2014年09月27日

輸入車に大ダメージを与えてるのは、レクサス?日産?マツダ?スバル?

  このブログを始めたころ(2012年製GHアテンザ買った時)はマツダは身売りが真剣に検討されているほどに、深刻な状況だったようですが、約2年経ってラインナップも一新されカーメディアからもチヤホヤされる存在になりました。当時あまりにも活気が無かった関東マツダの某店舗を見て、微力ながらもマツダブランドを応援したいと思ってブログを始めたところ、予想外にもすぐにマツダの快進撃が始まりました。私はマツダの尻馬に乗っかっていただけなのですが、まるで優勝へ向かってまっしぐらのサッカーチームを応援しているような恍惚感がありました。

  GHアテンザセダン(後期)に乗った時に全身を貫いた感動は、今振り返ってもやはり錯覚なんかじゃなかったです。運転席に座りドアを閉めただけで「これは凄いぞ!」とビンビン伝わってくる感触は、そのままGJアテンザにも引き継がれていましたから、各方面で言われるマツダの「質感の向上」は至極当然の感想だと思います。高級車に片っ端から乗ったわけではないですが、プレミアムブランドのクルマにも全く引け劣らない「良いもの感」は明らかなので、FMCでカーメディアがこぞって掌を返してきたのも「やっと気がついたか」くらいの感じでした。まああくまで私の基準ですが、GH(後期)かGJのアテンザがあれば、とりあえずメルセデスやBMWを無理して買う必要はないと思います。隣近所がみんなプレミアムブランドを選んでいたとしても、マツダの塗装技術のおかげで非常に格調高く見えますので、Eクラスや5シリーズに囲まれてもまったく気にならないくらいです。

  このブログを開始してすぐに「アテンザ(GH)と3シリーズ(F30)の比較」について書いたのですが、当時の私の知識は今よりもさらに酷いレベルだったので、BMWファンの方々から幾らかのクレームコメントを頂戴しました。今思えば書き方が極めて主観的で、3シリーズユーザーの皆様に対して失礼極まりないものでしたので無理もないです。当時の私は「GHアテンザを選ぶ人はスマートで、BMW320i(F30)を選ぶ人は超絶ダサい」と頑なに思っていました。まずトルク25kg・m程度の「普通のクルマ」に500万円も払うという価値観がまったく理解できなかったですね。3.7Lの量産V6NAでは世界最強のエンジンを積んだスカイラインに500万円払うというなら分らなくもないですけど、米国市場でスカイラインの足元にも及ばなかった320iを500万円で買う日本人が当時はたくさんいる現状を見て「バカだな・・・」と。

  今もあまり状況は変わりませんが、街中を走ればE90(先代3シリーズ)に出会うというほど、ゴロゴロと安っぽく登場する3シリーズになんら尊厳は感じなかったですね。なんで日本人はスカイラインを買わないのだろう?自動車税が高いからか?ボディ剛性もあらゆる走行性能でも完全に3シリーズを上回っているのに・・・。日本人なら世界を黙らせた日本の中型車に乗るべきだ!と断固思いましたし、その中で北米プレミアムを制した「スカイライン」と、小型車以外で日本車として初めて欧州で大ブレイクした「アテンザ」こそが日本車の誇りだなと・・・。
  
  とりあえずアウディA4も3シリーズもCクラスもフロントサスを日本車レベル(ダブルウィッシュボーン)に上げてくれないと話になんないよ!なんてブログに書いていたら、「サスなんて大して関係ない!」といろいろなところから言われました・・・。掲示板に晒されてマツダファンからも批判されたのはちょっとショックでしたが。まだまだメルセデスの新型Cクラス発売前でしたから、だれもが私の妄言と思っていたようで、カーメディアも含めてみんなwikiでも参照にして適当なこといってました。私の忠告を素直に聞いた(笑)、メルセデスは「アジリティ」な新型Cクラスでサスのレベルアップを行ってきましたが、あの時批判して来た人々は一体どう思っているのでしょうか? これまでクラウンやマークXを問答無用でバカにしていたカーメディアと欧州車ファンにとってはまさに「晴天の霹靂」ですよね。カーメディアや欧州車ファンなんてだいたいはクルマ音痴ですから何のことか未だに状況が把握できてない人ばかりだとは思いますけど。

  さてそんなクルマ音痴な人々が散々に騒いだ欧州ブランドが、増税の煽りもあるかもしれないですが、日本市場で次々と窒息死しつつあります。一番の重症はシェアが昨年比で半減したボルボ。あれ!?去年の今頃はV40は日本車がお手本にすべき最良のクルマ!みたいなことを、ニューモデルマガジンXの日本車嫌いな覆面「クルマ音痴」な人々がみんなで大合唱していたような気が。クルマの良し悪しはともかく「Cセグが主力」という”ずぼら”なマーケティングではとてもじゃないが生き残れるわけないです。ホンダや日産でさえも日本ではCセグで商売してないわけですし。

  日本でCセグで”生計”を立てて行くのなら、それなりの覚悟と技術・情熱・センス・アイディアが必要です。VWやフォードの本家のハッチバックを追い越す気迫でアクセラやインプレッサを作るマツダ&スバルのように完全に「狂っている」メーカーか、レクサスやメルセデスのような分厚いブランドイメージを“錦の御旗”のように掲げられるメーカーでないとまず無理ゲーです。そしてアクセラ・インプ・Aクラス・CTどれを採ってもデザインが相当に「エロい」というのもポイントかもしれません。一方でV40はエロくないです・・・ゆえに昨年比50%です。ゴルフも全くエロくないので昨年比80%・・・日本COTY受賞という変なケチがついてしまってから見事に失速しました。MQBがラウンチしてからというものグローバルでは強烈な右肩下がりなので日本市場はまだマシらしいですが。その一方でマツ、スバ、メル、レクは余裕で100%超!勢いのあるブランドにとって増税なんて関係ないようです。

  ボルボやVWだけでなく、名門BMWもあれだけの新型車ラッシュをみせつつも全く効果はなく昨年比80%です。私が言うまでもない事ですが、最近のBMWの新規モデルには設計者による”クルマ愛”みたいなものが感じられないです。エンジンとシャシーを徹底的に使い回しているのがバレバレなのに、やたらと強気過ぎる価格設定・・・。「文句ばかり言う貧乏人はBMWに相応しくない」とか言われているようで被害者意識すら芽生えます。スバル&マツダが痒いところに手が届くとてもファン想いで素晴らしいモデルを連発しているというのに。レクサスISとスカイラインの前にドル箱モデルだった3シリーズが手も足も出ないという絶望的な状況ですから、今後BMWが日本で生き残るならば、レヴォーグ、WRX、デミオ、ロードスターを蹴散らすくらいに、人々を前のめりにさせるモデルを持ってくるしかないですね。もしくは既存モデルの値下げですね、M235iが350万円!とか・・・。

  
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posted by cardrivegogo at 03:12| Comment(2) | マツダへの雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは

今日はデミオの試乗に行ってきました。
やはり今度のデミオは今までの安っぽいイメージを払拭するような出来栄えでした。

実際、日進月歩で車は進化しているのですが、ユーザーの私たちは所有する車を尺度にして他の車を見てしまうものだと思います。
だから輸入車しか乗ってない方はどうしても国産車を同等という見方はあまりしないような気がします。
その輸入車の前に乗っていた国産車の古いイメージが尺度となるので国産車と輸入車は大きく違うという見方をする人も多いのではないかという気がするのです。

たとえが違うかもしれませんが軽自動車の進化は本当に顕著でちょっと乗らないでいるとこんなによくなったかと思わせるところがあります。

それだけに比較は難しいのかもしれません。
日本車は韓国や中国、インドの新興国メーカーに価格や性能で追われながら、さらに欧州メーカーに匹敵するような車を作り出すことを考えれば、まだまだ輸入車に負けないような守りではなく攻める車作りをしていくのではないでしょうか?
Posted by クリュー at 2014年09月28日 17:50
クリューさんこんにちは
コメントありがとうございます

そうですよね!カローラからゴルフやCクラスに乗り換えた人とか、
多いでしょうね。
日本メーカーのフラッグシップが一番お買い得なんですけど、
普通の人はレジェンドとかまず興味示さないですよね。
BMW535なんかよりも先代レジェンドは断然にいいクルマなんですが・・・。

みんからのブログでデミオレビューを
楽しく読ませて頂きました。
ディーゼルはまだ入ってないみたいですね。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2014年09月30日 22:06
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