2017年03月21日

新型CX5のデザインは・・・あのメーカーへのリスペクトじゃ!?

  新型CX-5を日中の路上で見かけました。直感的に感じたことは・・・このデザインは「オリジナリティの塊」だと思わず感銘を受ける新鮮さでした。ゆで卵が剥けたような白くて継ぎ目のない綺麗なボデー全体が、デザインの核になっています。久しぶりに出てきた「エモーショナルなMAZDA」デザインじゃないでしょうか。雑誌の写真で見る限りでは、先代とあまり変わらない印象だったのですが、実車は先代とは全くの別物というくらいに別の表情をしています。

  SUVデザインというと、フロントはグリル、バンパー、ライトケースで猛然と演出し、ボデーは継ぎ目を見せてワイルド感を演出するのが定番になっていましたが、そういったSUVデザインのセオリーみたいなものを全て無視して、我が道を突き進むことにだけこだわりました!!そういう魂のこもった仕事ぶりを素人目にではありますが強烈に感じます。これは歴史的傑作デザインになるんじゃ!?それよりもなんてラディカルな思想の持ち主というか頑固な人がデザインしているんだろう!?このこだわりはまるで芸術作品みたいです。

  チーフ・デザイナーの諌山慎一さんは「徹底して上品さを追求した」みたいなことを呑気に言っておられますが、もちろんこれなら目標は十分に達成していて納得の仕事ぶりだと思います。しかしこれは明らかのさらに崇高な野望、デザイナーとしての野心を持った作品ですね。まるでレンジローバー・イヴォーグを仕上げたロバート=メルビルの歴史的大仕事を超える偉業を狙ったんじゃないでしょうか?(私はそう感じるのですが、皆さんの評価はいかがでしょうか?)

  先代のCX5も大ヒットを続け、今ではマツダの収益の大部分を稼ぎ出しているとか言われていますが、そんな大ヒット車の後を受けての仕事は想像を絶するプレッシャーがあったはずです。先代CX5は、新しいマツダのデザインコンセプトの第一弾だったこともあり、反響は大きかったですし、そもそも全身「レッド」が似合うSUVという想像を超えたマツダの想像力に、世界中が唖然としました・・・MAZDAスゲーって。その後に日産がエクストレイルで「赤」を真似していましたが、軽く「事故」してました。

  先代CX5は相当に売れたので、街中で毎日のように見かけますが、あのデザインを一言で表現するならば・・・「かわいい」ですね。こんなに愛嬌のあるSUVデザインがあるのか!?日産の中村史郎さんというデザイナーが、ちょっと前のマーチやキューブで成功を収めましたが、その影響を大きく受けています。日産が本来やりたかったことをマツダが先にやってしまった格好です。あれ?この構図はGJアテンザも同じです・・・日産2010年に発表したエッセンスというコンセプトカーがGJアテンザのルーツというのはもはや否定できないです。

  日産は外国人トップが実権を握っていたせいか、デザインの好みが車種によってバラつく印象があります。エッセンスからスカイラインの市販までのサイクルがやや長かったですが、その間隙を経営が火の車だったマツダに突かれた? マツダとしてもCX5とアテンザの2トップで、プレミアムブランドとしての新生マツダを新たに打ち立てたので、日産には頭が上がらないと思います。「デザインのマツダ」としてはいつまでも人のふんどしで相撲をとっていてはダメじゃないですか? 

  新型CX5とこれからFMCを迎えるラインナップは、マツダのオリジナリティと真価を世界に主張することになりそうですが、どうも今回もちょっとデジャブ感が無くもないです。先代CX5のようにキャッチーさを求めれば、お手本は中村氏以降の日産ですが、新型のように上品さを求めるなら、やはりお手本になるメーカーは・・・三菱。日本ではモラルハザードと受け取られるスキャンダルを重ねてしまって、人気は地に落ちていますが、世界では「三菱」は今でも「美しい国・日本の象徴」です。

  北米での生産を終了して米国から撤退を図っていますが、まだまだ年間10万台近くが売れていて、販売が継続されています。果たしてアメリカ人が三菱に「ゼロ・ファイター」への畏敬の念を持っているのかはわかりませんが、新型車もまともに出していない中で、前年よりも好調に推移しています。グローバルモデルでも高級セダンなどはなく、ミラージュやランサーといったコンパクト&スモールを除けば、アウトランダーだけが唯一の勝負車です。三菱が世界に誇るピックアップトラック「トライトン」はタイで生産して約150カ国に輸出されていますがアメリカでは販売されていないのは意外です。

  新型CX5にはフェードアウト気味な三菱の意志を継いで、格調高い日本車のデザインを復活させよう!!くらいの熱い想いが載っているのでしょうか。現行の三菱車も日本向けではデリカD5、アウトランダー、RVRそれからパジェロに格式の高さを感じます。ア○ファードよりもあえてデリカD5を選ぶ人(どちらも400万円くらい)は、心に人並み外れた優雅さがあると思うのですよ。は?そんなの勝手な妄想だろ?と言われるかもしれないですが、「品」の定義なんて「勝手な妄想」でしかないわけで・・・。

  どこのメーカーとは言いませんけども、日本車全体が「デザイン遊び」の大脱線を起こしつつある中で、古いモデルなはずなのに、いつ見ても上品だなと思わせてくれる三菱デザイン。あとはマツダが引き継ぎますから、遠慮なく日本市場から・・・!! 日本で作っているのに日本では売っていない不思議なインフィニティQ60は、スカイラインよりもアテンザに似ていて、アテンザクーペがもし実現したらこんなだろうなというスタイルです。マツダにとっては厄介なのが、デザインが被っているインフィニティが欧州で意外と好調なこと。メルセデスと共通設計のモデルが、メルセデスよりも乗り心地が良いとかで大評判です。

  マツダは三菱が世界で人気になった「上品さ」を武器に新たなデザインの魅力を追求する段階に突入しているようです。NDロードスター、ロードスターRF、CX5、CX6、アテンザ、アクセラ、デミオとFMCが行われるそうですが、果たしてどんなサプライズなデザインが待っているのでしょうか?





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posted by cardrivegogo at 01:53| Comment(0) | CX5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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