マツダの定番となったティザー演出(ちょい見せ)から始まり、さらにジュネーブモーターショーでの発表に合わせて、全貌が明らかにされましたが・・・。いまいち実車を見ないと分かりにくいなという印象ですね。マツダが用意した黒の背景の画像ではボディカラーの赤が妖艶に輝き、クラスに似合わぬ存在感を示していましたが、バックが白の画像になると印象が変わり、あれれ・・・これどっかで見た事あるなという感じです。
このクルマなんだっけ?そうだアルファロメオ・ミトだ! アルファロメオとマツダのパートナーシップはロードスターだけに留まらず、デミオにまで及ぶのか? もしかしたらアルファロメオ(フィアット)側に「小型車も検討中」みたいなことを仄めかされ、マツダが先方に呈示した「アンサー」がこの「跳(はずみ)」なのか? なんて憶測が次々と頭をよぎるくらいに分かりやすいデザインになってますね。
そういえば、ニューモデルマガジンXの名物茶番コーナー「喜怒哀楽」で西川淳さんが言ってましたね・・・。「これ(アクセラ)なかなかいいじゃん。これもアルファロメオに売ってもらえばいいのに。」なかなか珍しい気の利いた発言でした。アクセラも新型になって先代のフランス車調から、今回はどこかアルファロメオの印象を持つイタリア車調デザインへと変わりましたね。
アテンザを見たとき「鼓動」デザインはドイツ車調だと感じましたが、アクセラへ移植されると、こんなカッコイイCセグハッチバックはドイツ車調なんかでは決してないですね。「鼓動」デミオまで出てみるとこれは完全に・・・「ジュリエッタ」「ミト」のマツダ・ヴァージョンを作ったんだと気がつきます。このブログでも以前に書いていたのですが、2000年代に新生マツダが欧州でスマッシュヒットを飛ばし、「欧州COTY」でアテンザ、アクセラ、デミオがいずれも「2位」を獲得するなど高く評価された背景には、親会社フォードの威光と、マツダ車のお手本となったアルファロメオの好調があったと思うんです。
初代・2代目のアテンザの基本コンセプトはアルファの「156」「159」に大きな影響を受けていて、前輪ダブルウィッシュボーンでFF車のハンドリングをBMWに匹敵するレベルに引き上げるというアイディアも「156」から頂いているようです。フォードグループの兄弟車「フォードモンデオ」「ボルボS60」「ジャガーXタイプ」がどれもストラットなのに、アテンザだけがこのサスにこだわった理由は「アルファロメオ」だと思われます。
その後、高コスト体質が祟り「159」を短命でアルファロメオが廃止すると、マツダはお手本を失って路頭に迷います。そして3代目アテンザが目指した方向性がフォードマスタングのようなマッチョな北米向け3BOXというわけです。ただしアルファロメオはCセグとBセグは今も継続しています。かつてのアルファ「147」と「ジュリエッタ」はスポーツハッチバックとしての純度がだいぶ違うわけですが、マツダもそれに倣ってスポーツよりもファッショナブルな小型車をアクセラやデミオで意図してきたのでしょうか。
そしてマツダのアルファロメオに対する真剣さが最も現れているのが、このデミオコンセプト「跳(はずみ)」の内装でしょうか。特にインパネデザインのメーター類の造形はアルファロメオ好きの人々を魅了するような工夫が見られます。スポーツ調でカラフルなシートもアルファロメオのイメージを彷彿とさせます。マツダとしては欧州の人々に新たなブランドイメージを見せつける意図があるのだと思いますが、これはなかなか上手くいくのではないでしょうか?
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新型デミオ、中々良いみたいですね〜。
なんとなく「ちびっ子ギャング」って感じですが、
あれでMTの200psとか出してくれると面白そうです。
ただ、色んなとこがいい意味でも悪い意味でも
わかりやすい、ですよね。
このセグメントでセンター2本出しとか
もちろんコンセプトだからいいんですけど、
そういうコンセプトを持たせたい車なんだというのが
伝わってきてしまって、
私はちょっと気持ち悪さを感じましたが。
アルファとの共通項の考察、興味深いです。
アクセラのリアなんてまんまジュリエッタですし(笑)
ライトもナンプレのところのバンパー、
口角下がりのデザインとか。
デミオもそんな感じのデザインですね。
そもそも赤といえばステレオタイプですが
やっぱりイタ車を想像してしまいます。
そういえばアクセラも街でかなり見るようになって来ましたが、
画像で見るのとは大違いですね。
デザインはいいんですが、フロントのナンバープレートが
どうしても「チョビ髭」に見えて仕方ありません・・・。
嫁さんも同意見で、この事実に気づいて以来、
子供も対向車でアクセラ来ると、「あ、ヒゲ!」と叫びます。
アテンザではちゃんとグリル下に収めてたのにな・・・。
先日友人がQ50、契約しました!
ゴールデンウィークには間に合うらしく、
早速車入れ替えつつのツーリング予定、立ててます。
コメントありがとうございます!
デミオは予想外に「ムーミン」みたいな表情になりましたね。
「ムーミン」といえばミトかなと・・・。
外装よりも内装に惹かれました。あくまでコンセプトですが。
アクセラのナンバーの件は私もちょっと気になってました。
遠距離だとアテンザかアクセラか見分けがつかなくてもナンバーで解るようになってますね。
マツダのささやかなアテンザユーザーへのサービス心じゃ・・・。
アクセラXDの価格設定といいなかなか芸が細かいです。
なんと言っても今回はプラットフォーム共通ですからアクセラの方がかっこよかったら、アテンザユーザーは涙目ですね。
CX5から4車続けての「赤」はさすがに無神経な気がします。
スバルは「青組」でマツダは「赤組」ですかね。
実際の正解は「黒」な気が・・・。
スカイラインが結構叩かれてますけど、性能考えたら絶対に買いですよね。またレビューを頂けたらうれしいです。
ムーミン!確かにずんぐりむっくりしてますね^^
あのセグメントなら今はクリオですかね〜。
デザインでは一歩先んじてると思います。
アクセラXDですか…。
アテンザよりちょっと価格アップしてるんでしたっけ?
アテンザが安すぎたのかな?
スカイライン、叩かれてる意味が全くわからないですね。
内見でちょっと乗っただけですが、
いい車は乗り出して数メートルでわかる、なんて
もっともらしい事言うライターいましたけど、
まさにそんな感じでしたけどね〜。
強いてマイナス挙げるとしたら居住空間が狭いのと
(CTSとディメンション変わらないのに! やっぱハイブリットだししょうがないけど)
ステアバイワイアのちょっとした違和感くらいですよ。
アメリカでは早速初期不良がリコールかかってましたね(笑)
GSのLDHも違和感あったけど、そのあたりの感覚って
どうしても感覚でしかないから言葉にできないからもどかしいですね。
沢村さんならどう表現できますかね^^
もう絶版だとおもいますけど、
「レクサス/セルシオへの道程―最高を求めたクルマ人たち」
って本、テンション上がりますし、何より勉強になりますよ。
なぜレクサスでなければならなかったのか、
レクサスとは一体何者で、誰がどういう熱意で作り上げたのか。
1989年ですから、我々が僅か10歳の時に世界の車市場で
何が起きていたのか。
例の熱いスバリスト(笑)が嫌悪するマーケティング先行で
語られることの多いレクサスではありますが、
これを読むとちょっとレクサス贔屓になること請け合いです(笑)
だからこそ私は今のレクサスに厳しい目を向けてるんですけどね。
決して嫌いじゃないし、寧ろ好き過ぎて粗が見えちゃうのかな…。
いろいろブログを読んでくださってありがとうございます!
ちょっと変わったことを書いてみたら、
ことごとくコメントで拾って頂いて本当に嬉しかったです!
それにしても沢村さんって低価格車ばかりを取り上げますよね。
クラウン以外の国産フラッグシップについて書いたのは第6集までで1度もなかったです・・・。
2トン級のセダンになると専門家もお手上げなんですかね。
ISは小さくみえますが、スカイラインの実車はワイドローでだいぶポジションが違うかなと思ってましたが、車内は同じくらいなんですね。最近のクルマは内装が肝だとかで、内張りが豪華で分厚く見えて狭く感じるみたいですね。yatsumeさんの場合は特にUS規格ですから余計に狭く感じるのかな・・・。
教えて頂いた本をさっそく注文しました。
届くのを楽しみにしてます。
クルマの良質な評論に飢えているので、
また何か良いものがあったら教えてください。