2014年11月06日

新型レガシィが発売されました。

  スバルから待望のレガシィB4が発売されました。注目の全長は4790mmとなり、全幅も含めてほぼスカイラインと同じ大きさになりました。ちょうど2年前に4860mmで登場したアテンザはあのセンセーショナルなデザインを表現するためという理由なしには到底に理解されないであろうサイズまで一気に拡大しました。そして立場上これを無理矢理に上回ろうとしたクラウンは発売日を延期して4895mmに拡大しました。おそらく修正があったのではないかと思います。

  アテンザとクラウンのプライドを賭けた激しいつば迫り合いがあったあと、
日本車サルーンのサイズはユーザー不在の拡大傾向が続き、Dセグ・Eセグの境があやふやになりました。中大型セダンがスポーツカーのような趣味性の高いクルマとして認識されるようになり、ユーザーの嗜好など考慮されないままに、着地点を模索していたように思います。しかし日産(スカイライン)とスバル(レガシィB4)が出した結論として”走り”の中型セダンは4790mm前後に今後は落ち着いていくようです。日産とスバルにこう結審されてしまうと、アメリカ進出を強く意識し過ぎてマッチョになり過ぎたアテンザは美しいですが、車幅に配慮を示したために出来上がった国内専用のクラウンのヒョロ長いボディはどうも評価が分かれるようです。

  さて日本車を代表する”走り”のセダン「スカイライン」「レガシィ」「アテンザ」の3台がいよいよ出揃いました。3台ともにサイズ拡大・値上げ(車格右矢印2)を断行しましたが、道を選ばずにどこでも走れる手軽なサイズ感と性能に対する価格の割安感はまだまだ健在だと思います。まだ新型レガシィには乗ってないですが、大幅にボディが拡大したアテンザやスカイラインはハンドリングには元々定評があり、乗ってみるととりあえずまったく大き過ぎると感じることはないです。これはBMW5シリーズがある程度のワインディングを全く苦にしないハンドリングを持っているのと同じ構図といえます。おそらくレガシィもその点に関しては抜かりないのではないかと思われます。

  今回からレガシィは300psを出すターボのグレードを廃止したので、カーメディアの扱いは、先代モデルよりもさらにトーンダウンしたものになりそうです。先代モデルでは廉価グレードでのMT設定が無くなり、残ったターボでもアイサイトの導入とともにMTは全滅に追い込まれ、最終的には全グレードが悪名高いCVTになってしまいました。デビュー当初からエクステリアデザインに難があり、スバルにしては大きめのサイズが、不人気の原因と囁かれましたが、アイサイトで新たな需要を掘り起こして末期の方が売れたというなかなか数奇な運命を辿った6代目レガシィでした。しかし走り好きなファン層にはしだいにそっぽを向かれ、温厚な理論派で知られる島下泰久氏にも「走りのセダンとしてはオワコン」(@間違いだらけのクルマ選び2014)とまで酷評されてしまい、「昔レガシィ、今アテンザ」とありましたね。

  スバルにはぜひ島下氏を見返すくらいに新型レガシィに注力してほしかったのですが、フタを開けてみると先代のラストMCで登場した「Sパケ」グレードもあっけなく廃止されてしまいました。先代のB4でネックと言われたデザイン面での稚拙さも十分に解消されておらず、いよいよAWD版のカムリみたいな立ち位置になり、北米にありがちな無機質なデザインのサルーンへと一段と接近しました。もうレガシィもオワリかな・・・なんて哀愁の情がふと頭を過ります。

  アテンザもスカイラインも北米仕様車と揶揄されました。しかしこの2台には従来の日本市場車・アメリカ市場車には見られなかった眩しいほどの輝きがあります。これを受けてスバルも当然ながら野心的な新型レガシィへと仕上げてくると信じていました。しかし結果は・・・アメリカ市場での好調に浮かれた姿が透けて見えるような・・・駄作疑惑が!? しかしスバルを責める事はできません。あのVWの新型パサートだって全然売れてないくせに時代錯誤なダサダサの内外装で登場しましたから・・・。まあこれを言っては身もフタもないですが日産とマツダが凄過ぎるという話です。グローバルで1、2を争う日産とマツダの”上質サルーン対決”の前にスバルが全くついてこれなかったというだけの話です。

  しかしスバル規模のメーカーがトヨタやVWと同程度につまらないクルマを作ってどうするのでしょうか?いよいよ名門スバルもセアトやシュコダといったVWのサブブランドのように、トヨタのサブブランドとしての役割を担っていくのでしょうか? 日本のユーザーからしてみたら「ノー」を突きつけたくなる、一番胸くそ悪いタイプの北米仕様日本車・・・というのはやや利己的な判断かもしれませんが、北米サルーン独特の華の無さに限りなく近い臭いがします。

   先代レガシィB4はドイツでターボモデルだけが、BMW3シリーズの直6ターボモデルよりも高額で売られていました。ガソリンターボが廃止された新型はいよいよ水平対抗ディーゼルだけが欧州で売られることになりそうです。てっきり今回は新型レガシィの隠し球として、このディーゼルにアイシンAWのトルコンATを組み合わせて、AWDでも十分にディーゼルで経済性が確保されて、しかもトルクフルな走りが楽しめるモデルが出てくると思っていました。アテンザや3シリーズがなんとか勢いを保っているのは、間違いなくディーゼルのおかげですが、レガシィもクルマのイメージからディーゼルを選択しない限りは、もはや日本では厳しい立場に追い込まれるのは目に見えています。一体スバルはどこに勝算を見出しているのでしょうか?



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posted by cardrivegogo at 23:07| Comment(0) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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