ここまで追い込まれると、マツダも打てる手は打ってくる・・・ということで、CX3に2Lガソリンモデルを投入するようです。アクセラの2Lガソリンは日本での販売が打ち切りになるほどで、中古車市場ではその希少性からか同年式で同程度走行でカーセンサーの内外装チェックも同じ水準のBMW116iよりも高値で取引されています(170万円くらいだった)。これがMT車だったらさらに上昇するんでしょうね・・・。
アクセラは売れなかったのに、CX3で再び2Lガソリンはどーなのでしょうか?って感じのシケたリアクションが多いかもしれないですが、『最近のマツダはディーゼルばっかりでダメだ〜・・・』と不満に思っていた人もいるのでは? ディーゼルを日本でも発売した2012年までマツダはロータリー車を作っていましたし、そのちょっと前まではNCロードスター基準で作ったショートストロークエンジンをミニバン(プレマシー、ビアンテ)に搭載していました。
そのエンジンは今も英国のAERが『MZR-R』として改良して主力エンジンとして活用してますし、ケータハム、ゼノス、ラディカルなどの英国スポーツカーメーカーには、フォード経由で供給されています。5年前までは『RENESIS』と『MZR』の2枚看板。いくらフォードの後ろ盾があったからといっても、これはさすがに「世界が唖然」とするレベル・・・。しかし2012年以降はロングストロークガソリンとディーゼルのみで、まるでVWやBMWのような何の取り柄もない凡庸なメーカーみたいになっちゃいました。
ロータリーとMZRの二本立ては、確かに無謀でしたけども、その破天荒さから欧州では非常にウケが良かったようで、欧州における『マツダ神話』はルマン制覇やRX7FD3Sを前フリとしつつも、2000年代の奇抜なRX8とアテンザ、アクセラの大成功によるところが大きいみたいです。マツダとしても『欧州で最も評価された日本メーカー』という手応えがあるからこそ、強気な価格設定で・・・『マツダ地獄』とかいういかにも中部地方訛り蔑称を鵜呑みにするお爺さん達の度肝を抜くことができるのだと思います。故本田宗一郎氏も著書ではっきりとその存在を認めていましたが、『中部訛り』はやばいっすよ・・・不良品のホンダ、リコール隠しの三菱などなど。それくらいの影響力を持っているから売れるんでしょうけどねー。
ロータリー復活の噂も出てきましたが、いよいよマツダが2012年以前の『伝説期』へと舞い戻る時期が到来したのかなー。その第一弾がこの2LガソリンのCX3。このクルマは英国で有名なカーメディアである『トップギア』で絶賛されてました。ロードスターの精神が宿るコンパクトSUVだって!!同じ英国ネットメディアの『AUTO EXPRESS』でも、CX3、アウディQ2、メルセデスGLAの3台の比較レビューで、堂々CX3がトップに評価されてました!!
相手はMQB(C/Dセグ)とCセグベースなのに、デミオベースのCX3が勝つなんて!!1.4Lターボ、1.6Lターボのギリギリエンジンに、軽量化が不十分な相手ですから走るのが精一杯なのに対して、2L自然吸気で1250kgのCX3ですから、ほぼ反則みたいなものですけども・・・完全なるミスマッチ(出来レース)です。
とりあえず英国では『アウトランダーPHEV』『ジューク』と並んで、日本の技術力の高さをまざまざと見せつけるSUV3傑の1角を占めるクルマです。単純にエンジン、ミッション、AWD技術だけでも完全に欧州のSUVに差をつけてます。Q2なんてFFしかないし・・・アウディなのに!!
日本発売前からすでに欧州で大評判(らしい)。これはなかなか熱いんじゃないですか!?久しぶりに『感性のレベルで欲しい』マツダ車が帰ってきた感じがします。これを契機に今度はシビックにアメリカで挑んでいる2.5L自然吸気の『MAZDA3・GT』(アクセラGT)も持ってきてくれー!!ちなみに『GT』と言いグレードは日本でいうところの『Lパケ』みたいな意味があるようです。
ちなみにアテンザにも『MAZDA6・GT』があって、価格は北米Dセグプレミアム価格である30000ドル越え!!BMWのM240i(645万円)や320i(530万円)が33000ドル、メルセデスCLA250(580万円)が33000ドルですから、アテンザLパケはグローバルでは500万円級なんですねー。ユニットが2.5L自然吸気であることを考えるとメルセデスやBMWよりも高いのかも!?4代目アテンザは文句なしで500万円でも安いくらい!!と言われるように頑張ってー。
↓『スカG2.0』VS『Vtec1.8』の対決!!日本市場でも売ってくれー!!
『マツダCX3がアウディ&メルセデスを完全にノックアウト!!・・・もとんでもない強敵は国内に』
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