2016年06月21日

次期アテンザに関する「仰天」な噂が飛び交ってますね・・・。

  アテンザのFR化計画なるものがあるようです。フラッグシップのセダンともなるとやっぱりFRじゃないとダメなんですかね〜。それともさらに中国市場を見据えたロングホイールベースを考えるならば、FF横置きのサルーンではなかなか市場で評価されないのかも。アウディA8は縦置きAWDですね。横置きでショーファーサルーンを作ろうとしているのが、マツダにとってはかつての盟友のボルボで、北米ではすでに大型セダンS90の販売が開始されています。

  FFでの展開を考える上で、これまでずっと「ボルボ」や「アルファロメオ」はマツダの目指す先を照らす欧州ブランドの見本のような存在でした。しかしFFで突き進むボルボに対して、突如としてFR化に舵を切ったのがアルファロメオでして、もしかしたらマツダの内部でも「ボルボ派」と「アルファ派」に分かれて今後の方向性を巡る激論が交わされたのでしょうか?ボルボとアルファ両者を天秤にかけるとすれば・・・。

  噂のレベルに過ぎないのですが、以前にマツダはボルボの買収を本気で考えたこともあったようです。ボルボが使うプラットフォームには、まだまだマツダ設計時代のフォードシャシーが含まれていますし、エンジンこそマツダMZRからトヨタ傘下のデンソーと共同開発したDRIVE-Eに変わりましたけども、ミッションはやはり現行のマツダと同じアイシンAW製6ATが使われます。今から協業関係に入っても十分にメリットがありそうです・・・。

  一方でアルファロメオの親会社フィアットはマツダとの連携にはさらに前向きなようです(海外メディアでは結構話題になってますね)。フィアットのこれまでの歩みを見ると、日産や三菱といった技術力に定評がある日本メーカーとの協業によって、ここまで生き延びてきたことがわかります。日産に加えて三菱もルノーの関連会社になった今となっては、フィアットが頼れるのはマツダかホンダです。ホンダは「孤立主義」が基調で、他メーカーとの協業をする場合は、ほとんどが生産工場を設ける国の政府の手引きによる現地メーカーとの合弁に同意するだけです。イギリス、フランス、アメリカで実績があります。

  フィアットとマツダの協業はすでにロードスター/フィアット124で成立していますが、FF横置きモデルに関してもある程度の連携が可能だと思われます。マツダも赤を基調としたデザインを展開するあたりにイタリアのクルマ文化への愛着を示しているとも言えますし、世界のあらゆる自動車メーカー群の中で、フィアットこそが最もマツダが作りたいタイプのクルマにお金を出してくれそうです。マツダがかつて企画した「ユーノス」や「アンフィニ」といったブランドイメージに近いのがフィアットグループじゃないか?ってことです。

  ボルボとアルファロメオに興味があるマツダですが、より気持ちが傾いているのがアルファロメオ?だとするならば、新型ジュリアを皮切りにFRへと方針転換をする「意中のブランド」をまるで追いかけるようにマツダでもFR化が検討され始めたのでしょうか?

  ちなみにアルファロメオのFR化は、それほど余計なコストがかかっているわけではなく、同じフィアット傘下のマセラティのシャシーを流用しているとか・・・。今後はマセラティとアルファロメオの2つでちょうどメルセデスやBMWと同じくらいのボリュームのラインナップに収まるようです。まったく蛇足ですが、BMWの5〜7er(L6シャシー車)に相当するのが「マセラティ」で、1〜4er(L7シャシー車)に相当するのが「アルファロメオ」です。

  あーーーー!!!!アルファのFR化そして本当にマツダがFR化するのならば、もしや!?フィアットとマツダのさらなる包括的な協業が結ばれるとしたら、FRの次期アテンザの欧州供給モデルが、ミラノの遊休気味の工場でも生産されるようになるのでしょうか? そしてもちろんマツダの「防府」にも同じくFRラインを増設されるでしょうけども、ミラノと防府で採算ライン(3erと同じ水準)の年産40万台を確保できるかは不透明ですけども、フィアットにもマツダにも単体でやり遂げるにはリスクが大き過ぎる仕事です。

  フィアットもエンジンをもっと売りたいはず!!!AMGとならぶファクトリーエンジンを世界で頒布するためには傘下のブランド(フェラーリ、マセラティ、アルファロメオ、ジープ、ダッジ)だけじゃ足りない? そこにマツダもカウントしてアテンザの最上級グレードにはマラネロ製(フェラーリ謹製)のエンジンが載る!?えーーーーこれはもはやアテンザと言っていいのか!?そしてNSXみたいな値段で日本に逆輸入されるのかな?・・・で一体これを誰がほしがる?

  「FFには限界がある。」・・・マツダが世界に胸を張るデザイン力や塗装の技術を最大限に生かす為には。マツダなら強烈に美しいプロポーションのFR車が作れる。そこにマツダが誇る世界最良の圧縮比を持つ2.5L直4ターボを組み合わせれば、世界の名だたる有名ブランドさえも撃破できるだろう!!!WCOTYでの活躍を見れば、マツダのポテンシャルに疑問の余地は無いです。誰もが「見てみたい!」が本音じゃないでしょうか!?マツダの開発者なら「ぜひやってみたい!」「これをやらなかったら一生後悔するぞ!」くらいの気持ちかもしれません。

  いよいよ「自動運転」へと突き進むと言われる2020年までにはFMCが行われるとされるアテンザですが、さてどんな姿になっているのでしょうか?クルマを走らせる文化が終焉を迎えるとされる、Xデーまでのカウントダウンの中でマツダが倒産覚悟の大勝負を仕掛けて「ルマン制覇メーカー」の意地を見せつけるのか? とりあえず慌ててGJアテンザを買う必要はなくなったかも・・・。

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posted by cardrivegogo at 05:02| Comment(6) | アテンザ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"~ミッションはやはり現行のマツダと同じアイシンAW製6ATが使われます。"
Skyactv-Drive ってマツダ製じゃなかったでしたっけ?
アイシンAW製のはロードスターだけだと思ってたのですが。

私としてはフィアット(やトヨタ)と更に深く連携していくのは反対しませんし、連携することで海外市場でより拡大できるならすべきだと思ってます。
FR化についてですが、アテンザ、できたらアクセラでもすべきだと思ってます。
正確にはFR化と言うより縦置きエンジン化に賛成ですが。
マツダは日本で初のフルタイムAWDの車を作り上げたメーカーです。そしてまた最近AWDに力を入れている。
AWD化をする上で縦置きエンジン(即ちFR)化した方が設計しやすいですし、ブランドを築く一手になります。
また、マツダは長年FRのロードスターを作っているのでATで評論家からボロクソ言われてたのを、自社製に切り替え共通化すれば少ないコストで、より良いものに出来るでしょう。
それにプラットフォームの共通化も図ればよりコストを削減できます。
その場合一番売れてるデミオが問題となりますが……。
そこは海外をメインに見据えてスバルの様に編成するのはありだとは思いますが。
Posted by あのに at 2016年06月21日 12:27
確かにマツダは自社製と言い張りますよね。
実際に某国のマツダ部品工場で作られてますし。
世界が欲しがるロックアップ式の最先端ATを
マツダが単独で開発しちゃってるわけです。
スバルもジャトコ製とは言わないですし、
ホンダもボルグワーナー製とは言わないですし、
ってことです。
ミニに乗ったときにピンと来ました。

個人的にはアクセラとアテンザが
同じシャシーなのがイヤですね・・・。
アテンザを買う気がしません。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2016年06月21日 21:40
マツダのロードスターのページには一切Skyactiv-Driveの名前はありません。そしてMTに関しては自社製を押し出してます。
また、それ以外の鼓動世代の車種(OEM除く)はSkyactiv-Driveを押し出してます。
各メディアでも自社製造と言いきってますし、変速機工場も持ってますのでSkyactiv-Driveはほぼ100%イシン精機のもので無いと思いますよ。
あとスバルに関してもですが、メディアでリニアトロニックは自社開発で内製と言っています。
もしかしたら一時はジヤトコのを使っていたor製造を依頼していたかもしれないですが。(日産のCVTもありますし。)
その一方ホンダの開発者のインタビューでは明確に他社製と言ってます。三菱のTC-SSTも同様です。
DCTはサプライヤが限られてますからまあまず海外の変速機屋のですけど。
Posted by あのに at 2016年06月21日 23:40
もしかして以前の釣り師の「あのに」さんと同じ人ですか?

ホンダ、スバル、マツダは「外部調達」内製です!!!
ロードスターは縦置きミッションをAWから直接買ってます。
MTはケータハムに供給するくらいですから
自社製で間違いないですけども・・・。
ロックアップATの世界シェアってわかってますか?(わたしはデータ持ってますけど)
FCAやPSAといったマツダの数倍の規模を持つ巨大グループが、ZFやアイシンAWに頼らないといけないのが現実です(簡単には作れないから)。
マツダの工場で作っているからって外部サプライヤーは無関係だと思ってるんですか?
アイシン精機とアイシンAWは別会社です。

スバルとジャトコは結構有名な話ですけどね。
ジャトコが開発のキーマンなんです。
いまや世界はジャトコ無しにCVTなんぞ作れません。
ロバート・ボッシュも現代パワーテックもCVTはオワコン。

東富士系のサプライヤーはスバル&スズキへの提案が多いです。
だからスバルとスズキはCVT中心でアイサイトのハードも同じなんですけど。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2016年06月22日 01:08
あぁ、つまり委託製造みたいなものですか。
それであるなら納得です。
カメラのセンサー業界やCPU等半導体業界では多い話ですし。
書き方がロードスターのATのように外部のをただ買ってるように読めてしまったので。
こちらの勘違いで…(;・∀・)
Posted by あのに at 2016年06月22日 07:41
そう読んでもらって構わないです。
アイシンAWとマツダ6ATはギアボックスのサイズや外観、
ATオイルの循環までそっくりなんですけどね。

ひとつ聞きたいですけど、
「DCTはサプライヤーが限定される」
なんて知識はどこから吸収するんですか?
やっぱりアホな評論家の話からですか?
Posted by CARDRIVEGOGO at 2016年06月22日 12:57
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