2017年10月03日

GJアテンザの「粗」ってなんだよ!!??

  2012年の発売当初から、現行のGJアテンザについては辛口の評価をしてきましたが、それはマツダの実力を世界に示したGG/GHアテンザの後継モデルとしてやや「期待はずれ」だったからなんですけども、GG/GHの世界的な偉業を「無視」してきた日本のカーメディアに、改めてGJアテンザの「粗」とか、ややオブラートに包んで言われると、何を言ってるんだコイツら!!っていう気分になります。

  「粗」と発言したのは、ニューモデルマガジンXに連載を持つ高平さん。カーメディアで名の知れたライターの中では珍しい「ホンダ派」です。ホンダが大好きな高平さんと、フェラーリとGTRが大好きな西川さんと、マツダが大嫌いな斎藤さん。この3人のコーナーだと知っていながら、無防備に読んでいるマツダファンが悪いのでしょうけど、カムリHVに対する対談レビューなのに、まさかのGJアテンザへ飛び火かよー。

  カムリといえば、世界で一番売れているミドルセダン。もうそれだけでスゴイじゃん。日本のカーメディアなんて「世界で最も支持されているCセグハッチバック」っていう根拠不明の触れ込みで、わけわかんないクルマを絶賛したりしますけども、カムリは堂々のナンバー1ミドルセダンなのに・・・なぜかボロクソに言われています。

  少々手前勝手なことを申しますと、私はカムリHVは「なし」だと思っています。GJアテンザよりも上手く作りこんだとトヨタが自惚れているサイドのライン。確かに綺麗ではあります。GJアテンザも新型カムリHVも、乗り込むときのサイドからの威容は、メルセデス史上最高デザインと言われるW220(2代前のSクラス)に匹敵します。300万円台の国産車がこれだけのスタイルを獲得できた!!というのは素直に商品力の向上と捉えていいのかも。しかしカムリは「なし」です。マツダ以外のメーカー(ドイツブランドとか)のセダンを買うくらいならカムリHVでいいと思いますけど、アテンザとはやはり「スタンスが違う」んですよ・・・だからマツダファンだけが、カムリは「なし」だと言っていい!!

  サイドデザインの話が面白いのでもう少し続けます。国産車なのに左ハンドルだったら!? ちょっと変かも知れないですが、アテンザとカムリに関しては、左ハンドル車が日本でも用意されたら、さらにW220のレベルに近づけるんじゃないの!?という気がします。左向きのサイドラインのコクピットに乗り込むべく、左手でドアハンドルに手をかける構図の方が、その反対よりもあらゆる点で「高級」に見える。日本は左側通行だから路上に乗り込む姿を歩道から眺めると、左ハンドル車の方がエレガントなんですよね。もしマツダやトヨタに「この車の生命線はサイドラインだ!!」くらいの『狂気』があるならば、国内市場であろうとも左ハンドル(輸出用)を売っていいんじゃないの!?

  W220を買うならば、今がお買い得50~80万円くらいで2003~2005年式の後期モデルが買えますけど、ちょっと気合をいれてS500なんて買ったら。5LのV8が2トンオーバーの巨艦を引きずる光景を想像するだけで冷や汗が・・・500km/2万円という新幹線の普通席料金と同等の燃費を払わされます。これがアテンザXDやカムリHVならば、500km/5千円以下で走れます。なんかあまりにも隔絶過ぎていて、比べるのもアホくさくなりますけども、10年ちょっとで実現したセダンの大いなる進歩は、十分に満足できるんじゃないでしょうか。



  トヨタとマツダがどこの市場をみてFFの4900mmクラスのFFを作るのか!?それをなぜか『Sクラス互換』ではなく『スポーティ』で売ろうとするのか!?高平、西川、斎藤の3者がカムリHVに手厳しいのも、このクルマに内在する「歪み」に釈然としない部分が見えているからでしょう。レクサスIS350Mスポのハンドリングが「ダルい」と感じてしまったマツダファンにとっては、トヨタのセダンに余計な「期待」なんてできないです。

  おそらくカムリHVよりも剛性が高いシャシーを使うレクサスISが狙ったパフォーマンスを引き出すために、フロントにダブルウィッシュボーンを配していても、トヨタの基準のためか、(メルセデスを意識する)レクサスの高級イメージを守るためか、ゾクゾクするようなハンドリングにはなってないです。決してトヨタ86の基準でエキサイティングなハンドリングを求めているわけではないです。86はハンドリング「だけ」で成功してしまったなかなか稀有な存在ですけども、これは1200kg台にまとめた車重と、ハンドリングにダルさが出ないギリギリのところを狙ったホイールベース(デミオと同じ!!)ゆえに完成した世界感です。

  トヨタとマツダ。国内メーカーでは、クルマファンの人気を二分する存在らしい(ベストカー10/26より)。この2メーカーならば不可能はないんじゃないか!?86のハンドリングを持つセダンが作れるんじゃないか!?・・・夢見すぎだな。カムリやアテンザが1250kgになるか!?ホイールベース2570mmになるか!?はっきり言ってアルテッツァやGGアテンザのイメージを両車に重ねるのは無理だ!!それなのにカムリのCMではアルテッツァやアリストが復活したかのような煽り。まあそれに対して3人のおっさんが皮肉をかましたわけですね・・・俺たちの青春を商業主義で汚すな!!ってことか!?

  散々にカムリHVをディスった後で、「それでもこのクラスはカムリHVくらいしかないよね!?」「たしかに・・・アテンザはもう古い!!粗も多いですし・・・」「350万円あればCLA買える!!だからCLAが売れてる!!」みたいな結びになってました。マツダのフラッグシップよりも、メルセデスやトヨタの『食パンモデル』の方がいい!!って結論みたいです。アテンザもこのグループに括られてしまうと辛いな・・・、単なる食パンだったらマツダを選ぶ理由はない!?

  GJアテンザ。それから同じ設計を使う4代目になるGK?アテンザ。この2世代で達成すべき課題は、やはり「脱・食パン」ですねー。マツダはすでにその道筋をつけていて、やはりAWDの「トルクベクタリング」による、擬似LSD化でしょうか。マツダはLSDの総本山であるGKNと提携していて、ロードスターには「トルク感応式」の『スーパーLSD』なるものがGKNから供給されています。物理的にゴツい金属ギアを使った機械式ディファレンシャル(LSD)だけでなく、センサーとブレーキ制御によって同じような効果を出す「擬似LSD」は997型ポルシェ911の前期モデルにも使われていて、それが一部で酷評されたようで後期型では撤去されましたが、マツダのトルクベクタリングはどうやらその技術の「お古」みたいです。

  ポルシェは「リアルLSD」に回帰しましたが、三菱が、三菱電機のアシストで電制の「擬似LSD」を『AYC』へと進化させたように、マツダにも日本メーカーらしく「電制」を極めて欲しいですね!!RNM・メルセデス陣営とトヨタ陣営の対立構図が鮮明で、日立も三菱電機もマツダが参画しているトヨタ陣営と対峙するライバル陣営に与しているので、道のりはやや険しいですが、マツダと同じ住友グループには、車載バッテリー生産で世界一のパナソニックがありますし、姫路で車載バッテリー専用の新工場が開設されるという景気のいい報道もありました。トヨタ、マツダ、パナソニック合同によるEV開発のためらしい・・・。



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posted by cardrivegogo at 02:13| Comment(0) | GJアテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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