2016年06月15日

ビッグMCのアクセラは無限の可能性を秘めている!?

  アクセラの1.5Lディーゼルが欧州で発表されたようです。CX3用の音振制御機能付き1.5Lディーゼルをアクセラに使った極めて「常識的」なグレードです。果たしてこれは「遅滞なく」日本でも発売されるのでしょうか? 「デミオにDE」(=Bセグにディーゼル)というアイディアはマツダが先なのか?ミニが先なのか?これは微妙なところですけども、他のメーカーにはなかなか採用できないアイディアのようです。欧州の大衆ブランドでは、廉価な小型車にディーゼルを積んでコストをかけても、それを回収できるだけの価格設定が難しいとの判断のようです。裏を返すとミニ(BMW)やマツダのブランド力があれば・・・。

  今年の後半に日本でもディーゼルを発売する予定のPSAでも、どうやらプジョー208やDS3といったBセグモデルにディーゼルの設定はないようです。コストやブランドによる制約以前に、誰がどう考えても軽さが身上のBセグボデーに、ヘビー気味なDE&ターボチャージャーを押し込み、さらにPSAのDEは排気処理システムと尿素タンクも積む必要があるわけで、スペースもギリギリの中で導入するなんてマトモなメーカーのやることではないのかも?

  それに引き換えマツダは人見さんが考案した理論に基づく、圧縮比を意図的に下げる(効率は悪くなる)方法を採っていて後処理装置はカット!!!ミニ&BMWもなんだか良くわからない方法(ブランド力の魔法)で後処理装置無しで市販化しています。また同じように後処理装置無しで展開していたVW、アウディ&ポルシェは、排気テスト時だけ特別に排気ガスをキレイにするという非常に「独創的」な方法を使っていました。(みなさん!BMWさんを疑ってはダメですよ!!!先日にBMWの関係者から直接抗議コメントを貰いましたが、BMWはマツダのような圧縮比を下げる女々しい方法は絶対に採らないらしい!!!BMWくらいスゴいエンジンだとNOxなんて余剰物は出ないらしい・・・わぉ)

  デミオに1.5LのDEを、そしてアクセラには明らかにオーバースペックな2.2LのDEを積むという「ひねくれた戦略」をわざと演じている?と思ってましたが、アクセラに関しては単純に発売時期の問題があったようです。赤字にギブアップして2012年に現行アテンザが予定よりも半年早く導入されました。その煽りを受けて、翌年のアクセラも発売予定が早まったようで、その結果1.5LのDEが発売に間に合わなかったようです。遅れて完成したDEは仕方なしにとりあえず2014年発売のデミオに積んだのでしょうね。こんなマツダの瀬戸際のドタバタぶりとは裏腹に、「ブランド戦略が光る」とか一般メディアからは絶賛されてます・・・頑張れマツダ。

  デミオでガッツリとディーゼル売ったあとで、同じエンジンのアクセラが出て来るなんて「非常識」な発売形態が、「ブランド戦略」として開発当初からの予定だったとしたらちょっとびっくりですよね。

  小型車分野(デミオ、アクセラ)で適正なディーゼルを積む方針にシフト(修正?)といっていいのか?それともなんとか当初の設計が市販出来た!!!のか・・・。中型車(アテンザ、CX5)にしても同クラスのほかの日本メーカーがHVの熟成を急ぐなかで、自慢のディーゼルに踏みとどまって勝負するなど、全ラインナップにおいての勇気ある逆張り戦略をとってきたマツダですが、ちょっとブレ始めたか?中型車にはいよいよ「2.5Lガソリンターボ」を投入するんでしょうか!?

  アクセラ1.5DEの発売が発表されたのは欧州市場のみですけども、ディーゼルエンジンの工場は日本にありますし、おそらく組立もロシアではなく日本になると思われます。だったら日本でも当然に売りますよね!?ボルボ、BMW&ミニ、ジャガーそれからまもなく参戦するPSAとフィアット(アルファとマセラティ)による日本市場のディーゼル覇権争い・・・それを横目にプリウスが激売れ。さらにシビックHVが投入され、新型シャシーのインプレッサHVまで参入してくれば、ディーゼル勢にとっては最悪のシナリオが・・・。

  「欧州被れ」だけじゃなくて「パンピー」をもっと巻き込まないといけないですね・・・。だけど悲しいことに欧州勢のDEはバカみたいにウルサイですからね〜。日本での拡販はハードルが高すぎ・・・。アクセラに廉価版のディーゼル積んで250万円くらいで収まれば、そしてレヴォーグに対抗するようなアクセラワゴンを作る!!!アテンザワゴンは1840mmで老舗デパートの機械式駐車場ではNGですからね〜・・・、その結果1800mm以下のワゴン=レヴォーグがいい具合にヒットしました。

  「レヴォーグ」「フィールダー」「シャトル」「プリウスα」「ゴルフヴァリアント」「308SW」「メガーヌ・エステート」となかなか多士済々なCセグワゴン市場に「ディーゼル代表」として乗り込む!!!くらいの気概が欲しいですね。「Gコントロール」「1.5DE」とマツダの気迫はよくわかるんですけども、「パンピー」はそれよりもワゴンが欲しい!!!例えば・・・(これはあくまで想像です!!!)

  「MSアクセラワゴン」
4635mm×1795mm
1500kg/AWD
2.5Lガソリンターボ&6MT (320ps/40.8kg・m)

「マツダが作ったレヴォーグ対抗モデル!!!」とかいう触れ込みで、これが300万円程度(「S」は350万円!?)くらいだったらな〜。ワゴンボデーだから許される300psオーバー!!!S4アヴァントや340ツーリングを蹴散らす超絶スペック(どちらも800万円くらいするぞ)!!!こんなイメージリーダーが用意されれば日本でイマイチなアクセラにも再び脚光を浴びる日がやってくるはず(エボからの乗り換えが続々!?)。ああ・・・ファミリアの栄光が懐かしいなー。

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posted by cardrivegogo at 00:06| Comment(0) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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