクーペ。同時期に登場した初代NSXが国産フェラーリならば、ユーノスコスモは国産アストンマーティンくらいの風格はあったわけで・・・。二代目NSXが今もなおフェラーリをキャッチアップしているのだから、二代目ユーノスコスモを作るならば、アストンマーティンDB11みたいなクルマになるのかな。

  ユーノスコスモを作った後に、マツダはV12搭載のラグジュアリーセダン「アマティ」を計画していたそうですが、もしそれが実現していたならば、ユーノスコスモの後継モデルにはV12エンジンが搭載されていたでしょうし、フォード傘下でアストンマーティンと同じグループだったのだから、ちょっと飛躍しすぎかもしれないですが、もしかしたらマツダ設計のアストンマーティンが生まれていたかもしれません。

  素人の意見で恐縮ですけども、これからの自動車メーカーの戦略は、高級セダン、高級SUV、セカンドカー、スポーツカーの4車種を揃えるべきかと。今や日本よりも国民一人あたりの所得が多い国は40くらいありますから、確実に日本より世界は潤っているわけです、日本人の中の平凡な財力しか持たない自分でもやっぱりクルマは「可能な限り」機能的かつ官能的であるべきだと思いますからねー。勝手なことを言うと、新車を買うならば!?もう選ぶ基準がこの4車種に絞られてしまうんじゃないかと思うんですよ。「高級車なんていらねぇ!!」ってのは日本社会が「ドイツ車=高級車」とマジで考えていた遠い昔の時代の話なのかも。確かに当時の北米の衝突安全基準でカスみたいなスコアしか出せないセダンに800万円も払えるか!!は正論ですけど(今のドイツ車は!?)

  それが2010年代に入ってポルシェ、ボルボ、ジャガーランドローバー、トヨタ、マツダなど、クルマの作り方を大きく変えてくるメーカーが目立つようになり、クルマにお金をかけることに一定の意味が生まれてきたと感じています。プリウス買うなら最上級グレードが納得の装備がついてきてとても割安ですし、アテンザだってなんだかんだ言ってもLパケが最もコスパがいいはず。コスパ時代の高級車は非常によくできているなーと感心させられることが多い(ドイツ車は別だけど)。新発売のボルボXC60も600万円〜ですけども、もう世界中で勝つ気マンマンですね。スペックを見ても、もうドイツ車も日本車も怖くない!!とでも言い出しそうな自信満々のフル装備。当然のごとく4輪DWBにエアサスまで組むようです。まあ高級SUVといったらエアサスに大きな価値があるんだろうけど。

  ボルボは、セダン(S90)、SUV(XC90/60)、セカンドカー(V40)に加えてスポーツカー(ポールスター1)が揃う見込みです。マツダもセダン(アテンザ)、SUV(CX8)、セカンドカー(CX3)、スポーツカー(ロードスターRF)というラインナップですが、セダンとスポーツカーがインパクトはやや弱いかも。ポルシェは、セダン(パナメーラ)、SUV(カイエン)、セカンドカー(718ケイマン)、スポーツカー(911)。ジャガーはセダン(XJ)、SUV(Fペース)、セカンドカー(XE)、スポーツカー(Fタイプ)。・・・この調子でレクサス、マセラティ、アルファロメオ、アストンマーティン、テスラ、ジェネシスもこの流れに追従するでしょう。

  日本、ドイツ、アメリカの大手・老舗メーカーだけが可能だったラインナップが、マツダなどの中堅から、小規模プレミアムへと広がっていき、OECD諸国で顧客の囲い込み合戦を繰り広げることになりそう。日本でも表参道の薄ら寒い通り沿いにずらりとディーラーが並んで、この4車種の販売合戦が繰り広げられたら面白いかも。電動化されたセカンドカー(リーフ?)のオーナーになれば、他の3タイプがカーシェアリングできる!!みたいなBMWi3の販売戦略が定番化するか!?

  勝手に想像で書いてますけども、この流れはかなり実現性が高いと思います。マツダもわざわざCX8を日本むけに仕立てました。トヨタに付け入る隙があると思ってるんですね。あるいはすでに4車種を揃えているメルセデス、BMW、アウディにも十分互すことができると思っているのかもしれません。

  次なるセカンドカー候補としてSPCCIのアクセラの開発に力を入れてくると思いますが、発売予定の2019年には新しいロータリースポーツが生まれるという噂も。さらに前年の2018年には4代目アテンザが登場します。2.5Lターボのチューンナップ版をハイブリッド化したユニットが搭載されるのか!?ディーゼル、ロータリー、ターボハイブリッド、SPCCIと4車種全てが違うエンジンってのもマツダらしくていいんじゃないですかー。ボルボに負けないスゲー!!クルマを期待したいです。



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posted by cardrivegogo at 00:32| Comment(0) | ボルボ/ジャガー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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