2016年04月17日

マツダ と アルファロメオ

  もしかしたら今がベストのタイミングではないか!?なんて浅はかな思いつきで、NCロードスターのRHTに手頃な出物はないか?とあれこれ見ているのですが、みんな考えることは同じようですね。NCの良いコンディションの中古車・・・ぜんぜん安くないです。それどころか、RHTに限って言えば3〜4万キロ乗り込まれているのに、まるで新車価格!?といった200万円台中盤のものが並びます。150万円!と見て、おや!?と思うのもつかの間・・・7年落ちで走行9万kmとやや過走行気味の個体でした。

  それでも先代ロードスターに搭載されているのはハイオク仕様インジェクションタイプのレシプロエンジンで、おそらく2L(直4)のMZRの中でも最も耐久性に優れている?でしょうから、15万kmくらいは余裕だと思うのですが、・・・ド素人の感覚だとキレが命のスポーツカーに9万kmから乗るのはどうも「損」した気分になってしまいます。3〜4万kmで250万円、9万kmで150万円・・・・これはRX7FD3SやS2000に匹敵するくらいのプレミア・スポーツカーと言ってよさそうです。

  150万円払えば中古車市場ではどんなクルマが出てくるのか?なんて調べればNCがいかに人気かわかると思います。ロードスターと同じで「趣味性」の高いクルマ限定で選んでみると、それでもかなり高価なイメージがあるスポーツタイプの輸入車が手に入ります。たとえばアルファロメオ史上最高のデザインと言われる「アルファブレラ」というクーペ・・・このクルマはもう何十回も購入を考えましたね。割と手軽なイメージのあるアウディTTなんかが人気のようですが、これを中古を買うくらいだったら迷わずブレラにする!!!という結論には達していますけど。

  アルファ・ブレラはマツダ好きならばきっと気に入るであろう独創的なデザインが魅力です(ブレラの動画リンク付けておきます)。ちょうどアクセラを優雅に仕立て直したようなスタイルです(塗装がいささかクラシカルですが・・・)。デザインを手がけたのはあのジウジアーロです。現行のアクセラスポーツくらいのサイズですが、車格はアテンザ級のDセグでアルファ159がベースになっています。先代までのアテンザにあったアテンザスポーツの3ドア版といったところです。余談ですが、某国内大手メーカーの欧州向けCセグ車(国内販売あり!)はこのデザインをパクっているという噂が・・・せっかくパクるならフロントデザインも頑張れ!!!

  この車体に3.2LのV6自然吸気エンジンあるいは2.2L直4自然吸気が搭載されています。アルファロメオといえば、ホンダVテックやBMWの直6バルブトロニック(自然吸気)に比肩する市販車エンジンでは世界最速のピストン速度を誇る電光石火の高回転型ユニットですが、残念ながら世界最速に関しては・・・2002年の排ガス規制で生産終了になってしまいました。それでも沢村慎太朗さんをはじめとした辛口評論家をことごとく納得させてきた名車アルファ159のものをそのまま使っているわけですから・・・クルマの素性は折り紙付きで、ぜひ機会があれば所有してみたい1台です。

  当然のごとく高回転・自然吸気ですからモード燃費はロータリー車並みの極悪で、VWとBMWを相手に立ち回るためにアルファロメオもだいぶ頑張ってしまったようで、かなりの高コストでそれほど儲かる設計ではなかったようで2007年の経済危機を境に159もブレラも右ハンドル仕様はあわただしく店じまいしてしまいました。日本市場に残ったクルマはジュリエッタとミトだけ。2012年頃のアルファロメオは潮が引くように日本での存在感を失ってましたね。2000年頃にスマッシュヒットしたアルファ156や147に関しては、かなりの台数があるので、街中では結構多く見かけますけど、やっぱり風格がある欧州車然としたデザインには憧れます。

  おそらく初代アテンザのコンセプトにも大きく影響を及ぼしたと思われるのが、1997年発売のアルファ156の成功だと思います。フロントにダブルウィッシュボーンを配して、BMW(ストラットのFR)のハンドリングに対抗しつつ、BMWに負けないフィールのエンジンを盛り込んで、そこそこ冴えたデザインでまとめれば売れる! 全く実績がないブランドでは難しかったかもしれないですが、世界をリードするトヨタ(アルテッツァ)やホンダ(アコード、インテグラ)、伝統のアルファロメオ(156)やプジョー(406)と比べても、ルマンを制してスポーツカーブランドとして欧州で名を馳せるマツダなら・・・。

  また初代アテンザとともに世界にデビューしたMZRエンジンは、欧州フォードやボルボ、ジャガーにも搭載され、ホンダVテックの影に隠れてこそいましたが、中型車向け汎用エンジンとしては非常に高い評価を得ることができました(欧州でのアテンザの成功は先代のディーゼルエンジンによるところも大きかったようですが)。2000年以降のマツダの歩みは経営上の浮き沈みも含めて・・・イタリアの名門アルファロメオの後を追うカタチになっています。アルファ159やブレラと同じく高コスト体質が想定外の円高で完全に「諸刃の剣」だと判明したGHアテンザも、予定より半年早く生産中止に追い込まれました(なんか159やブレラに親近感が沸きます)。ミラノ生産にこだわるアルファロメオと広島&防府生産にこだわるマツダ・・・どちらも内国産維持のためには「高付加価値」という蜃気楼を追いかけ続ける必要があります。

  新しいアルファ・ジュリアでは、いよいよマラネロ産のハイスペックエンジンまで動員されるようです。マツダもいよいよ「伝家の宝刀」を抜く時が来たか!?かつてマラネロのスーパーカーに本気で立ち向かった「途方もない夢」が残した遺産(負債)が、回り回って日本生産を死守したいマツダの切り札になる!? 今後のマツダとアルファロメオがとっても楽しみです!!!

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福野さんのアルファ評ならこの本がオススメです。

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posted by cardrivegogo at 06:47| Comment(0) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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