2014年08月15日

マツダ・コスモが復活すれば「AMG」や「アルピナ」にも対抗できる!

  まだジャガーから正式な発表はないのですが、おそらく出るであろうモデルが新型Dセグセダン「XE」にV8スーパーチャージャーのエンジンを搭載した「XER」です。日本のスポーツセダン好きが今一番気になって仕方がないモデルじゃないでしょうか。「C63AMG」や「アルピナD3」よりもレベルの高いアーキテクチャーを採用しつつも、価格はこれらライバルをきっちり下回るのがジャガーの戦略となっているようで、おそらく「業界最安値」が出されると思われます。レクサスRC-Fの価格設定にトヨタも相当に神経を使っているかもしれませんが、ジャガーの出方次第ではプリウス発売時なみの「ダンピング」に打ってでることも考えられます。

  50万円だか100万円だかでBMW・M3よりも安い価格が提示されて、BMWよりも手の込んだ設計がされていたとしても、もともと「セレブ」向けに設定されていることもあって、イマイチ前のめりになれない部分も感じます。もちろん欲しい?欲しくない?で訊かれれば「欲しい!」の部類に入るクルマではあります。しかし「素晴らしい!」と感嘆するというよりも「もっと頑張って!」と生意気なことを言いたくなるというのが偽らざる気持ちです。なんかどこのブランドでもいいけどこのクラスにデカい「風穴」開けてくれないかな・・・もしかしたらジャガーがやってくれる!?なんて淡い期待をしています。

  日産はV37スカイラインにGT-Rのエンジンを載せた「オールージュ」という究極のスポーツセダンを繰り出してくるそうですが、価格も完全にC63AMGやM3/M4を下に見ている1300万円ほどになるそうです。なんだかな・・・。余計このクラスの人気が下がりそうなことを平気でやってくる日産に悪気はないと思いますが・・・。アルファロメオも新型セダン「ジュリア」にGTAというスポーツグレードを設定してV6の3Lツインターボで500ps出すみたいです。いくらフェラーリ擁するフィアットが母体とはいえ、V6ツインターボなんて専門外でしょうし500psなんてすぐに焼け切れそうな気が・・・。グループ内のクライスラーが作るV8のNAは沢村慎太朗さんも絶賛の名機なのでアメリカに再上陸するならこれでいいのでは・・・。

  まあアルファロメオもいろいろと必死なんでしょうね。日産は余裕というべきか、まあより上層の客にインフィニティを売り込もうという単純な狙いしか感じられません。やっぱりある程度の実績を評価するならばジャガーXE-Rが本命になりそうです。キャデラックATS-Vというのも登場するみたいですが、ベース車の評判が最低ランクなのはちょっと痛いですね。VWグループからはポルシェ・パジュンSとアウディRS5(新型)が2017年くらいには出てきそうです。ポルシェはGT3の失態(火災頻発でモデル廃止)から新型エンジンとして「フラット8」の開発を進めているみたいで、これがNAで470psくらい出して戦闘力十分!そしてこのエンジンを縦置きに改良してFRのパジュンでも使ったりするとなかなか面白そうです・・・。やっぱりポルシェは夢があります。アウディRS5はディーゼルHV?みたいなところ(アルピナ枠)を狙うのかな。

  さてDセグ高性能車の市場は、俄に「戦国時代」の様相を呈しています。中国市場も今後さらにこのクラスを中心に伸びるという見通しもあるようで、とりあえずライバルの上に、そして頂点に立つ為のかなり本気の開発が各メーカーともに進んでいるようです。このクラスで各メーカーが本気を出して作り出したら勝つのはやはり日産かポルシェになりそうな気がします。しかしちょっとブッ跳んだ話になりますが、もしマツダが「ユーノスコスモ」を復活させてこの「戦乱」に乗り込んできたら!?これはワクワクしませんか?

  2017年に噂されているRX7の復活で、スーパースポーツに殴り込みを果たすようです。かつてスカイラインGT-R、ホンダNSXと並んで、サーキットでフェラーリ360モデナやポルシェ911GT3を猟ることが出来たという希有の国産名車FD3Sの後継に相応しい走行性能とデザインを兼ね備えたモデルを期待したいです。しかし時代は変わりV8のフェラーリもNAで570ps 出すようになりましたし、対する日本車のエースGT-Rも550psを誇るようになりました。これまでのマツダが経験したことがないほどの高出力の時代であり、RX7が再び頂点が狙えるクルマとしてカムバックするにはかなりのハードルがあるように思います。

  しかしそれでもマツダならやってくれるのでは!?という期待も十分にあります(そもそもRX7復活の話は本当なの?)。マツダならフェラーリやポルシェに肩を並べることも不可能ではないでしょう。・・・ということは、マツダが復活するRX7に注ぎ込む技術を、Dセグクーペのボディに詰め込んで「ユーノスコスモ」として発売したならば、フェラーリやポルシェを相手にするよりも数段楽勝で、AMGやレクサス、BMW・Mを抜き去ることができるでしょうし、その結果マツダがブランドとして得られる栄誉はその労力に十分以上に見合うものになりそうです。ぜひ真剣に検討してもらいたいと思います。


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posted by cardrivegogo at 05:36| Comment(0) | マツダの戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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