2013年版は現行アテンザの発売直後に出版されるも、話題の新型アテンザを無理矢理ねじ込んでいました。どうやら走りに関しては十分な乗り込みができておらず、全く書く立場になかったようで誌面を埋めるために島下さんが出した結論は「日本では大き過ぎる」というものでした。1年に1回の出版といっても日本で発売されている主要モデル全てに対して感想を述べ、得点を付けるのはなかなか大変だと思います。そして他のクルマに関しては原稿を終えた最後におそらくアテンザの原稿を付け足したのだと思いますが、島下さんが絶賛しているレクサスGSの記事との整合性までは気が回らなかったようです。
以前にも述べましたが、レクサスGSとほぼ同サイズになったアテンザには「大き過ぎる」とケチを付け、GSには「ベストサイズ」と絶賛するとんでもない二枚舌が炸裂に読んでいて思わず苦笑いするしかなかったです。そして今年はというと、島下さんは昨年、不当に名誉を傷つけてしまったマツダ車に対してだいぶ遠慮したようで、とても甘い採点になってました。
島下さんのジャッジによるとロードスター、アクセラ、アテンザ、CX-5の4車種の平均点が10点満点で9点!これは驚異的な成績です。まるでマツダ祭りだ・・・。この人はレクサスに対しても高い評価をされるので、CT、IS、GS、LSの主要ラインに関してはマツダと同等の評価をしています。しかしCTと新型アクセラを乗り比べたとき、CTに勝ち目はないのかなという気がします。
アクセラに関しては得点こそ高いものの、感想はむしろ表面から湧き出る欠点をボロボロを剥がすようにシビアなものになっていました。ここまでボロクソに言っておいて9点はどう解釈すれば良いのか? 結構酷く言われています。あれ読んでアクセラを買いたくなる人はほとんどいないってくらいのレベルですよ。詳細は伏せますが、ここまでほじくるならば他のクルマももっと徹底的に粗捜しするべきでは・・・。アクセラにたくさん乗ったんだなということが分かりますけど。
去年はあまり乗らないままに感想を書いたアテンザも、今回はばっちりと乗り込みがされていて、他のクルマとは数段違う熱の入った解説でしたが・・・。改めて初代アテンザから乗り比べたらいいんじゃないかと思われる節も。マツダのポジションがこの1年で急浮上して、基本的にボンボンばかりの自動車評論家にとっては、スズキと同等のメーカーが突如として、BMWくらいの大注目ブランドに代わってしまって、付いていくのが精一杯というところでしょうか。
一番の困った記述が徳大寺さん担当の「私のゴルフ評」だ。ゴルフ7の良さは分かるが、歴代ゴルフが常にクラスの最高の水準を維持し続けたという記述にはびっくり仰天です。大評論家の記事にイチャモンを付けるのは気が引けますが、3代目、4代目のゴルフはまったく良いところがなく、ホンダシビックやトヨタカローラの先進性の前に完敗し、これらをパクって完成した5代目ゴルフが、今のゴルフの評価の基礎になりました。なかなかメチャクチャやってくれますね・・・。
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