2014年03月03日

MSアテンザはディーゼルで450ps級になる?

  アメリカで海外の自動車メーカーが成功するのは、想像以上に難しいようです。アメリカは自動車大国だからいくらでも自動車の需要がありそうですが、すでにスズキやPSAなどグローバルでトップ10に入るメーカーですら退場を決断しています。

  アメリカ連邦政府は自動車メーカーに対して容赦がないです。議会は突如として厳格な規制を盛り込んだ法律をつくり、無理難題を次々に押し付けてきます。経団連の言いなりでしかない日本政府とは大違いで、メーカーの都合などお構いなしです。その上、消費者からの締め付けもきつく、生産中止が発表されたホンダのインサイトは燃費表示に偽りがあるとした民事訴訟が行われ、ホンダに厳しい判決が出た事もありました。

  近年では一定規模の事業者にはEVモデルの発売を義務づけられているので、マツダも量産するつもりがあまりないロータリー搭載のデミオEVを作りました。他の大規模メーカーも一同にコンパクトカーによるEVをラインナップする義務があるので、次々とEVの市販が行われていて、各社趣向を凝らした魅力あるEVを発売しています。

  他にも排ガス規制、衝突安全基準も年々厳しくなっていて、マツダの新しいシャシー&ボディはとりあえず20年後でもアメリカの法律をくぐり抜けられるレベルで設計されているのだとか。日産、ホンダ、スバルも同様の新シャシーを次々に作っています。EVの普及や安全性、環境性能について自動車メーカーを正しい道へ導いているアメリカの自動車行政はすばらしい事です。

  アメリカの基準に適応して初めてスタートラインで、アメリカのユーザーに向けてブランディングはここからさらに苦労があります。1つの方法は生産拠点を米国に移すなどして地域経済に溶け込む努力ですね。アメリカの利益になる会社になることが手っ取り早いです。日本メーカーは昔からこの戦略が主流で、最近ではメキシコ生産に固執していたVWがとうとうアメリカ・テネシー州に生産ラインを開設しました。

  マツダはフォードとの提携の歴史からアテンザのOEM生産を続けていて、現地経済とのつながりも確保していますが、さらなる米国市場へのブランド浸透を目指して、アメリカで盛んなモータースポーツを通じて魅力あるスポーツカーを作りシェア拡大を目論んでいます。その戦略の中心に据えられているのがロータリーではなくて、アテンザディーゼルをベースとしたスポーツカーで、デイトナ24時間耐久などにアテンザ発売直後から挑んでいます。

  モータースポーツ誌によると、2013年1月のチャレンジは短い準備期間が祟り不完全燃焼。そして2014年1月は早くも前年の380ps級から、450ps級へのパワーアップが急がれ、開発を担当するマツダUSAには市販化に向けたタイトなスケジュールでのエンジン開発が課せられているようです。レース仕様の2.2L直4ディーゼルターボ(450ps)をそのまま市販モデルに使うとは思えないが、すでにBMWアルピナが発売しているD3のような高性能ディーゼルGTを目指した「マツダスピードアテンザ」が登場する日もそう遠くはなさそうです。
  




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ラベル:MSアテンザ
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posted by cardrivegogo at 10:17| Comment(4) | アテンザ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
CARDRIVEGOGOさん、こんばんは。当ブログとは内容が当てはまらない内容をお許しください。
私の妻のクルマが、そろそろ 寿命を迎えようとしています。
そこで、CARDRIVEGOGOさんに、妻のクルマ選びにご意見を賜りたいと思います。
当方、妻の給料から、クルマのローンが毎月二万円までで、
中古車となりますが、
安全面からコンパクトカー以上で
十年使えて
ローン手数料込みで160万円で
教えてください。
ちなみに、妻は、自動車税の安さからスズキのワゴンRを主張していますが、
私は、あなたのブログを好きになるくらいの人間ですから、それでは物足りず、
安全面から考えて、
それ以上のクルマを考えているのです。
もちろん乗りつぶしです。
私は、マツダベリーサを考えています。
新車はムリです。
どうか軽いお考えでお願いします。
Posted by まか at 2014年03月06日 19:55
まかさんこんにちは
興味深いご質問ありがとうございます。

Bセグで安全で運転が楽しいクルマを選ぶなら、定番ですがこのクラスの「専門家」スズキのスイフトかスプラッシュが妥当な気がします。
どちらも欧州NCAPを楽々通過してますから安全面もお墨付きです。
スイフト1.2XSというグレードは後輪もディスクなので制動力抜群でオススメです。

さらに安全面で上を行くと言われているのが三菱コルトです。絶版車ですが2011年モデルまであるので末期モデルなら10年は余裕でいけるはずです。これも「ラリーアート」というターボ&後輪ディスクのやんちゃなヤツが100万円台前半ですが結構タマ数も多そうです。
コルトのベースの後輪ドラムのモデルでも某雑誌のテストで欧州のポロとか207に制動で圧勝してました。日本が誇る名コンパクトカーだと思います。

もちろんベリーサもとても良いと思います。コンパクトの最大の弱点である内装に手が加わっているのはこのクルマだけですよね。
スバル・トレジアはトヨタ車なのでパスですよね。日産もこのクラスは酷いですし、あとはホンダのフィットくらいですが、中古車がやや高過ぎる気がします。

いろいろ考えてとても面白かったです。少しでもご参考になれば幸いですが・・・。

Posted by CARDRIVEGOGO at 2014年03月06日 22:24
CARDRIVEGOGOさん、こんばんは。
わあ〜さっそくのお返事ありがとうございます。
相手の情報が少ない中、真摯にお答えくだすって、感激です。我が家のようなレクサスや輸入車に縁がない貧乏家庭の者にもね…ありがたいです。
貧乏はともかく流してもらいまして。
私はスズキスイフトは、我が人生で二台目の新車購入でした。
トヨタヴィッツ、ホンダフィットと試乗して、あまりの乗り味の違いに驚き、喜んで購入しました。
ですから、スイフトは良き思い出があります。
ではなぜ手放したかというと、ガソリン高騰と子育てとローン支払いが重なってしまったからです。
それと三菱コルトラリーアートですか。やはり私が思ってもみないところをご存知で、さすがです。
私はマツダファンですので、すみませんがベリーサ中心になってしまいます。こちらは青森県でして、雪は10センチ積もるとこです。妻の安全のためにフルタイム4WDを選びたいのですが、プリウスやアクアがこちらでもたくさん走っておりますので、e4WDでも大丈夫だろうと、妻に言っております。
私が興味深いのは、CARDRIVEGOGOさんのパートナーに、乗ってもらいたいクルマは何なのだろうということです。
お暇なときに、お答えくださればありがたいです。
あなたの記事は、最新のものを読ませてもらっておりますし、過去のものは会社のパソコンで少しずつ読ませてもらってます。私には縁のない輸入車とかでも読んでいますよ。しかし…ジャガーにはうっとりとため息をつきながら見入っています。
夢を見させてもらっています。
Posted by まか at 2014年03月07日 00:31
まかさんこんにちは

私もまかさんと同じで彼女には安全第一のクルマに乗って欲しいです。彼女も私の影響でクルマが好きなのですが、スポーツカーに乗りたいみたいです。特にフェアレディZを見かけると異様に反応します。

彼女に乗ってもらいたいクルマは、冗談抜きでカローラアクシオです。今年大学を卒業するくらい若いので、あまり変に高級感あるクルマに乗ると下品に見えてしまいます。新型アクセラなんかも女性ドライバーがドヤ顔で乗ってるのをよく見かけるようになりましたが、「わたしセンスいいでしょ!」みたいな空気はあまり感心しないです。輸入車なんて論外ですね。言葉悪いですけど見た目に自信がない女性の為のクルマというイメージしかないです。

私が言うのもなんですが、彼女はとても利発そうで華やかな見た目なので、クルマはあえて地味にした方が似合うかなと思ってます。アクシオって小綺麗にして乗っていればとても上品に見えるんですよね。トヨタだけが持つ極めて独特な美点だと思います。

ヘンなのろけが入ってすみません。アテンザ2万4千km走行中の2万kmくらいドライブに付き合ってくれた相性抜群の彼女なんですよ・・・。

Posted by CARDRIVEGOGO at 2014年03月07日 03:30
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