2017年04月09日

アクセラとBMW3erは「同等」だとマツダ開発者が・・・。

  アウディRS3セダン(784万円)の日本発売。2.5L直5ツインターボで400ps。0-100km/hの加速も4.1秒。今月の始めに日本発売が発表されたばかりですけども、報道をみてすぐに「マツダ」が頭をよぎりました。メルセデス&BMWに阻まれて、一時の勢いがあった頃と比べてなかなか日本市場で存在感を出しきれないアウディが、日本市場をこじ開ける起爆剤として放り込んできた!!なかなかダイナミックな戦略ですけど、今のマツダに欠けている「何か」はこれじゃないかと思いました。

  ベース車となる「アウディA3」はゴルフをベースとしていてアクセラセダンとは構造上はほぼ同等のクルマですし、走りに関しては最近のマツダが懇意にしているサプライヤーのGKNが得意そうな「電制デフ」「内輪ブレーキ」といったカニ走りギアを付けただけみたいです・・・。もちろんアウディ伝統のAWDでエンジンも特製ですけど、マツダも「オリジナルAWDブランド」を謳っているわけですし、その気になればこれと同等のハイスペックなアクセラが100~300万円くらいは安く出せるのでは!?

  先日発売された「MAZDA FANBOOK vol.2」では、発売されたばかりの「CX5」と、去年RFが追加されて拡販が期待される「ロードスター」の2枚看板を中心に誌面が展開されています。何かと誤解されやすい2台でもあるようなので、この雑誌くらい分厚く技術解説を付けてくれれば・・・「よし買おう!!」という気になる人も多いでしょう。購入を真剣に検討している人ならかなりの割合で読むんじゃないですかね。ニューモデルマガジンXのほぼ嫌がらせレベルの「新型CX5★2つ」には驚きましたけどね・・・。ちょっと穿った見方をすると、この新型CX5は他のメーカーが危機感を募らせるくらいの出来映えだということでしょうか。

  初代と二代目のCX5にも同じことが言えますが、マツダのスパンでは前期・後期として2世代でほぼ同じコンセプトを掲げていて、10~12年前後をかけてクルマの完成度を上げて行く方針だと思います。現行デミオは4世代目ですから、基本的には先代モデルと同じヴィジョンを持って作られているようです。確かに初代&2代目デミオはよく似てますし、3代目と現行もほぼ同じスタンスです。つまりアクセラもアテンザも次が4代目ですから、現行モデルのアップデート版が登場と思われます。駆動方式やサイズなどの大きな変更はなく、エンジンは変わるかもしれませんがインパネなどの内装も大きな変更はない・・・けど確実にいいクルマになっているとは思います。

  そういう意味でも2代目CX5は、次のアクセラやアテンザへの大きな指針を示したと言えそうです。主査インタビューを読むと、マツダ社内ではCX5、CX9、アテンザの上級グループと、アクセラ、デミオ、CX3の下位グループでは開発方針が異なると明言されています。具体的には上級グループは「質感」を重視して車重の増加を厭わない「レクサス並みの遮音」をこれからも目指していく。下位グループはより幅広い裾野(若いユーザー)へ向けたアプローチを盛り込む。そういった内容のようです。

  ちょっと面白かったのが、主査の一人が「アクセラはBMW3er、アテンザはBMW5erです!!」と表現していたことです。3erの物足りなさと、5erの満足感がそのままアクセラとアテンザの違いだと言いたいようです。確かに「なるほど」と思う点もありますけどね・・・。3er買っても気分がなかなか満たされないから、アテンザにしておこう!!という乗り換えは「アリ」でしょう。ただしアクセラが3erに対抗できる要素は、なかなかユーザーには伝わらないかも。3erみたいな使い方をするぶんにはアクセラでも十分ですよ!!と言われれば納得ですけど・・・3erと肩を並べるには冒頭に書いたようなアウディRS3セダンみたいなブランディングが欲しい!!アテンザも2.5Lターボ400psが搭載されれば5erにさらに近づける!?

  マツダの開発者のインタビューなどから推測するに、マツダが考える「スポーツモデル」とは、どうやらロードスターのように純粋に走りを楽しむために設計された「ピュアスポーツ」だけを想定しているような気がします。かつてマツダが欧州ブランドにあるような「市販車GTバージョン」を手がけた時期がありました(そんな昔じゃない!!)。いわゆるMSアテンザ、MSアクセラですが、どうやらフォード傘下で作ったこれらのモデルに対してあまり愛着を持っていないような雰囲気すら感じます。今更に市販車を改造して直線番長を作ったところで、400psそこそこではアメリカのマッスルカーの舞台に上がることすらできない!!BMWの「M」や「アルピナ」だって全然売れてない・・・のは確かですけど。

  「スポーツカー」とは市販車をベースにするものでもないし、アストンマーティンやマセラティのように欧州貴族趣味として豪華に作られるべきものでもない!!それこそ純粋に全ての自動車ユーザーに門戸を開いてスポーティな走りを楽しんでもらうべきもの!!うーん・・・とても説得力あります。フェラーリが「カリフォルニアT」を、ロータスが「エヴォーラ」を作っても(どちらも2+2のユーティリティなスポーツモデル)、マツダではRX8のようなモデルは復活しません!?・・・なんだかフォード時代に対する当てつけが強いように感じます。もうちょっと柔軟に考えてもいいんじゃないの?って気が・・・。


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posted by cardrivegogo at 15:22| Comment(0) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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