2014年06月10日

米雑誌"3万ドル以下のベストカー30"にマツダ車が貫禄のランクイン

  あくまで3万ドル以下限定なので、「VW、フォード、トヨタ、ホンダ、日産、シボレー、クライスラー、ヒュンダイ、キア、スバル、マツダ、三菱、スズキ、フィアット、ミニ」の15ブランドが対象なんですが、この程度といっては失礼ですが、いまのマツダ車の勢いを考えれば、ラインナップの中核を占める「アテンザ」「アクセラ」「CX5」「ロードスター」の4台が全て選ばれていても特に驚かないです・・・。アメリカではメルセデスAクラスやBMW1シリーズといったハッチバックのプレミアムカーが発売されていないために登場しないのが残念でした。とりあえずアクセラはまったく負けていないと思います。

  4台について短評を紹介します。まずはアクセラですが、「これまでも素晴らしかったが、今では我々のテストにおいてはスモールカー部門の完全なる王者になった」という最大級の評価をされています。その脇に歴代のテスト結果が記されていて、2011年段階の先代アクセラはフォードフォーカスに遅れをとっていますが、新型になってからはフォード、VW、ホンダ、トヨタを相手に常に1位を獲得していて、他を寄せ付けない圧倒的な強さを発揮しています。ちなみに日本ではアクセラはゴルフには及ばないという評価が主流ですが、アメリカ誌はゴルフはアクセル・ブレーキのフィーリングとハンドリングの悪さに致命的な欠陥があると断じています。

  アテンザは「好き嫌いがハッキリしていた先代に比べて、新型になって顔つきが精悍になり、うねるようなボディラインは最高だ。家庭的な生活を美しく魅力的なものへと変えるだろう」だそうです。先代のGHアテンザの穏やかな表情はやはり北米ではかなりの違和感があったみたいですね。その一方で「鼓動」デザインはアメリカ人からみても、ミドルセダンとして非常に「説得力」がある造形になっているようです。マツダの北米シェア拡大に向けて、ボリュームゾーンのこのDセグが最大の勝負どころで、アテンザの拡販なしには宿敵VW&アウディやスバルを超えるのは難しいでしょう。しかしこれだけの絶賛を受けているならば、今後の展開はかなり期待ができそうで「北米第8位」も現実味を帯びているようです。米BIG3と日BIG3そしてヒュンダイ/キアの7大グループ越えは至難の技ですが・・・。

  CX5は「マツダはホームランを打った。2度のSUVの比較テストでも見事に勝利した。全てのグレードは30000米ドル以下だし、乗り味はミニ・ピックアップトラック(mini ute)よりも、マツダロードスター(MX-5)の特徴がよく出ている! 2.5Lガソリンがオススメだ。」です。アメリカでは小型SUVと言えば「ミニ・ピックアップトラック(mini ute)」になるようです。そして小型車ブランドとなるとminiが真っ先に上がるみたいです。そして「ロードスターに近い」が意味しているところは、アメリカで市販されるモデルの中では相当にハンドルがクイックだといいたいようですね。褒めているのかどうかはよくわかりませんが・・・。

  続いて、ロードスターです。「”ポピュラー”は必ずしも偉大ではない、たとえばトヨタカムリのように。だけどロードスター(MX5)はビートルズのような自動車の王道だ。ある人はオープンカーはちょくちょくよく売れるというが、またある人は累計38万5千台をアメリカで売り上げたロードスターに対し愛着の念をもつだろう。」 カムリがさりげなくディスられていますね。文章全体のニュアンスからロードスターの悩ましい現在地がなんとなく伝わってきます。スポーツカーの累計売上のグラフも付けられていて、ロードスターよりも多いのはシボレー・コルベットのみ。BMW Z3/Z4やメルセデスSLK、ポルシェボクスターといったロードスターをパクったモデルとも比較されていますが、ロードスターはここ近年においてもこの3台に販売ペースが負けていません。

  アクセラはクラス最強。アテンザもクラス最強。CX5もクラス最強。ロードスターは「アメリカのアイデンティティ」だそうですが、マツダのアメリカでの最大の弱点は、昨年始め頃から「100%日本からの輸出」=「現地生産比率0%」なことでしょうか。貿易摩擦にやたらと敏感な国アメリカでは、たとえアクセラがシビックを大差で引き離さそうが、アテンザがアコードに影さえ踏ませないレベルの違いを見せつけようが、CX5がいきなりベストセラーのCR-Vに全面的に勝利しようが、「現地生産比率95%」のホンダには絶対に勝てないと言われています。まあそれでもロードスターを除く3車種の売れ行きは発売から時間が経過しても尚、順調に伸びています。今後の北米でのマツダにも期待したいですね。


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posted by cardrivegogo at 12:37| Comment(0) | マツダの戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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