2014年12月30日

ジャガーXE登場 GJアテンザに納得できないマツダ好き注目の1台

  ジャガーの新型Dセグセダン「XE」のファーストエディションの本体価格が約560万円と発表されました。フォード・マスタングもそうですが、日本市場でマイナーなブランドは「お試し」から入るのがお約束になってきました。この後でぐっと価格が下がる・・・例えばギブリ(970万円→830万円)、Fタイプ(970万円→820万円)・・・わけですから、そろそろその販売方法も通用しなくなりそうです。この「XE」の価格にしても、1クラス上の「XF」の最廉価グレードが570万円なので、そこから比較すれば通常モデルは499万円くらい?あるいはもっと安く449万円くらいになるのかもしれません。

  特にマツダファンではない一般のクルマ好きにとっての最大の注目は、日本導入がすでに発表されている2Lディーゼルターボを搭載したグレードの価格でしょうか。320dが500万円〜、アテンザXDのLパケが360万円〜に設定されている現在では絶妙な均衡が保たれていますがここにどう割って入ってくるのか注目です。余談ですが、アテンザのMCでいよいとディーゼルターボ&AWDで400万円というグレードが新設されるようです。CX5では既発のユニットですが、車重を抑え重心も低いアテンザの設計ならば、今までにないタイプの洗練された乗り味の「GTセダン」になりそうです。アルピナD3のディーゼル並みに高回転までよく回るマツダのディーゼルのポテンシャルを大きく広げるMCになるかもしれません。

  今度のBMWのFFの導入を「ルビコン川を渡った」と表現した評論家がいましたが、これまで日本のユーザーを洗練されたシャープな乗り味で魅了してきたBMWにとってその期待とは大きく違う320dの日本導入もかなりの大胆な戦略変更だったと思います。しかしフタを開けてみると発売当初は消費税5%で400万円台という破格の価格設定だったこともあり、異例の大ヒットにつながりました。そしてそれを横目で見ていたジャガーが閉塞的な日本市場を切り開くにはディーゼルしかない!という判断をしたのも至極当然で、どうやら価格も320dの500万円〜といったあたりを踏襲したものになりそうです。

  マツダの今回のMCは自動車メディアにもすでに騒がれていて、AWD設定よりもむしろ内装面での変化が注目されています。マツダの戦略は今回もかなり意欲的で、想像する限りでは日本で2015年に本格的に開幕しそうな「Dセグ・ディーゼル戦争」を深く見据えたものになっているようです。仮想ライバルをBMW・メルセデス・ジャガーに設定していることから、方向性はある程度は決まっていてコンソールのダイヤルセレクターと電気式サイドブレーキを誂えた「無難な」高級車装備になりました。そしてガソリンモデルにはドイツ車ではおなじみのS/Iモードセレクターが追加されるようです。

 先見の明があったBMWの320d導入に追従するという意味では、マツダと同じ立場になるジャガーやメルセデスも競争を勝ち抜くための戦略をあれこれと考えているはずで、XEもCクラスも作り込みの深さに両ブランドがこのクラスに懸ける想いが伝わってきます。非常にハイレベルな競争の中で、今後はどのブランドのヴィジョンが最もユーザーの懐の深いところまで届くのか?という興味深い勝負になりそうです。

  マツダファンにしてみれば、もっともお手頃な価格の上にディーゼルエンジンの素性が最も良いアテンザXDで間違いない!という確信があるわけで、CクラスやXEのディーゼルはまず眼中に無いですし、これらがアテンザXD並みの価格設定をしてくることもまず考えにくいです。それよりもこのジャガーXEがマツダファンを熱くさせるのが、200ps/240psを出す2Lのガソリンターボエンジンです。これは思わずテンションが上がってしまいますが・・・そうです!ボア×ストロークが87.5×83.1のあのエンジンです! すでに上級モデルのXJやXFのベースグレードには搭載されているのですが、このエンジン自体はこれらの重量級の高級セダン向けに作られたものではないので、ややバランスを欠いている印象があります。

  私が思うにこのマツダ設計によるこの2Lエンジンは直4としては世界最良だと思いますし、これを載せた中型セダンが再び日本で新車として発売されるとは思ってもみませんでした。2012年に販売が終了したGHアテンザが甦るかのように、XEは同じスペックの足回りを使っていて、ボディサイズもわずかにワイド&ショートになったくらいでほとんど同じです。車重はFRなので若干増えてはいますが1500kg台の前半に収まっているようです。またジャガーは「インジウム」という次世代の2Lエンジンを開発していて、ディーゼル版はすでに完成しているようです。やがてガソリン版もこの「インジウム」に代わり83.0×92.4のロングストロークになるようなので、マツダエンジン搭載車を買うならば2016年モデルが登場するまでのあと1年間くらいしか猶予がなさそうです・・・。

  ちなみにジャガーのオールアルミ設計の「インジウム」エンジンは、驚異的な軽量設計のようで、ジャガーのHPによるとガソリン版よりもディーゼル版の方が車体重量が軽くなるという驚きの数値が示されています。2L直4ガソリンターボ(200ps/240ps)、2L直4ディーゼルターボ(180ps)、3L・V6ガソリンスーパーチャージャー(340ps)の4グレードの導入がすでに決まっているようで、どのグレードも非常に魅力的に見えます。さていよいよ日本でBMWの「N20」とマツダの「LF-VE」をターボ付きという同じ条件で乗り比べることができます。世界最高の直列4気筒は一体どちらなのかがハッキリすることになりそうです。マツダの方が良かったら素直に喜びたいですし、BMWの方が良かったらジャガーのせいにしたいな・・・と思います。(523iとXF2.0で比べるのは何か違うかな・・・)


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posted by cardrivegogo at 06:37| Comment(4) | ジャガー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
CARDRIVEGOGOさん、新年明けましておめでとうございます。
今年もお互いに健康に気をつけてまいりましょう。
さて、出ましたね、LF‐VEの話題!
ジャガーですかあーーーー
ジャガーいやあー無理です(笑)
しかし夢は見てもよろしいかと。今夜は初夢の夜ですし。私、晩酌を飲み過ぎて眠ると、朝、悪夢にうなされて起きるようになってきたんですよ!余談ですが!
こちら青森県は雪国。やはりFRは厳しいなと思っている次第です。
私が現時点で将来自分の相棒に選びたい車は、GHアテンザ、アクセラ4WDLF-VE。
なんとここにNCロードスターが入ってきました!
2台維持できれば理想なんですがね〜
ジャガー…私の住む田舎では、目立って目立って、とてもじゃありませんが乗れません。しかし人生かける覚悟でなら…
CARDRIVEGOGOさん、LF-VEの話題を教えていただきありがとうございました。私またレンタカーでアクセラに乗りたいです。世界最良の4気筒エンジン!永久に!
Posted by まか at 2015年01月01日 18:35
まかさんこんにちは。
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ブログでマツダを絶賛していると、
「そんなわけあるか!」なんて批判されたりするんですけど、
このマツダのエンジンはかなりスゴいと思うんですよね。
この冬にVW、メルセデス、BMW、スバル(FA20の方です)の2Lターボに乗ったのですが、はっきり言って一番気持ち良いのがマツダのLF-VEでした。この中では唯一のショートストロークなので当たり前ではありますが・・・。

ターボエンジンと比べると走行性能が劣るかというと、
上り直線の急勾配のような非現実的な環境でも無い限り、互角以上に走れます。暮れも差し迫った30日の夜中にインプレッサSTIに喧嘩を売られましたが、なんだかんだで2速で引っ張って高速域まで粘ってしまえば、そこから先はむしろこちらの方が余裕があるくらいでした。GT-RとかE63AMGといった大排気量AWDが相手でもなければそれほど実力差を感じないです。この2台にはしばしば置き去りにされてますが・・・。

これからもマツダがリバイバルを考えてくれるくらいに、ブログでLF-VEを絶賛していきたいと思います。フォードはこのエンジンをベースにデュラテック、アトキンソンサイクル、エコブーストと3種類作り分けて現役バリバリみたいなので、まだまだ今後も日本発売がありそうですね。まかさんも身体に気をつけて、最もフィットする素晴らしいLF-VE車を見つけてください!

Posted by CARDRIVEGOGO at 2015年01月02日 14:08
あけましておめでとうございます。
夜景の話も聞きたいです( ´ ▽ ` )ノ
Posted by インド顏zoe at 2015年01月07日 07:20
zoeさんこんにちはコメントありがとうございます。

明けましておめでとうございます。
冬は夜景がキレイですよね。夜景の話を書いてみようと思ったら、
ちょっと違う話になってしまいました。
その結果が「マツダにドグマはあるか?」に・・・。
また夜景の話を書いてみます。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2015年01月12日 11:16
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