せっかく好調のマツダですから、現在の執行役員からしてみたら、あまりリスクを取りたくはないはずです。なので先述の社長の「否定」発言ももしかしたら株価を意識した発言なのかもしれません。ちょっと呆れてしまいますね。「トヨタと提携してハイブリッドを導入する」「フィアットと提携して新型ロードスターを開発する」「トヨタとの大型OEM契約があるからメキシコ工場への資本投下を増強する」などなど、よくよく振り返れば株主への配慮が最優先なのが最近のマツダなんですね。「アメリカと中国を強く意識したアテンザセダンのサイズです。」「アメリカと中国での需要が高いからSUVを優先的に開発します。」「ミニバンの開発は凍結して、グローバル向けのアテンザ・クロスオーバーに注力します。」・・・もうガチガチですね。ここまで硬直した経営方針で結果が出せるほどに甘くはないと思いますが。
トヨタにしろVWにしろ、常に将来を見据えてリスクを恐れずに巨大な投資をしてますし、どちらもそれが着実に成果を上げて、他の追撃を許さないほどの圧倒的な強さを見せてます。それに対してマツダの「スカイアクティブ」はお題目こそ立派ですが(もちろん素晴らしい点も多いですが)、どうも持続性に難があるようで、とりあえず日本では一過性のブームになってしまった感があります。アテンザの購入を迷っていた層をアクセラが拾い上げて、アクセラ購入を見送った層をデミオですくい上げてしまった結果、無理してアテンザを買う必要はないという認識が広がった気がします。アテンザのMCで誰もがビックリの2ドア車を追加するなどして再び注目を集めるのか?と思いきや、どっかで見た事ある(既視感たっぷりの)センターコンソールを導入してプレミアムカーとしての意識を高めることを優先してきました・・・。
いまやBMWもアウディもメルセデスも相当に値引きしてくるので、アテンザのLパケと大きな価格差はないと言われています。実際にメルセデスで見積もりを取ったら総額580万円がひと声で500万円まで下がりましたし、どうやらまだまだ(あと50万円くらい)いけそうな気配でした。ドイツプレミアム風の内装にして、価格面でお買い得感を演出しようとしても、それほど上手くいかなくなっています。比較対象ではありませんが、メルセデスAMGでは価格が改定されて100万円以上も本体価格が下がったモデルもありますし、500万円前後のBMWもメルセデスに関しては、ベースグレードで売れ筋よりも50万円以上安くなっている「客引きグレード」が存在します。マツダもこれに対抗するために、今後は魅力のオプションが全部付いててお買い得な「特別仕様車」を検討する必要がある気がします。
ただそんな小手先で「家電メーカー」的な方法で商品力をアップさせるよりも、やはりマツダには強烈な「飛び道具」で勝負してほしいですね・・・。「ロータリーを実用化させている!」なんてストーリー性のあるビジネスこそが21世紀型の商売じゃないですかね。何よりあのスカイラインでさえもハイブリッドになってしまう時代だからこそ、ロータリーが輝くのではないか?ってのはあまりに素人染みていますか? スバルがトヨタと組んでボクサーエンジンを積んだFRスポーツの発売にたどり着きました(もっともスバル側はあまり乗り気ではなかったようですが)。トヨタの営業力で予想以上の売上が出た!とされていますが、「専用設計シャシー」「ボクサー&FR」という世界のスポーツカーファンが垂涎の「設計」こそが成功の原動力だったと思います!
「1000kgそこそこの車重ならエンジンの搭載位置であまり大きな影響はない」と某有名評論家が、「S660」を用意したホンダが軽くブチキレそうなことを書いておりましたが、86の設計はとても理にかなっているんですよね。「ボクサー&ライトウエイトスポーツ」という某ドイツの名門スポーツカーブランドと同じルーチン!そして手頃な価格に大満足なユーザーが多いです。そしてさすがと言うべきか、2012年のデビュー以来、毎年のように年次改良が加えられ、それが既存モデルのオーナーが思わず乗り換えたくなるくらいの「体感出来る」改良だったりします。他にもパーツのアフターマーケットも活性化していて、トヨタからも純正パーツがたくさん発売されていて、カタログには選ぶのが大変なくらいの純正オプションが並んでいます。同じ部位のものがたくさんあって、シリーズごとにセットになっていたりもするのですが、それでも迷います・・・。
CX5はスバルのシェアをかなり喰ったと言われていますが、本来マツダがもっとも得意とするスポーツカーで、実はスバルが逆襲しています!気がつけば、「SUVのマツダ」と「スポーツカー&スポーツセダンのスバル」といった入れ替わりが起こっています。マツダとしては果たしてこの状況をこのまま放置するのでしょうか?25年の歴史を刻んだロードスターは確かに日本の宝ですが、この1台だけで果たしてマツダに「最高のスポーツカーメーカー」の称号をもたらすことができるのでしょうか?
またリトラクタブルハードトップが無くなり、ガレージを持たないユーザーには所有が難しくなったNDロードスターに代わって「青空駐車派」にも気楽に楽しめるスポーツカーを作るのは、一般ユーザーがマツダに最も期待したいことだと思います。ハードトップ版のロードスターを、同じプラットフォームを使って作るとしたら、1.5LのNAで 最高136psのオープンカー仕様スぺックでは、全く商品力が高まりません。当然に2Lや2.5Lへの置き換えが検討されそうですが、マツダの現在の2Lガソリンはロングストローク化されているので、やはりスポーツカーを売るにはいまいち魅力が・・・。そこで軽量を守りつつNAでも高出力が期待できる新型ロータリーが搭載されれば、車名は2シーター・ロータリーなので「RX7」ということになりそうです。
マツダが研究の続行を明言している次世代ロータリーですが、自然吸気で240ps前後をJC08モードで12km/L程度で走るくらいにクルマのサイズや重量を調整できれば十分に商品価値はあると思います。トヨタ86やBMW220iクーペ、BMWM235iクーペの数値を参考にすればこれぐらいでいいのではないでしょうか。RX8ですと1350kgのボディで10/15モードで9.4km/Lとなっています。ボディを1200kg以下に抑えれば、十分に達成できる数字だと思います。自然吸気でトヨタ86を上回るパワーウエイトレシオが発揮できるのも魅力です。ターボエンジン&普通車シャシー転用のBMWの「セコセコ・スポーツ」には絶対に出せない味わいのスポーツカーが作れるはずです。そしてもしJC08モードで15km/Lまで達成できるならば、成功は間違いないでしょう!
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↓最近になって三栄書房が発売したムックです。何故このタイミングなんだろう?なんか意味深です。
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最近、また順調に健筆が進んでいるように思い、大変楽しく読ませてもらっています。
さて、わたくし、地区の総会や地方選挙などの関わりで忙しく、ついついパソコンの前に迎わなかったのですが、それらもようやく終わり、久しぶりにコメントさせて頂きます。
約40年近く、マツダ車を乗り継いできましたが、最近は驚きを飛び越してがっかりすることばかりです。
思えば、モーターファン別冊・総括シリーズVol.65『プレミアムセダンのすべて』(三栄書房・H26.
10.3発行)に、メルセデス(C、CLA)BMW(3セダン、3グランツーリスモ、4グランクーペ)アウディ(A3、A4、A5スポーツバック)等に並んで、マツダ・アテンザセダンが取りあげられていた時期が、
私にとって、マツダ評価の頂点だったように思います。ちなみに、その冊子の中でアテンザとともにプレミアムセダンとして取りあげられていた日本車は、日産スカイライン、レクサスISとなります。
何が不満なのかとというと、かつてのマツダ車を乗り継いできたものにとって、値段がべらぼうに高くなったということと、車づくりのコンセプトが良心的でなく、もう○主義に堕したからに他なりません。
私が現在乗っているGHアテンザ(H20.4購入)は今年の3月に3回目の車検を受け、8年目に入りますが、現在、118,652qを走破して、毎日快調に走っています。スタイルも、足回りもよく、後2年走って、できればGJアテンザ・セダンの中古に乗り換えようと思っています。平成29年1月頃から探してもらって、見つからなかったらスバル・レガシィセダン4WD・標準車(税込価格2,862,000円)する予定です。
理由を詳しく言うと、現在乗っているGHアテンザと同等の装備をしたアテンザセダンが25SのLパケで、税込価格3,331,800円、一歩譲って20Sでも税込価格2,764,800円となります。これまで、マツダ車を長年乗りついてきた者にとっては到底受け入れることははできません。値段は高くなり、スポーツ車(正確にはスポーティカー)の象徴でもあるサイドブレーキを廃止して電磁ブレーキとし、スライドアームレストも廃止してしまった。スカイアクティブ・魂動デザインとディーゼルエンジンに凝り固まったマツダには、大いに不安を感じます。
マツダには、他メーカーと違う「一ひねり(知恵)」と程良い「コスパ」がありました。私が乗ったマツダ車で言うと、
ファミリアプレスト(三代目ファミリア)には、オルガンペダルと堅牢なドア、空気取り入れ清浄器の冬・夏切り替え(残念ながら正しい名前が出てきません。EGIとなって、チョークボタンとともになくなった)、ランボルギーニ・ミウラのように開けるフロント・ボンネット、フロントに併せガラス、
初代FFファミリア(ファミリアとしては5代目)ではSSサスペンション、セダンでのトランク・スルー、ハッチバックでのラウンジシート、2代目FFファミリア(ファミリアとしては6代目)ではリア・ワイパー、後席用暖房(フロントシートの下から温風が出る)、夜間乗車の際ドアハンドルを上げるとキー穴にランプが点く等。
カペラ・カーゴでは、独創的な7人乗りシート(普段は隠れているが必要に応じて7人用となる) 、クロノス1800では、先日羽田空港へ飛んできたききた来たホンダジェットのようにフロントインテリアにチョコンと出ている2基のツィッター(高音スピーカー)、マツダ独創のさびないカチオン電子塗装など。 そして、ミレーニア(ユーノス800)では、2基の後部座席用読書灯、世界初のミラーサイクルエンジン(今ではアトキンソンサイクルエンジンと名うってトヨタ・日産・ホンダが使用。もっとも、トヨタは初代プリウスでミラーサイクルエンジンと言っていた)、足回りの開発にはあのル・マン優勝のジャーナリストドライバー、ポール・フレールが携わった(ポールは初代ホンダNSXの開発にも関与)。これまで、私が乗ったマツダ車では、フロント・リアともマルチリンク・サスペンションの.ミレーニアの足回りが最高でした。
それが、今のマツダでは、アクセラ・HVでは電池搭載のためトランクの容量が小さく、最も売れ筋のハッチバック(アクセラスポーツ)にHVがなく、全体的に室内が非常に狭い。これはデミオも同じく室内が狭い。で見尾・アクセラの魂動デザインは芸術的センスから大きく外れているように感じます。
スカイアクティブ路線で無駄をなくし、エンジン製作のラインをこれまでのV6、ディーゼル、ガソリンとそれぞれ45工程あったのを、それぞれエンジンの形を似たような形にして、数工程(確か7工程だったか)に合理化し、円高でなくても、これまでの三倍の利益が出るようにした、とテレビで放送されていました。にもかかわらず、マツダ車の値段は良心的・庶民的ではありません(スバルのほうが良心的なように思います)。
ところで、4月3日のBS7の深夜番組WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)で、アメリカで好調のマツダを特集していました。アメリカの有力な消費団体専門誌「コンシューマ・リポート」が2月24日公表した世界の自動車ブランドランキングでマツダが2位(前年6位)となったと報じていました。ちなみにレクサスは3年連続で首位でトヨタが3位(前年4位)で、以下4位がアウディ(前年3位)5位がスバル(前年4位)6位がポルシェ(前年−)7位がビュイック(前年12位)8位がホンダ(前年7位)9位が起亜(前年15位)10位がBMW(前年10位)となっています。改めて見ると、上位10位の中にメルセデスが入っていませんね。
マツダは、アメリカの政府機関より2年連続でもっとも燃費が良い自動車メーカーに認定され、ガソリンエンジンのCX−5を中心に販売の大攻勢をかけている様子が放送されていました。「今までは、ホンダやVW車に乗っていたけど、調べたら品質も運転性能もマツダがいいから買い替えたわ」という女性ユーザーが画面に出て話していました。しかし、アメリカではディーゼル車が普及していないのでガソリン車を中心に販売。(ここまでは記憶と朝日新聞の記事による)。
以下は、テレビ録画より。
「独自路線のマツダ アメリカで好調の理由」
マツダは、アメリカでの販売シェア1.9%と認知度は低い(ちなみにトヨタは14.4%)。知名度アップを図るため、北米での販売戦略を大きく変えた。ニューヨーク・タイムズスクゥエアの中心に、マツダの広告が。繰り返しし見せているのは、高級感あふれるマツダのコーポレイトカラーの赤のCX−5。赤の車を中心に全米にブランドイメージ広告を展開している。
新たな戦略が効果を上げ、2014年マツダのアメリカでの販売台数は、20年ぶりに30万台を突破した。さらに先月「コンシューマ・リポート」がブランド信頼度で、トヨタのレクサスに次ぐ堂々の2位にマツダを選んだ。
「コンシューマ・リポート」の自動車担当マイク・クインシーさんは言う。
「マツダは小さい会社だが、2015年評価は急上昇している。多くの車種をテストしたが非常に信頼性が高い。」
北米マツダ(カリフォルニア州アーパイン)のオサリバン社長は、他社と異なる戦略が好調の秘訣だという。「日本・韓国・アメリカの多くのメーカーが値引きで販売を伸ばす戦略をとっている。しかし、マツダは独自の企業努力で量より質の高いビジネスを目指していく」
ナレーター「アメリカ市場で回想するマツダ。赤い車の存在感はますます高まりそうです」
番組でのコメント。量より質の戦略ですね。
市川眞一氏(クレディスイス証券チーフ・マーケット・ストラテジスト)
「今年のマツダの業績は前年度と比べて横ばい状態。これはガソリンが安いので、ライトトラックや大 型セダンが売れているためだが。かといって、急にそちらの生産にシフトもできない。このままマツダは 尖ったクルマを生産して言ってほしい」
4月22日の「日経新聞」に「日立・マツダ最高益」‥‥「マツダの営業利益は2000億円を超えた。2期連続の最高益だ」という記事が出ていましたが、マツダの業績は良いようです。
しかし、私は、サイドブレーキがなく、経営コンセプトもややプレミアム路線でもう○主義に走るマツダ(マイナーチェンジで大幅に内装を変え値上げした)には魅力を感じず(最近発売のベストカーにも、マツダ・アテンザなどは割高感が強いと出ていた)、レクサスよりも装備の良いレガシィ(特にアウトバックはよいと思うか、B4で十分です。)
以上、長々と、最近思うことを書きました。コメントを終わります。
コメントありがとうございます。
なんかコメント欄にしておくのはもったいないくらいに、
内容の濃いご意見で、ほんとに恐縮です。
アテンザのMCはちょっと期待はずれでしたね。
新古車で乗り出し200万円台のものも多いようですし、
GJアテンザは必要なものは全部付いていて、
後期はナビも選択できないようなので、
わざわざ新車で買う必要もないかもしれません。
GHアテンザの時は、オプションでサイドエアバック入れて、
パイオニアのナビ選んでとかありましたが、
あとはBOSEを入れるかどうかくらい?でしょうか。
仰る通りで、マツダはディーゼルエンジンを売るための
ラインナップになってしまいましたね。
DMに載っているアテンザ用のタイヤの価格がひと昔前よりも、
べらぼうに高いですし、スタッドレス4本で25万円って
まるでレクサスGSやフーガクラスの価格にはビックリしました。
高級車ですね・・・。
「よしディーゼル乗るぞ!」って決意すれば今のマツダは結構魅力ですけど、GHアテンザみたいな乗り方をするならば、レガシィもいい選択だと思います。価格をある程度無視するならば、ハンドリングはスカイライン、乗り心地はボルボS60、デザインはジャガーの新型XFが、GHアテンザの良さを彷彿とさせてくれますね。これら乗り出しで500万円くらいする「良さげなクルマ」を総額200万円台で実現するのがマツダの魅力だと思ってたんですけどね・・・。
わたしが一番驚いたのは、マイナーチェンジされたGJアテンザについて、三栄書房からニューモデル速報・モーターファン別冊505弾『新型アテンザのすべて』として、発行されたことです。おそらく、私の記憶する限り、高々MCにすぎないクルマが、FMCされたクルマと同等の扱いをされたのは、これが初めてではないかと思います(506弾として『新型 CXー5のすべて』も発行されましたが)。
別冊505弾の冊子り「開発ストーリー 常に最新鋭であるさだめ」の頁で、松岡英樹開発主査は、インテリアを大きく変えた理由として「やはりアテンザはフラッグシップであるという事実が大きいんです。どの時点でも、他のマツダと比較してもフラッグシップらしくなければなりません」「お客様からの実際のフィードバッグとしてもインテリアに対する声が一番大きかったんです。‥‥」と述べられています。
確かに、やればよいということや、やらなければならないということはたくさんあるでしょう。しかし、だからと言って、MCの際に値段を大きく費やしてでもやる必要があるかということです。 全体のバランスという観点から考えて見る必要があります。投書の車作りのコンセプトが甘かったように思えてなりません(つまり行き当たりバッタリか、後でのコジツケ)。
CXー5と同じインテリアを使っているので、20S、25Sが当初250万円、300万円に収まっていたのだな、と私なりに思っていました(その後、諸費税率のアップで若干値上がりしましたが)。
マツダは、苦しい時期を支えたこれまでのユーザーのことをもっと大事にしてほしく思いました。
要するに、比較的地味だったマツダに、コスパを求める外国車オーナーの何人かが群がり、一時アテンザは大きく販売台数を伸ばし面もあると思います。実際、私のお世話になっている金沢のマツダディーラホの営業マンも、客層が大きく変わってしまったと言っていました。
外国車に乗る機会がない者としては、CARDRIVEGOGOさんの試乗感想やBS朝日で毎週水曜日の夜放送のカーグラフィック提供の番組で、外国車のイメージを想像するしかないのですが、その番組の中で松任谷正隆さんなどは、アテンザはヨーロッパ車のアウディの走りと似通っているとも述べていられました。忖度するに、外国車を乗り継いできた人たちが、これまで乗ってきた車と同じ乗り心地が感じられると思って購入しているのかもしれません。私の周りに新型アテンザに乗っている人は皆無ですのでわかりませんが。近所に、以前メルセデスに乗っていて、現在CXー5二乗っている人はいますが(66歳の現役引退者の方です)。
それはともかく、前期GJアテンザのナビは、ディーラーオプションですし、ハードディスクに多くのCDが圧縮録音できます(GHアテンザもそうですが)。これは良いと思います。ほかに、フロントデザイン、サイドブレーキ、スライド肘掛けが圧倒的に、MCされたアテンザよりも良いと私は思います(あくまで自分の好みですが)。
よって、私は、時期購入車両として前期GJアテンザのユースドカーを考えています。ない場合は、すでに先代より電磁ブレーキを装着し、四輪ベンチレーテッドディスクブレーキの装着や水温計、4座シートヒーターなども常備されたレガシィB4(標準車)の購入を考えているのです(一番、コスパに優れているのは、レガシィ・アウトバックだと思ってはいるのですが)。
コメントありがとうございます。
たしかにMCで「〜のすべて」が発売されたのは異例ですよね。
アテンザよりも売れているクルマはたくさんあるし、
トヨタ86のビッグMCでも再発売すらされなかったですし、
現行モデルなのに廃版になったままです。
マツダは客層が変わって、インテリアにあれこれ言うユーザーが増えたってことですかね。パワーシート付いてれば前期GJも悪くないと思うのですけどね。スカイラインや3シリーズみたいなゴテゴテしたのが「上質」だと勘違いしている客の意見に振り回されるなんてなんだか愚かですね。
K.Tさんは前期というかサイドブレーキに拘っていらっしゃるのですね。最近ではアテンザよりも3シリーズの方が中古価格が安かったりしますからちょっと迷いますね。GHアテンザもかなり人気で5万キロ以内で100万円を下回るモデルなんて、事故車くらいしかないみたいです。
3シリーズはタイヤとミッションオイル(なんと工賃込み16万円)がべらぼうに高いですけど、興味がある人には中古車でいくらでも探せるのでオススメできます。個体差がやや大きいらしいですけど、マツダよりも駆動系がさらにスムーズに動く感じはなかなか悪くないと思います。
3年落ちのF30現行3シリーズも3万キロ以下で200万円台であるので、GJ前期とほとんど条件は変わらないですね。先代のE90は残クレからの戻り車が大量に溢れていて5年落ちなら100万円台前半でいくらでもあるので、同年式のGHよりも安いくらいで買えるみたいです。
次の候補はなかなか難しいですよね。ロードスター・ベースのRX8みたいなボディのクーペが追加されたら・・・とか思いますけど、ロードスターがすでに乗り出しで300万円オーバーですから、さらに排気量を上げてしまうとRX8くらいの価格で!というわけにもいかなそうですね。いや・・・マツダに欲しいクルマがないのは辛いことです。
コンビニ(サンクス)で、別冊モーターファン506弾『CX−5のすべて』が売られているのを見て、
とても驚きました。
なぜかというと、最初にCX−5が発売されたとき、石川県中の本屋中探してもモーターファン別冊ニューモデル速報 『CX−5のすべて』が店頭に並んでいませんでした。それで、マイナーなマツダのまったくの新型車だから採算の見通しが立たなくて(ペイできなくて)発刊されなかったのだ、と思っていました。
実は、過去に『ユーノス500のすべて』が発刊されなかったという事実があったので、今回もそうだと早合したのでした。
ところが、 CARDRIVEGOGOさんのブログ[マツダ・アテンザ]を見ていると、アマゾンの広告として『CX−5のすべて』が紹介されており、石川県の本屋が取り寄せて店頭に並べなかったことを知り、あわてて近くの本屋へ注文に言ったら、すでに売り切れ・絶版ということで、残念ながら手に入らなかったという苦い経験があ理ます。MCなのに『CX−5のすべて』が、しかもコンビニということで、あわてて購入し、ひょっとしたら、『アテンザのすべて』も本屋に出ているかも知れないと思って、いつもの本屋へ言ったら、『アテンザのすべて』があり、これも購入しました。
両雑誌とも、「スマホやPCでも読めるデジタル版」となっていて、時代も変わったなぁと思いつつ、本を開くと両雑誌とも、初めに 「アテンザ/CX−5の大幅改良をなし得たマツダのモノ造り革新『一括企画』とは」と題して、見開きで2頁の記事が載っていました。
それを読んで、私は、「こりゃ、マ○ダは駄目だわ」と、瞬間、思いました。あくまで、私の個人的見解ですが、そこには、かつて「ポルシェは常にポルシェでなければならない。ポルシェが他の車に負けてはならないのだ。ポルシェの敵は最新のポルシェだ」と同等のマツダの叫びを聞いたような気がしたのです(なぜか、私の頭に、こんな内容のことがインプットされているのです)。すなわち、「マツダは常にマツダでなければならない。いや正確には、アテンザは常にマツダのフラッグシップカーでなければならない。アテンザの装備がアクセラやデミオに負けてはならないのだ。また、追随する他の日本・国際メーカーにも負けられない。そのためには、値段がどれだけ高くなっても構わない」という声です。
世界中から最強のスポーツカーメーカーとして認知されているポルシェの言葉は理解できます。松任谷正隆さんもテレビで確か最後の空冷のポルシェを14年間(13年間だったかも)所有し続けていると言っていましたし、確かイチロー選手もポルシェ(931Sだったかなんだったかわすれましたが) を所有している(あるいはしていた)ようです。私の好きな韓国の映画俳優クォン・サンウさんも、数年前の深夜テレビで、ポルシェに乗って登場していました。だから、「ポルシェは常にポルシェでなければならない」というのは、納得するのですが、「マツダは常にマツダでなければならない」との言うのは(私の勝手な空耳の言葉なのですが)、非常に傲慢なような気がします(いささか妄想の世界に入ってはいますが)。
特にそれを感じるのは、CX−3がデイーゼル専用で発売されたことです。 ディーゼルは、あまりにも煩瑣にゴーアンドストップを繰り返すと、エンジンの調子が悪くなり調整が必要です(クーリングオフというのだったか?) 。しかも、11年乗車すると12年目から自動車税が1割高くなります(ガソリン車は14年目から自動車税アップ)。私は、これまでガソリン車で最高10年乗車という経験がありますが、年金暮らしの今は、やはり13年間、同一の自動車税はありがたく感じます。たとえば、3年落ちのユーズドカーを購入すると、ガソリン車マル10年その車に同一の自動車税で乗れるからです。
それに、ディーゼル車でガス欠を起こした場合、大変だったような気がします(このあたりはうろ覚えですが) 。
多分、ひとあたり行きわたった後で、場合によっては、ガソリンを出すのでしょうが。GHアテンザの時に、欧州で、5速MT車や1800CCガソリン車、ディーゼル車等多様な選択肢をユーザーに提供していたことを思うと現在のマツダのやり方は、あまりにも釈然としない販売方法です。まあ、アメリカでは、ディーゼル車を発売していないことを思うと、地域ごとに販売戦略が違うのでしょうが。
マツダは、CX−5を最初に発売した時は、大変謙虚でした。「こんなに、ディーゼルが売れるとは思わなかった。せいぜい5割だと思っていたのに、7〜8割も売れるなんて。しかし、すぐ他車も技術的には追い付いてくるだろうから、その時に備えて、技術の進歩や他の対策を考えていきたい」、と。
しかし、BMWも三菱も、メルセデスも、マツダのディーゼルの牙城を突き崩せなかったように思います。トヨタに至っては、ハイブリッドに力を傾注しすぎていたため、ディーゼルはBMW寄り調達するという戦術に切り替えました。
どの本をとっても、また昨年のカーグラの年間ベストカー選出(名前がでできません。何とかアワードだっか?)ても、マツダのディーゼル・アテンザがアウディ、メルセデスと張り合って、上位(カーグラの雑誌・テレビ番組ではアウディA3に次いで2位) となっています。タイでは、デミオのセダンを発売し、メキシコでは、同じくトヨタブランド(サイオン)でデミオセダン(フロントがトヨタ顔)を発売するなど、絶好調のマツダですが、ディーゼルの一本足打法とでもいうべきマツダの販売戦略には、長年のマツダファンにとっては非常に危うさを感じます。かつて、第1次オイルショックで在庫の山となったロータリー車の二の舞にならなければ思います。何かの拍子で、突然ディーゼル車が売れなくなるような不測の事態が起こらないことを祈ります。マツダは、ロータリーで勝負をかけ(ほぼ全車にロータリー展開)、そしてバブル期に5チャンネル化で勝負をかけて、二度失敗しているからです。
かつて、フランス人で、駐日大使のポール・クローデル(姉はロダンの弟子で彫刻家)は、ある晩餐会の席上で「世界の中で決して滅ぼしては(亡くしては)なならない民族、それは日本人だ」と述べました。私は、その言葉に倣って、「日本の自動車メーカーの中で、決してなくしてはならないメーカーの一つは、マツダだ」と声を大にして言いたいのですが、今のような「マツダ哲学」(マツダコネクト・ヘッドアップディスプレイ、ディーゼル一本勝負、スピードメーターのデジタル化、水温計廃止、DVDを見るためには別途料金加算、電磁ブレーキのプル装置の不適切な位置、べらぼうに高いスタッドレスタイヤ料金‥‥等)では、ちょっと考えてしまうというのが本音です。正直、かつては、真剣にそう思っていたのですが。
ところで、話は、まったく変わって、今述べたスタッドレスタイヤについてですが石川県のタイヤ専門店のカルバン(CALVAN)の広告(新聞のチラシ)に16インチホイール使用で(タイヤは225/65ないし60だったと思うのですが) 、69,800円という定価がアテンザ用として付けられていました。 私の行っているディーラーで、そのタイヤを持ち込んできた人がおり、16インチホイールでも装着できたと苦笑いしていました。カーショップもよく考えるな(やるよ)、と言っていました。ちなみに、そのチラシには、アテンザ用として確か18万円くらいで、17インチのホイールで225/55のタイヤのセットが紹介されていました。GHアテンザの時には、まったくカーショップのチラシには無視されていたのに、GJアテンザの一大ブームで(主としてディーゼルだが) 、スノータイヤの宣伝チラシに明確にアテンザ用タイヤが明示されるようになったのは、大変喜ばしく感じています(大きな進歩だと思いますが)。
けれども、いくら安いからと言って16インチホイールをつけるのはちょっと怖いのですが(19インチの45タイヤを履く25SLパケでもOKだと思います) 。このあたりは、カーショップないしタイヤ専門店の人との相談だと思います。一応情報として知っていても損はないと思います。
以上長くなりました。終わります。
私もK.Tさんと同じでマツダにはもっと「王道を行け!」と
言いたい気持ちでいっぱいですが、現実にマツダがV6やV8を使ったり、ミッドシップのスポーツカーを作り始めたり、
アテンザに2ドアタイプを期待したり、
などなど勝手な妄想を楽しんできましたが、
実際に経営している側からしてみたら、
「バカ言ってんじゃねーぞ!」位に思っているハズです。
それでもマツダの業績がこれだけ好調で、中国や米国でのブランド確立を急ぐならば、BMWやメルセデスのボリュームゾーンに対抗するようなガソリンエンジンユニットによるモデルが必要だとは思います。
年内に2.5Lターボ(240ps)のマツダ車が登場するそうなので、
まあアテンザへの搭載を期待して待ちたいと思います。
K.Tさんのようにバブル期前からマツダに乗っている方と、
私のようなフォードのエクゼクティブがゴーサインを出した世代の
マツダ(ZOOM-ZOOM以降)から乗り出した初心者では、
やっぱり相当にイメージが違うとは思います。
私にとってのマツダとは初代アクセラのリアコンビライトに魅了され、アテンザの納得できる車体造りに感動した原体験が大半です。
そしてデザインの良さや車体造りに関しては、今も「マツダらしさ」は十分に感じられます。本来はマツダをもっと盛り上げるために、ブログでその良さを発信しなければいけないのですが、それと同時にポルシェやBMWに匹敵する魅力を出せる数少ない日本のブランドであってほしい!という願望が強くあるので、なかなか割り切れない思いがするのかもしれません。またじっくりとマツダの新型車を試してみたいと思います。