まずは懸案のサイズ問題で4700mm×1800mmに近似したクルマで探すと、意外なことにたくさんクルマが出てきます。というよりCセグハッチバックと並ぶほどの大流行スタイルといっていいくらいです。これだけ車種が豊富ならば、選択もかなり散けるので長く乗っても飽きがこなくて、ずっと楽しく乗れるという「究極のコスパ」が実現しやすいかもしれません。新型スカイラインなど国内目標月販がわずか100台と価格の割には少ないですね。
とりあえずアテンザと同じFFで選ぶと、メルセデスCLAとボルボS60が該当します。どちらもアテンザにどことなく似ていて良さそうなのでこれでOKですね・・・終了!でもいいかな。気になる点はあると言えばありますが、カッコ良くてちゃんと走ればとりあえずいいというなら文句はないです。とりあえずFFというだけで許せてしまいます。
CLAとS60どちらが良いかとなると・・・やっぱりどっちもダメですね。買う理由が「ない」っていうのはこのクラスでは致命的ですね・・・。メルセデスだからボルボだからという理由はこのクラスではむしろ逆効果です。特に上級モデルがたくさん走っているメルセデスは特にいろいろと考えると気が重いです。この前までFR車を作っていたブランドなので、FF車のハンドリングはやはりそれなりの熟成が必要だと思います。もちろんメルセデスは三菱を、ボルボはフォード(マツダ)を下地にしているのでハナからダメと言うつもりはないですけど・・・。
個人的にはこのFFの2台にはさらに熟成を重ねて日本車をアッと言わせるくらいの進化を期待したいと思っています。ホンダ、マツダ、三菱といった日本メーカーはこれまでFF車の高性能化において、世界中で存在感を示してきました。初代と2代目のアテンザはその歴史の1ページとして、「欧州市場の中型車」という日本車にとって非常に高いハードルを超えた金字塔であり、そのフォロワーとしてメルセデスCLAとボルボS60がFF車として新たに誕生したわけです。
もちろんアコード(欧州版)やアテンザだけでなく、プジョー407やアルファ159といった欧州のFFの名車も有形無形の貢献はあったでしょうが、ハイスペックに成り過ぎたペイしなくなった既存モデルは消え、プレミアムブランドでそのコンセプトが保たれるのは、なんだか皮肉ではあります・・・。ホンダもアルファロメオも再びこの「FFスポーツDセグ」に舞い戻ってくることを期待したいです。
FR車もたくさん用意されていて、ジャガーからも近々Dセグが登場するそうですが、どうも見ていて新陳代謝が遅い印象があります。新型スカイラインは世界観が変わってしまうほどのこだわりを見せているようですが、見た目などはまだまだ保守的で、日産がどれくらい本気で作っているのか?という点でイマイチ気持が見えないなと感じました。FFのティアナに至ってはもっと悲惨なことになっていましたが、スカイラインとティアナをブランドヒエラルキーに照らして作り分けてる段階で、マツダのデザインには到底勝てないと思います。日産のクルマ作りの古臭い体質には嫌悪感を感じますね・・・。他にもいろいろありましたがそれはまた別の機会で。
関連記事:高性能FF車の開発競争の火は消えてしまうのか?
【関連する記事】
- レギュラー仕様のガソリンターボ。
- BMW3シリーズ登場!!
- GHアテンザの『イディア』を継承するモデルがついに登場!?
- GHアテンザの良さを改めて実感できる瞬間とは?
- GHアテンザはSUVよりも走れる!? だけど・・・
- GH(後期)アテンザの質感を求めて・・・
- アテンザで海に行ったらさ・・・
- GHアテンザ・セダンに2年乗っての感想
- 欧州でしか評価されずに終わったZoom Zoom
- アテンザ買ったら絶対に温泉に行くべきだ!
- アテンザと丸の内イルミネーション
- 新型アテンザの隣りにわざわざ2代目アテンザを停めてみた・・・。
- アテンザでちょっとリッチな温泉旅館に行ってみたが・・・
- 2代目アテンザ「10年に1台の究極デザイン」 (歴代アテンザのサクセスストーリー..
- アテンザは「マルチ・ユーティリティ・ビークル」としての完成度をどこまで突き詰めら..
- アテンザとBMW3 「彼と彼女のクルマ選び」その3
- アテンザとBMW3 「彼と彼女のデートカー選び」 その2
- アテンザとBMW3シリーズ 「彼と彼女のデートカー選び」
- 2代目アテンザと世界の名車をガチで比べちゃいました・・・
- 新型アテンザもいいけどデザインならやっぱり2代目アテンザだと思うのですが・・・
GHアテンザ、本当に良い車ですよねえ。
昨年、前の車が購入後10年を超えたため
GHかGJのどちらかを購入するかで迷った
のですが…私はGHにしました!
スタイル、足回りも好きですが何よりも
わずか170馬力とは思えないくらい
太いトルクがお気に入りです(笑)。
GHアテンザの代役を果たすような車、
なかなか思いつかないですね。
いや、むしろ出来が良すぎてGHの代わりに
なる車など存在しないのかも知れないですね。
昔は、センティア、アンフィニMS−8、
ユーノス800、ミレーニア、ユーノスコスモ等
魅力的なセダンが沢山あったのに
最近は寂しいです(泣)。
個人的にはユーノス500の復活を望みます。
GHアテンザの後期型はどう考えてもお買い得ですよね。試乗で乗った2.5Lは出足良かったですが、その前にドア閉めた瞬間の遮音に感動して、エンジン掛ける前にこれ買おう!と思いました。
CクラスやレクサスISのサイズでマツダにもう一度勝負してもらいたいですよね。当方若輩ものなのでユーノスやアンフィニの頃は分からないですが、いまでもカペラやミレーニアのデザインは抜群にいいですね。