アクセラの魅力は今回のFMCで確実に上がったと思います。アテンザはともかく、アクセラは完全に先代よりもデザインが良くなりました。ハッチバックのデザインはメルセデスA・BMW1・アウディA3を向こうに回しても全く遜色ない!というより「完勝」といった出来です。そしてセダンも4580mmの全長ながら、まったく寸詰まり感もなく「奇跡的」なプロポーションを獲得しています。
個人的には、より車高が低くなっているセダンの方に魅力を感じるのですが、なんと「走り」のグレードの王道であるはずの「20S」が無いです! なんで? どういうマーケットリサーチの結果なのか? まったくわかりません。ハッチバックは2Lガソリンのグレードで20kgのダイエットに成功しているので、セダンも同様に軽量化すれば1200kg台の絶好の「峠セダン」になったはずなのですが・・・。
確かに1.5LモデルにMTを設定すれば十分なのかもしれません。1.5Lでは特に1240kgという軽さに惹かれます。ゴルフ7が軽量化を図ったと宣伝していますが、アクセラよりも一回り小振りなボディなのに、1300kgを超えてしまっているわけですから、どちらが楽しくて安全かは誰にでも解ると思います。
さらにアクセラには続きがあって、さらにスポーティなモデルが2年後には登場すると噂されていて、信憑性は低いですが200ps程度のメカチューンのNAスポーツエンジンを搭載したMSアクセラが出るようです。1200kg台で200psのNAとなると、もはやトヨタ86やBRZのようにワインディングを楽しく走れるスポーツカーですね・・・。従来のターボがゴルフGTIに対してあまりにも盲目的に追従したモデルになっていて存在感が無かったので、NAでのハイパフォーマンス化はとても良いことだと思います。
それでもとりあえずセダンにも155psの2Lモデルが欲しかったですね。最近では欧州の1.4Lターボのようなくだらないエンジンを、能無しな評論家が讃える傾向があるようですが、おそらく腹の中では「見下している」と思います。結局は「カローラよりはマシ」程度の評価に過ぎないので、絶対に彼らがゴルフ7を買ったりはしないはずです。まあ批判するほど悪いクルマではなさそうですけど。
結局、日本で10年付き合うクルマを選ぶなら2LのNAで十分に動力性能が発揮できる車重のクルマが正解だと思います。そしてマツダのような中型車メーカーにとって生命線と言えるのが「2LのNAエンジン」の仕上がりです。マツダは現実に最高のエンジンを作り出し、BMWを初めとしたドイツ勢を全て退けてきました。ゆえにマツダ車は最高のドライバーズカーとして孤高の地位に立っています。マツダ・フォードの2Lエンジンに対抗できないBMWやメルセデスはターボを持ち込んで「トルク勝負」へと矛先を変えようとしていますが、クルマの価値は悲しいことにどんどん落ちています。
マツダに唯一対抗しているのが、スバルのボクサータイプの2Lエンジンですが、高回転に難があるのでNAならマツダの敵ではありません。これほどのマツダの「宝」と言える2Lのエンジンをなぜアクセラのセダンに投入しないのか?いよいよ謎は深まるばかりです。まだ遅くないのでさっさと載せましょう!
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コメントの順番が、逆になりましたが(先に「衝突・安全ブレーキ」についてのコメントを投稿)、すでに述べたように、アテンザが「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
今日の「北國新聞」(平成25年11月14日・石川県の地方紙・・全国初のカラー印刷新聞)には、写真入りで、産経のインターネットニュースと同じ文面で、受賞についての記事が出ていました(下には、同じ分量の新型ハリアーの記事が、同じく写真入りで掲載)。
マツダの受賞は6年ぶりに続いて、2位は三菱の「アウトランダーPHEV」、輸入車部門はボルボ「V40」が選ばれたことも出ていました。しかし、我が家の網一つの購入誌の「朝日新聞」には、全く出ていませんでした(明日には、遅れて出るのかもしれませんが。昨年のCX−5の受賞の時には、共にカラー写真付きで同時に掲載されていたのですが・・COTTYの受賞)。
家から外に出て、イオン・ラウンジで「日経」を見ると、写真なしで「カーオブザイヤー マツダ・アテンザ 走りや燃費評価」と、小さな記事でわずか11行の本文(変則2段)で掲載されていました。すぐ隣に、新型ハリアーの記事が、三段に亘って、3倍ほどの分量で掲載されていました(ハリアーの記事は、スマホでの写真を撮らなかったのでウロ覚えですが)。昨年のCOTTYによるCX−5カーオブザイヤー受賞との違いを感じます。同じ、ディーゼルエンジンの評価も、CX−5の方が衝撃的だったからなのでしょうか。
それはともかく、本文に入ります。アクセラ・セダンに20Sのグレードがないのは、私の勝手な推察ですが、マツダのトヨタに対する自主規制が関係しているような気がします。
少し話が飛びますが、本来ならば、アクセラ・スポーツにこそ、ハイブリッドが必要(最適)だと思うのですが、アクアと真正面にバッテングするので、トヨタに遠慮して、それは避け、HVは、アクセラセダン(それも、概ねプリウス以上の燃費となる2.0スカイアクティブGエンジンとの組み合わせで)のみとする。やはり、トヨタのHV方式を採用しているので、ある程度の台数を稼いで、ペイせねばならず、よって、売れ筋の20Sを省いて、セダンの購入を2.0−HVセダンにさしあたりは集中させる、という戦略ではないのかと思います(前回のアクセラーのシャシーストレッチの件で証明されたように、私の予想は全くあてになりませんが)。
いずれにしても、トヨタとの紳士協定みたいなものかマツダの自主規制路線を思わざるを得ません。
その他に、考えられることは、すでにアメリカ(北米)で新型アクセラが発売されています。初めは信じられなかったのですが、あの、プジョーデザインのパクりのようなファニーマスクの前アクセラが、アメリカ(北米)で高く評価されているとのことですので、ひよっとしたら、新型アクセラの、海外での生産に傾注するために、当初は(しばらくは)日本での生産をウロ抜きにしているのかもしれません。
海外での販売状況と今後の日本での人気の具合(予約状況)や生産状況の推移等をみて(国外、国内の生産折り合いを探りながら)、少しずつフル稼働させていくという計画なのかもしれません。何しろアクセラは、日本より圧倒的に海外での販売台数が高いようなのですから。
個人的には、ピーク時には月産3万台以上売れた、あの赤の初代FFファミリアの再来を今度の新型アテンザで期待してはいるのですが。初代FFファミリア(通算5代目)では、ボンネットはワイパーの方から開けていたのですが、これでは、横からエンジンなどを点検せねばならず、何万台というクルマを定期点検するのに時間がかかるなど効率が悪いので、以後2代目FFファミリア(通算6代目)からは、トヨタ等と同じ、ライトの上からボンネットが開くようになり(マツダディラーでの話による)、マツダの個性は薄れていきました(歴代のマツダファンから言わせてもらえば、以後、多くのトヨタ方式を取り入れ、個性が次第に薄くなっていきました。個々の点を述べるとしつこくなるのでやめますが)。
最近では、カーナビでのトヨタGブックの採用、そして、トヨタ式HV方式の採用、来年から稼働するメキシコ工場でのヴィッツの委託生産(実はデミオ)など、次第にトヨタファミリーに近づきつつあります。
マツダデミオはメキシコから海外に輸出するようですが。ちなみに、今度のデミオは、2代目デミオのように、実用性を重視したハイトワゴンのような形になるようですが(各種の雑誌のスクープによる)。発売が噂されているCX−3のデザインとのデミオのデザインとの違いが、イマイチ私の頭の中では明確に線引きされていませんが。
話が、アクセラから次第にずれていっていますが、本当は、これらを簡単に片付けて、先週の日曜日、地域の研修で訪れた「松井秀喜ベースボール・ミュージアム」と11月9日から始まった輪島市「白米千枚田」(しらよねせんまいだ)−−いずれも石川県−−のライトアップ(来年3月26日まで実施)について書きたかったのですが、この次にします。
以上で今回のコメントを終わります。
京都の娘の所から帰ってきた妻が持ってきた今日(11月14日)の「日経」を、今見ると、前述の
「カーオブザイヤー マツダ・アテンザ 走りや燃費評価」の記事がなく、「新型ハリアー トヨタ来月発売 HV発売は来月」と、見やすく二段で、しかも白黒のハリアーの写真付きが掲載されていました(京都版は「14版」と出ていました)。
新聞というのは、何版目の印刷か、また石川版か京都版かで、かなり違う(或いは微妙に)のですね(以前から、それなりにわかってはいたのですが)。こうなると、「朝日」に、アテンザ受賞の記事が掲載されていないのは、こうした版や地方版というせいなのか面しれませんね。この疑問は、すべては、明日の「朝日」を見れば解決するのかもしれませんが。
「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」って、あまり権威がないのかな、と思わず想ってしまい、追記の文を書いてしまいました。あまり内容のない文ですが、これが他メーカーのクルマだったらとも考えてしまったりしてしまいます(新聞を介してのコメントも、時には共通性を保有できないということが、良くわかりました)。
RJCの記事は残念ながら日経(東京多摩版)にも掲載が無かったですね。ハリアーとBMW i3の発売についての記事はでてましたので興味深かったです。
RJCは自動車評論家の権威保持のためにやっている賞みたいですね。去年も素直に86/BRZを選んでおけば良いのに、ノートが受賞になり「なんじゃこりゃ」といった感じでした。
アクセラセダン2Lガソリンを発売してくれれば、軽量化された新生BMWに先制パンチを浴びせることもできたはずなんですが、とても残念ですね・・・。
2月に加賀温泉に行くという計画がありまして、能登半島の千枚田ライトアップがあるなら、これは行くことに決まりそうです。夏に行った舘山寺温泉の宿と同系列グループの温泉宿があって、客室のデザインがとても魅力的でそこに1泊する予定です。ライトアップの時間と東京までの距離を考えると別の宿にもう1泊する必要があるかなと考えています。